マジン・ゴー！な日々

『ウルトラマンが泣いている』 をお読みになっただろうか？

これは円谷プロの社長も経験した方が、身内の恥を赤裸々に書いた

いわば暴露本であります。

1999年に藤岡弘、氏が初著書『仮面ライダー 本郷猛26年目の真実』を出した時、フジテレビめざましテレビの軽部アナに暴露本扱いで紹介されたが

この『ウルトラマンが泣いている』はもうそんなレベルではない。

円谷一族が権力闘争に明け暮れて、銀行が相手をしてくれなかった事やウルトラマン８０以降新作が作られなかった事などの内容がズバズバ書かれている。

今、円谷プロには円谷英二の一族は誰も残っていない理由もはっきりと書かれている。

これ以上、ないほどに赤裸々というやつです。

しかし、読んでいくうちに自分たちの失敗の数々を書く事で、ファンに対しての謝罪本であることに気がつくでしょう。

ウルトラマンという前代未聞のヒーローを生み出しておきながら、そこに乗っかってしまった未熟な経営者たちのあり方を描く事で

ファン不在の放漫経営を繰り返してきた円谷プロからの謝罪であったのです。

タイトルがウルトラマンが泣いているですが、どちらかというとウルトラマンは泣いていないのではないでしょう。

呆れていると言ったほうが正しいのではないでしょうか？

我々が楽しみにしていたウルトラマンの舞台裏、興味がある方は是非読んでみてください。

ウルトラマンが泣いているの感想でした。

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