本を読めば『道は開ける』

本を読めば『道は開ける』

宇宙の年齢


皆さんご存知だろうか。

137億歳

なのである。

宇宙誕生から現在までおおよそ137億年たっている。

わけだ。

137億年とどれくらいたっているかは
わからないのだが、ほぼ

137億

という数字は確定したらしい。

130億歳でもなく、143億歳でもなく、いまやきちんと

137億歳

と正確に定めらたのは凄いことだと思いませんか。
(もちろん誤差は考えられます。95%以上の確率でプラスマイナス
2年の誤差の範囲に収まっているということですけど)

さて

では、この年齢じたいについてはどう思われるだろうか?

「以外と、いっているかな」、「案外若いかしら」
と人それぞれ評価は違うのかもしれない。

ただ単に、「137億年」といわれてもそのスケールが
ピンとこない人は多いだろう。

だが、私は

「若い、若すぎる! おかしいんじゃないか!」

と思ってしまう。

なぜかということを、ちょっと傍証をしてみよう。

地球の年齢は、およそ

45億年

といわれている。

この宇宙が始まってから現在まで,地球の年齢の
3倍のスケールでしか、時間が経過していない
のである。

そのことが、

ちょっと宇宙、あまりにも若すぎるんじゃないのか?

と思ってしまうひとつの原因なのだ。

例えば、今、50歳の人がいて

今から150(50×3)年前に人類は、

原人からホモサピエンスになったんだよ
ちょうどこの150年間が人類の歴史ですよ

といわれたらあまりにも、不自然というか
おかしなことだと思うだろう。

同様な違和感を、宇宙の年齢について感じてしまうのは、
私のどアホでおかしな考えであろうか。

それはさておき、

ひとつの仮説がある。

標準ビックバン宇宙モデル

というものである。

これは、思いっきりはしょって簡単に言ってしまえば

宇宙は最初、無より生まれ、大きさ0の状態から
どんどん大きく膨張して今にいたる

というものである。

この仮説が正しければ、

宇宙の年齢を定めることができる。

遠い天体から発する光を観測して、その光の波長のずれを
求めることで、その天体の後退速度を求めるのである。

(これは、単に天体が宇宙空間を動いているのではなく、
宇宙の空間そのものが固定された天体を動かしている
と考える)

その後退速度から宇宙の年齢が決まる。

そして、最近、その精密な値が定まり、宇宙の年齢は
おおよそ137億年であると言える段階になったのである。

つまり、この標準ビックバン宇宙モデルが正しければ
宇宙の年齢はおよそ137億年と言えるわけである。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: