2019年04月12日
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カテゴリ: 生き方
3月6日の事
この日は私の誕生日
母はこの前日私に会いに病院に来るはずだったそうだ

弟が起きた時、炬燵に突っ伏していたと言う。
前にもそんな事があったのでまたかと、弟が声を掛けたが返答が無く、意識もない状態だった

外出許可をもらい、既に葬儀社に安置されている母に会いに行った
霊安室だから寒くて当たり前だが
今まで空調の効いた部屋にずっといたので酷く寒い

係りの方が棺の蓋をずらしてくれた。

固く閉じられた目やまつ毛は元気だった頃のそれとは別の物。
右頬の大きな丸いシミは初めて目にするものだった
そうっとほほに触れたらぞっとする冷たさだった
何故だか、どうしてだか分からないが、
悲しみも感じず、涙も出なかった。
もうとうに屍になった母を見て、
母の全てが既にそこには無いのが分かった
魂も想いも何もかも天に登って行ったとしか思えなかった。
父の時には感じなかった感覚。
本当にそこにあるのは、ただただ「シカバネ、亡き骸」だと感じた
考えれば自己中心の塊のような人だったから、

悲しい思いより全く母らしいとほっとした思いが勝ってしまった
葬儀社の方が温かい美味しいお茶を入れてきてくださった。
入院中だと知ってらっしゃるので私を気遣い
寒いでしょう、大丈夫ですか?と優しい言葉をかけて下さった。
しばらくお話しして上の事務所に上がった。

細々とした事を決めその後、一週間ぶりに帰宅した。
少しゆっくりして夕食を摂り病院へ帰り車椅子で病室へ

流石に疲れました





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最終更新日  2019年04月14日 13時53分05秒
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