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シーズンフィナーレ。先週に続いて、ゲストもサービスもてんこ盛りの大満足エピソードでした。スケールがでかい上に、NCISとJAGに加えて「Homeland」と「SEAL Team」も雰囲気的に感じられてゴージャスでしたね。空母アリージャンスでは船内に潜むスパイの洗い出しが進まない。オリヴィアの会社周辺の自動車を調べたところ、ロシアの外交ナンバーの車が止まっていた。映像から、乗っていたのは役人のアントン・ヤシュニコフとわかる。ヤシュニコフは毎月アメリカを訪れているが、オリヴィアの夫がチェチェン出身ということを考えると、この2人が組んでいるのは理解しにくい。しかし、ヤシュニコフにモーテルから通話があり、ケンジーとディークスが踏み込むと姿を消したオリヴィアが銃を構えていた。夫が殺された以上、誰も信用できないというオリヴィアを逮捕してボートハウスで聴取することにする。カレンはアリージャンス船内の映像をチェックし、リー捜査官と関係ありそうな人物を探す。ヘティは孤軍奮闘するエリックのために、応援としてジャスミン・ガルシア捜査官をサンディエゴから呼んだ。ガルシアはアプリを使って、効率的にリー捜査官と接触した人物を探す。ゲームにログインした人物として、二等兵曹ヴィンセント・デイヴィスの名前が上がり、サムとカレンがデイヴィスの身柄を確保する。ディヴィスの妻はベアードと同じように、チェチェン出身で改姓しており、船に対するテロ攻撃を警戒するラブ大佐はNCISの取り調べを見るという。デイヴィスはリー捜査官とは顔見知りで、殺されたことを知り怖くなったという。嫌がらせを受けないために姓を変えたというデイヴィスは、弁護士を要求する。オリヴィアは、事実を突きつけられ、やっとロシアのスパイだと認める。ただし、作戦の全容は意図的に隠されており、ヤシュニコフの許可がないと協力はできないという。言えるのは、作戦にトラブルがあったということらしい。リー捜査官が落水した時の映像が見つかり、ディヴィスは殺害の犯人ではないことがわかった。つまり、船内には他にもスパイがいるということだ。アリージャンスのダグラス艦長は、参謀本部からの命令で、イラン西部の国境で軍が増強されているという情報があり、攻撃抑止のために艦隊の派遣命令が出たという。おそらくイスラエルとサウジアラビアを攻撃すると見られる。もしイランが攻撃を始めれば全面戦争となるだろう。捜査する人員が足りないとして、サムは乗船しているSEALの隊員に疑わしい乗務員の身柄確保の協力を求める。ヤシュニコフは外交特権があるため、こちらの要求を飲むことはないだろう。しかし、ヘティは親しい友人がいるという。それは海兵隊から国務省に出向している連絡役のサラ・マッケンジーで、ラブ大佐は驚く。サラとハーモンはサラの異動先サンディエゴに住むことになったが、長くは続かず、ハーモンは前線に戻り婚約は解消となった。もう9年も会っていないという。サラが仲介してヤシュニコフとヘティが会うが、ヤシュニコフはロシアは無関係だとうそぶく。ただし、オリヴィアがいう「トラブル」について、チェチェン人はISIS指導者に影響をうけやすいという。アメリカの軍に入り込んだスパイはゲームを通じて通信をしているようだが、個人名はわからない。オリヴィアの協力も認めないという。アリージャンスでは疑わしい人物の一人がベッドで殺されているのが見つかる。組織の意思統一のために、身内を殺しているらしい。デイヴィスは船内の状況を知らされ、スパイたちがロシアに背いてシリアの同志と戦えという指示を受けたと明かす。ISISからの指示だと思うが、攻撃の合図は聖戦が始まれば連絡が来るという。驚くことに、リー捜査官と取引して刑務所には入らないという。実際にはCIAのウィリアムソンという人物と取引したというが、実は民間業者として身元を偽ったサバティーノだったことがわかる。サバティーノはNCISを騙して情報を得て、その後デイヴィスを泳がせたのはなぜか。カレンらは、テロの攻撃がアリージャンスではないと考える。NCISの作戦室と回線をつないで、サラとハーモンが向き合う。CIAは何も認めないが、サバティーノはイラクのアル・アサード基地からヘリで砂漠の方向へ向かったという。何かの司令部があり、カレンはケンジーとディークスを向かわせることにする。引き続き、ゲームのログインを監視し、サラはヤシュニコフの協力を取り付ける手があるという。ネット上では、イランの大統領の演説が流れ、アメリカ、イスラエル、サウジアラビアから国を守らなくてはならないと主張している。イランの核科学者が失踪したのは有志連合の仕業だと考えているようだ。ケンジーとディークスはSEALのウォレス隊長と共にイラクに入り、砂漠の中の移動式司令部でサバティーノに再会する。驚くサバティーノだが、ここで世界大戦を阻止しようとしているという。事はフランス人のジャーナリスト、デュヴィヴィエが元ISISの戦士でチェチェン人のプリエフに接触したことから始まる。2人はイラクを出る時にISISの暗殺チームに追われ、最後にこの場所で確認されたという。プリエフの情報ではISISが弾道ミサイル13発分を所有しており、それをイランが攻撃すると見せかける「偽旗作戦」を行おうとしているという。攻撃先はイスラエルやサウジアラビアで、大統領の動画もフェイクニュースで合成されたものだ。弱体化したISISは国同士が大規模な戦争をするように仕掛けて、戦乱の中で実験を握ろうとしている。チェチェンのスパイたちは、ISISのでっち上げた情報を拡散するために動いているのだった。彼らの目的を阻止するためには、確たる証拠や写真が必要で、そのためにはデュヴィヴィエとプリエフをISISより先に見つけなければならない。しかし、彼らもCIAチームを抹殺するため暗殺チームを派遣したという。ネルは母親の状況が悪く、エリックは今すぐにもそばに飛んでいきたい。ヘティはエリックにサンフランシスコに行くよう、命令する。サバティーノはイラクの諜報員サラフと組み、2人を探すよう動いているがまだ見つかってはいない。戻ってきたサラフがサバティーノらの目の前で狙撃された。周囲にISISの狙撃隊が囲んでいて、サバティーノは無線で応援部隊を要請する。しかし、敵は建物を破って侵入してきた。暗闇の中、ケンジーとディークスは「愛している」と交わす。ゲーム画面をチェックしていたオリヴィアがゲームのチャットに暗号を見つけ、端末にいる人物が二等兵曹スキナーと判明する。SEALとカレンらがスキナーを追うが、銃を持ったスキナーは次々と追手を撃ち、他の2人とともにDCCに立てこもった。中には人質がいて、手を出すことができない。一方、イラクからは偽のミサイルが発射され、第1弾は7分後に着弾するという。To be continued....ガルシア捜査官はシーズン8の「The Queen's Gambit 」に出ていた人ですね。本来ならファティマが応援に来るはずだったけれど、実際に女優さんのスケジュールが取れなかったのかな。ミサイルが発射されてしまい、それが誰が打ち込んだとしても、報復すれば世界大戦が引き起こされてしまう。とんでもない危機ですよね。さらに、ケンジーとディークスは不利な状況でISISの戦闘員と戦わないといけない。あんなにマシンガンを撃ち込まれたらどうやって応戦すればよいのか。応援もすぐに来ないでしょうし。ネルもママの危篤状態となり追い込まれてしまった。ヘティの人道的な配慮がここぞとばかりで、まるで守り神のようにありがたく光り輝いて見えます。そのヘティがサラ・マッケンジー少佐?中佐?と知り合いだという、もう絵に書いたような展開で「イェイ」と叫んでしまいました。相変わらず、サラきれい~14年間待たされたコイントスの結果は、サラの方に軍配が上がり、やっと2人は一緒になった、と思ったら、やっぱりすれ違いで婚約は解消してしまった。9年間一緒にいても磁石の同じ極のように、反発したり上手く行かなかったのに、やっぱりね、という感じですが、縁がないとはいえ、気持ちは残っている感じが演出されていましたね。もう、こればかりはお二人の長年のケミストリーがバチバチしてさすがだと思いました。ヘティは縁結びの神ですよ、ヘティにかかればこの関係にも本当の最終章がもたらされるかも?とにかく来シーズンが楽しみだ!
December 20, 2019
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もう、わー、きゃーです。オープニングクレジットにスペシャルゲストとしてデイヴィッド・ジェイムズ・エリオットの名前を見てから、もうどこに出てくるのか、どんな役なのか気になって気になって。我慢できなくて、次のエピソードもネタバレ見ちゃって、あはは。元海兵隊で暗号技術者だったエリー・シムズが森林公園の水路で焼死体で見つかる。除隊後、造園会社に勤務しながら、DEAの特捜班の作戦に参加していたという。シムズは6週間前に失踪しており、いわゆる軍による指名手配状態にあった。シムズは現在夫と別居中だという。父の死後、休みもとらずに仕事に現れたカレンは、エリックを伴い現場へ向かう。遺体は手首を縛られた上、頭部を殴られ、焼かれた上に切断されていた。どこかに埋められたのが、大雨で流れ出したのだろう。ケンジーとディークスは、シムズの夫カルヴィンの話を聞きに行く。カルヴィンとエリーは共に海兵隊で出会い、除隊後一緒になったという。しかし、アフガニスタンでのPTSDなのか、民間人の生活がなじまないのか、エリーは問題を抱えていたという。いろいろアドバイスや助けを求めることはあったが、基本的に軍人以外の言葉を聞くのを嫌がり、エリーは薬やアルコールに頼るようになった。これまでも家を出ることはあったが、いつも戻ってきたので、今回は届けを出さなかったという。カルヴィンは妻が自殺したと思ったようだが、殺されるとは想像できなかったようだ。DEAのデルカンポ捜査官は、カルテルの活動で電話や暗号などをシムズに解読してもらっていたという。シムズは現場に出ることはなく、基本的に事務的な仕事をしていた。検視で、シムズの指先や歯が見つかっていないことが指摘され、しかも強い電撃傷があることから、シムズは拷問を受けた可能性がある。これは軍やプロによる仕業と見られる。ネルによると、DEAの報告書で、エリーがISISの工作員がシリアからアメリカに暗号メールを送ったことを掴んだという。これはカルテルとは関係ないことで、その後FBIや国土安全保障省にも報告されていない。もし、テロに関することなら一大事だ。NCISはシムズの上官となる、州兵のマイケル・ベアードに暗号メールについて尋ねる。2人は一年半国境整備で仕事をした後、一緒にDEAの特捜班に入った。特捜班では連絡係なのでシムズの仕事には直接関わっていない。ISISの暗号メールについては、アメリカ国内に工作員がいるという事がありえないと言い、シムズが個人的に問題を抱えていることから、作り話だと思ったという。念の為に確かめようとしたが、シムズはそのメールを削除してしまったようだ。ベアードもシムズが自殺したのではないかと思ったという。ベアードが嘘をついている可能性もあり、ベアードを尾行すると自宅に戻った。サムとカレンが、妻のオリビアに夫のことを尋ねようとすると、ベアードが裏庭の物置に入った瞬間爆発が起きる。爆弾が仕掛けられていたのか、あるいはベアードが証拠隠滅のため自爆したのか。サムは物置から導爆線という、爆弾に繋ぐワイヤを見つける。これは、1年前にサンタバーバラの水中採掘会社で盗まれたものだった。その事件の3ヶ月後に、スキップ・マットソンという従業員が退職しており、ベアードと話をしていることがわかる。カレンとサムがマットソンの自宅を訪れると、マットソンが逃亡しようとして銃撃戦の末射殺された。家の中にはポイントロマ基地の航空写真があり、海難救助隊の母港となっていることから、彼らは潜水艦をターゲットにしていた疑いがある。ベアードとISIS支持者との接点が見つかり、NCISは妻のオリビアに話を聞くことにする。マットソンはゲーム好きらしく、チームを組んでMMOGをしていた。しかし、そのチームはマットソン以外に2名で、しかもIPアドレスから、艦隊最大級の空母アリージャンスに乗船している人物だとわかる。カレンは海軍長官に連絡して、他の軍にも警告するよう要請し、アリージャンスに向かう。暗号化ファイルは全て乗船しているブライアン・リー捜査官に送り、5000人以上の乗組員について調べるように頼む。シムズ殺害について、ベアードにはアリバイが成立したという。再びオリビアを訪ねると姿が見えない。テロ事件を起こすとして、わざわざ警備の厳しい軍の施設を狙うのは無理がある。なぜこれまで野放し状態だったのに動き出したのか、仲間をアリージャンスに乗せる時間を待っていたのか。彼らはテロリストというよりも、スパイなのかもしれない。オリビアが夫が死ぬ前に連絡を取った相手は、なんとキューバで死んだはずのパヴェル・ボルコフだった。つまり、背後にロシアがいるということか。アデン湾のアリージャンスに乗船したサムとカレンは、副長のハーモン・ラブ大佐に話を聞く。ラブ大佐は、船から失踪したクルーの捜索で今は忙しいという。そのクルーとは、ブライアン・リー捜査官だった。オリビア・ベアードはカナダ生まれで、両親とアメリカ市民になったときは、姓をベアードに変えていた。夫のマイケルは以前のチェチェン出身で、アンザロフという名字だった。なぜ彼らは名字を変えたのか。オリビアの仕事先はすでにもぬけの殻だった。リー捜査官はテロ活動などの兆候を掴んでいなかった。まもなく、落水したと見られるリー捜査官が遺体で見つかり、死因は6箇所を刃物で刺されたことだという。船内で刺されたとすると、誰かが後始末をしたことになる。To be continued...JAGの最終回で、ハーモンとマックはコインを投げて、どちらが今の仕事に残るかを決めようとして、そこで終わっていました。その後、クロスオーバーなどでバド・ロバーツが本家NCISに顔を出して2人のことを質問されて、答えを言う前に遮られたり、気をもませましたね。そして、ついに、ついに、LAシリーズにハーモンが出てくるなんて。しかも、JAGのテーマが流れる中、戦闘機のパイロットという同じシーンを再現してくれるなんて。もう、歓喜感涙ですよ。私はJAGのオープニングを見るときは、なぜか居住まいを正して、正座して見ていましたからね。ちなみに、彼はJAGを辞めてライン・オフィサーに戻ったのでしょうか。XOと書かれたシャツを着ているので「副長」としましたが、本来なら飛行部門のトップ、CAGだろうとのこと。でも、長年のファンのために、最大の空母のナンバーワン(副長)ということになったのかな。なぜ本家でなく、LAかということですが、チェグウィデン少将がヘティと古いつながりがあったり、こちらの方が馴染みがあるのかもしれませんね。LAシリーズ10周年のお祝いエピソードということかな。ネルはお母さんの容態が悪化して、途中でサンフランシスコに戻りましたが、こちらもシリーズフィナーレで何かありそうですね。ごく自然に「I love you」という2人の自然な絆が良いなあと次週は楽しみっ!
