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いよいよ、ひとしほさんのWEBの開設です。我々職人達がひとしほさんのもとで創作した着物達がみなさんに提供できるサイトが出来る事は、嬉しいことです。職人が直接お客様とお話しして着物や帯、などを創作させて頂くのは、以前からの希望でしたし、我々が納得いく価格で販売して頂けるのもそうですし、昨日のブログにも書きましたが新しい試みでみなさんに喜んで頂ければと思います。くわしくは、のちほどお知らせいたします。写真は帯です笹柄にかすみぼかし。 人気blogランキングへ
2005.07.31
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今日はお世話になっている得意先の社長と佐賀県で呉服店をされている若い20代のいずれそのお店を継がれる息子さんが工房見学に来られました。京都に着物の創作現場見学に来られているとの事です。直接職人の話しを聞いて見て勉強されています。もちろんこのブログも紹介させて頂きましたよ。こうゆう若い方がこれからの呉服業界を担っていかれるのですから嬉しくおもいましたよ、いかにお客様に良い物を適正価格で提供できるかなど、話されてました。オリジナルやお誂えの着物帯など、提供したいとも話されてました。どんどんやって頂きたいです、今までの流通では、なかなか新しい事は出来にくいでしょうが頑張ってほしいです。消費者、呉服店、職人が喜んでいける業界になるよう願ってます。今日は良い日でした、こういう若い人にお会いできて嬉しいです。 人気blogランキングへ
2005.07.30
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今日も新作見本の染めです。ありがたいことですが、どの得意先も一緒になるのであれもこれもと、染めの工程がいろいろと変わりますので段取りに気を使います。一人ですのでしかたないですが、ひとしほさんには色々と助けて頂いてます。写真は今日に染めた訪問着です、もうすでに納品しました。後は先方で蒸し整理までされます。ばたばたやってますー(汗) 人気blogランキングへ
2005.07.29
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今日は工房に泊り込みで仕事でした。秋の新作の染めが、なかなかはかどりませんーしかし納期に間に合わさなくては迷惑をかけるので。朝晩は比較的涼しいので、仕事はしやすいですが昼には少しでも昼寝をして染め上げていきます、頑張らねば!写真は訪問着で地色はモヤぼかしで裾は薄いグレーでぼかしました。 人気blogランキングへ
2005.07.28
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衿についた汚れを取ろうとしたところ、白けてしまいました。色が落ちたのではないでしょうか。と言う、苦情がよくあるようです。白けの原因は、発生したスレ部分の光の乱反射、及び細繊化された繊維の光の透過によって白く見えるとかんがえられます。夏物の着尺や喪服で、帯が当たる部分やシミ落としをした箇所が白くなり、スレが発生しています。スレ故障は生地表面が湿潤状態で摩擦されると発生するもので、電子顕微鏡では、その表面が刃の欠けたカンナで木材を削った時のような形状をしています。はく離した細かい繊維が毛羽状となって光の乱反射、透過を起こし、白けて見えることになります。着用中のスレとしては、帯下や脇にしわの形状に沿って白けて見えるものがありますので、スレを知らない消費者は色落ちしたと思ってしまいます。このような場合、紫外線下でスレ部分の胴裏を観察すると、汗と思われる輪じみが認められることがよくあります。スレ防止は取り扱いの注意しかありません。シミ落としの時には絶対にこすらないでください。たたくようにしてください。写真は辻が花柄の袋帯です昨日染めました 人気blogランキングへ
2005.07.27
