うーやん★テレビドラマ

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白夜行★★★★★

刺青の入った遺体を見つめたあと、亮司は目を閉じ考え始めた。怯える友彦と、落ち着き払った亮司。ちょっと前の亮司と雪穂のようです。目を閉じて考える雪穂。 雪穂「要は、警察じゃなくて、この人のダンナを巻けばいいっていう解釈でいいのかな、会ってたのが園村って人じゃないってことになればいいんだよね」 。空調リモコンを操作したあと、雪穂が爪を噛みながら考える。 亮司「もう一緒に自首しない? こんなこと続けてあと8年持つわけないしさ、ちゃんと罪償ってさ、出直すって方法もあるし」。雪穂「ねえ、その人と亮君って、血液型一緒?違う?」亮司「違うけど」。雪穂「だったら、完全に別の人と会ってたってことに出来るよね」。亮司「え~何・・・死体とやれって?」。雪穂「・・・」怖い表情で亮司を見つめる。亮司「あのさ、俺のことなんだと思ってんだよ、何でそこまでしなきゃいけないんだよ!」。雪穂「逃げ切るために決まってるじゃない」。亮司「ここで辞めなきゃキリがねーだろ!」。雪穂「じゃあ、何で私はお母さんを殺したのよ! 何の為に藤村都子を襲ったのよ!ここで辞めたら何の意味もなくなるでしょう!」 。亮司「同じ事だって言ってるだろ、バカ女! 一緒に太陽の下とか言うけど、それが幸せとか言うけど、そんなこと続けて逃げ切ったところで、そんなものが幸せなわけねーだろ!」。雪穂「わかった。一緒にいく」。 回想シーン 。夜の街中、電飾で作られた教会の下を歩く二人。雪穂「私ね、同じこと言われたの。笹垣にも、お母さんにも、過去を隠して生きる幸せなんてあり得ないって、亮君に言われたらもう終りだよ、その通りだって、認めるしかない、ねえ、私たち、普通のカップルに見えるかな」。亮司が手を差し伸べると、雪穂が笑い出す。亮司「笑うところ?」。雪穂「だって、昔と全然変わってないんだもん」。雪穂は楽しそうに笑った後、亮司の手を取った。雪穂「亮君、私さ、最後にやりたいことがあるんだけど」。雪穂は亮司の手を引っ張り教会に着いた。教会の壁や床のあちこちに落書きがしてある。雪穂は床にチョークで十字架にかけられたキリスト像を描いていた。 雪穂「結婚したいとか言うと思った?私のいた施設って、こっち系だったからさ、毎日お祈りしてたんだよ、でも、この人に媚売ったって、全然幸せになんかなれなかった、この人(マリア像)の目の前で、施設のおっさんに悪戯されそうになっただけ、私は結構な嘘つきだけどさ、この人も大概だ、神の前には、みな平等とか、信じる者は救われるとか、求めよさらば得られんとか、嘘ばっか、嘘ばっかついてんじゃないわよ!!」。雪穂はそう叫び、十字架を倒し暴れ始める。亮司は慌てて雪穂を抑える。雪穂「頼んだ?私が、生まれたいって、いつ頼んだのよ!生かしてくれって頼んだ!? 何であの時終りにしてくれなかったのよ!」泣きながら教会のものを次々と壊していく 亮司--死にそこなった7年、雪穂はその手で、本当は誰よりも悔い改め、祈り続けたんじゃないだろうか、だけど、誰も救ってなどくれなかった、誰も守ってくれないのだと知った、その日から、雪穂はたった一人で築きあげてきたんじゃないだろうか、神経を張り詰めて、嘘をめぐらせ、誰にも心を許さず、唐沢雪穂という人生を、俺、一体、好きな女に何させてるんだろう--。 雪穂は祭壇に飾られた十字架をステンドグラスに投げつけた。一斉に割れる。雪穂「すっきりした、ごめんね、付き合わせちゃって」。亮司「俺さ、強くなるよ、こんなの、二度と見たくないからさ、ごめんな、今まで、一人でがんばらせて、俺、がんばるから、雪穂がもう二度と、こんなことしなくていいように、もう二度と、手を汚さなくても済むように、俺がんばるから」と雪穂の手を取って言う。雪穂「後悔するよ、取り消すなら、今だよ」と涙をこぼす。亮司「誓う」。雪穂「何に?」。亮司「唐沢雪穂に」。涙した二人は見つめあい、微笑み会った。神父と共に警官がやって来た。二人は手を取り合ったまま逃走する。 亮司--その日、俺は最後の良心を捨てたんだ、死んだ女の中に、全てをゼロに-- 。CM。
