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相棒★★★★☆
(解決編)
歯形が一致して、捜査課は二の宮家に行く。遺体確認のために来て貰うと話す。しかし家に、縛ったと同じロープも下がっていた。夫「仕事で使うものだ」。捜査課は夫を同行してもらい、取り調べることになる。
しかし、興奮した夫は家の前で逃げ出した。金田さんが取り押さえる。そこに特命コンビがやってくる。取調室で、夫は「あんなやつでも、好きだった、給料が下がって喧嘩になって、いたたまれなくなって、家を出て、葛西で車の中で一晩過ごした、次の日帰ったら、あいつはいなかった」と興奮する。ロープが一致したので、犯人に決まったようだ。特命コンビも、「苦しそうだ」と見ていた。花は小料理屋で、たまきと右京に勝った祝杯をあげていた。右京「本人は否定しているから、まだ決まってない」。花「往生際悪い」。たまき「弟子は師を越えるものです」。右京「師を越えない弟子も大勢います」。薫「なるほど、俺は弟子ではないですよ」。あんたです、花は大笑い。右京だけは仲間はずれで、不機嫌だ。そこで、花は新しく撮った写真を右京に見せる。金田さんにお礼に行くのだ。そして、右京の勘違いした点を箇条書きして渡した。それは杉下家の家系図だった。さすがに右京は大、不機嫌だ。 右京「どうして神経を逆なでする言い方をするのでしょうか、言葉遣い気を付けるべきですね」。薫「そう思います、毎日思っています、意味分かります・・・?」。
大笑いです。花は金田さんの家で、腰をもんでいる。金田「悪いことはできない、海の底に沈めても、お天道様にでてしまう」。花「東京湾にはいろんなものが落ちているから、鉄材のようなものにこすれて」。 金田「それだ、ロープが切れて、鉄アレイだけ残して遺体が上がってきた」。それを聞いて、花の手が止まる。花「今何て? 鉄アレイって」
。花の里では花の写真を見ている。しかし、金田さんの写っている写真の結び目が・・。右京「亀山君」と走り出す。CM。
金田は花「おもりに何を使ったか、犯人しか」と逃げ出す。金田「犯人は捕まった、落ち着こう」と花に迫る。 金田「あの女が悪い、回覧板は回さない、ゴミ出しは悪い、みんな迷惑した、あの日も、ゴミ出して注意したら、やってない、プライバシーの侵害だ、あげくに、『ウザイ、近所を観察してるんじゃない、干してある下着も見てるんじゃないの、住みたくて住んでるんじゃない、汚い川に船浮かべて、イヤ、おしゃれな花壇作っても意味ない』という、思わず殺して、船を出して沈めた」。花「そんなくだらない理由で」。金田「昔は良かった、あいう連中が町を変えた、町を守った、それをくだらないというのか」。花「くだらない、町がなんだ、変わったのは、あなたの心だ」
。金田は花に襲いかかる。そこに右京たちが間に合った。薫「花ちゃんまで殺す気か」。金田「あんたに俺の気持ちは分からない」。右京「こりましたか」。花「どうしてここへ」。右京「昨日、鉄アレイ、二つでワンセット、写真の結び目、気になるのは息子さん、なぜ船乗りのあなたが、植木職人の結び方を知っていたのか?」。金田「息子に教わった、もわい結びが下手だった、そしたら、こんな結び方もあると植木屋でバイトしたらしい、3年前にいなくなって、何となく覚えた」。薫「息子は?」。金田「20歳で癌だって、おやじ、俺に任せて引退しろ、この町は俺が盛り上げると言ったが、親不孝だ、俺は許さない、息子が愛した町を馬鹿にするやつを許さない、悪いことはできない、植木結びが出てしまうなんて」。薫「息子さんがいった、悪いことしたから、ちゃんと謝れって」。金田「すまない、ごめんなさい」と何度も泣いてあやまる。花はまた帰ることになった。 薫にも花「役に立つのかと言って、ごめん、人間を見る目はまだ未熟です」。右京「忠告します、写真は趣味で、大学院に戻ってはいかがですか」。花「出世コースを逃すのはおじさん譲りで」
。花は薫と、右京にハグしてバスに乗る。最後に右京は、書いた家系図を赤ペンで訂正した。薫「俺も、最初に会ったとき食べたのは、カレライスでなく、カレーうどんでした」。花は嬉しそうに笑う。バスが出る。翌日、特命係で花の写真を薫が飾ろうかと提案するが、右京は飾るほどでほどではない、本業に戻って欲しい。そこに角田刑事がきて、「構図がありきたりでいまいち、素人」という。右京「気をてらわない、シンプルな構図こそもっとも難しい・・・といえなくもないが感じ方は人それどれですから」と一生懸命ほめるかが、我に返った。おしまい。
まあ、ダブル右京で楽しかったわ。右京さんが、困惑するのを見ることがこんなに楽しいなんて・・・しかも、原さんも演じて楽しそうで、知的で魅力的でした。原さん、相棒ファンなのでしょうか・・? それくらいの生き生きした演技でした。ネタはそれほど面白くなかった。考えさせられる問題ではあったが・・下町の地域と犯罪を絡めた辛い物だった。孤独な昔気質の職人気質の高齢者が犯人だったのだから・・・結び目や、鉄アレイもわざとらしい物だった。普通、ここに出る犯人は知能犯が多いから、その点でも異質だった。とにかく、ダブル右京での、会話の楽しさ。本当に楽しませてもらいました。この楽しさは、ある程度欠かないと伝わらないので、頑張って書きました。疲れたけど、楽しかったわ。 ゲスト:姪の杉下花(原沙知絵)、町内会長の金田昭一郎(不破万作)、二ノ宮純平(櫻庭博道)、妻・小夜子(奈良崎まどか)