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買厄懸場帖九頭竜
石ノ森章太郎
買厄人九頭竜
さいとうたかを。
「石森章太郎」と「さいとうたか」をは、もともと手塚治虫の紹介で知り合った同年代の漫画家。
石ノ森章太郎はSF漫画に、さいとうたかをは劇画作家として活躍。
2人は性格は反対でありながら、馬の合う友人でした。
しかし、さいとうたかをさんは石森章太郎さんに結構辛口な評価が多かったそうで。
以前から言ってるのですが、さいとうたかをさんは「石森は飽きっぽい」と言っています。
作品を描いていても、最初のうちは入れ込んで描いているが、途中から明らかに飽きてきているのが見える。
そういった点をズバズバと指摘してします。
しかし、彼の作品そのものを否定するのではなく、彼は素晴らしい作品を描いていると言うことをさいとうたかを先生も認めています。
彼のアイディアの素晴らしいと言う事は認めており、何度もいろんな作品を「これを俺に描かせろ。お前がもう描いていないんだからいいんじゃないか」と詰め寄ります。
が、石森先生はやはり渋ってなかなかウンと言ってはくれませんでした。
その中でも、さいとうたかを先生が特にお気に入りだったのがこの九頭竜。
何度もお前が良いものを描いているのにすぐ飽きている。もうこの辺でお前が飽きてるの見えてる。と言うきつい言葉を吐きながらも
こいつを俺に描かせろ。と何度も迫ります。
しかし石森先生はやはり渋って譲りません。
しかし、ある時ついに石森先生が折れてさいとうたかを先生が九頭竜を描きます。
少年向けではなく、青年向けの時代劇漫画として描いた石森先生。
初めから青年史を得意としていた時代劇さいとう先生。
この2人の描く九頭竜が、漫画で読めるのですから非常に面白い。
同じ主人公、同じテーマを扱い「厄介を買う」と言いながら九頭竜の謎解きをしてゆく主人公。
もしまだ両方ともお読みでないのなら、ぜひ読み比べてみることをお勧めします。
2人の作家性の違いというものが、見え隠れして非常に面白い。
と思います。
で、調べてみたら『
買厄懸場帖 九頭竜KUZURYU
』と言う第3の九頭竜もあったりします。
これは・・・いずれ読まねばなるまいか?
むむっ?!
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