― R ’s  Bar ― 癒し系バーの威圧系バーテンダーのつぶやき・・・

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何よりも僕らしく、何よりも君らしく


何よりも僕らしく、何よりも君らしく




おはようの地図を手に

愚か者の船に乗り

君と二人で

お休み行きの旅に出る


さぁ朝になれば

絶望という名のオムレツをこんがり焼いて

宙に高く放りあげ

この風で味を付けて食べよう


そして途方に暮れた日は

風の囁きをそっと聞こう

太陽が眠れば

今日のすべては過去になるから


何よりも僕らしく

何よりも君らしく

どこまでも僕らしく

いつまでも君らしくいるために


明日の希望を訪ねる前に

僕には昨日の罪があった

夢は柱の影に立っていて

いつも僕らを見つめていた


桜は微笑み そして散り

銀杏は嘆き そして泣き崩れ

気がつくと僕はまだ

君と背中合わせで抱き合っていた


この淋しさは何なんだろう

失くしたものと得たものは

いったいどっちの方が多かったんだろう


何よりも僕らしく

何よりも君らしく

どこまでも僕らしく

いつまでも君らしくいるために




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