『ビジョン実現への道』

『ビジョン実現への道』

2004.05.08
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「なんやっ!これはっ!」

ビックリした。

行った先の元社長の自宅がゴミだらけだったのだ。異臭も漂っていた。ゴミ屋敷だ~!

私が探偵だった頃、代金の未払い客がいた。ある会社の元社長だった。

「払う払う」と言ってたので、信用して待った。
しかし、再三の請求をしても支払いがなかったので、
やむなく自宅に、取り立てに行ったことがあった。

部屋には歴史書や多くの経営書、多くの書籍、新聞がうず高く積んであった。

相当な読書家だなあと思った。



見るともなしに明細の品目を見た。

カバンだの、ネックレスだのが書かれていた。

たぶん、好きな女性に貢いだブランド品だろう。

昔のわたしは知識が多い人を、純粋に、たいへん尊敬していた。
自分も、そんな人になりたいと思っていた。

でも、「本ばかり読んでも意味ないな」と、その時、私は気がついた。

「知識」や「情報」を頭に詰め込むだけでは

「あかんな」と思った。

また、こんなこともあった。

ある尊敬する方の講演テープを聴いた。

わたしには本当にためになる講演内容だった。


「『どうして、この人は、こんなに、
くっだらねえことばかり、よく知っているのだろう?』と
私はよく思うんだ。でも、肝心なことを知らねえ。」
というくだりがあった。

「アッ俺のことだ!」ハッとした。



そのとき、「知識のための知識」は意味がないなと思った。


わたしは、本が大好きだった。

本ばかり読んでいた。

本に訊けば何でも解決すると思いこんでいた。

何かあれば、本で調べていた。

本を頼りにしていた。

しかし

私の「本当に知りたいこと」には

「一番知りたいこと」には

本は答えてくれなかった。

それは

本当に知りたいことの「答えは自分の中に」あったから。

今から考えると

私は本に「依存」していたのだ。

いままで、自分では、何げなしに本を読んでいたが

ほんとうは
わたしが本を読むことの前提には、必ず「意図」や「目的」があったのだ。

さきに、その本を読むことで得ようとする答え=目的があった。

そちらのほうが大事なのだ。

かつての私は「本を読むこと自体が目的」だった。

本を読み終えた瞬間、
「いい本を読んだなあ」「勉強になったなあ」
と高揚感があり「ええ気持ち」になっていた。
しかし刹那的であり、長く、その気持ちは続かなかった。

また、私はかなりの冊数を読んだと思うが、
ずっと「読みっぱなし」にしていた。

読み終えた後、いっぱしの気分になって
「わかったつもり」になっていた。

でも、自分の生活や仕事は何も変わらなかった。

本を「読むだけで満足」していたのだ。

「行動に結びついて」いなかったのだ。

たしかに「知識」や「情報」は頭の中にいっぱいある。

よく人から「物知りやなあ。博学やなあ」と言われた。
えらくなったような、こそばゆいような、うれしいような気持ちになっていた。
でも、それは、ただの「勉強バカ」だった。

「そんなに物を知ってて何になったのか?」

わたしはSFの「頭でっかちの火星人」だった。

しかし、わたしの状況は、なんにも変わらなかった。

「あんまり意味がなかった」

それでも、

お気に入りの本の著者のファンになって、
新しい著書が出るたびに、

「あんまり代わりばえしないな」

と内心では思いながらも、
ついつい、次々に似たような内容の本をわたしは
買い続けていた。
わたしは、なけなしのお金をセッセッと
「お気の入りの著者」に貢いでいたのだ。

わたしの本当の目的は、その「著者のお客さんやファン」に
なることが、ほんとうの目的ではなかったはずだった。

「それで俺は本当にいいの?」

そんな疑問を抱きながらもなお、懲りずに、
わたしは、お金もないのに、お気に入りの著者のセミナーに
行ったり、テープを買ったり、プログラムを買ったり、
メルマガに登録したり、気がつけば、お気に入りの著者である先生の
講演会のおっかけをしたりしていた。

