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こんにちは久しぶりにこちらから書いてみようかな
今度は何を書こうか?
とかね
考えたりしてるんだけど・・・・・
俺はね
やっぱり俺のままでいたいんだよね
どんなに、そんなのおかしいよ!
とか
そんなことを言うのは変だと思うよ
とかさ
そんなことでさ
書くのをやめるとかいうのは、やっぱりダメなんだよ
だからさ
やっぱり書くことにしたよ
こういうのは、こちらのほうがいいと思ったしね
幸い読んでくれる人もいないからさ
好きなことを好きなように書けるし、
別に下手くそでもいいしね
今度書こうと思ってるのはさ
大人のお伽話っていうかさ
そんなはなしなんだ
それじゃ、始めるかな
👏
ある男がいたんだ
そんなに男前ではないけど、でも何故かいつも女の人がそばにいてくれる男だったんだよ
その男は、
半年間、ある女の人と一緒にいたんだけど、
1ヶ月ほど経つと、何故か別の女の人に変わってるんだよね
どうしてかは、よく分からないんだよ
でも、また別の女の人と仲良くしてるんだよね
それでさぁ
俺はその男に、一度聞いたことがあるんだ
「あれ?前の女の子はどうしたの?」
「結構、かわいかったし、いい雰囲気だなぁって思ったのにさ」
ってね
そうすると、
男はさぁ、
こう言うんだよ
「俺にもよくわからないんだ」
「でも、知らないうちに女の子の方から、離れていっちゃうんだよね」
「別に俺の方から嫌だなんて、言ったことはないんだけどな・・・」
ってね
でも彼女の方から、
「あなたのことは、すごく好きなんだけど、
あなたのそばに私がいることは、
あなたのために良くないから・・・」
「だから私たちは別れる方がいいと思ったの」
って言われたらしいね
そいつは、それを聞いてこう言ったらしい
「そうか、それならしようがないね」
っていう風にいうんだよ
そして知らないうちに、またひとりになっちゃうんだよね
まぁさぁ、
前の女性は旦那さんがいたし、
だから、
別れるって言われたら別れないとしょうがないしさ
でも、いつもあっさりしてるというか、
それは本当は愛していないんじゃないか、とね
そういう風に思うんだよ
そして、お前はいったい誰を好きなんだって、
言いたくなる時があるんだよね
そしてさぁ
つぎに付き合ったという女性にはね
「なんだかあなたは、私のことを見ているようでいて・・・」
「だけど、少しも見てない感じがしてさ・・・」
「いつも優しくしてくれるけど、
だけれど、なんだかその優しさが辛くなってくるのよ」
って言われたらしい
その男もね、
「なんかさ
ずっとそういう付き合いかたを、
繰り返している気がするんだよな」
ってね
その男には、どうしたらいいのか分からないのだろう
でもだから、このようにして付き合いかたを探しているんだろうね
「でも、女の人との付き合いかたが、
やっぱり、全くわからないんだよね」
彼とは、時々そういう話をしながら、酒を飲むんだ
そんな頃に
その男は、ある女性と知り合いになり、
逢ったその日に、ひとつになったんだよ
そんなことは、初めてだったと言ってたな
休みの日には、一緒に色んなところへ遊びに行き、
そして一緒に酒も飲んだし、とにかく楽しい日々を過ごしていたみたいだね
そうして、時間はどんどん流れて、
そして他の女性と付き合うことはなくなっていたんだよね
付き合って5年という日が過ぎようとした頃、
男は俺に、彼女と付き合って5年が過ぎたら、結婚しようと申し込むつもりだと言っていた
だけどそんなある日、
突然、その女性がいなくなったと聞いたんだ
何故だか理由が分からない
その女性の母親と息子を連れて、どこかへ消えてしまったとね
それからのその男は、人が変わったみたいだったよ
新しい女性と付き合い始めたが、
一緒にいてもどこか寂しい笑顔しか見せなくなっていた
もう女性と結婚することはないだろうって、俺に言っていたんだ
結局、その女性とも別れてしまったんだ
その後も同じことの繰り返しをしているようだった
その男は、一度だけ結婚をしたことがあった
大学を出た頃に付き合い始めて、30歳になる前に結婚をした
でも、結婚をしてからはあまり上手くいかずに、
結局、42歳の時に離婚をした
病気をしたのも、別れた理由のひとつかもしれない
