小説家わかつきひかるのブログ

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2019年08月30日
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「上級国民/下級国民」を読みました。

上級国民/下級国民(小学館新書)【電子書籍】[ 橘玲 ]
売れてるみたいです。本屋の店頭で目立ってた。キャッチーなタイトルですよね。

おもしろかったです。「なんでアメリカは、トランプさんみたいな下品な人を大統領に選んだろう?」とか、私がずっと感じていた疑問にすっきりと答えてくれた。貧しい白人がトランプさんを支持した。
中間層の下流化というのは、世界的な潮流のようです。

いちばん納得したのは、「1960年代に、私の人生は私が決める、という転換が起こった」というところ。私は1960年代生まれの50代なのですが、小論文で賞を取って、母親に嫌がられたんですよ。「セキングンハになるつもりか。許しませんえ。こざかしい女なんてあかん。あほうなふりをして賢う立ち回りよし」。ちょうど浅間山荘で大騒ぎしている頃で、小論文→こざかしい→セキグンハという連想だったのかなと思います。京都の旧い家だったしなぁ。

小学校の頃の私は読書感想文あらしで、いろんな賞をとりましたが、作家になりたいなんて言えなかった。今も実家に言っていません。本屋で働いていることになっています(啓林堂書店奈良店のレンタルオフィスで小説教室をしているので嘘は言ってない)。

豊かさが自由を与え、だがその自由ゆえに、格差は拡大し、上級国民と下級国民に分断されていく。

社会的に解決できない問題も、個人的に解決することは可能だと作者の橘氏は説きます。

個人的に解決する手段は、私は勉強と健康な身体と考えることだと思う。正直なところ、私はあんまり頭が良くないんですが、勉強を続けて、筋トレして、考え続けようと思っています。





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最終更新日  2019年08月30日 15時11分08秒


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