December 13, 2019
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カレンの過去の総ざらいでしたね。相当過去のエピソードを振り返らないと、わからないことも多いですが、とにかく終結がもたられました。シーズン8の「Glasnost」をさらっておくと良いかな。できればついでにシーズン2「Lange H.」を。前話の続き。カレンはアナをパヴェルの元に送り込んだ張本人がヘティではないかと、問い詰める。ヘティは渋々、ロシアに連行されたカレンの父親ニキータ・アレクサンドル・レズニコフ(ギャリソン)を探さないという約束だったと認めるが、そもそもはアナが自分で選んだ結果で、CIAの隠密作戦が持ちかけられたという。作戦を発案したのはジョエルだった。CIAはパヴェルの動向を探る作戦を立てていて、ヘティとアナの興味を引いた。レズニコフの救出は目的ではない。今朝、アナから暗号で連絡があり「ハバナ」と知らせた。送ったのがハバナのホテルのPCとわかり、チームはロジャーズには知らせずキューバへと発った。ジョエルは現地の情報提供者ライオネルと接触するという。しかし、ライオネルはアナの情報を持っておらず、カレンとジョエルは突然現れたパヴェルの一味に捕らえられてしまう。サムらはライオネルを締め上げ、カレンとジョエルの行き先を聞き出そうとする。ライオネルによると、数ヶ月前にパヴェルにCIAに協力しているのを知られ、家族を危険を及ぼすと脅されたという。パヴェルは非人道的な拷問を得意としており、サムはお互いに助け合ってパヴェルを追うよう持ちかける。カレンが目覚めると、目の前に父がいた。ここはハバナ郊外の地下施設で、レズニコフは昨日アナの姿を見たという。どうやらアナはパヴェルと組んでいるようだ。もう殺されたと思っていた父だったが、その前にはシベリアの収容所にいたという。パヴェルは2人にある男を拷問しているところを見せる。レズニコフはその男のことを知らないと答えるが、男のタトゥを見て動揺する。男はコメスク一族だった。パヴェルは男に盗まれた物をレズニコフに探らせようとしており、さらに拷問を続けるという。パヴェルはカレンに、ケイト・ミラーこと、カティアが戻ってきて「敵」を連れてきたという。明かりをつけると、そこにはアナとジョエルが壁際に立たされていた。パヴェルが銃を向けるも、レズニコフは協力を拒む。パヴェルは2人を処刑する。NCISチームはKGBが使っていた古い地下施設を特定し、カレンとジョエルの救出方法を探る。エリックとネルは古い設計図を手に入れ、通風孔が二箇所あるという。カレンもまたパヴェルの厳しい拷問を受ける。コメスクの男はダリウス・レズニコフと言い、父レズニコフとは父親同然だという。実はレズニコフはダリウスの実の両親を殺して、罪悪感で息子として育てることにしたのだった。レズニコフはついに口を開く。KGBが踏み込んだ時にダリウスが殺されたと思っていたレズニコフは、「息子」を探すことはなかったと言い、謝罪する。2人は向き合いながら、指で合図を送り合う。パヴェルはキューバで進めてきた計画が頓挫し、それがモスクワに知られれば彼は殺されることになるだろう。ダリウスはその証拠を「父」を開放するために使いたいという。パヴェルは2人が何か企んでいると察し、2人を引き離そうとする。ダリウスは反撃し、レズニコフは撃たれてしまう。別室にいたカレンは殺されたはずのアナとジョエルに助けられる。2人は電気ショックで眠らされていたという。3人はレズニコフを救出し、施設に入ったチームも加わって地下施設から脱出を図る。ダリウスは逃亡したパヴェルを追うが閉じ込められてしまう。パヴェルは施設に塩素ガスを充満させるボタンを押すが、レズニコフに追い詰められ撃たれてしまう。チームは充満する塩素ガスの中、施設から脱出する。休日に支局に現れたロジャースはカレンたちの作戦を知って解決法を探り、キルブライド大将の手配でヘリを差し向けた。アナはすでに脱獄して、国内では顔が割れているので、このままキューバに残るという。カレンにはアルカディに愛していると伝えてくれと頼む。帰国した手当を受けたレズニコフは重篤な状況となる。レズニコフは見舞ったヘティにダリウスに自分のことを伝えてくれたことを感謝する。ダリウスは施設に置き去りにされたが、どうやら生き延びたようだ。レズニコフはカレンにもうひとりの娘に会いたいと頼み、カレンの姉ハンナの墓参りをする。父は帰らぬ人となり、娘の隣に埋葬された。なぜ小細工をしてまで、パヴェルがアナとジョエルを殺さなかったのかが謎ですが、ダリウスの話が本当だとすると、ダリウスが盗んだ証拠を探り出すくらいなら、さっさと殺せばよいのにと思います。つまり、パヴェルのメンタルがやられてしまって、ひたすら拷問を繰り返して楽しんでいたということだったのかな。アメリカから連れ戻したレズニコフを生かしていた理由もわかりません。伝説の元KGBのスパイで、アメリカ側に寝返り、とにかく、謎の多いレズニコフの人生でしたが、カレンにはもう一人「兄弟」がいたということですね。ダリウスはKGBのスパイとして訓練を受けたようですし、彼もまた祖国を裏切ったということか。ヘティとは連絡が取れているようなので、今後また出てくる可能性はありますね。アナはキューバに残って、CIAの手先として生きていくのでしょうか。カレンとはもう会わないのかな。一方、ジョエルは家族を捨て諜報員として生きる道を選んだという。こちらはNCISとまた仕事をすることもあるのでしょう。やっぱり、本命?(笑)ロジャースは今回もチームのピンチに、事態を丸く収める手腕を発揮してすばらしいです。
December 6, 2019
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おっと、これはなかなかの力の入ったエピソードですね。期待していなかった分、満足度高し。またまた、ヴァスケスロックのロケ地でした。ゲストの連邦保安官補は、TNGのターシャ・ヤーでしたか!カレンはアルトン刑務所に収監されていたアナが脱獄したという連絡を受ける。アナは同房のケイト・ミラーと共に脱獄し、ニュースでも大きく報道された。アナは丸腰の被害者を殺した危険な犯罪者と見られいているため、逮捕時にアナが殺されることもある。ロジャースはNCISが捜査に関わるのを許す。連邦保安官補のロングは、カレンとアナの関係を重視し、カレンが脱獄に関わっているのか追及する。脱獄には外部の人物が関わっていると見られ、そのうちの一人は企業の顧問フィル・カルモナだという。ケイトはカルモナに何度も電話をかけていた。しかし本命はアナの父アルカディで逮捕される。カレンはATF捜査官だったアナが脱獄するには、よほどの理由があったのではないかと考える。始めは連邦刑務所に入っていたのに、州刑務所に移送されたことも謎だ。ロングによると、州刑務所で暴行を受け入院したアナは、その後精神科医にかかっていたという。カレンは入院中にアナを見舞ったが、アナはもう近づかないで欲しいと言った。ロングはカレンが脱獄に関わっていないことを確認して、NCISとの合同捜査を認めるという。カルモナは1時間後にコスタリカに発つことになっていた。アルカディの方はアリバイが成立し、帰されることになったが、アルカディも州刑務所への移送がATFのおとり捜査ではないかという。刑務所長によると、4ヶ月前の殴り合い事件でアナを一人で監房に入れていたが、ケイトの監房でボヤが起こり、アナと同房になったようだ。2人は看守のカギを奪い、ダストシュートから外に出た。1日2時間は監視の目が届かない状態にあったアナは、メンテナンストンネルを抜け、壁に穴を開けていた。出口は外部からチェーンが切断されていた。カルモナの身柄を確保しボートハウスで尋問するが、何も話そうとしない。ケイトは売春の罪状があり、カルモナは客でそのことで脅されていたようだ。ボートハウスにアルカディが現れ、頼みがあるという。アルカディはカルモナが尋問されているのを知って、彼はロシア財閥と関わりのある人物だという。アナとケイトがガソリンスタンドで車を奪ったのが発覚し、ケイトが公衆電話で誰かに連絡していたことがわかる。口を割らないカルモナに、ロジャースはアメリカ政府から制裁対象になっているロシア財閥との関わりについて揺さぶりをかける。ついにカルモナは、ケイトの顧客であったことを認め、その事を家族に知らせると脅されたという。ケイトはその見返りとして、カルモナの取引と取引先に関する機密情報を求めた。ケイトが刑務所で使った使い捨て携帯の通話先は、ロシア領事館だった。さらに、他人の身分を乗っ取っているという。ロシアのスパイを調べるためにATFがアナにおとり捜査をさせている可能性はなくなった。アナとケイトが奪った車が発見され、そこにゴーマンという男の射殺体が見つかった。サムはアナを信じるカレンに、ジョエルに騙された事を思い出せという。アナたちはロシア領事館が利用していた民間の飛行場に向かったらしい。目的は国外に逃亡することだろう。逃亡中のケイトはロシア人同士が同じ房に入った出会いに意味を感じたという。アナのスキルを高く買うケイトは、アナをロシアに来るように誘う。2人を乗せた車は検問ポイントに差し掛かった。アナは力技で検問を突破すると、その情報が当局に伝えられ、NCISもアナの車を追った。何としてもアナを無事確保したいが、飛行場でカレンとサムはアナの乗った車を向き合う。カレンに突っ込んでくる車は、銃撃を受けて宙を舞った。しかしそこに、ロシア関係者と見られる増援が現れNCISを銃撃する。両者が激しい銃撃戦を続ける中、カレンはアナとケイトが格納庫へ逃げ出すのを見つける。カレンはアナに「誰と組んでいるのか」と声をかけるが、アナはただ「信じて欲しい」「来ないで欲しい」という。カレンは「本気で撃つ」というも、結局2人を見逃す。飛行機はロシアに向かったようだ。ロジャースはアナを州刑務所に移送する決定をしたのは司法省という答えを得た。ネルはケイトの資料をCIAに問い合わせ、ロシア連邦保安庁のトップ、パヴェルとケイトの関係が明らかになった。カレンはアナがパヴェルを追う理由は、ただ一つ、カレンの実の父親を追うためだと断定する。to be continued....パトカーに追跡されるシーン、たしかに「テルマ&ルイーズ」みたいでしたね。ロシア関係者が運転していたのは違いましたが。アナが独自の意思でカレンの父親を取り戻すためにロシアに渡るのだとすると、カレンはいても立ってもいられませんよね。命を危険に晒しても、自分のために尽くしてくれるとなれば、カレンの心に再び愛の炎が燃え上がるでしょう。実際は司法省から何か任務を帯びて、ケイトとその関係先を暴くよう行動していたと見るべきかも知れないですが。いずれにせよ、個人的にはジョエル本命説がゆらぎます。(笑)始めはカレンの数少ない交際相手として、彩り程度の印象だったアナでしたが、キャラクターとして際立ってきました。今回、もう一人株を上げたのがロジャースですね。特別検察官の特権を振りかざしてカルモナを丸め込んだり、アルカディとやり合ったり、さすがです。チームにはいじられるのに、容疑者には強くて意地悪さが際立ちます。次週はロシア行きなのかな、続きが気になります。
November 30, 2019
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タイトルは「隘路」という、日頃使い慣れない言葉で、アメリカでは難所とかネック、交通渋滞地点という意味になるらしい。でも、映画「ブレイブハート」の背景であるスターリング・ブリッジの戦いがいわゆる隘路での勝利だった、ということで、ディークスがさかんにウィリアム・ウォレスの真似をしていたのがお楽しみだった、ということですね。他にもいろいろ映画ネタがありましたが、無理やりねじ込んだ印象はありました。大麻をめぐる、複雑な状況は興味深かったです。医療用の大麻を運ぶ車が銃撃され、警備員として同乗していたSEAL隊員のアロンゾ・ガルシアが重症を負った。犯人は大麻を盗まずに、積まれていた取引の手数料25万ドルを盗み、運転手のジェイソン・リードが行方不明になっている。LAPDとFBIが捜査にあたっているが、NCISもアロンゾから情報を得ることにする。犯人は現場の証拠を始末してプロの仕業と見られるが、ケンジーは見落とされた薬莢を発見する。アロンゾは手術を繰り返し、意識があるものの管が差し込まれているので話せない。サムはアロンゾとモールス信号を用いて、「ジェイソン」という言葉を受け取る。NCISにヘティが戻り、チームの拠り所が再び動き出す。医療用大麻を扱う会社のCEOによると、輸送車が襲われるのは初めてだという。ジェイソンもアロンゾも、1年以内に雇われ、現金を運ぶときはCEOが直接2人に伝えるので、情報が漏れるはずがないという。NCISは従業員の身元調査のデータを受け取ることにする。ジェイソンは犯人に誘拐されたのか、逃走したのか、あるいは犯人とグルなのか、また、なぜ犯人が輸送者のルートを知っていたのか、謎が多い。ルートはアロンゾが決定していたという。ケンジーは通行止めや障害物であえて「隘路」に導いたのではないかと考える。証拠品の薬莢から、犯罪歴のあるブライアン・ブッカーの指紋が出たため、自宅に向かう。逃げ出したブッカーを逮捕したものの、ブッカーは弁護士を要求して何も話そうとしない。身内の被害に、サムは感情移入しそうになる。ヘティはネルの母親の病気について、自分が高度な手術を受けるよう説得するという。サンフランシスコまで行ったものの、母親の強い意志で帰されたネルは思いの丈をヘティに話す。ブッカーの家宅捜索で逃走するときに捨てた、携帯電話が見つかった。使い捨てなので手がかりがないが、通話履歴にあと3台の使い捨て携帯と通話していることがわかる。そのうち1台が1時間前に使われたことがわかり、現場となる住宅へ向かう。家主はエドワード・モリソンで、いきなり家の中から銃撃してきたため、SWATとNCISが突入する。閉じ込められていると訴えるモリソンだったが、サムらがドアを開けると攻撃してきたため、射殺される。モリソンは白人至上主義者だったと見られ、ブッカーも家宅捜索で同じ痕跡があった。モリソンはこの一週間で大量の武器を買い込んでおり、何か行動を起こそうとしていたと見られる。ネルの調査で、モリソンとジェイソンも前の仕事で同じ運送会社に勤めていたことがわかり、3人が金を奪って、テロを企てていたのではないか。ファティマは今日の7時に移民制度改革のデモが行われると言ったため、主催者に警告が伝えられる。NCISは現場にジェイソンがいると考え、付近を捜索する。ケンジーはライフルを使ってビルの屋上から広場を狙うと考え、チームは40階建てのビルの屋上に向かう。ジェイソンはすでにライフルを構えていたが、ファティマとディークスの機転でジェイソンを捕らえることができた。ヘティはエリックがIT企業から引き抜きを受けていることについて、後日ゆっくり話そうというと、ネルとサンフランシスコに向かう。祝ヘティ復活!リンダ・ハントはどうやら車を運転していて交通事故で入院していたみたいですね。かなり大きな事故だったようで、それも7月で新シーズンの収録直前なので、制作側の対応も大変だったでしょう。とにかく、無事戻ってこられて良かった。ロジャースについては、毎日来るわけでもないし、予定も知りませんと、いかにも適当な位置づけが笑えますね。先週心配したサンフランシスコへ移住の件も、ヘティが丸く収めてくれるようで一安心。状況は把握していたようですが、復帰すぐに大忙しですね。医療用大麻の扱いですが、国としては禁止しているので、取引に銀行口座は使えないとか、扱う企業とは商売しないという動きがあったり、ふーんと思うことが多かったです。グレーだが合法のビジネスです、というものいかにもアメリカだなあ。ファティマがすっかり、準レギュラーの扱いのようですが、今回に関しては彼女の立ち位置は意味がありましたね。SEAL隊員の妻が覚悟ができている、というのは妙に納得しました。ただ、副業として警備員をしていて撃たれたのだから、保険とか年金とか出るのかしら。それに、副業をしなければならないほど、お給料が安いのね、というのも複雑ですね。
November 22, 2019