42歳で離婚をしてから、次々と女性と付き合い始めたんだ
その時、知り合った女性が5年間付き合った女性だった
でも彼女もまた、彼のことをひとりにしたんだよ
再婚をして、この女性とその家族を幸せにしたいと言っていたのにね
それ以降に付き合った女性とは、結婚とか再婚とかを言わなくなっていた
たぶん、付き合っていても本当に愛していたのは、愛美と言っていた彼女だけだったんだと思う
一度、埼玉の女性と付き合っていたそうだ
彼女は、非常に積極的な考えを持った女性で、
家を出て神戸に出てきたらしい
仕方がないので、
その男はひとりで住んでたマンションにその女性を住まわせていたみたいだね
俺も2、3度、彼女に会ったことがあるんだ
一緒に住んでいるし、仲も良さそうだったんでね
「あれ!
これはひょっとするとひょっとして、再婚するのかな」
って思った
それで彼女がいない時、
その男とふたりだけで飲んだ時に、聞いたことがあるんだ
「お前最近、女の子と一緒に住んでるみたいだけど、再婚なんかするの?
ずいぶん、歳も離れてるし、関東の子だよね?
その子が愛美さんの代わりになるのかな?」
って、正直にね
そしたら、その男はこう答えたよ
「さぁ、どうかなぁ?」
「最初は男に振られて辛いっていうので、友達になったんだ」
そして色々話してるうちに、
「私も今、仕事を辞めちゃったから、神戸に行こうかな?
泊めてくれるでしょ?」
ってこういう関係になったんだそうだ
「でも・・・さぁ」
って答えが続かないみたいだった
「そうか 代わりにはなれないか?
でも若い女の子だし、積極的みたいだし、いい感じの子だからさ
それもいいんじゃないかな」
って、俺は答えるしかなかったな
彼女は、神戸でアルバイトの仕事を見つけて働き出したんだよね
バイト先には、遠い親戚で、付き合いのあるお兄さんだって言ってたみたいだよ
そして8ヶ月が経った頃、ある事件が起きたんだよ
それは当然のことと言えば、当然のことだったんだけどね
彼女が妊娠したらしいんだ
そりゃ
彼女は若いからそうなるのは当たり前なんだけどね
でもその男は、ものすごく嬉しかったみたいだよ
でも彼女の答えは違ってたようなんだ
「私は、子供は産みたくないの
あなたとの子供は作りたくないのよ」
その男はその時も、彼女の言うようにさせたみたいだった
当然その結末として、ふたりの仲は終わったんだ
彼女は3ヶ月ほどは一緒にいたが、
結局、埼玉へ帰ったらしい
流石に俺もこの時ばかりは腹が立って、数ヶ月間、その男に会うのをやめた
④
そうして、一年が過ぎて、
その男はまた、新しい女性と付き合っていた
今度は年上の女性だったらしい
でも、その男は何かおかしかったんだ
いつも疲れていたから、俺は何かおかしいなっとは思っていたんだ
年が明けてすぐのことだった
その男が2回目の脳出血で倒れたんだ
今度は相当ヤバかったらしい
病院に運ばれた時は、全然意識がなくて、ちょうど10年前に1回目の脳出血を起こし、今度は本当に危なかったとその男の弟に聞いた
俺たち友人も、誰一人も病院に行けないほどの症状だったんだ
当然、その男の彼女も同じだった
一度、脳出血を起こしたことがあるとは聞いていたが、
まさかもう一度起こすことがあるとは思ってなかった
しかし、命は助かった
でも、重い後遺症に悩まされて、まずは言葉を上手く喋ることから訓練しないとダメだった
そして右半身が麻痺で上手く動かせなくなっていた
右手と右足が自分の思うように動かせなくなっていた
半年の入院をしたあと、マンションを売り渡し、実家でまたリハビリを繰り返し、仕事に戻るには、さらに一年かかった
しかし、もう昔のような男ではなかった
右半身を動かすことが不自由な体になっていた
つまり、もう自由に生きることができない体だったのだ
最後に付き合っていた女性とも別れたのは、その男が2回目の病気になったからだった
もう付き合いをしても、その相手を幸せにしてあげることができないと思ったらしい
それからは、その男が女性と付き合っているという話は聞かなくなった
⑤
そんなある日のこと、
その男が奇妙なことを俺に言ったんだよね
「こんな女性がいるんだな」
ってね
「こんな女性となら、もう一度・・・」
俺は驚いて、
こいつなにを言っているんだ
「お前は今は、外へもひとりでいけない体なんだろう?
