本を読めば『道は開ける』

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滅びるのは官?!


が始まった1993年を対応させて、この年、1993年から「現代の幕末」が
始まったと考える。

そして徳川幕府が消滅する1868年に対応する2008年が、
「現在の幕府に相当する体制」が滅びる年である。

ということを書いたのだった。

そして幕末に起きた事件や出来事が、パラレルに現代でも起こっている
のではないかと考える、という一種のお遊びでもある。

では、滅びるべき、現在の(国内の)体制とはなんであろうか。

私が考えるに、それは、官であると思う。

現在の官の体制、制度が崩れさるのではないだろうか。
(崩されなくてはならないだろう)

国民の税金が国民のために使われずに、官を維持するために平気で無駄金が
使われることに象徴されるように、その利益が国民のためではなく、
官自信への利益になるような、(最近では社会保険庁や道路公団に代表される
もろもろの事件などがあるが)「官」という体制の存在自体が、

「現代の徳川幕府」

であると考えている。

幕末から倒幕の流れを簡単に書くと、

アメリカのペリー艦隊率いる黒船がやってきて、日本に武力をちらつかせ
開国をせまる。

それに屈しきれなかった幕府が、200年以上続いた鎖国政策を取りやめ、
開国に至る。

やがて、国内では「外国人を撃て」という攘夷運動となるが、
薩摩藩はイギリスとの薩英戦争、長州藩はイギリス・フランス・オランダ・アメリカ
との戦争を通して、武力では西洋列強に勝つことは不可能と知り、攘夷ではなく
幕府を倒して、天皇を中心とした(かついだ)近代国家を作らなければならない
ことに気がつき、倒幕へと舵を切り替え、薩長連合を組み、幕府を倒して
明治維新へとつながっていくのである。

この「幕末・現代」対応仮説はお遊びであるが、一つの未来予測にもなっている。
今年、2004年に対応する幕末の年は1864年である。

1864年 元冶元年 

 6月 新撰組 池田屋襲撃
7月 佐久間象山暗殺(吉田松陰の師)禁門の変 久坂玄瑞(長州藩)戦死
8月 英・仏・米・蘭 下関海峡で長州砲撃 長州藩降伏。
11月 長州藩クーデター 幕府に恭順する俗論党が政権をとる。尊皇攘夷派一掃される。

幕末のように内乱こそないが、自然災害に見舞われた2004年も
同じような激動の年であったとも言える。

そして1864年、12月、

幕府寄り政権、俗論党に対して、高杉晋作わずかの手勢で挙兵。長州藩内戦。俗論党を倒す。

高杉のこのクーデター成功により、長州藩は新時代のリーダーに復帰。

何か歴史もののようになってしまった。歴史が好きなのだからしょうがない。

2004年年末にもこのような大きな出来事があるに違いない。

「現代における「薩長」は何か」ということを考えてみたい。


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