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ある休日のNCISのメンバーという描き方ともいえますが、盛りだくさんでしたね。今後の伏線の提示なのでしょうが、何だろうこの中途半端な感じは。それにしてもヘティは一体どこへ?結婚式のヘティは本物だったのだろうか、という気もしてきます。(笑)ケンジーは陸軍のエヴァンス捜査官と組み、盗まれた軍の機密情報を取り戻す。突入の際にカレンが足に銃撃を受け、怪我をした身で甥のジェイクを預かることになった。ディークスはバーの休みの間にPA設備をグレードアップしようと作業をしている。戻ってきたケンジーは、店を休みにしたのは、海洋保全のために資金集めのイベントを開くつもりだったといい、バーが儲かっていないことでディークスと口論をする。エリックにサンフランシスコのIT企業から仕事のオファーがあり、ネルとエリックは面接に出かけることにする。仕事を終えたサムの前に、司法省のランス・ハミルトンが現れる。巨大ギャングのリーダー、オルテガの息子を射殺した元国境警備隊のジェームズ・ウォレスが家族ごと行方不明になっているという。オルテガの縄張りはテキサスだが、ウォレスに復讐をしようとしている見られ、ウォレス一家は身を隠していた。そのウォレス一家が家宅侵入された上、姿を消した。ハミルトンはサムにウォレスの捜索を手伝って欲しいと頼む。たまたまその場にいたファティマも、捜索に加わることになった。LAで、オルテガの手下イグナシオの車が発見されており、追跡したところコンビニ店に立ち寄った可能性があった。ファティマが客を装って中に入ると、店主のアヴロン・ベリーとその弟が取り込み中でファティマに銃を向けた。サムとハミルトンが加わって捜査の協力を求めると、イグナシオが現れ、ライフル6丁と車を奪われたという。オルテガはLAに暗殺者を送り込んでいた。恐らく、奪ったライフルを用いてウォレスを狙うのだろう。しかし、コンビニ店周辺の防犯カメラにウォレスの妻クリスティーナの姿が写っていた。クリスティーナは一人捕らえられており、ウォレスは妻を取り戻すためにオルテガを追っている可能性がある。娘のアマンダの消息も心配だ。奪われたベリーの車が郊外の別荘で発見されたため、3人が現地に向かう。そこには、イグナシオ一味と見られる男たちの射殺遺体があり、アマンダの服も残されていた。現場の様子を録音したデータを調べると、ウォレスはイグナシオの部下を捕らえ、妻の居場所をききき出すため、娘の目の前で男たちを拷問したようだ。クリスティーナの居場所を聞き出したウォレスはフェラ通りの住宅街に向かったため、サムらも後を追う。ファティマは駐車している車の中に、アマンダを見つける。アマンダは父に言われたとおり、知らないファティマに銃を向ける。サムとハミルトンはワイス兄弟の住居に侵入し、イグナシオに捕らえられているクリスティーナを救い出し、ウォレスも身柄を確保する。カレンはジェイクの扱いにぎこちなさを見せるが、やがて2人は心を開いていく。スマートテレビの設置で手を焼くディークスに、ジェイクが手を貸し見事にやり遂げる。無事、資金集めのイベントは開かれることになり、ジェイクを迎えに来たアレックスは子供をバーで預かるなんて、とカレンに怒る。カレンは今後もジェイクと一緒に過ごしたいという。ハミルトンとサムは今回の任務を通じて、通じ合うものを感じたという。以前、NCISを辞めたら俺のこところに来いと言っていたハミルトンだが、サムは今はまだその時ではないと答える。サンフランシスコに行くのに際し、ネルは母親の健康問題が深刻だと打ち明ける。ただ、サンフランシスコにはふさわしい病院があり、場合によってはLAを去り、両親と一緒に過ごすことになるかもしれないという。もし、そうなったときに、エリックが自分のために今の仕事を辞めてサンフランシスコに来るのは心苦しい。面接を終えたエリックは、自分が望む仕事を提示され、しかも金銭的にも十分なので、ネルと一緒にサンフランシスコに住むことも可能だという。これでもかっ、というくらいあれこれ詰め込まれていましたね。でも、ネルの涙でそんなものは吹っ飛んでしまいました。え?そんなの初めて聞いた。先日のシドニーとの会話に微塵もそんな話はなかったですよね。チームからいなくなるんですか?そんなことはないと思いますけど、あの涙はびっくりしましたね。エリックに良い仕事がオファーされるのは、本家のマクギーと同じ感じですが、こちらもネルとセットで戻ってくると思います。ケンジーがイライラしてバーをもう辞めたいと言い出したのは、らしくないと思いました。ディークスの方が細かいことでストレスをためて、ケンジーがどっしり構えるようなイメージでいました。まあ、いざというときは店を売ってしまえばよいでしょうが。ハミルトンの持ち込んだ事件は正式な任務だったのでしょうか。ファティマも無理やり付け加えた感じでしたが、ネルがお休みならしかたなかったのかな。あれもこれもあって、目まぐるしいエピソードでしたがジェイクに癒やされました。カレンの孤独を破るのは案外ジェイクかもしれないですね。
November 15, 2019
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ネルがメインのエピソードだと、本当に和みますね。ハリウッドネタもふんだんにあって、ワハハと笑いながら見てしまいました。それにしても、アメリカ人は洗濯機をゴミ箱に捨てるのか?これにはびっくりです。ネルはいきなり現れた姉のシドニーに強引にドーナツ店に連れて行かれる。姉妹間のやり直しをしたい、ということだが、何かあるようだ。国防総省の使節団の護衛をしていたメイソン・ウォーカーが殺害され、ゴミ箱で見つかった。使節団のシンディ・カン指揮官によると、ロシアの新型潜水艦に備え、海軍の技術者や潜水艦の乗組員らが防衛戦略を検討する会議があり、その機密情報が入ったハードドライブが盗まれたという。NCISは、使節団をボートハウスで警護することにする。使節団は昨夜は深夜2時までオフィスビルで仕事をして、ウォーカーを残して全員ホテルに戻ったが、関係者のうち、アンドレ・マルティネスという技術者と連絡が取れなくなっているという。シドニーはネルの携帯を水没させると、助けて欲しいことがあると言い出す。ドーナツ店の駐車場に、2人の幼馴染だったマルティネスが現れ、命を狙われているという。エリックは職場に現れず、連絡が取れなくなっているネルの事を心配するが、ロジャースには本当のことを伏せる。オフィスビルの受付で確認すると、深夜に二度、マルティネスがオフィスに出入りしていたことがわかった。さらに、マルティネスの口座に今朝、10万ドルが入金されているという。エリックはドーナツ店の駐車場でネルとシドニーとマルティネスが会っている映像を手に入れて、更に心配を募らせる。チームはネルがマルティネスと組んで国を裏切る行為をしているはずはないと考えるが、そのことはロジャースには隠すことにする。カレンとサムは、カン司令官にマルティネスに10万ドルを振り込まれている事を告げるが、カン司令官の様子が疑わしいという確信を得る。車を乗り捨て、監視カメラを避けた場所で、マルティネスはネルに、昨夜の出来事について話す。ホテルに戻った後、指揮官から電話があり、オフィスに言ってハードドライブをチェックするように言われ、仕事を済ませてホテルに戻ったが、カードキーを盗まれたことに気がついた。どうやら、呼んだ車のドライバーに盗まれたようだ。それで4時頃に指揮官に電話をすると、部屋をノックする音がして、開けると知らない男に襲われ、何とか逃げたという。当局が自分を追っていると感じたマルティネスは国防総省もNCISも頼れないという。ネルは信頼できるチームに連絡するため、一計を案じる。指揮官の動きを監視していたところ、ボートハウスを出たという連絡が入る。サムとカレンが尾行すると、指揮官はロシアのKGB関係者と会っており、2人を乗せた車はどこかに動き出した。その頃、エリックはネルが送ったメッセージを受け取り、カレンたちに3人が「マッシュ」のロケ地である州立公園にいると告げる。ロジャースはエリックたちの会話を聞いて、監視指揮官にマルティネスの居場所を告げてしまう。ロジャースは、信頼されず仲間はずれにされたことで、ネルを危険に晒したと、ケンジーたちに怒りをぶつける。州立公園の山道を登って、カン指揮官とロシアのスパイに追いついたサムとカレンは2人を確保し、手下のロシア人はケンジーが馬に乗って追いかける。盗まれたハードドライブは無事取り戻したが、ネルは警察に見つからないようにとっさにマルティネスとキスをしたことを、エリックに弁明する。実際、今日はシドニーと一日を過ごして楽しかったという。ケンジーとディークスは、ロジャースをバーに招き、仲間として受け入れることにする。指揮官の女優さんは日系の人なのかな。CSIマイアミにも出ている人でした。あんなに堂々と敵のスパイと会うなんて、ガードがゆるすぎますね。指揮官の電話などを調べる令状は取れなかったのかな。ちなみに「Commodore」という役職は、そんなに偉くないという感じですよね。せっかく登場したヘティがまた姿を見せないのが不思議といっちゃ、不思議ですが、ロジャースが試用期間を経て、リーダー役に収まったエピソードだったのかも。「Dr.ハウス」でも散々ハウスにいじられていましたが、今度こそ、チームに仲間扱いされて良かったですね。ネルとシドニーの関係、それにエリックが絡んで事件がややこしくなり、解決にもつながった。「マッシュ(M.A.S.H.)」の主題歌の歌詞だけで、居場所を伝えたのはさすがですね。まるでマジック。(笑)エリックはLA中のカメラを覗くことができるので、ネルも隠し事はできないけれど、それでも盲点はある。マルティネスとキスしても、謝罪ではなかったのが印象に残りました。2人の力関係なのか、エリックを理解しているからこそ、なのか。その他「カイザー・ソゼ」、「片腕の男」、「ノッティングヒルの恋人」など、映画ネタがたくさん。エピソードと同タイトルの映画もあるようですが、繋がりはなかったのではないかと思います。
November 8, 2019
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ついに「At Last」。「BONES」も同じシーズン10で結婚式がありましたが、あのときはシンディ・ローパーがこの曲を歌っていましたね。こちらのシリーズはロマンチックな部分は意外な人が担当して、泣いて笑って体育会系のドタバタあり。LAらしくて良かったなあ。ディークスは結婚式を数時間後に控え、落ち着かない。果たして自分はケンジーの夫としてふさわしいのか。そういえば、ケンジーがかつて結婚式の前に開けて欲しいと箱を渡していたが、あれはどこに行っただろう。サムとカレンが花婿を気遣っていると、なぜかそこにキルキンが現れた。ディークス・ラブのキルキンは、SNSで結婚式を知って思いを伝えに来たのだという。冗談じゃないと追い返す。結婚式に出席するチームのために、サンディエゴのNCISチームが今日は仕事を交代してくれる。ところが、この日に限って、何とキルキンが誘拐されたという。そんなことで結婚式を邪魔させない!というディークス。ネルが管理していた箱にはロッカーのカギがあった。ロッカーの中には、ケンジーの手紙と指輪があった。その指輪はケンジーの父親の形見で、最愛の父親はある日ケンジーの前から姿を消した。もう二度と守られ愛されていると感じることはないと思っていたケンジーに、ディークスが現れた。「この指輪はあなたのもの…決してなくしてはいけない」サムとカレンは泣きそうなディークスを励ます。キルキンを誘拐したのは、NYのイタリア・マフィアと関係のあるポール・バローニとわかる。バローニは役者で、キルキンはディークスの気を引くために狂言誘拐事件を起こしたのだろうか。サムとカレンはバローニの身柄を確保して、話を聞く。キルキンは自分の組織の中にくすぶる「異分子」をあぶりだすため、偽の誘拐事件を企てたのだという。キルキンの居場所はまだ判明しない。結婚式会場に客に混じって、人相の悪い男たちがやってくる。キルキンを探しているらしいが、当のキルキンも現れたため、チームは騒ぎを大きくする前にキルキンを逃がそうとする。キルキンは花嫁の控室に逃げ込み、ケンジーに「マーティを任せた」というと、窓から脱出する。後を追ってきた荒くれ者をケンジーとブライドメイドたちが退治し、ロベルタも参戦する。しかし、花婿の控室では逃げ込んだキルキンに追手が銃を向けていた。その時、部屋に車が突っ込み、車からヘティが降り立った。みんなが見守る中、ヘティによって式は無事行われ、2人は晴れて夫婦となった。ヘティは今までどこにいたのかと問われ、今はまだ言えないと答える。今日は友人と家族と私達を結びつける愛を称える日だ。ケンジーの写真の中にグレンジャーの姿があり、泣かされましたね。バージンロードは彼にエスコートしてもらうつもりだったという。ディークスに託した指輪のエピソードも良かった。辛い思い出でもある父の形見は、大切な存在であるディークスのものとなり、誓いの言葉も率直で胸を打つものでした。キルキンは「おっさんずラブ」じゃないが、すっかりキャラクターが確立して美味しかったですね。その他、女性陣も大活躍。ケンジーはドレス姿で大立ち回りをして、たくましさを見せる。ロベルタは破れたサムのシャツを繕おうとして、そのガタイの良さに思わずにんまり。ケンジーのママが大人しいのに比べて、ディークスのママのキャラの濃さが際立ってします。嫁姑問題も関係なし。ネルはドレスアップしてすっかり見違え、ミンディもマンディも顔を見せ、最後はついにヘティが登場でした。お留守だった理由は追々わかるのでしょうが、結婚式に姿を見せるなんて憎いじゃないですか。ちなみに、ヘティがいないときは誰が執行者になる予定だったのかな。このエピソードのスティール写真がIMDbにたくさんありましたが、本当にK&Dのきれいなことと言ったら。出演者全員が楽しんでいるようなパーティの写真などを見ると、本当に家族のような友人のような心地よさが感じられて、うれしくなりました。末永くお幸せに。
November 2, 2019
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わざわざディークスをお休みさせて、デシャン捜査官を出したのには、それなりに意味があったみたいですね。結婚式を前にして、ディークスが素敵すぎてたまらないです。オチョアがDCに戻って、誰でも良いから監督者がやってくるという感じですが、ロジャースはとてもチームに馴染んでます。ファティマのカムバックもありそうですね。女性記者が交通事故死した。レベッカ・フレイジャーは海兵隊の極秘任務について取材しており、海軍長官の要請で調べることになった。ディークスがバーの衛生検査のために休むので、代わりに証言のためにLAを訪れたデシャン捜査官がケンジーとコンビを組む。レベッカは元海兵のオデル・イカンデに接触していたが、イカンデはレベッカを避けていたようだ。イカンデは海兵隊特殊作戦コマンドの出身で、アフガニスタンに派遣されパープルハート勲章を受章していたが、任務で負傷して軍を離れていた。カレンとサムは、事故現場を調べ、車に手製の携帯基地局が仕掛けられているのを見つける。これで車をハッキングして、運転の自由を奪うことができるため、レベッカは事故ではなく殺された可能性が高くなった。おそらく、犯人はレベッカの車を尾行していたと見られる。イカンデの住まいには、ルームメイトのルヤ・ガネムという女性がいた。イカンデは今朝いつものように出勤し、モスクの用務員として働いているという。ロジャースは特別監察官という立場を利用して、イカンデの元上司から極秘任務について説明を受ける。任務はアフガニスタンの重要ターゲットの身元を確認することだったが、作戦の途中で近くの村で軍の民間契約業者が襲われたため、そちらの救出に向かった。その際、壮絶な戦いとなって、業者は救出できたものの、イカンデは部下を4人も失うことになった。イカンデが軍を離れたのも、その事が影響しているようだ。レベッカの取材に協力的でないのも頷ける。しかも、救出作戦中に村人が巻き添えで犠牲となっていた。救出された民間契約業者はシェンリー電工の社員たちで、その中のフィリップ・ベケットへイカンデが電話をしていることがわかった。ベケットらが村の発電機の修理をしていたときに激しい攻撃を受け、イカンデらに救出されたという。今朝突然イカンデから電話がかかってきて、交通事故を起こしてパニックになっているようだった。電話はすぐに切れてしまって、それきりだった。ケンジーとデシャンは、ベケットの話に納得できず、慌てて出かけたベケットを尾行することにする。レベッカの車を尾行していたとみられる白いバンが見つかり、カレンとサムが向かう。バンに乗っていた2人の男がNCISに抵抗したために射殺され、身元は「インベリオ・アステカ」という新興ギャングと関係あるという。バンから見つかった駐禁チケットなどから、カレンとサムはドーナツ店で聞き込みをする。