酒を飲むのも、俺と一緒でないと飲めないじゃないか」
「かわいそうだけど、お前はそんな体になってしまったんじゃないのか?」
「だから彼女と別れたんだろ」
って言ったんだ
でもその男の顔は、全然別の何かを見ているようだった
「あぁ、わかっているつもりだよ
でもこの人は今まで、出逢った人とは違うタイプの人なんだよ
彼女は心にたくさんの傷を持っているんだ」
「でも本当に優しい心を持っている人なんだ」
「俺は、彼女を愛しているんだよ
辛いことや悲しいことから守ってやりたいんだ」
「そして彼女が一生笑っていられる世界に、
俺は一緒に行きたいんだよ」
「俺はもうこんな歳だろう?」
「でもさ
今までこんなことを思ったことはなかったんだ
この歳になるまでね」
「人を愛する気持ちというのを、 初めて感じたし、」
「人を愛するって、
こんなにも涙が出るくらい、
喜びと悲しみとを持っているもんだなって気づいたんだ」
「本当に涙がでるんだ」
って言いながら、本当に涙ぐむんだよ
俺はビックリして、
「お前、ちょっとおかしいんじゃないか?」
って言ったよ
そしたら、
「そうかもしれない、 けれど・・・」
「俺は初めて人を愛するっていうのは、
こんな気持ちになるものなんだってわかったんだよ」
「人を愛するってことは、
その相手を幸せにするものじゃなくて、
ふたりで一緒に、
幸せになっていくもんだって気づいたんだよね」
「だから俺は、ふたりで幸せをみつけて、
幸せになりたいんだよ」
「俺にも、前妻がいたし、
彼女にも、大切な夫になる人がいた」
「でも、もうふたりにはその相手がいないんだ
だから一緒に、
もう一度、ふたりで幸せをみつけたいんだよ」
俺は仕方なくその男に言ったんだ
「そうなんだ。
お前の考えていることはわかった気がするよ
でも、その女性はそういうことを、承知しているのか?」
って聞いたら、その男はこう言ったんだ
「 いや
まだ、そんなことは一言も話していない」
「もしそうなれば、いいなぁって、俺の気持ちだけだよ」
「でも、これが俺にとって最後の愛だと決めているからさ
そして彼女にとっても最後の愛にして欲しい」
「そう思って、これからも付き合っていきたいと思ってるんだ」
人を好きになるっていうのは、こんなに大変なことなんだよね
俺にも、その男と同じような女性がいるんだ
とってもとっても、大切な大切な人がね
この先、どうなっていくかはわからないけど、
俺も、その男も幸せになれればいいなって思ってる
大切な人と一緒に4人でもう一度、
お酒を飲みながら笑顔で笑いあえたら、
そんな人生ならきっと幸せな一生だと思うんだ
あの日と。。。 (2) Oct 10, 2005 コメント(7)
あの日と。。。 (1) Oct 10, 2005
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