たしかに得るものがあったが、

「アレッ、何か違う。」「これをすることは俺の目的やったかな?」

いつのまにか目的と手段がすり変わっていた。

そんなことに気づき、どうしたらいいのかを考えて
今の読書法に到った。


さあ、ここから本題、実践編。

私の読書法はこうだ。

自分の「行動を変えるための読書」と「娯楽のための読書」はおのずから違う。

「娯楽のための読書」もあっていいし、それも好きだ。

テーマと違うので今回はそれは省く。

書店等で見て、その書籍をパラパラッとみた時に
「おっ、この本は」と思った場合。

数冊の中から、この本は凄いなと思った本だけ活用する。

「行動のための本」は少なくていい。

その書籍を
自分が「身につけたい」あるいは「行動したい」場合のみ書く。

先ず、本は身銭を切って買う。人に本を借りない。
立花隆氏がいうように「なけなしのお金をはたいて買う」
お金に困っていればいるほど「元をとろう」とするので
投資効率は高い。吸収意欲と結果がぜんぜん違う。

次に、ざっと普通に読む。
速読でも精読でもかまわない。

次に、自分は「この本から何を得たいのか」を考える。
その本を読む目的を考えて書く。

目的を考えるのは本を読む前でもOK。読みすすみながら
考えるのでも、どちらでもかまわない。

目的を紙に書く。パソコンに入力してもOK。書くことが大事。

というのは、その本を読むことで私は自分の「なにか」
「行動を変えたいから」と心の中で思っているからだ。

次に「自分が行動する」ために重要だと思われる箇所に線を引いたり、しるしをつける。

そして最後に、ここが最も重要なことだが

これから『自分はどう行動するか』を『自分の頭で考える』ことだ。

わたしは『自分の頭』で『考える』ことを怠り

考えることを本にゆだねていたのだ。

わたしにとって「本を読むことは手段」なんだ。

その本から感銘を受けたり、その本から刺激やヒント、
インスピレーションを受けた結果、
今後の「自分が行動する」ための行動を紙に書く。
あるいはパソコンに入力する。

大事なのは
『自分は』
『どのように日常の生活に落とし込んで』
『自分ならどうするか』
『どのように行動するか』

を書き出すことまでする。

わたしはパソコンの発想支援ソフトでまとめ、プリントアウトしている。

できるかぎり具体的レベルまで落とし込む。

そこまでできたら、
あとは自分が『実際にやってみる』

上手くいかなかったら「自分に当てはめて」、
「どうして上手くいかなかったか」を考える。
そして、これから「どうしたら自分が上手くいくのか」を考えて書く。
これが自分のノウハウ集になる。

あとは、ときどき思いついた時に「自分がまとめた」ノウハウ集を読み返す。

また「自分にとっての新たな気づき」が得られる。

すると元の本は、それほど読み返さなくてよくなる。

そうして、
わたしはそれほど重要でない本は捨てても
支障がなくなってきた。

大事なのは『自分がどうするか?』

そして、さらに大事なのは
『実際に』『わたしが』『行動する』ことだった。


長文お読みいただき感謝です!

ありがとうございます。

……………………………………………………………………………
今朝、うれしいことがあった!

4月 7日の日記「マスコミ取材を受けた!」に書いたことが実現した。

今日、わたしのことを書いてくださった新聞掲載号が届いたのだ。

産業情報化新聞社の月刊紙「日本一明るい経済新聞」のトップページに。それも真ん中に、わたしの写真入りで、ビジョンアートメソッドと私を紹介していただいた。さすがプロ。簡潔明瞭で、すばらしいまとめ方だった。
(撮影がアッという間だったのでわたしが笑顔でなかったのがちょっと残念!)

でも、ほんまにありがたいなあ。うれしいなあ。

今までの皆さんのご縁のおかげやなあ。
ありがとうございます!





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Last updated  2004.05.09 15:44:59


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れおなるど・てんぷう @ Re[1]:【希望と勇気】(06/21) おぎゃりん☆さん こんにちは! いつも…
おぎゃりん☆ @ Re:【希望と勇気】(06/21) れおなるど・てんぷうさん こんにちは…
れおなるど・てんぷう @ Re[1]:【復旧しました!】(06/14) おぎゃりん☆さん こんばんは! いつも…

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