店の従業員は、死亡した2人の写真を見て、スペイン語で何か話し「インペリオ・アステカ」や「ブロンコ」という言葉が聞こえたと証言する。ベケットはベニスビーチのボードウォークでイカンデと待ち合わせしていた。しかし、イカンデに突然ナイフを持った男が襲いかかり、ケンジーとデシャンが助けに入る。ケンジーが男を仕留める間に、ベケットは姿を消す。暗殺者はインペリオ・アステカの関係者だった。身柄を確保されたイカンデは、レベッカの取材には協力していたという。救出作戦でドローン空爆によって村人を死なせたことを心苦しく思っており、その事が報道されていないのが許せなかった。ところが、突然モスクで何者かに拉致されそうになり、自分は逃げおおせたが、ニュースでレベッカが死んだことを知った。なので、当事者だったベケットと連絡を取ったという。しかし、ベケットは姿を消し、事態を公にしたくないのは契約業者たちの方ではなのではないか。イカンデは村を攻撃してきた武装勢力が通常のレベルではなく、訓練されていて装備も強力だったと証言する。ベケットらが働いていたファラーフという村は、アヘンの産地で実は現地の軍人たちが仕切っている。「ブランコ」はヘロインの隠語で、シェンリー電工は事件後アフガニスタンから手を引いたが、その後も金回りは良いようだ。なぜか、ファラーフの発電機ばかりが故障して、月に一度は修理に向かっていた。つまり、シェンリーは村でアヘンの取引を行っていて、修理部品を引き取るトラックにアヘンを載せて運び出していたのではないか。シェンリーの物資を保管する倉庫が特定できたため、チームが突入する。確かにそこはアヘン工場で、用心棒が警備していた。一方、イカンデにベケットから「過去を掘り返すな」という動画が届いていた。ベケットはルヤを人質に取っており、イカンデはルヤが空爆の生存者だと明かす。たまたま、村の親戚を訪ねていたルヤの一家は空爆で殺され、ルヤはレベッカを通じてイカンデに連絡を取ってきた。ベケットはその事を知らないようだが、もし知られれば殺されるだろう。ベケットが交渉の場を知らせてきたため、イカンデは危険を押してその場に向かうことになった。NICSが監視する中、ベケットはあの国ではみんなやっていることだとイカンデに銃を向ける。村人が巻き添えになったのも、相手側が取引を飲まなかった結果でしかたない。デシャンが監禁されていたルヤを確保し、チームはベケットの一味を制圧した。シェンリー電工はメキシコ系のギャングを作り隠れ蓑として、アヘンの取引をさせていた。まもなく、シェンリーに司直の手が入り、レベッカの記事も公になるだろう。ディークスは結婚式で母親とのダンスのことで、ロベルタと口論する。ロベルタは何かとケンジー側と比較されるのを嫌い、恥はかきたくないという。ディークスは恥をかくなら自分に任せろ、それよりも母親への感謝をみんなの前で示したいという。今回の事件、同じCBSの「SEAL TEAM」でも現地で収穫されるアヘンをめぐり、背後に契約業者が、というエピソードがあったのを思い出しました。ちなみに、デシャン捜査官役のマーシャ・トンプソンはそのエピソードにも出ていました。チームの一員として。アフガニスタンでは、タリバンが農民にケシを栽培させて資金源にしているとか。大儲けできるとなれば、嘘をついても入り込む業者がいて、アメリカ人が現地で危険になれば、軍は彼らの安全を守らなければならない。イカンデ三等兵曹はちょっとナイーブな印象でしたが、同じ立場だったサムに話をするなどして、立ち直って欲しいです。政府も都合が悪いと隠蔽するのではなく、徹底的に調べなくては。デシャンとサムの間に何かが芽生えそうな雰囲気。今回はデシャンの相談にサムが乗ってあげた、という感じですが、お互いに信頼しているところが良いですね。カレンが世話を焼かなくても、ちゃんとやりますって。さて、結婚式を間近に、あれもこれもとストレスを感じたり喧嘩をしたりするのが普通かもしれないが、やっぱりディークスの方がアップアップしているのが面白いですね。ケンジーはどんとこい、という感じ。そして、ママとのダンスは絶対にやるんだ!と意気込むディークスの本音が聞けて、もらい泣きしそうです。本当に良い息子ですよね。あれだけ、我道を行くママを批判したり、毛嫌いしていたのに、結婚式では僕を育ててくれて感謝している、愛しているって、ああ、素晴らしい。ディークスみたいな夫、息子、父親、兄弟、友達、何でも良いから私にも下さい。(笑)
October 25, 2019
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NCISチームの八面六臂の活躍を描いた後半。ヘティのいない今シーズン、チームの成長を感じさせるエピソードでした。何と言っても10シーズンだものね、いつまでもヘティの子どもたちではないですね。映画館に閉じ込められたカレンは、裏の通用口の爆破に巻き込まれた幼い兄弟を救い出す。サムは負傷者の手当をしながら、ジャラールの最期の瞬間が自ら望んだことではなかったのではないかという。誰かが遠隔で自爆ベストのスイッチを押したと考えられ、エリックとネルは映画館の向かいのカフェに怪しい男がいたのを確認する。マスコミはマリシュク軍が予告した次のテロを警戒するが、オチョアはテロを阻止すべく、彼らが金を奪って行方不明のオマーを確保するように命じる。倉庫で死亡した南アフリカの元傭兵カーンは、半年前にパナマで身柄が確認されており、同じ南アの部隊出身のモスウェン・バッソンと一緒だった。2人は同時期に命令違反によって除隊となっていた。グラームが意識を取り戻し、ディークスはグラームが閉所恐怖症だと察して、テロについて追及する。マリシュク軍でのグラームとジャラールの立ち位置は、決して聖戦士ではなく、単に金の管理をしていただけだという。特にジャラールが自爆ミッションを志願するとは考えられず、マリシュク軍が民間人を狙って映画館を爆破することはありえないという。ただ、ジャラールは父親のようにオマーを慕っており、オマーはジャラールに軍を裏切れと言っていたいう。オマーの車が見つかり、カレンとサムが倉庫に踏み込む。そこで痛めつけられ殺されたオマーが見つかった。マシュリク軍の犯行予告動画はこの場所で撮影されたと見られ、犯人はジャマールについてオマーから何か聞き出そうとしたのではないか。ディークスは、オマーを慕うジャラールが、オマーを人質に取られて仕方なく自爆ミッションを引き受けたと考える。その他に殺されていた2人は制服とIDを奪われており、彼らの仕事場が次の攻撃ターゲットだと推測される。2人はLAの小規模空港の手荷物を搬出する作業に関わっており、サムとカレンが整備士として潜入することにする。荷物の搬入作業を担当する係員の中に、バッソンともうひとり南ア出身のサナレ・チェティを見つけたカレンは、2人を追い逮捕する。サムは飛行機に運び込むスーツケースに爆弾が仕掛けられているのを発見し、解除にかかる。しかし、チェティは起爆装置のスイッチを押してしまった。NCISが空港に人々の避難を要請する中、ケンジーとディークスは犯人一味と見られる男ネイドゥーを発見、追跡して逮捕する。サムは残り時間がわずかになったため、カーゴトラックごと空港の端に向けて走らせ、間一髪助かる。NCISの活躍で、空港でのテロは阻止したものの、やはりマリシュク軍の手口とは一致しない面が多く、カレンはより大きな犯行を隠すためのカモフラージュだったのではないかと考える。それも大義のためというよりは、金のためだと考えると、これから銀行や宝石店などが狙われるかもしれない。ボートハウスでネイドゥーの尋問を始めるが、ネイドゥーは崩れる素振りを見せない。終身刑になるとわかっているのに、この落ち着きは誰かに雇われて、すでに報酬を受け取っているからかもしれない。ネイドゥーは祖国に子供とその母親を住まわせ、面倒をみていたことがわかる。これで口を割らせると思ったもつかの間、FBIのロス捜査官が現れ、DCから来る捜査官のためにネイドゥーの身柄を引き取るという。NCISが異議を唱えても、ロスはネイドゥーを連れて立ち去る。空港に残っていたカレンとサムは、バッソンらが使用した車を見つける。そこには偽名のパスポートが残されており、カーン、バッソンらは犯行後海外に高跳びする計画だったようだ。NCISは、ネイドゥーらが自家用機でLAから脱出しようとしていたと考え、LAの航空機の動きを探る。ネルはバンコク発の4人乗りの飛行機が空港に着陸する予定なのを突き止める。乗客は南アの大物武器商人アンドレ・エルスで、刑務所に入るためLAでシカゴ便に乗り継ぐはずだった。テロ騒ぎで旦LAで飛行機を降り、拘置所に収監されるとなると、その道中に逃亡する可能性が出てくる。本当の目的は大義のためのテロではなく、エルスの飛行機をLAで足止めして身柄を奪還するためだったのか。奪還作戦に関わる雇った傭兵が重装備している可能性は高い。NCISはエルスの移送車を追い、途中で車を乗り換えようとしているのを捉える。しかも何と、FBIのロス捜査官がネイドゥーを解放し、エルスの脱走に手をかそうとしている。NCISは激しい銃撃戦で、エルスら一味を制圧する。ロス捜査官も犠牲となった。ファティマは目まぐるしい1日を体験し自信を失って、ネルに弱音を吐く。ネルは自分も始めの頃はそうだったとファティマを励ます。支局にウォーターソン海軍次官がやってくる。オチョアは何かと問題のあるカレンのチームが、果たして存続できるのかどうか見極める役割を担っていた。ウォーターソンに問われ、オチョアは彼らが優れたチームであると認め、ヘティへの忠誠心については他に類を見ないと太鼓判を押す。カレンが救い出した少年の手術が無事終わり、チームは映画館で亡くなった犠牲者を弔う集まりに参加する。確か海軍長官も女性だったと思うのですが、次官も怖いおばさんだった。彼女たちは軍人というよりは政治家ですよね。今シーズンお目付け役が次々と出てきましたが、オチョアはクリマイのDCの雰囲気そのままに、娘の依存症の問題を抱えており(このままBAUに戻っても違和感ない)、これっていずれまたストーリーに関わるのだろうか。アジア系の少年2人が、あまりにも子役として上手だなというのがちょっと気になって、あのシーンは取ってつけた感がありました。出口の爆弾がもう爆発しないなら、救助を要請しても大丈夫だったのでは?サムもネイビー・シールなので、ちょっとした衛生兵くらいのことはできるのでしょうね。しかし、資格を持たない人が手術まがいの事をすると傷害罪だろうと思いますが。まあ、そうことも含めて、チームのメンバーがプロとして優れた仕事をして結果を出したのをオチョアも認めざるを得なかった。たった一人の犯罪者のために大掛かりなテロなどするのは、犯人側からすると理にかなわないような気もします。「ブラックリスト」のレディントンなら刑務所を自在に操るだろう。でも、次から次へとフットワーク軽く動くNCISだからこそ、犯人逮捕につながったというのが見どころでしょうね。これで早くヘティに戻ってきてもらって、ケンジーとディークスの結婚式を祝いたいですね。
October 18, 2019
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何となくゆったりとしたテンポだったのは、続き物だったからですね。本国で2月のsweepsに向けて盛り上げる事になっていたのかも。確かに、スケールが大きくて緊迫感がある。冒頭のカーアクションも、本人がやったの?と思うほどの迫力でした。NCISチームは新しいテログループのマリシュク軍の攻撃を阻止する。彼らは海軍の記念艦を爆破しようとしていた。爆破テロに関わっていた男は、グラームという人物であることが特定され、イラク人の学生アバス・ジャラールと会っているのが判明したため、FBIはジャラールの身柄を確保した。しかし、移送中にFBIの車が襲われ、捜査官2名が殺された上、ジャラールが逃走してしまう。オチョア次長は海軍長官の依頼でFBIとの共同捜査を開始する。ネルは事前にマシュリク軍について、分析していたのが十分ではなかったと反省し、マリシュク軍に詳しい助っ人を頼むことにする。テロ阻止の際にグラームが負傷し入院しているため、病院の警備を厳重にする。FBIの移送車はすでに乗り捨てられ、燃やされていたが、ケンジーは車の遺棄現場近くにホームレスが住んでいることに注目する。ネルが見込んだ助っ人は、以前海軍でテロ組織網を捜査していたファティマ・ナマジ特別捜査官で、ナマジによると、マリシュク軍は他の組織と一線を画し、欧米をテロのターゲットとして、報復の感情を全面に出す組織だという。ジャラールを逃亡させたのは、FBIに情報を漏らすのを恐れた口封じではなく、新たな攻撃のためにコマとして取り戻されたと考えられるという。ジャマールはオマー・アジムとバナ・アジム夫妻が鶏鶏する両替所で働いていた。そのアジムが昨夜から行方不明だという。妻のバナによると、ジャラールが学生ビザの身としては不法就労だが、同郷のよしみで雇っていたという。ジャラール本人は良い子で家族同然の付き合いをしていたが、ある日、ジャラールが両替所の金に手をつけていることが分かったため、数日前に首にしたという。アジムの失踪はジャラールの首と関係しているのか?ホームレスの女性と接触したケンジーは、警戒する女性の心を開き、現場から逃げ去る車の情報を手に入れる。逃走に使われた車の情報が入ったため、FBIとNCISが倉庫に踏み込むが、敵はたった一人だけ残っており、銃撃されて死亡した。男は作戦の後始末のために残っていたらしく、テロ攻撃に使われる装備などは残っていない。ただ、大量のライフル銃を用意したようだ。死亡した男は南アフリカ出身の元軍人で、アメリカに入国した記録はない。ナマジはマシュリク軍は同郷の人材しか受け入れないのに不思議だという。倉庫で回収されたPCから、エリックは最後に閲覧した場所を見つけ出す。その付近にアメリカ政府や軍に関する施設はなく、カレンは民間人を狙ったテロなのではないかと考える。ソフトターゲットとして映画館を狙ったと判断したカレンは、映画館の支配人に観客を避難させるように命じる。ナマジはこれまでのマシュリク軍の行動原理から、映画館を狙わないのではないかという。しかし、カレンは現場でジャラールを発見し銃を向ける。その時、映画館の入り口で大きな爆発が起こった。態勢を立て直したカレンがジャラールに手を上げるように命じると、ジャラールは身につけていた爆弾を爆破させた。すでに、死傷者が発生して大変な状況だが、カレンは正面入口のドアに爆弾が仕掛けてあるのを発見する。マシュリク軍の作戦が派手な銃撃戦だと考えていたNCISは、映画館内の客をさらに傷つける仕掛けがあると判断し、爆発物処理班の到着を待ち、現場で待機することにする。しかし、負傷者を早く病院に運ばなければ命が奪われる。ナマジはテロの現場をはじめて目撃し、ショックを受ける。その時、マシュリク軍が爆破テロの映像を配信し、LA市民にさらに死と破壊をもたらすと宣言する。To be continued...いくつかの伏線がそのまま後半に引き継がれるのでしょう。ジャラールと一緒に姿を消した、両替所の主はどうなったのか、病院に入院しているグラールは何か知っているのか、なぜ南アフリカ出身の傭兵みたいなのが関係しているのか。首謀者を捕まえないことには、この戦いは終わらない。ナマジ捜査官はネルのことを尊敬しているようですね。イスラム教徒だが、ビバリーヒルズ出身のエリートという感じで、実践ではまだまだネルの足元には及ばない。彼女が後半、どういう活躍をするのか待ちましょう。ケンジーとディークスのベッドでの語らいは、本当にきれいですね。(ディークスは胸毛を剃っているのか?)先週のデイヴィッドとのやりとりで心情的に変化があったケンジーは、この仕事をいつまで続けるのかと言い出した。人助けをしたい、それもディークスと一緒に。良いぞ、良いぞ。ケンジーの優しさは、ホームレスの女性にも向けられ、サポートをしたいという気持ちが伝わったようだ。その様子もディークスは静かに(誇らしく)見守っている。良いぞ、良いぞ。カレンは相変わらず、一人父親を探し続けている。サムもその気持を思いやるけれど、こういう時にカレンは心を閉ざしてしまう。こちらも、次週進展があるのでしょうか。ヘティもそろそろ見つかってほしいですね。FBI捜査官が妙に軽くて、NCISチームを真似したのかと思いましたが、あっけなく死んでしまって残念でした。
October 11, 2019
