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2016.07.14
カテゴリ： 宇宙
2016年の4月に発見された衛星で、“2016 H03”と名づけられました。
これが地球の第3衛星のナンバーです。
ただ、これは正式な衛星ではなく”準衛星” と呼ばれる太陽を周回する惑星の一種なんです。
地球の引力に捕らわれているので、何世紀先も同じ軌道で公転するとのことではありますが。
この第3衛星は、公転軌道が少し地球よりずれていて半年は地球の内側を移動して、それが過ぎると今度は地球の外側を公転しています。
↑これが公転軌道。地球より少し細長い軌道で太陽を回っています。だから地球の衛星に見えるんです。
公転日数は365日。
つまり、地球と同じ速度で地球のそばを回っています。
それだったら、月と同じ衛星じゃないのか？と思うでしょうけど・・・
月が38万キロの距離であるのに対し、 “2016 H03”は1400万キロの彼方。
月の38倍くらい離れてるってことです。
しかも、この第3衛星は直径が40～100「ｍ」です。
ｋｍではなくｍです。
メートルですにょ（笑）
こんなに小さい星屑では、見つからないのも無理はない（笑）
なんせ絶対等級で24等星ですよ。
見えるわきゃありませんがな（笑）
あ、第3衛星と言いますから第2もあるってことなんですよね？
この第2衛星は"2006 RH120" と言うんですけど・・・
2006年から2007年の半年間、地球の衛星だった、と言う星屑です。
こちらも直径が3ｍ～6ｍ程度の、本当に微小な星屑です。
半年間に月の10倍のところを3回地球を回って飛び去りました。
2028年にまた戻ってくるらしいので、また地球の衛星っぽくなるかもしれません。
こいつも正式には準惑星です。
ただ、地球の軌道付近にはこの程度の岩クズがたくさん飛んでおり・・・
50センチ以下のものもたくさんあるはずだとか？
もう小さすぎてわかりませんがな（笑）
このような星屑がたくさんあるので、正式な衛星となるのは月だけですが・・・
これからも、こういった一時的な臨時衛星が時折見つかるんでしょうね。
金星の準衛星も見つかっておりますから、実は水星にもあるんじゃないでしょうか？
だって、正体が同じ軌道を公転する星屑なんですから。
観測技術が向上すればもっと多くの準衛星が見つかるんでしょうね。
いやいや、宇宙は実に複雑です。
はい♡
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