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着物をいつまでも美しく保つ秘訣は、正しい着こなしと保管を含めた扱い上手にあります。雨の日の外出から帰った後は衣紋掛けに掛けて、乾いた布で湿りを取り、乾燥してから裾の泥はねをブラシで除いておきます。脱いでそのままたたんでしまうようなことはいけません。しまう前には、表裏をよく観察し、異常の有無を確かめます。異常がなければ空気の乾燥した日にタンスなどにしまいます。着物は、一枚毎にたとう紙や専用の木綿布で覆ってからタンスなどに保管収納します。クリーニングから帰ってきた着物は、ポリ袋などに密封されてますが、このまま保管すると、湿気やアイロンのぬくもりを密封することになり、着物や衣類のために良くありません。クリーニング店のポリ袋は保存袋とは考えないようにしてください。着物によっては、刺繍や金彩加工に銀(箔、スリット糸など)材料で加工したものや真ちゅう粉で加工したものがあります。銀や真ちゅうは硫黄と反応して黒変しますが、生活環境の中には多くの硫黄を含んだ物質があり注意が必要です。特に輪ゴムなどのゴム製品のほか、大気汚染ガスは硫黄が含まれていますので、気をつける必要があります。また、ウールのショール、着物なども、銀、真ちゅうを黒変させる危険性がありますので、それらを用いた着物類とは分離して収納する必要があります。衣類を保管するときに使用する防虫剤は、4種類のものが市販されています。防虫剤は2種混用すると、液化してしみを生じることがありますので、混用をさけてください。タンスなどを置く場所は、乾燥した部屋を選んでください。また、気温の一定するような部屋が望ましく、冷暖房を繰り返す居間などは湿度が変化するので好ましくありません。コンクリート造りの建物の場合は、壁に結露するなど湿気を生じやすいので部屋全体の風通しを良くして乾燥させるよう心掛けてください。また、建物内にガレージがある場所や燃焼暖房をするような環境では着物を保管しないようにしてください。絹はガス吸着によって変色することがあります。毎日着る着物でカビが生えることはまずありませんが、タンスの中の着物も空気の乾いた日には、取り出して風に当ててやりましょう。湿気の少ない状態では、カビ発生や変色などの故障は起こらないものです。土用干しで良く晴れた乾燥した日を選び風通しの良い場所で4~5時間陰干しして、タンスを開けて空気を入れ替えるだけでも効果はありますよ。 人気blogランキングへ
2005.07.26
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今日は着物の保管についてお話しします。着物を着ようとタンスから出したところ、ぼやけたように変色している。という事が、まれにあります。そのほとんどは、タンスに入れてから相当長い時間を経過しているもので、原因は保管中のガスの影響によるものと考えられます。着物を広げて変色部分をみると写真の図のような形状をしており、生地の裏側にも同じように変色が認められます。図のような部分に変色が見られるのは、ガスによる変色の特徴で、多くの場合、保管中のたたみ目の外側(隙間があってガスの出入りがしやすいところ)が変色しています。原因としては、タンスの中に蓄積された酸化窒素ガスや亜硫酸ガスが生地に吸着され、染料色素を分解するためと考えられます。防止対策としてガスの出入りを抑えた包装材料(ガスバリアー性フィルム)で保管する方法もありますが、簡易的には虫干しをこまめに行い、タンスの中の空気を入れ替えしていく方法がベターです。ガスによる変色事故は、家屋の密閉構造など住宅事情が変化した比較的最近に多く、特に北陸や東北地方などの寒冷地に多く発生しています。したがって、着物を保管している部屋での石油ストーブやガスヒーターの使用は避ける方が賢明です。変色については様々な原因があります、今回はガスによる変色を紹介しました。 人気blogランキングへ
2005.07.25
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毎日、暑い日が続いていますが皆さん、如何お過ごしでしょうか~なにかと、この時期は仕事が、はかどりません。日中の2時、3時頃は暑さで染め作業はしない様にしています。クーラーはかけられないので、染めの乾きムラになりますのでですから、朝早くと夜の染め作業になります。湿度が無さ過ぎても、乾きが早すぎてよくないので水をまいて作業をする時もあります。その日の天候に合わせて作業も変えていきます。職人の経験で判断するしかないですね。写真は日本画家の作品の下染めです訪問着になります。 人気blogランキングへ
2005.07.22