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今回のシチュエーションは医療系か何かのドラマで見たような気がします。こういうのはLAとしては、珍しいかな。とにかく切なくて、涙しました。世界刑事裁判所(GCT)のエルムスリーから連絡があり、アサド大統領の人道犯罪を証明する証拠を手に入れたデイヴィッド・サラフが証拠を奪われた上、命の危機にあるという。デイヴィッドは化学兵器を使った攻撃で民間人が被害にあった映像をダウンロードしたが、部屋に男たちが入ってきたため、暗号化されたファイルをUSBに入れて逃げ出した。男たちはデイヴィッドを追い詰めると、壁と車でデイヴィッドを挟み、USBを奪って去ったという。実は、下半身を潰されたデイヴィッドは圧迫されているため大出血を免れているが、車を動かせば即死する状態だった。ケンジーとディークスはエルムスリーに頼まれ、デイヴィッドから話を聞く。デイヴィッドを追ってきたのは、シリアの諜報機関ムハーバラートの職員らしく、デイヴィッドを放置し黒のSUVで去った。入国したムハーバラートの職員を調べると、その中にレバノン人のラシード・ムルタダこと、シリアのナサ将軍の姿があった。ナサは戦争犯罪人で必ず捕まえなければならず、USBを取り戻してGCTで裁くことでシリアの内戦に終止符を打つことができるだろう。ナサのSUVが見つかったためNCISはホテルの駐車場に向かうが、デイヴィッドはケンジーを頼り、そばにいて欲しいという。デイヴィッドは妻と話したがっていたが、あいにくシリア国内のインフラが破壊されて、電話が繋がらない。デイヴィッドは息子を化学兵器による攻撃で失い、何としても人道に対する犯罪を阻止したいと考えていた。ケンジーはデイヴィッドを励まし続ける。ホテルの部屋を調べたところ、ナサの一行はすでに部屋を出た後だった。駐車場で怪しい動きをする車があったので止めると、中からタークが降りてきた。タークは国土安全保障省の情報で、1ヶ月前から入国したナサを尾行しているという。カレンはタークと手を組んでナサの一行を追跡することにする。エルムスリーは、車を動かすと命がないということをデイヴィッドに知らせていなかった。エルムスリーはデイヴィッドが信頼しているケンジーに伝えてほしいと頼む。タークが覚えていたナサの手下が乗っていた車が見つかり、NCISとタークが身柄の確保に向かう。カレンはナサを捉える時に、タークが平静さを失っている事に気づく。ボートハウスでの尋問でナサはUSBについて何も認めず、自分はレバノンの外交関係者だと主張する。国務省に連絡すれば、ナサは釈放されることになる。NCISは意識のあるデイヴィッドに確認してもらうため、ナサをデイヴィッドが釘付けにされた場所に向かう。ディークスはデイヴィッドの証言を録画するが、そこに国務省の職員が現れ、ナサの引き渡しを要求する。引き渡せば、間違いなくレバノンの外交団に引き渡されることになるだろう。結局ナサは国務省に引き渡されてしまうが、その事をデイヴィッドには伝えることができない。ケンジーはシリアで活動する友人に頼み、デイヴィッドの妻を探してもらうことにする。NCISは、ナサの身柄を確保したことが国務省に漏れたのではないかと考える。漏らした可能性があるのはタークだが、タークはいつの間にか姿を消していた。ナサはすでに釈放されており、ディークスはタークを追う。レバノン領事館前で見つけたタークは、6年前に相棒のロニーをタークに惨殺された事を打ち明ける。相棒の恨みを晴らすため、あえて釈放させて自ら殺すという。ナサはUSBをもう破壊しているだろうというタークの眼中に、戦争犯罪の告発は関係ないようだ。タークが再び姿を消したが、エリックはナサを追うために追跡スプレーを使ったとみて、タークの行き先を突き止める。ネルはダマスカスにいるデイヴィッドの妻を見つけ出し、デイヴィッドに電話をつなぐ。ケンジーは夫婦の深い愛情に涙する。ディークスはタークが侵入した倉庫に到着し、ディークスの援護を受けて、タークは一人ナサを追い詰める。タークは簡単に殺すことを選ばず、ひたすらナサを痛めつける。カレンとサムも到着して、ムハーバラートのメンバーを制圧するが、デイヴィッドの容態も悪化していた。エルムスリーがUSBが見つかったと告げると、デイヴィッドは妻と会話をして大切な宝物を自分は手にしていたと満足する。車を移動させる準備が始まるが、実はUSBの中身は消去されていて証拠は失われた。ケンジーはディークスの胸で泣き崩れる。「愛している」それで十分だ。冒頭に結婚の誓いの言葉をディークスが考えているシーンがありましたが、辛く酷い任務を引き受けたケンジーに掛ける言葉そのものが、もう誓いの言葉でしたね。助けを求める人、弱い立場の人に共感することができるケンジーは、正に「better engels」、人間の善なる存在です。デイヴィッドを生かすことで、捜査に必要な情報を得るというのなら、また印象が違ったかもしれませんが、エルムスリーにしても、大義のために戦うデイヴィッドを苦しみから救いたいという感じでしたね。死を意識して、価値ある人生だったのかどうか、デイヴィッドはケンジーに問いかける。なぜ世界はシリアで起こっている事に傍観者のような態度を取るのか、政治の問題があるからなのでしょうね。国務省も分かっていてナサをレバノン側に渡してしまうのだから、タークのように目には目をという考えも出てくるのかもしれない。ヘティがいたら、どういう舵取りをしたのだろうと思いました。ただまあ、本気で殺すにしては、タークも短銃ではパンパン撃つのでは難しいのじゃないかと感じました。たまたま「SEAL Team」というドラマを見ていると、彼らは殺傷力の高いライフルを携帯していますからね。タークは簡単に殺すのでは満足できないということだったのでしょうけど。結局、ナサはどうなるのでしょう。デイヴィッド殺害の罪で裁かれるのか、また外交特権で免責になるのか。それこそ、CIAがでてきて身柄を横取りされてしまうのかな。ディークスが「連邦捜査官だ!」と名乗るのも、ちょっと抵抗がありました。普段、「LAPDだ」と名乗るのに。
October 4, 2019
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今週もゆるっと和やかなエンディングで癒やされました。(笑)カレンはやはりバーの2階に住んでいるのですね。年休を44日も余らせて、ケンジーとディークスはハネムーンの行き先決めで盛り上がる。ネルとエリックはチームに良いところを見せたくて、張り合ってみせる。平和で何よりです。海軍武器補給所の兵站部所属、トーレス中佐が会議中に意識を失って倒れた。直前に何か音が聞こえると言い、倒れた時に頭を打って脳震盪を起こした。中佐はこの1週間、命を狙われているのではないかと疑い、警護を依頼していた。武器補給所では軍艦に大量の弾薬を補給し、巡航ミサイルも扱っていることから、中佐を狙った事件としてNCISが捜査を始めることになった。中佐の夫は天文物理学の教授で今日まで学会で出張中だったが、急ぎ病院に駆けつける。中佐は体調不良を誰かに毒を盛られたのではないかと疑い診察を受けていたが、麻薬などは検出されたなかったという。会議室で中佐のすぐ横にいたパーデュー上級准尉とザーン大尉も会議の途中で気分が悪くなったが、音は聞こえなかったという。NCISは窓や建物を通り抜けるマイクロ波による攻撃ではないかと疑う。ケンジーとディークスは病院で中佐が目覚めたため話を聞く。まだ頭が痛いという中佐は、またあの音が聞こえると言って苦しみだす。モニターの画面も乱れており、中佐が入院していることを知って、再び攻撃されたようだ。中佐は更に検査と受けることになり、NCISは影武者を使って病室にマイクロ波を検知する装置を設置する。犯人はおそらくまた狙ってくるだろう。サムとカレンは、中佐の代理となったパーデューに武器庫の警備を更に強化するようにいう。中佐の周辺で異変がないか調べていたエリックとネルは、自宅の前に毎晩同じミニバンが止まっていたことを突き止める。ミニバンの持ち主は精神科医のラジャーニとわかるが、ナンバープレートが自宅から盗まれたという。実際はミニバンは車庫の中にあり、防犯カメラには怪しい男の姿が写っていた。サムは車体から指紋を採取する。中佐の病室のモニターが反応し、周辺を監視していたケンジーとディークスは例のミニバンを発見する。2人がミニバンに近づくと急に銃撃してきたため、撃ち合いとなり、一人が車から崩れ落ちるとミニバンはそのまま走り去ってしまう。死亡した男はサムが採取した指紋とは一致せず、電気工事士のダニエル・バーネットとわかる。バーネットはSNSに移民に反対する内容を書き込んでおり、暗号化されたメールをヘイデン・ヨークという人物に送っていた。このヨークも移民反対派だという。ヨークの自宅を訪ねたケンジーとディークスに、大家は3日前に大きなトラックで引っ越ししていったと証言する。さらに、バーネットは使い捨て携帯に電話をしていたが、その携帯を購入したのがパーデューではないかという。パーデューをボートハウスに連行して話を聞くと、金に困って接触された人物に情報を漏らしたと認める。犯人が求めたのは巡航ミサイルの搬送予定の情報で、パーデューはまさか盗めないだろうと思っていたという。しかし、巡航ミサイルを積んだトラックが国立公園の中のルートから外れ、運転手たちら吐き気を訴えているという報告が入る。NCISが現場に到着すると、運転手や警護も意識を失っており、トラックに積まれたミサイルが消えていた。側にはマイクロ波を発生させる装置を積んだミニバンが残されており、ミサイルを起爆させることで、どこにでも甚大な被害を及ぼすことができるという。犯人のターゲットを探る中、ナンバープレートを盗んだ人物が特定され、ライトル・クリークに山小屋を所有しているという。NCISが山小屋に到着すると、トラックがあり、犯人グループが銃撃してきた。さらに、マイクロ波が発射されたため、4人とも激しい頭痛とめまいに動いを封じられてしまう。カレンは苦しみながらもマイクロ波の発生装置を攻撃して、マイクロ波を止めるが、ミサイルを載せたトラックが動き出す。サムは犯人グループが持っていたRPGを使ってトラックを止め、ミサイルを取り戻す。パーデューは降格処分となり、1年間週末に拘禁されることになった。ケンジーとディークスはハネムーンをペルーに決め、現地民のためにボランティア活動するという。実際にマイクロ波を使ったと思われる攻撃があったのでしょうね。中佐一人を倒すためには、大げさなことだなあと思いますが、中佐が倒れて誰が得をするのかと考えると、始めから部下の経済状況などをチェックした方が早かったかもしれません。パーデューが降格処分などで済んだのは、薬物依存の息子のことなどで情状酌量があったのかなと思いました。きっと、サムが口添えしたのでしょうね。マイクロ波は人間には影響が大きいようだが、精密機械にも影響が出ないのでしょうか。どれくらいの距離なら攻撃できるのかなど、興味深かったです。ディークスが「アイアン・メイデンのコンサートの後みたい」と言っていたのはちょっとおもしろかった。目をやられるとか聞きますけどね。なので、私は電子レンジの周辺には使用中あまり近づきたくありません。(笑)今回、サムが指紋を採取していたのが印象的。彼らは車に科学捜査のキットを常備しているのでしょうか。
September 27, 2019
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恒例のクリスマスエピソード。いるべき人がいないのが寂しいですが、彼らのことを決して忘れている訳ではありません。思いを同じくする仲間が集まって、互いを気遣い労ることに癒やされた気がします。深夜、クリスマスツリー売り場に、海兵が運転する車が侵入し銃を撃つなど破壊行為をした。すぐに地元警察に逮捕されるが、銃を撃った予備役のアーニー・ガーザが姿を消してしまった。銃を所持していると思われ、NCISがガーザを追うことになった。ガーザはアフガニスタンに派遣され、除隊後、PTSDの治療を受けたり、ドラッグなどの問題を抱えてリハビリ施設に入った後、職を転々として、現在は廃棄物処理場で働いている。運転手をしていたホーキンス二等軍曹は、2人でバーで飲んでいてその後の記憶がなく、気づくとツリー売り場にいたという。ガーザについては、最近様子が変なので話をしようと思い、バーに誘ったという。血中アルコール濃度は低く、2人は薬を盛られた可能性がある。カレンはアナ・コルチャックが連邦刑務所から州刑務所に移された後、大怪我をしたため病院に向かう。父のアルカディも駆けつけ、アナの手術の様子を見守ることにする。ガーザのガールフレンドは、ガーザの車の中で鎮痛剤を見つけたので心配していたと話す。リハビリは順調だったし、肩を痛めた時に鎮痛剤は使っていたが、根は良い人だという。ガーザの携帯を追跡すると、サンペドロ港にあることが分かったので、カレンの代役としてデシャンとサムが港に向かう。サムは係留されているヨットの中に、ガーザと同じ部隊だったハイランドの船を見つける。ヨットからガーザが現れたため身柄を拘束し、ボートハウスに連行する。ガーザもバーを出てから記憶がないと話し、ドラッグはやっていないと否定する。しかし、ガーザの血中から高濃度のスコポラミンが検出され、ディークスは強盗が被害者に飲ませて、言われるままに金や宝石などを手渡すことがあるという。ガーザとホーキンスの過激な行動や記憶障害はスコポラミンによるものか。サムとデシャンは2人が飲んだバーに行き、店内の防犯カメラの映像を確かめる。そこには、2人に近づく不審な男の姿があった。ガーザとホーキンスは、その男から仕事の話を聞かれたことを思い出す。廃棄物処理場の話から何を知りたかったのか。処理場の担当者は、一般の廃棄物以外に、病院や薬局から期限切れの薬などを引き受け週に3回処理していると認める。今日もすでに廃棄物が届いているというので見に行くと、廃棄物は処理される前に消えていた。搬入口の監視カメラが故障しているという。バーで接触してきた男は処方薬を売り歩くメイズ・クーパーとわかる。メイズは不動産王で麻薬取引の疑いのあるセレブ、ジョー・ジラーニと一緒にいることがSNSで分かっている。アグア・ダルシーのジラーニの屋敷に向かったNCISは、そこでパーティが開かれているのを確認し、サムとデシャンが潜入することにする。メイズとジラーニは逮捕され、処理場から盗まれた薬を積んだトラックも近くで見つかった。ガーザとホーキンスは壊したツリー売り場の修復を行い、サムの計らいで罪は課せられないことになった。アルカディはカレンが証言したために娘が刑務所に入ったと、カレンを責める。カレンはアナのことを大切に思っていると答える。腕の骨折の大手術を受けたアナは数日後、また刑務所に戻ることになる。ディークスのバーで、オフィスのクリスマスパーティが開かれることになり、ディークスはここにいない仲間のために乾杯を捧げる。クリスマス休暇の過ごし方がそれぞれで興味深かったです。家族と過ごす、愛する人と過ごす、今後のことも見えてきそうでしたね。今回の「グリンチ」役はやっぱりロジャーズでしたが、それほど悪い人ではなさそう。さすがにパーティには呼ばれませんでしたが、アナのことをわざわざカレンに知らせるなんて粋です。ディークスのスピーチには思わずホロリとしましたね。なぜディークスなのかといえば、オーナーなので当然ですが、本来の所属ではないのに彼の口からヒドコやグレンジャーの名前を聞くと、ディークスの存在がこれまで以上に大きく感じられて良かったです。ちなみに、カレンは出席できなかったけれど、一緒にごちそうの前でキャスト全員が並ぶ写真があったので、撮影後にみんなで楽しんだのでしょうね。ネルがメイクを濃くすると随分印象が変わるなというのが、発見でした。アナも痛々しい姿で出演しましたが、刑務所を変わったことが何か次のストーリーに繋がりそうです。アルカディがカレンを責めるのは当然の気持ちでしょうが、ベッドサイドのカレンを見て安心したかな?仕事や仲間よりもアナを優先したのですからね。ところで、アグア・ダルシーてバスケス・ロックスのあるところなのですね。LAから車で1時間、スタトレのロケ地としても有名で、私もいつか訪れてみたいと思っています。
September 20, 2019