遺体発見に、警察の現場検証が行われ、刑事「行為中の事故死、事件性はないだろう」と夫に告げる。怖い夫「刑事さん。誰といたかは調べてもらえないんですか?」と言う。藤村家の前で粘る笹垣だが、警察に藤村から笹垣への苦情が入った。上司は笹垣を叱るが、笹垣「まだ事件は終わってない! 桐原亮司が唐沢雪穂とつるんで第一発見者の青年を容疑者に仕立ててる、こんなアホな偶然あり得ない! 桐原亮司は、今松浦っていう店員のとこに転がり込んでいる、桐原の母親は、事件現場に、殺人現場に店を出している、二人は同じ本を読んでいた、全部偶然なのか!?」。上司は笹垣に暫く休むよう言った。切り絵を雪穂は触っている。 港で船が行く、そこで松浦「どうよ、自分が死ぬ船を見送る気分は?」と亮司に言う。亮司「生まれる前ってこんな感じだったのかな、まだ名前もなくて、何者でもなくて、不安と期待が半分ずつで」。松浦「な、産んだ人には会っておけよ、あれで結構さ、お前のこと心配してんのよー」 。亮司「知ってるよ」。雪穂の部屋に遊びに来た江利子は、壁に掛けられたモチーフ(?)に、江利子「これ雪穂が作ったの?」と尋ねる。雪穂「そう。面白いでしょ?」。机には、作りかけの刺繍がある。江利子「R&Yって?」。雪穂「お母さんの。礼子だから」。そこに携帯がかかる。亮司「卒業式の次の日の夕方ぐらいに、上げたいものがあるから」と公衆電話でそう告げる。R&Yと刺繍の付いたペンケース。 1999年3月。卒業証書授与式。卒業証書を手に校舎から出てきた弥生子を、笹垣が見張っていた ポケットの中には桐原亮司の名前の死亡届があった。『保存が困難なため、水葬にしました』と書かれている。弥生子「何で?」。弥生子は帆船の切り絵を見つめる。家をそっと出ていこうとする亮司を、母親が布団から呼び止める。息子に背を向けたまま、弥生子が語りかける。 弥生子「あんたさ、昔・・・海賊になるって言ったこと、覚えてる?お父さんがさ、頼むから海賊は辞めてくれって、せめて、船乗りになってくれって、そういうことでいいんだよね、だから、あんたが船に乗って死んだんだって、そういう話でいいんだよね」。亮司は泣いて震える母の背中を見つめながら答える。亮司「うん、ありがとう、母さん」。
図書館で、亮司「俺ね、ここ出ることにしたんだ、いつも、心配してもらってから、それ」。亮司は図書館の谷口に卒業証書を渡した。谷口「そっか」。亮司「谷口さん。俺ね、レッドバトラーになるよ」。谷口「え?風と共に去りぬの!?」。亮司「じゃ、元気で」。亮司は静かな笑顔を見せ、谷口に背を向ける。谷口「卒業、おめでとう!」がバンザイをして見送った。その直後、雪穂が図書館にやって来た。『風と共に去りぬ』の中から自分宛の手紙を見つける。封筒の中には死亡届も一緒に入っていた。笹垣が弥生子の店にきた。笹垣「何で急に飾った?」帆船の切り絵を目ざとく見つけて言う。弥生子「死んだのよ、船に乗ってて、死んだって書類が送られてきた」。弥生子が封筒を差し出す。笹垣はその書類に「そんなアホな」と呟く。弥生子「もう二度と会えないの」。 亮司--雪穂へ、俺ね、夢が見つかったよ、笑われるかもしれないけど、俺、レッドバトラーみたいに生きてみようと思う、知恵を使って、世間を出し抜いて、金を儲けて、その金で、あなたを思い切り甘やかしたい、例えば、レッドがスカーレットにしたように、逃げ延びるための馬車をあげたい、悪趣味なほど大きな宝石をあげたい、そして、いつかは安らかな夜と、心浮き立つ朝をあげたい、不公平なあの人が、あなたにくれなかったもの、何もかもあげたい、それが俺の夢、実は、この話にはおまけがあってさ、俺、小さい頃海賊になりたかったんだよ、バトラー船長は海賊みたいなものだから、幼い頃の夢を追えるなんて、なかなか素敵な人生だと思わない? 夢をかなえる為に、死ぬだなんて-- 、エンドロール。
ホームで電車を待つ亮司、亮司の元へと走る雪穂。 結構豊満なボディです 、ホームに到着した電車に亮司が乗り込む、その手を引き電車から降ろす雪穂、そして雪穂は亮司にキスをした。 目立ちすぎます。 『とても、とても幸せなことだと思わない?』。雪穂「ありがとう、亮。最高の卒業祝いだよ」と亮司を抱きしめる。雪穂「でも・・・いるから、いるじゃない、ここに、亮がいることを、私が、ずっとずっと知ってるから」泣きながら告げる。亮司「良かった・・・」亮の瞳からも涙がこぼれ落ちた。亮司--俺たちは、18歳だった--。雪穂が持っていた紙袋からR&Yペンケースが顔を覗かせていた。喫茶店。西口奈美江の名刺をテーブルに置き、誰かを待つ亮司。友彦が店にやって来た。


一方の笹垣もなんというしつこさでしょうか。武田さん、ぴったりすぎて怖い。最後に一番の疑問は、二人の犯罪は少年犯罪なので15年の時効とかは成立するのだろうか? 本当の刑事犯罪として考えるべきなのだろうか? 今見つかったとしても、更正施設に入れられることになるのでは・・・でも、自分の履歴に殺人がつくことがイヤなのだろうか。





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Last updated  2006.02.03 00:25:59
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