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今日も36度の気温で暑かったです。これからリバーシブルの袋帯を染めます。表裏の配色を変えて着物に合わせて、表裏好きな方を締めれると言う帯ですね。表地は銀糸の織りで裏地は木目の地紋の生地です。写真は色をお客様に選んで頂くための、マス見本です。これから染めるのは表地が赤・黒で裏地が茶・黄の組み合わせです。今染め上がりましたので、画像をアップしますね。夜になれば少しは涼しくなりましたが、火を使う仕事なので(汗)
2005.07.21
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約一月掛かりました、なかなか思う様に表現できなくて、四苦八苦して見本取りを何度もして、ようやく出来ました。金彩は、ひとしほさんにお願いしました。この後に刺繍で花柄とかが入ります。私の仕事はこれまでです。
2005.07.20
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今日も新作を染めました。今の時期は秋に向けて新作の創作です。頭の中があれもこれもと、イメージの引出しを開けるのに四苦八苦しています。もうすでに白生地は帯、訪問着、裏物、帯揚げと300反程きています。ありがたい事ですが、どれも大事な仕事ですので、手抜きの仕事は出来ないので、特に新作は時間が掛かってしまいます。一歩ずつやるしかないと、開き直ってます。(汗)写真は訪問着で円取りにモヤぼかしをしました。
2005.07.19
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祇園祭りの山鉾巡行も終わり、梅雨も明け夏本番です。暑い・・・・水分を補給しながら染めてます、シャツは3回は替えますね。昨日今日と羽裏を染めました、広巾ですので刷毛を大きく動かします。体力勝負です、これからビール飲むぞー!お疲れさんーかんぱーい・・!写真は今日染めた男物の羽裏です、女物より巾が2寸広い2尺2寸巾の生地にカスミぼかしです。
2005.07.18
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祇園祭りの歴史は、1100年以上もの間、連綿と続いてきたと思われがちだが、実態は、戦争や大火などによって中断されている。その度に復興をとげたのは、町衆と呼ばれる市民の意地と、神事に込めた健やかな生活への願いであろう。今なお山鉾が姿を見せるのは、祭りが町衆の生活に溶け込んできた証しでもある。しかし、最近では、鉾町の人口空洞化によって運営側の人手が不足し、祭りを生活の一部ととらえる住民が少なくなっていることなど、近代化による事情によっても祭りの継承が難しくなっている。また名物である粽(ちまき)の材料のワラも、農作業の機械化で入手が困難だという。懸装品の制作技術を請け負う職人や、粽の巻き手も減少し、技術の伝承も困難な局面を迎えている。との記事を見るにつけ、我々着物作りにおいても職人の減少や技術の伝承なども同じで、日本の良き伝統を維持・継承していかなくてはと考えさせられました。写真は月鉾の胴掛です。
2005.07.15
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いよいよ京都は祇園祭りで、呉服の問屋筋の室町通りも出店などが出始めて車も営業車がかろうじて通れる感じで、通行止めです。2時頃に自転車に乗って写真を撮ってきました。工房から自転車で10分程で行けますので。京都の蒸し暑さと共に祇園まつりもいよいよです。京都に来られる時は連絡頂ければ、ひとしほさんと共にお待ちしてますよ。
2005.07.14
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昨日染めた衣装です。蒸しにこれから出します。少し時間が空いたので、今日紹介しました。かなり大胆な柄でしょうー。舞台衣装で、引きずりですので裾まで写真に収まりませんでした。しかも役者様は男性ですので、長いです。京都は祇園祭りの鉾も立ち初めて、祭り気分も高まってきましたよー車の渋滞には、参りますが。
2005.07.12
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今日は舞台役者さんの衣装を染めました。夜桜にかがり火の柄ですので。地色をねず色でモヤぼかしをしました。衣装ですので、斬新な柄で迫力があります。染めていても面白いですね。写真は桜の花びらにモヤぼかしです。全体の柄は蒸し上がりで紹介しますね。
2005.07.11