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今週もゆるゆるっと、コメディチックに。いよいよバーの中身がお披露目になったのが目玉だったかな。とってつけたようなお目付け役は、要するに監視役のレギュラーが確定していないから出てくるのでしょうね。ピーター・ジェイコブソンさんは芸達者なので、明るいLAチームの雰囲気には合っているように思います。ナショナル・トラスト銀行に強盗が入り、一つの貸し金庫だけを盗んでいった。盗まれた金庫の持ち主は、元海軍将校ヴェロニカ・スティーブンスのもので、ヴェロニカは現在海軍のコンサルティング請負業者CCG社を経営していた。ロジャース監察官が現れ、支局の過去の捜査の見直しや現時点での各人の仕事ぶりを評価するという。ケンジーとディークスは銀行支店長のネルソンから話を聞く。犯人は3人組でマスクをしており、目撃者によると人質に丁寧で礼儀正しかったという。しかもプラスチック製の偽物の銃を使っていたことがわかる。カレンとサムはヴェロニカに事件について尋ねるが、あまり動揺した様子はなく、貸し金庫の中身は家族の宝石だったと答える。これはNCISではなく、ロス警察が調べるべきだという。ただ仕事上、脅迫を受けることも多いので、カレンとサムは会社に寄せられた苦情やクレームなどのデータを持ち帰ることにする。銀行の貸し金庫の出入り記録を調べると、ヴェロニカは1ヶ月に何度も金庫室に入っていることがわかった。NCISはヴェロニカが金庫の中身に関して、何か隠しているのではないかと考える。ネルがCCG社を調べたところ、会計報告などで改ざんがあったり、脱税の疑いがあるなど、問題のある会社だという。犯人はヴェロニカの会社の不正を暴くために強盗にはいったのか。しかし、サムはNCISが犯人の策略にまんまとはまるのが気に入らないという。再度CCG社を訪れ、ヴェロニカに金庫の中身について尋ねるが、答えを拒む。エリックは銀行の防犯カメラの映像に、用もないのに何度も支店を訪れている男を見つけ、顔認証で身元を掴む。ケンジーとディークスはベニスビーチでグレッグの身柄を確保するが、グレッグはバイトで客の人数と行員の休憩時間などを調べろと言われただけだと答える。黒幕がいると考え、ディークスはグレッグを釈放して尾行することにする。CCG社の業務内容で、敵国であるイランと何年もコンサルタント業務をしていることがわかる。さらに、ヴェロニカは海軍から仕事を請け負うたびに、個人口座に75,000ドルを振り込んでいた。ということは、ヴェロニカはイランに機密情報を売っていたのではないか。NCISはついにヴェロニカの身柄を拘束しボートハウスで聴取する。反逆者ではないかと言われ、ヴェロニカは自分はCIA局員であると打ち明ける。しかも、イランへは偽の情報を10年間にわたり流しているという。このことはCIAに問い合わせても否定するだろう。サバティーノもヴェロニカのことはしらないはずだ。従って金庫を奪ったのはヴェロニカがCIA関係者だと知っている者だろう。貸し金庫はヴェロニカの次の任務の指示書を受け渡す役割をしていたと言い、犯人はそれがほしかったのではないか。どこまで信じてよいのかわからない話だが、ディークスが追ったグレッグがバイクの女性と会っているのを確認し、その女性がサウジアラビアで育ったノール・アバーと分かったため、背後にサウジアラビアの関与があるのではないかと疑う。グレッグとノールの横に、バンが止まり中から出てきた男たちがグレッグを拉致する。車の中には今朝の強盗で使われたマスクが見え、ケンジーとディークスは逃走するバンを追う。ヴェロニカは状況の急変を告げられ、サウジアラビアの関与にイラン側の窓口の名前を明かす。カレンとサムもバンとバイクの追跡に加わり、強盗犯グループを仕留める。一味は未開封の貸し金庫を持っており、ヴェロニカに引き渡された。サウジアラビアの目的は、イランのスパイを暴いてアメリカに媚びを売ることだったのだろう。その首謀者についてはまだ探る必要があり、CIAの情報が漏れているのは問題となるだろう。ディークスのバーが開店間近となり、2人は店の名前を考える。バーの目玉はなんと言っても飾ってある「ゴールデン・ハンマーヘッド・シャーク」(ナミシュモクザメ)の剥製ですね。サーフィンを楽しむディークスの好みの内装なのだろうなと思いましたが、サメはもしかして「シャークネード」のオマージュかしらん。どんな店名になっても、サメにちなんで「噴水孔(blowhole)」はないと思います。ヴェロニカという人はこのままで終わりそうにない感じがしました。CIAの工作員として秘密任務に関わっているが、その情報がサウジアラビア側に知られてしまった。他所の問題だからNCISの知ったことではないが、サバティーノの名前も出ていましたし、CIAならジョエルにも繋がるかも。重厚なオチョア次長に比べて、いじられ役のロジャースさんは誰と組んでも楽しいですね。ヘティもいない、常勤のお目付け役がいない自由すぎるチームに「大人の監督者(adult supervisor)」だと、偉そうに言ったところで誰もまともに扱わない。それでもエリックとゲームで意気投合したのが、珍しい展開です。今週もディークスのキックスクーターのアクションが格好良かったです。
September 13, 2019
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いろいろ厳しかったからか、今回はゆるゆるっと脱力エピですね。ケンジー&ディークスの結婚式ネタに加えて、ネル&エリックは会話だけでなく、もうちょっと何かあっても良さそうに思います。途中出てきたグランド・パークは、たまにドラマで見かけますね。ちなみに、観光としてゲッティ美術館をオススメと言っていましたが、かなり以前ですが私も行ったことがあります。ハリウッドからはちょっと離れているのですが、何でも、駐車場が予約制なので現地の人でも何ヶ月待ち、なんてことを言っていました。敷地も建物も内容も、ものすごい規模でとても1日では見きれませんが、確かにおすすめです。ハドロウ海軍大佐の自宅に強盗が入り、客をもてなしていた夫妻が襲われて大佐は撃たれてしまう。ハドロウは無人潜水機の開発に関わり機密情報を扱っていたが、その内容にアクセスできるパソコンが盗まれてしまった。一緒にいたのは、パキスタンのアビディ将軍夫妻で、ハドロウとアビディは留学時代に同室だったという。地元警察が現場にむかうと、アビディは妻を残して姿を消しており、強盗が家に侵入するために鍵ボックスを利用していたことがわかったため、NCISはアビディと強盗との関連を疑う。ハドロウの妻によると、アビディ夫妻はホテルが急にキャンセルになったので泊めてほしいと言ってきたといい、夫とアビディはずっと連絡を取っていなかったという。夫妻には妻の連れ子エミリーがいたが、昨夜は在宅しておらず、今も連絡もとれないという。サムとカレンがアビディの妻に話を聞こうとすると、パキスタン領事館のアルヴィが現れ、アビディにはパキスタン国内で逮捕状が出ており、身柄を確保次第送還するので手を出すなという。逮捕内容については明らかにできないと言い、カレンは強盗犯の捜査のためにNCISがアビディを先に逮捕しなければならないと考える。やがて、アビディの車が発見されたためサムとカレンがグランドパークに向かう。アビディは誰かと待ち合わせをしているようだったが、そこに銃を持った男が現れたため、2人の身柄を確保しようとする。サムは逃げる男と撃ち合いになり射殺する。ボートハウスでアビディを尋問しようとすると、国務省のフェルトンが現れ、アビディを呼び出したのは自分だと言う。アビディはタリバンの訓練キャンプの情報をアメリカに渡すことになっていた。情報と引き換えに夫妻はアメリカへの亡命を望んでいたが、アメリカの同盟国であるパキスタン政府はなぜかタリバンの情報提供には協力的ではない。タリバンの情報を漏らしたくないから逮捕状を取り、口封じをしようとしたのか。ということは、ハドロウ家の強盗事件は偶然巻き込まれたものだったのか。夫妻の身柄は3時間後にパキスタンに送還されることになっており、NCISはアビディの情報に関心を持つ。アビディは20年間国に尽くしてきたが、2年前に娘をタリバンの爆弾によって失ってから、国への信頼を失ったという。政府はタリバンを恐れ、本気で戦おうとしない、だからアメリカに情報を渡そうとしたという。その情報はスマートウォッチに入っているが、強盗に奪われてしまった。国に戻れば刑務所に入ることになる。NCISはハドロウのパソコンとアビディのスマートウォッチを探し、アビディの送還を阻止することにする。ケンジーとディークスはSNSからエミリーの居場所を突き止め、パーティに潜入する。エミリーが若い男と揉めているところを身柄を確保するが、男は強盗の前科のある仲間と一緒にハドロウ家に押し入ったことを認める。2人は交際しており、金が欲しかったという男は成り行きでハドロウを撃ってしまったという。オチョア次長は、国務省の命令でアビディ夫妻を送還しなければならないという。もし、アメリカがスマートウォッチの情報を受け取れば、パキスタン政府との同盟関係に影響がある。例え、その情報でアメリカ軍の兵士が守られるとしても、確かな証拠がなければ国務省を動かすことはできない。ケンジーとディークスは、盗んだパソコンとスマートウォッチを売ったというフリードマンの自宅に踏み込む。幸い、まだ品物は人手に渡っておらず回収できたが、フェルトンとアルヴィはスマートウォッチを押収するという。やむなくスマートウォッチを手渡すカレンだったが、サムはまだ打つ手があるという。グランドパークでアビディを襲った男の身元は判明しないが、持っていた携帯に事件の1時間前に通話があり、それが領事館の秘書官サダトだとわかる。サダトはイギリス国籍だが、父親の仕事で中東で育ちタリバンの影響を受けたのだろう。現在サダトは、アビディ夫妻を空港まで移送中だというが、夫妻の命が危険だ。NCISは空港に向かう一行の車を追い、人質に銃を突きつけたサダトから夫妻を救い出す。アビディ夫妻は亡命が認められ、例のスマートウォッチはすでに闇サイトでオークションにかけられたのをアメリカ政府が入手したという。ケンジーとディークスはバーで働く人材を探して面接を続けていたが、なかなか希望の人材が得られない。そこに、ケンジーの母ロベルタが応募してきた。ディークスはとりあえず1週間試用期間として雇うことにする。最後のスマートウォッチの件がよくわからなかったのですが、パキスタン領事館が押収したものを闇サイトで処分したということ?それも変だなと思いますが、表向きは政府が買い取ったということにして、実はNCISがサダトから回収したという方が自然かなあ。タリバンのメンバーだった秘書官のいうように、外交特権があるのに撃ってしまったのも問題にならないのか気になります。妻が身につけていた娘の形見のネックレスは回収できなかったと言っていましたが、それはどこかで紛失してしまったということなのでしょうね。パキスタン政府とは同盟関係だが、そこにタリバンのスパイが紛れ込んでいるというのは「Homeland」でもありましたね。バーの従業員選びは面白かったですね。あの中の誰かは今後顔を出しそう。でも、ディークス・ママがいい具合に絡んできましたね。ディークスの悩みは増えますが、店は盛り上がりそう。エリックとネルの新居探しとカレンの家探しも今シーズンの話題なのですね。誰かがバーの2階に住むことになったら、それは大騒ぎになりそう。
September 6, 2019
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オープニングクレジットが変わりましたね。過去のネタ(Home Is Where the Heart Is 、The Silo)と、これまたモーズリーの置き土産を組み合わせて、上手く作ったものです。今週もガタイの良いおじさんが画面を占めました。とある場所にカレンら4人が呼び出されると、かつてチームと関わったことがあるトビン・シャケドが現れる。シャケドは元モサドで、NCISに娘の命を救われた件があったが、その後アメリカの当局に雇われ、隠密作戦に従事しているという。今回、「パットン・プジロジェクト」と呼ばれる、軍で極端な右翼思想をもつグループに関する情報を得て、カレンたちに捜査に加わるようにいう。「パットン・プロジェクト」によるテロ活動は、去年核ミサイル施設を乗っ取ってケンジーがそれを制圧したことがある。彼らの目的は中東のイスラム教徒を大量虐殺することだった。その後、グループメンバーに関して105人の容疑者リストが蓄積され、その中の誰かがベニスビーチで誰かに会うらしい。シャケドは全容疑者の写真と経歴を頭に入れて、身柄を確保しろという。あまりに曖昧でにわかには同意できないチームだが、そこにタークが姿を表し自分が情報源から情報を得たという。一旦、支局に戻り対応を検討するチームだったが、オチョア次長は海軍長官からの命令で、シャケドに接触するように言われたと説明する。しかし、シャケドのモサドでの任務のメインは暗殺で、NCISは本来の仕事ではないと反対する。オチョアはチームがメキシコで許可なく救出作戦に携わったことなどから、この仕事に選ばれたとほのめかす。容疑者リストを分析したネルとエリックは、海兵隊のホワイト曹長が死亡によりリストから消えているが、死亡理由も削除されているという。検視したシュラー医師は、機密に触れるので話せないと言いつつ、秘密軍事施設での任務経験から、水責めによる拷問死ではないかと打ち明ける。ホワイト曹長は9.11のテロ事件後、チャットで反イスラムの意見を広めていたが、シャケドか、彼の組織に狙われて尋問という名の下に殺されたのではないかという。チームはこの任務が法に基づかず、単なる処刑人になるのではないかと心配する。カレンはオチョアに納得できないと伝えるが、オチョアはメキシコでの作戦に対する免責と引き換えではないかという。上層部はカレンのチームをグレーゾーンでも動くとみなし、テロを抑止するために都合よく利用するつもりだ。もちろんチームに拒否する権利はない。ターク、シャケドを加えて、ベニスビーチで監視を続けているとケンジーが容疑者リストの一人、ローフォード大佐の姿を見つける。若い男と話をしているところをチームで追跡すると、ローフォードはバイクで逃亡して取り逃がしてしまう。一方、ビルの屋上に追い詰められた若い男は自ら飛び降りて死亡してしまう。死亡した男は、精神病で病院に入院していたブラッド・ケルビーとわかる。カレンはシャケドがローフォードを暗殺する前に、自分たちでローフォードを逮捕して手順に従って捜査したいという。ケルビーと同居していた姉は、ケルビーはうつ病を患い自殺の願望があったという。しかも、タイラーという人物に会ってからその思いがますます強くなり、歴史に名を残して死にたいと望むようになったという。ローフォードは自殺願望のある患者に自爆テロなどをさせようとしていたのか。確かにローフォードは過去数ヶ月間に、国内の53ヶ所の精神病院を訪ねていたことがわかり、テロの実行犯を探していたと見られる。おそらく、これから計画を実行するのだろう。ローフォードのバイクが発見され、NCISはシャケドには知らせずに逮捕に向かう。シャケドはNCISを尾行してローフォードを狙撃しようとするが、タークに止められる。NCISがモーテルの一室でローフォードを逮捕してボートハウスで取り調べることにするが、ローフォードはパットン・プロジェクトのことは知らないと答える。シャケドは2人だけで話したいと言い、他のメンバーの名前を明かさなければ、妻子に共犯の罪をでっちあげて終身刑にするぞと脅す。口を割らせるためには何でも有りのシャケドにチームは驚き、ローフォードが何を計画しているのかを掴むのが先だと考える。ローフォードの携帯電話から足取りを分析したエリックは、ローフォードがバーバンク空港に頻繁に訪れており、X線チェックを避けて保安検査場の抜け穴を探っていたのではないかという。ローフォードが持ち込もうとしていたのは何なのか。サムはローフォードと向き合い、イスラム教徒について意見を戦わせる。その上で、ローフォードの狙いは元テロ容疑者として搭乗拒否された人が搭乗を許されたケースを察知し、精神病患者を実行犯として送り込むことではないかという。すぐに搭乗者リストをチェックすると、1名がこれから航空機に搭乗することがわかった。すぐに機長とFBIに連絡を取り、チームは空港に向かう。空港では赤ん坊をだっこしたアリーが手荷物検査を通過しようとしていた。すぐに身柄を確保し身体検査すると、体には液体爆弾が貼り付けられていた。赤ん坊と一緒だと、ゲートをくぐらなくても不信感を持たれず、身体検査もすり抜けられると考えたようだ。カレンは免責の取引をしたのはオチョア自身だと追及するが、オチョアはLA支局を危険視し解体しようとする上層部から、チームを守ったのだと弁明する。今日の任務は本来の職務外だったというサムに、オチョアは昨今の対テロ作戦というのは単純ではないと言いつつ、チームの能力を評価し信頼を寄せていると認める。2分間の尋問で「搭乗拒否リスト」に結びつけるのはさすがに強引だなあと思いましたが、確かに空港の安全対策の抜け穴はありそうですね。実行犯に病気の人を利用するなど、本当にひどい話です。サムによると、ISISも同じようなことをするのだそう。それに対して、アメリカ当局の下で動くシャケドは、自白を得るためには嘘も脅しも手段を選ばないという。実際にそんな工作員がいるのかどうかは知るよしもありません。でも、軍人の中に極端な考え方をもち、大量破壊兵器にアクセスできる者がいるとしたら、どうやって阻止すればよいのでしょうね。先シーズンのミサイル発射施設のエピソードに続き、LAシリーズは敵は中にいるという発想が好きですね。連邦捜査官なのに超法規のブラックオペレーションをさせられるとは、今後もあるのかしら。オチョアはこれで正式に支局の責任者になるのかな?どちらかというと、DCの政治の世界に浸っている人という印象が強いですけどね。今回のお楽しみはスケートボードで疾走るディークスでした。
