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母とママと、私。10年目の再会★★★★☆ 平成19年1月28日(日)放送
文芸社ドラマスペシャルという単発ドラマです。
さすがに大人のドラマでした。
いいドラマでした。たくさんの人に見て欲しいですね。
3人の女優が見事に演じていました。
それぞれのキャラを出し尽くしていました。
夏川さん、岸、吉行さんに負けません。
本当に素晴らしい役者です。
役者魂をみたぞ~~
撮影現場での様子を見たくなってくる。
ちょっと短いので、メイキングも見せて欲しいものです。
初冬の陽光が差す岡山県瀬戸内市で2週間のオールロケ。
そう公式HPに書いてあった。
温かい・・そんなセリフもあった。
「小春日和」が原作のタイトルだった。
セリフが心情を吐露していく。
愛と憎しみ、これは同じ感情の表と裏だ。
愛したい、愛されたい、これは人の行動と感情の基本だ。
10年ぶりに母と娘が再会する。
そして、1日泊まって、次の日に別れる。
短い時間の中に、10年、いや、20年の思いが
ビックバンのように交錯する。
主人公の 千恵は、3人兄弟の次女だ。
父と二人でドライブ中に、交通事故で父が死ぬ
。
母・貴子は、世界史の教師だが、
夫が亡くなったあと、千恵を知人の夫婦に養女に出す。
そして、今は横浜で一人暮らしをしている。
育ての母・露子はママと呼ばせて、
千恵を幸せに育てた。千恵は無口な刀工と結婚し、
3人の子供がいる。夫は父に似ている。
千恵と貴子と露子の3人の会話だ。
貴子と露子で、露子の夫との関係が帽子で描かれる。
二人は、女として競い、認め、感情をぶつける
。
優しい言葉、何気ない言葉が、傷つける。
ボクサーのパンチのようだ。
しかし、年月と大人の大きさが、解決してくれる。
千恵と貴子は夜のホテルで、時を過ごす。
父の事故から、露子の憎しみを受けた。
それで、自分だけが、養女に出された。
それは、千恵自身が、自分で自分を責めていることでもあった
。
そして、養母は温かく育ててくれた。
今は、本当に幸せだ。だから、貴子の決断を否定できない。
互いに「母から嫌われている」。
「娘から嫌われている」。母子だが、間があわない。
いや、嫌われていると思うので、更に気持ちがすれ違うのだ。
しかし、最後に貴子はドッグで病気かもしれない。それでも上海で一人で暮らすと決意したと告げる。
その前に、 千恵に会って、確認したかったのだ
。憎しみ合っているのか、嫌っているのか、
懐かしく思っているのか、許しているのか????
最後には、お互いを見届けて別れたのだ。そう思いたい~~~
原作は谷本美彌子著「小春日和」(文芸社刊)、
脚本は伊沢満、
じっくり見せる演出は倉内均
。
登場人物
(公式HPから)
小谷貴子/岸 惠子
30歳過ぎに結婚するまで、教職に就いていた。結婚後、2女1男をもうけるが、夫は交通事故死。夫亡き後、3人の子供の教育や生活に不安を感じ、次女の千恵を養女に出した。現在は横浜でひとり暮らし。
藤本千恵/夏川結衣
貴子の次女。10歳のときに父を交通事故で失い、14歳で岡山に住む露子夫妻のもとへ。父の死の責任は自分にあると思い続けてきた。備前長船の刀鍛冶と結婚し、3人の子どもを授かる。最近、絵本作家として歩みはじめたばかり。
笹木露子/吉行和子
夫・周一と貴子の夫が大学時代からの親友だった縁で、千恵を養女にもらった。子どもを産むことのできなかった寂しさも手伝って、千恵を掌中の珠のように育ててきた。貴子の来訪により、養母としての立場に不安を募らせる。
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