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今日は雨の中工房に楽円さんが来られました。ブログでお話しさせて頂いているので、お逢いしても自然にお話しができ楽しい時間をもてました。ひとしほさんも工房に来られ物作りについて楽しく話しができました。樂円さんも以前呉服屋の店長までされてたので、よく流通販売の事もご存知で、我々職人の声をよく理解されて嬉しくかんじました。写真は今日、楽円さんの前で染めた羽裏です。今日は雨の中来て頂きありがとうございました。
2005.07.09
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今の時期は秋の新作の見本作りの仕事をします。新しい表現を出すのに、どの技法を使うかなど試行錯誤します。産みの苦しみと言う物ですね。今回の帯はなかなか先方の要求される表現が難しく試験染めを何度もしています。図案は出来ているので、まずは下書きで青花でアタリを書いていきます。染め出すと早いのですがそれまでの準備が大事ですね。それ以外の染めもありますから、段取りをうまく考えないと駄目です。写真は帯に青花で下書きです。青花は蒸しをすれば消えてくれます。
2005.07.08
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昨日の浴衣が湯通し水洗から上がってきました。写真を撮ったのですが、シワが多くうまく写りません。のしをすれば良いのですが、先方でされるので至急品なので。薄っすらと前の柄が出てるのですが、無地感覚の浴衣ですね。のしをすれば柄ももう少し見えてくるでしょう。お客様と直接話しをしていないのでわかりませんが、もう少し薄地にされたら柄も生きてくるのですが。先方が出された色見本通りに合わせましたので。ちょっと気になりますね、のしをして着姿で見るとまた違って見えると思いますが。
2005.07.07
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仕事で詰まった時など、私はギターを弾くんです。なので工房にギターが2台あります。今日は帯の見本に詰まってしまったので気分転換にギターです、音楽は良いですねー工房では常に音楽は鳴らしてますね。ジャズ、ブルース、ソウル、ワールドミュージックなど気分に応じて流してます。和の物を創作してるのに、洋楽です(笑)さてと・・・奄美大島に行くために頑張らねばーいいなーあまからさん、一人で奄美に行くんだもんなー!
2005.07.06
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今日は浴衣のリメイクで白地の浴衣を紺地に染めました。シミで黄ばんだ所も有りましたが、わからなくなりました。浴衣なのでお客様が早の着用に間にあう様、至急の仕事です。浴衣は綿なので絹を染めるのとは違う染料になります。反応染料を使います、染め終わり乾燥した後色を定着さすために、刷毛でアルカリ性の液を引いていきます。それから数時間ビニール袋に密封して。後水洗、湯通しをして染め上がります。手染めの浴衣を染めれる所も少ないので、特別に仕事をお受けする時がありますね。
2005.07.05
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先日に引き続き羽裏の染めをしています。着尺の倍の広巾ですので、ムラにならない様刷毛をすばやく大きく動かします。京都は雨が降り少しは涼しくなり、仕事は助かりますが乾きが心配です。雲取りぼかしです。これから山取りぼかしも染めます色違いで50枚程注文が来てるので、天気と相談しながら染めて行かねばー(汗)
2005.07.04
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なんとブログデビューから一月(早ー!)わずか一月ですが、沢山の方々とお話しできて勉強になります。そしてみなさんが着物を素敵に楽しんでおられているのを見るに付け我々職人も頑張らねばと励まされるおもいです。我々職人は創作はしても、なかなか着物を着て頂いてる方々とはお話しする機会もすくないので、みなさんのお声がとてもありがたいです。みなさんに喜んでもらえる着物を作れるよう努力いたします。写真は羽織裏です2尺巾の生地にかすみぼかしを染めました。
2005.07.02
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