August 31, 2019
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ガタイの良いおじさんたちが画面を埋めたエピソードだった。(笑)でも、サムの今後が気になるような展開で、シーズン初めの「死ぬなら海で」を思い起こされます。ところで、先日たまたまちらっと見た映画版の「S.W.A.T.」にLL クール Jがディーコン役で出ていました。その時の役柄がサム・ハンナのキャラクターに反映されているのかなと思いましたね。同じLAが舞台ですし。ちなみに、ホンドー役はサミュエル L ジャクソンでした。大物武器商人のリック・ドットソンがLAに戻ってきて、恋人と過ごす家で殺された。厳重な警備をすり抜け、犯人は短時間にドットソンを殺したようだ。同じ分野で競争相手のコルビー・タルバートが関与している疑いもあり、サンディエゴ支局からの依頼でカレンらは捜査に乗り出すことになった。サムとカレンに同行したエリックは、現場で無線カメラを見つける。正面ゲートを監視していたと見られ、サムは海岸から犯人が侵入したと考える。それであれば、犯人はカメラを避けるためにわざわざ3キロ泳いできたことになり、殺し方などからも、特殊部隊の関係者ではないかという。遺体の発見者で恋人のカレンは、タルバートとは友好的な関係だったという。ドットソンの警備担当者は優秀だが、昨夜の事件で姿を消してしまった。その担当者からは、LAXに到着した時に不審者3名の写真が送られてきたという。ネルが分析すると、1人は犯行時のアリバイがあったが、もう一人は前科のあるジュリー・フエンティスで、残り一人は全く記録が見当たらないという。犯人が海に入ったと見られる場所に駐車場があり、昨夜は車3台とバイク1台が駐車していたことがわかる。サムは記録が見当たらない男の写真を見て、先程ビーチで見かけたことに気づく。その男はNCISの動きを察知したのか、車を発進させた。サムがバイクで追いついて身柄を確保すると、なんと、元海兵隊特殊作戦コマンドーのランス・ハミルトンだという。ハミルトンは妻の看病のために除隊してFBIのSWATチームに所属していたが、妻が亡くなると記録上、姿を消してしまった。今は司法省所属の国務省案件を単独で捜査するエージェントだという。実は、ドットソンのような大物犯罪者がこの半年で3人殺されており、プロの殺し屋による私的処刑ではないかと疑っているという。犯人はやはり特殊部隊の出身者ではないか。ハミルトンもNCISの捜査に加わることになった。フエンティスの自宅にケンジーとディークスが向かい、フエンティスがドットソンと取引があったものの、アリバイがあったことがわかる。ネルはバイクがカワサキニンジャという車種で、所有者はケイシー・アギュラーと割り出す。ケイシーの元夫ダニエルは、元アーミーレンジャーで、20ヶ月前に除隊している。妻は夫が除隊していることは知らず、バイクを所有し倉庫を借りていることも知らなかった。アギュラー夫妻は、2年前に9歳になる息子を近所の麻薬の売人を狙った流れ弾で失っており、それを機にダニエルは別人になってしまったという。ダニエルが借りている倉庫を捜索すると、次のターゲットとして、コカインの大物売人、ウィテカーを狙っていることが推察された。ウィテカーの行き先を追うと同時に、ダニエルが現れるのを監視していると、レストランで食事をするウィテカー一行に、ピザの宅配人を装ったダニエルがやってきた。ケンジーとディークスがウィテカーを守り、サムとハミルトンはダニエルを追い込む。2人は息子を殺されて暗闇に墜ちたダニエルをなんとか説得し、救い出そうとするが、ダニエルが銃を撃ったためサムが引き金を引いた。ダニエルはわざと的を外して、サムに殺されるのを仕組んだのだった。サムは複雑な心境をハミルトンにぶつける。ハミルトンは未だに闇を抱えるサムを思いやり、いつでも俺のところに来いという。司法省の仕事はデリケートな案件のため、単独で家を定めず、渡り歩くという。カレンの証言によって、アナの裁判の判決が言い渡される。アナはこれから長く刑務所に入ることで、自分はもう過去の自分に戻って生き抜いていくしかないという。父親のアルカディに対しても、もう会いに来ないでほしいというと、アナは別れの言葉をカレンにいう。判決は捜査官としての実績やNCISの陳情書などを考慮され、7年の刑期で3年後に仮釈放が検討されるという。たまに気づきますが、字幕にミスがありましたね。「司法省」が「司法者」になっていましたよ、FOXさん。最後はアナとは3年間お別れ、その間面会に行って支えるという意味なのか、それとも、これで完全にバイバイという意味なのか。カレンを睨みつけたアナは、恨んでいるということでしょうか。一応、メインのストーリーとアナの行動はリンクしていたわけですが、アギュラーは獄死するくらいなら、同じ仲間の手にかかって死にたいという道を選んだ。ネイビーシールの仲間意識は海兵隊のコマンドーだったハミルトンにも通じるところがあり、アギュラーのアーミーレンジャーの心情にも深く共感したということですね。ガタイの良いハミルトンみたいな人は、ひと目でこの人は特別と分かってしまいますが、もしかしてスピンオフでも考えているのでしょうか。アギュラーの奥さん、いくら悲しくても夫を殺したサムの胸で泣くかなあと、ちょと違和感がありました。ここで、サムが奥さんから酷く罵倒されれば、それこそ落ち込むきっかけとなったでしょうが。唯一明るい話題のケンジーとディークスの結婚準備ですが、中古のドレスで着た後は寄付するというケンジーの健気さに胸が熱くなる思いでした。
August 23, 2019
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モーズリー問題がついに解決か?何でも良いから、さっさと終わってくれ~ドローンのシーンはお遊びが長かったですね。ロジャース特別検察官の証言録取が行われようとしている中、ホテルのスウィートで男性が殺され、容疑者としてモーズリーの顔写真が発表された。オチョア副局長は、警察の捜査現場に密かにNCISの捜査官を送り込み、様子を探るようにいう。男はカルテルが送り込んだ殺し屋と思われ、モーズリーはあえて男の懐に飛び込んで倒したようだ。コンピューターの使用歴からモーズリーが図書館にいることがわかり、チームが現場に向かう。モーズリーが殺した男はモリナ・カルテルのエディだが、モーズリーは新興のロス・アセノシスを調べていたようだ。アセノシスは、数年前にボスが殺され組織は2つに分裂したが、ボスの愛人だったエラが双方の組織を牛耳っているという。モーズリーはアセノシスと手を組んで、モリナ・カルテルを倒そうとしているのか。ディークスはロジャースの証言録取を受けている最中で、カレンは時間稼ぎをするよう命じる。サムとカレンは表向きは成功した事業家のエラの邸宅を監視する。そこにモーズリーが現れ、エラに取引を申し入れる。モーズリーは賞金がかかっているNCISの部下の情報をちらつかせ、100万ドルの逃亡資金と引き換えに、エラの組織が当局の捜査から逃れられるよう手を回すという。エラは携帯を渡して、後から連絡するという。カレンとサムはモーズリーが自分たちを売ろうとしていると知り、ショックを受ける。モーズリーの乗った車を尾行したサムとカレンが、車を止めてモーズリーを逮捕しようとすると、そこに別のギュングの車が現れ、モーズリーを殺害しようとした。撃ち合いの最中、モーズリーは姿を消す。モーズリーがエディの携帯を所持していたことから、エリックが追跡すると、最後の通話でモーズリーはモリナ・カルテルに自分と息子の命を助けてくれるのなら、他の部下の情報を渡すと申し入れていた。疑うカルテルに、モーズリーは一人を連れて行くという。モリナ・カルテルとアセノシスの双方に取引を持ちかけたモーズリーは何をしようとしているのか。賞金がかけられたメンバーの中にタークがいて、現在LAで隠れているという。サムとカレンがタークのトレーラーハウスに向かうと、すでにタークとモーズリーの姿はなかった。しかしエラが渡した携帯に、取引を受け入れるという連絡が入り、1時間後にキャンプ場で会うという。チームが待機する中、モーズリーが縛られたタークと一緒に現れる。モーズリーはモリナ・カルテルにも連絡を入れており、どうやら双方を戦わせるつもりらしい。金を持ったアセノシスが現れ、エラは来られないという。そこに、モリナ・カルテルが現れて、お互いの存在に気づいたカルテルは撃ち合いを始める。NICSも攻撃して、ギャングを制圧する。銃を向けられたモーズリーはカルテルに渡すといった情報は、偽物で、信じてほしかったという。これから息子のところに行くというので、カレンはモーズリーを追うことを辞める。デレクはサムの友人トムに預けてあるが、サム自信も居場所を知らないという。モーズリーが渡したメモを元に、全員の証言録取が行われ、メキシコでの作戦の経緯、ヒドコの死亡などについて説明した。チームはモーズリーの命令で行動したことから、責任は問われないという。オチョアはまだまだ慎重にするようにいう。モーズリーのやることは一々無謀で、納得できないなあ。敵を欺くには、まず味方から?モリナ・カルテルが全滅したとは思えないし、暗殺リストの取り下げもよくわからないが、カルテル同士の抗争が続くのなら、とりあえずチームへの脅威は去ったということかな。エラは見たことがあるきれいな人だと思ったら、最近「シカゴPD」に出ていましたね。モーズリーは100万ドルで息子と2人、どうやって生きていくのだろうかというところですが、そんなことはもうどうでも良いや、とにかく自分から連絡してくることはないでしょう。やれやれ。ちなみに、モーズリーが助けを求めた武装したネイルの女性たちは何かの組織なのでしょうか。タークのナイスバディを拝めて良かったです。(ワンコも)彼は今後も出てくる可能性がありますよね。ディークスのバーはまだ改修工事中でいつお披露目があるのかしら。身を隠しているとはいえ、カレンは宿無しが似合いますね。ところで、東海岸から見ると、LA支局は「呪われた墓場」だということですが、本部だってたくさん人が死んでいますよね。(笑)エリックとネルの同居は大丈夫だろうか。大切にしていた生き物を「処分」してしまうのは、結構大事だと思うのですが。
August 16, 2019
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重しになっている上司が揃って不在で、鬼のいぬ間にやりたい放題、それこそフェアリーテイルみたいな展開でしたが、たまにはこういうのも良いですね。それにしても過去のネタを上手く組み合わせていましたね。カレンはアナに呼び出される。アナはカレンの証言によって、ATFから謹慎処分を受けており、裁判を受けることになったという。あなたが私の立場だったら、同じことをするだろうかと責められて、カレンはアナとは距離を取ろうとする。アナはこれからのことに怯えているという。かつてディークスが売春からの更生に力をいれていたティファニーが、仮釈放中に違法行為をしたとして逮捕された。警察によるとティファニーが客引き行為を行ったというが、ティファニーは無実だという。これで、公判が延期されてしまい、ティファニーは検察の言いなりになってしまうだろう。ティファニーの弁護士シモーニは何だか頼りなくて、ディークスは問い詰める。裁判を傍聴していたホワイティング刑事がディークスに、なぜそこまでティファニーに肩入れするのかと問う。実はティファニーは4ヶ月前に薬物所持で逮捕されており、現在は仮釈放中だった。それもティファニーにとって覚えのないことだが、逮捕された時はティファニーはNCISの捜査協力中でアリバイをNCISが証明することはできない。当時、フィリップ・ロビンスという男が海軍のソフトウェアを盗みイランに売った疑いで、NCISはロビンスがブロンドの娼婦が好きなことから、ティファニーに情報を探らせていた。元々はロビンスはティファニーの客でもあった。ティファニーの逮捕で、ロビンスは姿を消し捜査も降り出しに戻ってしまった。しかし、ティファニーにもNCISが掴めない1時間の空白があり、それについてティファニーは説明をはぐらかしていた。逮捕した警察官が何か関係あるのか?ディークスは内部調査課でディークスとも因縁のあるホワイティングに話をすることにする。逮捕時、ティファニーはコカインを所持していたという。NCISの潜入捜査について説明すると、ホワイティングは、ティファニーが捨てたはずの世界に再び引きずり込ませて、誘惑に負けたのではないかとディークスを非難する。サムとカレンはティファニーの母親から話を聞き、ティファニーの友達が弁護士を探してきて費用を負担してくれているという情報を得る。ディークスは責任を感じて落ち込む。エリックはティファニーの弁護士費用を送金している口座の動きを掴み、今日LAXで車を借りたという。口座の所有者はロビンスだと想定して、ロビンスがティファニーを狙う恐れがある。サムとカレンは、自分たちでティファニーを弁護する、違法スレスレの作戦を立てる。弁護士の資格のあるディークスは警察官なので、直接弁護することができないため、カレンが「遠隔操作」で弁護士になりすます。一方、金の流れを追ったエリックはサイクリングジムでまた金が使われたことを掴み、ケンジーとサムが現場に向かう。そこには、ロビンスともうひとりの女がいて、NCISに気づいて逃亡してしまう。一緒にいた女は元LAPD警官のブラウンで、セキュリティ関係のヴィヴィッドロック社に現在は勤めている。この会社は警察や軍人出身者が多く、政府から対暖冬ミサイルのソフトウェア開発を受注していた。ロビンスはこれを狙っているのか。ディークスはブラウンがなぜ警察をやめたのか、ホワイティングに尋ねる。ホワイティングは理由は公表できないというが、ロビンスと一緒だったことを突きつけると、ブラウンが証拠品の中からコカインを盗んでティファニーの持ち物に忍ばせた容疑を認める。検察のロペスと判事がブラウンと親しいことも疑われているという。ケンジーは留置場のティファニーに接触し、4ヶ月前の逮捕時に何があったのか話してほしいと尋ねる。しかし、ティファニーはただ信じてほしいと答えるのみだ。弁護士に扮したカレンが法廷に立ち、身の危険を理由に審理期間中の保釈を請求する。ディークスの「囁き」が功を奏し、保釈は認められた。ロペスは司法取引を持ちかけてくるが、カレンは取り合わない。ロビンスよりも先にヴィヴィッドロック社からソフトウェアを盗むという計画を立てたサムだったが、サムとケンジーが到着すると、会社では警報が鳴り響き人々が避難のために外に出てきた。ロビンスに先を越されソフトウェアを奪われたようだ。エリックがロビンスの車が市内を走っているのをキャッチした。彼らは裁判所に向かっているようだ。ディークスから協力要請を受けたホワイティングは、ロペスに起訴を取り下げるように圧力をかける。都合の悪いことがあるのか、ロペスが起訴の取り下げに同意すると、裁判所にロビンスとブラウンが現れた。ディークスはティファニーを連れて裁判所を脱出するが、そこにヴィヴィッドロック社の関係者らしき男たちが銃を撃って襲いかかってきた。サムとケンジーが裁判所に到着し、敵を制圧する。ロビンスが盗んだソフトウェアの行方はわかっていないが、ブラウンとロビンスの2人を競わせたら、いずれ吐くだろう。ディークスはティファニーに捜査協力を頼むべきではなかったと謝る。ティファニーはロビンスを裏切ったことから、友人のロレインが脅されそのことを誰にも言えなかったのだという。ディークスはティファニーと母親が帰っていくのを見送る。その頃、カレンの目の前で、拘束されたアナが裁判所に入っていく。アナはソコロフを撃ったことについて、聴取を受けるカレンに真実を話してほしいと言ったのですよね。それなのに、本当のことを証言したカレンに対する恨み節で、まあそれが人間というものでしょうか。カレンもキルブライドに言われなくても、アナと関わるのはヤバイと思って距離を置いていたと思います。嘘をついたら一蓮托生ですからね。裁判でどういう判決がでるにせよ、カレンを恨むアナが復讐するという展開はちょっと嫌だなあ。ドロドロではありませんか。何だか長引きそうです。ティファニーを誘惑の多い元の世界に潜入させるというのは、私も酷いなと思いました。彼女はまだ若くて素人、捜査官じゃないんだから。かつて同僚殺し容疑でディークスを追及していたホワイティングは、ティファニーを守るためにディークスがどんなことをしたのか知っているので、それはおかしいじゃないかと言えるのですね。でも落ち込んだり、ケンジーが慰めたりと良いシーンがあってよかったです。(笑)ところで、最後にヴィヴィッドロックの傭兵たちがティファニーを攻撃していましたが、何で?ブラウンが要請したわけでもないだろうし、会社の商品であるソフトウェアを盗んだのはブラウンとロビンスですし、ここはちょっと?でした。言葉の端々にディークスのバーの話が出てきますが、いずれバーのシーンがあるのかしら。
