うずらの卵

2007.07.15
XML
カテゴリ: 登山記録

bisyamon01.jpg



一週間前に、いきなり怒涛の沢デビューを果たしましたが、
沢登りとしては、こちらが初体験。

毘沙門谷は初級向と聞いてはいましたが、
前回、沢の怖さを思い知った私は、なんだか落ち着かない。

京都駅からバスで約1時間の毘沙門橋のバス停で下車。
林道を入ってすぐの地点で、沢装備の準備。

ほらきた!!
入渓して早速、5mほどの滝が現れる。

おもいっきり濡れてて、足場があるような、ないような~(^^;
初級で、これか、、、早くも弱気になってきた。

上部では苦労したが、前の人の登りを真似て、
思い切って滝の中に足を入れるとしっかりした足場があった。
ロープで確保していただいたおかげで、なんとか無事登り終えた。
この滝だけで足がガクガク。心臓バクバク。

安心する間もなく、次の滝が現れる。
美しい滝だが、観賞する余裕なんてまったくない。

しかし、2つ滝を登り終えたあたりからは、ひたすら沢の中を遡行していく。
水しぶきを浴びて、流れの中を歩いていくのは気持ちよかった。

ところどころに現れる難所。

けど、落ちたら怪我ですまんよな~(^^;

しっかりと確保してもらったおかげで、
苦労はするものの、ひとつひとつの課題を越えたときの満足感はとても大きい。

大滝が現れて、そこは高巻きをする。
自分的には、それが1番難所だったかもしれない。

お尻を持ち上げてもらい、なんとかホールドをつかむことができました。
ああ、、情けない。

滝を登ったり、高巻きしたり、トラバースしたり、沢の中を歩いたりと、
とにかく沢登りの要素が詰まった、沢の基本的なコースなのです。
へぇ~!沢ってこんな感じだったんですね。
よーくわかりました。
流れの量も減ってきたことだし、そろそろ終りですよね?

そう思った頃に、突然現れた、大きな滝。
20mぐらいあるのでしょうか?
その滝の美しさに、思わず、おお!と声をあげてしまいました。

滝の下の釜は深い。泳ぐ以外方法はなさそう。。(^^;
今回のルートで、初泳ぎです。約5m近くありそうです。
前回、ぶざまな泳ぎをした私、今回はきれいに決めるぞ!
そう思うものの、やはりザックが浮き、お尻が上に持ち上がるのでうまく泳げません。
またもや、犬かきもどきでなんとか進む。

さて、その滝は2段になっており、棚部分までは岩を攀じ登る。
簡単だと言うことで、確保なしです。
確かに足場もホールドもふんだんですが、水が常に落ちている場所なので緊張しました。

棚部分からは、なんと滝の中をくぐって向こう側へトラバース。
人が通過しているのを見ると、ダイナミックすぎて、怖くなってくる。

勇気を出して、前へ進み滝の中へと突入!
突然目の前が、落ちてくる水で見えなくなり、水圧で息ができない。
流れに足を取られそうで、怖い。
しかし、手を伸ばすとちゃんとホールドが滝の中に見つかった。
足を流されないようにふんばり、思い切ってゆっくりと1歩前へ進む。
一気に視界が戻ってきて、滝の中の通過は一瞬の出来事だった。

そのまま、蟻地獄みたいな急登を木の幹につかまりながら上へ上へと進む。
すると、林道へ出てきた。
やった!沢から脱出してきました\(^o^)/

bisyamon02.jpg


ハードでしたね。頭から足まで、ずぶ濡れです。
でも、この感じはなんなのでしょう?
また、沢に行きたくなります(^^)

遡行時間は案外短く3時間くらいでした。
終わってからお昼ご飯を食べて、着替えてそのまま下山です。
これくらいの行程は楽ですね。だから初級だったってわけか。。

せっかく着替えたのですが、ザックそのものがスポンジみたく水を含み、
背中とズボンが、ビショビショになってしまいました(^^;
知らない人が見たら、きっと勘違いすること間違いなし!

沢専用のザック、また買わないといけないなぁ。。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.07.15 22:59:00
コメント(22) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: