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2008/08/23

誘拐ラプソディー　荻原浩（2008.8.23読了）

伊達秀吉は、金ない家ない女いない、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを「人生一発逆転のチャンス？」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまう―。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか？たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語。（「BOOK」データベースより）

お盆で帰省しているうちに、すっかり読書をなまけていました～
帰省中の新幹線の中で読もうと図書館から何冊か借りていたんですが、
結局1冊も読まず。。。今日は返却日だったので、急いで1冊だけ読みました（笑）
それがこれ。。。はい。またまた荻原さんですｗｗｗ

「これぞ荻原節！！」ってな感じのドタバタコメディーです。
まず、冒頭の秀吉が自殺方法を考えるシーンからクスクス。。。
さらに「そんなのありえない」と言うほどの秀吉のつきのなさに笑っちゃいます。
そして、何にも考えなしに起こしている行動を、追跡する側が難しく考えちゃって、

人質となっている伝助とのやりとりがおかしくもあり、温かくもあり、最後はジーンとなりましたよ。
でも、秀吉のその後はホンマに大丈夫なんかいな～と心配になるラストでもありました。
（刑務所仲間の「血、ぴゅ～」が当てはまらなかったら良いんだけどね…笑）

ともあれ、マンガを読んでるような楽しさのある作品です。
難しい本を読んだ後の、息抜きにでもいかがでしょう～
きっとあったかい気分になれると思いますよ(^_-)-☆

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