海砂のつらつら日記

海砂のつらつら日記

2008/09/26
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カテゴリ: 読書

美女  連城三紀彦 (2008.9.24読了)


この里苧のような女に、俺の「浮気相手」が演じられるのだろうか?妻の妹と関係を持った男は、妻の疑いをそらすために、馴染みの居酒屋の女将に一芝居打ってくれるように頼み込んだ。男の前で、妻とその妹、女将―3人の女の壮絶な「芝居」がはじまる。逆転、さらに逆転劇!(表題作「美女」)息を呑む超絶技巧で男と女の虚実を描く、8篇の傑作ミステリアス・ノベル。 (「BOOK」データベースより)





「これぞ連城ミステリ!!」といった傑作短編集ではあります。
特に「喜劇女優」や「他人たち」「砂遊び」なんかは、連城さんでなければ、
ミステリとしての体をなさなかったのではないかとも思います。
でも、「好きか??」ときかれると・・・ちょっと返答に困っちゃうなぁ~

まず、どの作品も不倫・浮気といったどろどろ~っとしたものが背景にあります。
連城ミステリにはつきものなんですけど、どれもこれもだとちょっと疲れちゃう。
そして、確かにどんでん返しや、趣向の面白さに舌を巻くのですが、
どうも煙に巻かれた感が強く、私自身きちっと理解した状態ではなかったようで、

ただ、理解するために再読する気になれないどろどろさ。。。

もちろん傑作の呼び声高く、多くの方も大絶賛されているので、
ミステリ好きなら1度は読んでみてほしい作品でもあります。
どの作品も(好き嫌いは別として)素晴らしいですが、
特に妻が殺された時間に愛人を殺していたといってアリバイを主張する「夜の二乗」、
あなたの妻が自分の夫と浮気をしてるので、そのかわり私と浮気をしてと迫る、
「夜の右側」なんかがラストのえげつなさ(?)も含めお気に入り(笑)

評判の良い「喜劇女優」は、私としたら (反転→) 妄想による独り芝居 って感じがあって
なにがどうすごいのかがピンと来ていないところが悲しいです(泣)

でも、またいつか再読してこの短編集の本当のすごさを堪能したいとは思っています。





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最終更新日  2008/09/26 10:15:05 PM
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