August 9, 2019
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モーズリーの問題は全員救出して終わりではなかった。(当然か)ヘティに恨みを持つ悪役(逆にチームにいじめられる?)の新たな登場で、騒ぎはしばらく続きそう。肝心のヘティについても「ヘティはどこ?」が、続きそうですね。ヘティの行方がいまだにわからず、元部下のキーンは最後にヘティにあった時、「国を見て回りたい」と言っていたという。支局のオフィスにNCISのオチョア副局長と司法省の特別検察官ジョン・ロジャーズが現れる。モーズリーが部下を巻き込んでメキシコで違法な作戦を行ったことの査察が入るという。今後聴聞会が開かれる予定で、チームメンバーも責任を取らされるかもしれない。モーズリー自身は保身に走る可能性もある。カレンとサムは、LAPDから交通事故現場に呼び出される。CIAのサバティーノが現れ、メキシコでカレンらが重要な情報提供者だったタークの身分をばらしたことを非難する。NCISを呼んだのは、賞金稼ぎの殺し屋が事故を起こしたが、その男の携帯にカルテルの暗殺リストがあり、そこにモーズリー親子やNCISチームの顔が上がっているという。モーズリー親子には賞金がかけられており、急いで暗殺リストのサイトを閉鎖しなければならないが、モーズリーらはすでにアップされて2週間以上経っており、身柄の保護が必要だ。モーズリーは息子のデリックの名前まで挙がっていることにショックを受け、自ら息子を守るという。オチョア副局長はロジャーズの捜査に協力して、刑務所に入るのは避けなければならないと止める。ロジャーズはメキシコへの作戦について記録開示する請求を行っており、チームの一人ひとりの聴取を要求する。どうやら、ロジャーズは数年来ヘティへ恨みを抱いているらしい。暗殺リストをアップしたIPアドレスを掴んだチームがタイ料理レストランを訪ねると、オーナーの孫娘が金のために雇われてサイトを運営していたことが分かる。週に一度掲載内容を渡す男がいるというので、エリックが防犯カメラの映像から突き止める。「エル・クチーヨ」というあだ名のヘクターはナイフ使いのカルテルメンバーで、チームが自宅に向かう。用心棒の強力な攻撃を鎮圧し、ヘクターを逮捕するが、NCISに襲いかかった手下はカルテルの殺し屋だった。つまり、カルテルは攻撃の手を休めずにこれからも次々と殺し屋を送り込んでくると見られる。モーズリーはサムの助言で、デリックをサムに預けて残った問題を片付けることにする。直接ロジャーズにかけあい、その結果モーズリーは休職扱いということになった。オチョア副局長は支局長の代理をカレンに任せると、ロジャーズがチームの過去にさかのぼってあれこれ探るつもりだから用心しろという。カレンの2人の女性関係(アナ、ジョエル)も問題となるだろう。カレンの携帯に、声色を変えたヘティから連絡が入る。チームのことは心配しているようだが、今は望まない場所にいてしばらくはチームの力になれないという。キルブライド大将がデリックの子守をしていたり、ロジャーズに意地悪して、わざと騒がしい聴取場所を使わせたり、ほのぼのしたところもありましたが、状況は非常に厳しい。モーズリー親子は殺されたことにしたらよい、というごまかし方もカルテルには通用しないでしょうね。2人はもう完全に姿を消さなければ、身を守ることはできないと思うのですが。サムがなんだか必要以上にモーズリーに同情的だったような気がしました。母親として当然のことをしたのだし、自分たちも自らの意思で作戦に参加した、ということですね。でも、その代償は大きかったと思います。アシカ(オットセイ?)のオーティスが久々の登場でした。ヘティが姿を消しているのは、リンダ・ハントご本人の都合なのでしょうね。健康問題なのかどうかわかりませんが、それをヘティのミステリアスなストーリーにしているので、上手いなと思います。オチョアさんこと、エサイ・モラレスは信頼できる役柄が多いので、できればモーズリーの後任は彼でお願いしたいところです。
August 2, 2019
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今週はお目付け役のおえらいさん方がいないので、いつものキャラクターの話がメインでした。復帰してすぐの事件がこれって、カレンは弱みに付け込まれたかも。LAを訪問中のサウジアラビアの副皇太子が何者かに襲われた。実際は、副皇太子を装った影武者の方が襲われて、暗殺者は影武者だとわかったのか、とどめを刺さずに去っていった。本物の副皇太子はすでにヘリでホテルに到着しているが、同盟国の実力者ということもあり、NCISも警備に加わることになった。現在警備を担当しているのは、FBIだがそのリーダーはカレンの父親をロシア側に引き渡した因縁のある、ブライアン・ブッシュだった。カレンは任務に気乗りしないものの、サムは警備体制が甘いと指摘し、2人は直接副皇太子の側で警護にあたることになった。副皇太子一行はホテルの最上階に陣取り、LAでビジネスのために来客者がひっきりなしに訪れている。ケンジーとディークスは影武者が乗っていた車からGPS発信機を見つけ、エリックが分析する。記録されたルートの中に、一箇所データを消した部分があり、ケンジーとディークスがそこにあるモーテルに向かう。モーテルの部屋には、女性がイスに縛り付けられていた。サラという女性の話では、知らない女性に呼び出されて薬を飲まされたという。仕事は出張のマッサージで、今夜は副皇太子の予定が入っているという。犯人はサラの仕事道具を奪うと、サラになりきってホテルに向かったようだ。カレンとサムがすぐに犯人の捜索にあたるが、逃げる女性を見たカレンはジョエルだと気づく。ジョエルはCIAの関係者を利用する闇組織に撃たれて死んだということになっており、そのことを知っているのはNCISの中でも限られる。カレンはチームに黙っていたのは仕方なかったと謝罪し、暗殺未遂の背景が影の組織と関わりあるのではないかという。ケンジーとディークスがジョエルのモーテルの部屋で見つけたUSBには、湾岸諸国地質調査社(2GS)という組織の資料があった。2GSは表向き、採掘と石油開発を行っているが、裏では戦後間もない正式な経済活動が認められていない地域に入り込み、利益を得ているとされる。ジョエルはこの組織について調べ上げていたようだ。副皇太子の近代化政策は2GSにとって、邪魔なのではないか。ボートハウスに集まっているNCISの前に、ジョエルが現れて自分は副皇太子を殺したいのではなく、危険なので警告した、彼を救いたいという。カレンは納得できないなりにジョエルの話を聞き、2GSが副皇太子を暗殺しようとしている証拠があると聞き、案の定、危険を察した一行は1時間後にホテルを出ると説明する。ジョエルは2GSが元CIAの工作員を使うことから、自分が現場に行って暗殺者を特定することができるという。移動する時こそが危険だというので、カレンはジョエルの言葉を信じて残り30分間で警備を強化することにする。ジョエルは本部で副皇太子の警備に関わる捜査官のリストを調べるが埒が明かない。説得されてネルはジョエルをホテルに連れていく。サムの助言で、影武者は屋上のヘリから空港に向かうことになった。サムは副皇太子とホテルの裏口に向かい、出口周辺はケンジーがライフルで監視する。影武者と屋上に向かったブッシュは、待機していた暗殺者に撃たれてしまうが、反撃して倒す。副皇太子が姿を表した時、ジョエルは背後に女性の殺し屋がいると叫び、ケンジーが撃つ。ジョエルの元部下の女性で、先程ホテルの中で騒いでいたカップルの一人だった。ジョエルの調査資料が証拠となって、2GSの取締役は全員逮捕状がでたという。カレンはこれで安全になったので、ジョエルに「家族」の元に戻るように言う。すでに死んだと伝えてあるが、話せば分かるのではないか。カレンに玄関口まで送られたジョエルは、そのまま立ち去ってしまう。ジョエルは先シーズンも出ていましたので(Fool Me Twice)、この路線は続きそうですね。ラストも予想通りで、いつかはカレンとジョエルは一緒になるんだと思います。(笑)ネルに銃を向けられて、「あの子いつから怖くなったの?」とかそれなりに馴染んできました。ところで今スパドラで「ミセス・ウィルソン」というのを見ていますが、諜報員とかスパイというのは、秘密を抱えたまま墓場まで行くのでしょうね。今更、家族の前に姿を見せて実はこうでした、と言ってもどこに真実があるにせよ、うまく行かないだろうな。ブッシュが「お父さんが見つかると良いな」と言っていたので、こちらも続編があるのでしょうね。サウジアラビアの次期皇太子が親戚大勢を軟禁したとか、彼らの権力を奪ったとか、リアルな話題もあって興味深かったです。ハリウッドにも金がオイルマネーが入ってくるなど、身内ネタなのでしょうか。ケンジーとディークスの「今度こそ結婚」というのは、そろそろネタも尽きたのでこちらも待ちくたびれています。結婚するする詐欺じゃなくて、本当に見たいですね。サムが「死ぬ時は海だ」というのは、何かこの先あるのかな。副皇太子とも仲良くなったようですし。
July 26, 2019
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先週のエピソードから、そこそこ時間が経ったという設定で、いつものペースに戻るまで繋のエピソードですね。だからなのか、エンディングはちょっと違う感じです。メンバーのプライベートでは、今シーズンいろいろありそうで楽しみ。カレンの仕事復帰が間近くなったが、キルブライド大将はワシントンでカレンのチームを解散するよう命じられたという。素直に命令に従うつもりはないが、これまでのチームの宜しくない評判は理解しており、ヘティがもし戻ってこなくてもチームを存続できるのかと尋ねる。カレンはできると答える。警備員4名が死傷する金庫強盗事件が起こり、1200万ドル相当の宝石や時計が盗まれた。金庫を開けるのに使われた爆薬が軍用のものだったため、NCISも捜査に加わることになった。現場に向かったサムと応援のデシャン捜査官は、警備員が犯人に多数の銃弾を浴びせているのに倒せなかったことに疑問を持つ。金庫のドアも爆薬だけでは倒すことができず、相当の力が必要となるが、一体どうやったのか。犯行時間はわずか5分程度だという。ネルは防犯カメラに写った犯人の映像を手に入れる。犯人は次世代の全身防弾服、パワースーツを身に着けていた。これはタロス作戦のために開発中のもので、今はまだ試作段階だという。しかし、盗難の報告はないという。犯人の乗った白いバンが交差点のカメラに写り込んでいたことから、エリックとネルが車の行方を追う。武器貯蔵基地のゴメス少佐によると、盗難の報告はないものの、使われた爆弾が特定できるとし、海軍海上戦闘センターに保管されているという。問い合わせると、極秘の実験室からスーツと爆弾が盗まれていることがわかったが、管理責任者のブリオネス兵曹長が報告していない。さらに、ブリオネスは行方がわからなくなっていた。サムとデシャンが交差点の付近を捜索していると、車の修理工場があった。話を聞こうとすると銃を出したのでオーナーを逮捕する。バンの持ち主は塗装を依頼し、黒く変えリモ会社のロゴを入れた。犯人は男女の2人組で、今夜そのバンを解体して処分することになっているという。ネルはLAPDと共同し、最強スーツを着た犯人が金銭目当てに今夜狙う場所を絞り込むことにする。ケンジーとディークスは、ブリオネスの住まいを訪ねる。アパートのドアは開いていて、そこには手足を縛られたブリオネスが射殺されているのが見つかる。同居している甥のジョーダンはクローゼットに閉じ込められていて、話を聞く。ジョーダンはレース好きで、賭けに負けて車を奪われ、ロブ・デュラントという男に金を借りた。ロブはブリオネスが海軍基地で働いていると知り、妻と娘を誘拐すると、基地から最強の兵器を盗めと脅した。2人も行方不明になっているが、妻の携帯がバーバンクのモールの駐車場にあることがわかった。ケンジーとディークスがトランクに閉じ込められている2人を救出する。ロブは警察のSWATに所属していたが、命令違反で解雇され、2年前の強盗事件では容疑者となっていた。ガールフレンドのレイチェル・コンウェイは刑務所に出たり入ったりしており、暴行とサイバー犯罪に手を染めている。エリックは2人の次のターゲットをツタンカーメン展が行われている会場付近に絞る。周辺には銀行もある。ネルは黒く塗装されたバンをガーデナ付近で見つけ、その近くにカジノがあるため、ターゲットではないかという。NCISのメンバーはカジノに向かう。キルブライド大将は、犯人の封じ込めが優先で市民と警官を巻き込んだ銃撃戦を避けなければならないという。サムとデシャンはカジノの駐車場でバンを発見し、車から降りてきたロブを攻撃する。いくら撃ち込んでもスーツは弾を寄せ付けず、しかも左腕はパワーが増強されている。遅れて到着した地元パトカーは逆に攻撃され警官が撃たれてしまった。サムは肉弾戦でスーツの下に銃弾を撃ち込むしかないと、ロブに飛びかかる。デシャンはバンの中からレイチェルをおびき出し、激しい戦いの末逮捕する。ヘルメットの隙間からなんとか弾を打ち込み、ロブを倒した。2人の目標はそもそも金銭目当てだったことがわかる。エリックは住む場所を探さなければならない状況になって、ネルに一緒に住まないかと提案する。カレンも復帰が認められ、新たな住まいを探しているという。ディークスはバーの2階に住めばどうかという。サムとカレンは、ヒドコの夫の母親シャーリーに会う。ヒドコの夫ウェインは、アフガニスタンで戦死していた。ウェインはシャーリーの父が第2時世界大戦中に日系人収容所に入れられたことから、軍隊に入ることを決めたという。いずれは政界に進出し、このような不条理な扱いが起きないようにするのが望みだったらしい。サムとカレンはシャーリーとまた会うと約束する。キルブライド大将はシーズン6の「The 3rd Chior」で顔を出していたのですね。モーズリーとヘティはDCで何か取り調べを受けているのでしょう。連絡が取れないとしても、管理部長なので指揮系統には問題ないのかもしれませんが、そもそもリーダーのカレンが休養中でそうなると、サムが代理の立場になるのかな。デシャン捜査官は多分、レギュラーになりたくてもなれない大人事情があるのでしょう。キルブライド大将がヘティの代わりにチームの後ろ盾になってくれると、頼もしいですね。先シーズンも準備していたケンジーとディークスですが、今度こそ結婚が現実になりそうで楽しみです。そして、ネルとエリックも本格的に同居?僕たち付き合っているよ~と言葉の端々で表現していた2人がビジュアルでどういう恋人ライフを見せてくれるかも楽しみ。ラストのミセス・ヒドコは日系人ということでしょうか。「ヒドコ」てどこの名前?という会話があったような気がしますが、日本人で「ひどこ」という名字は思い浮かばないなあ。でも、わざわざ日系人収容所の話を入れるなど、これまでの雰囲気とは違いますね。ノースハリウッドでの銃撃戦についても実際の事件のようですし、あれ?と思いました。サムはパワースーツを着た元SWATとガチンコで戦って勝つのだから、どれほどスーパーヒューマンなんだと突っ込んでしまいました。
July 19, 2019
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新シーズン・プレミア。とんでもないクリフハンガーの続きは、そうなった経緯はどうでもよくて、死線をさまよう4人というか、2つのカップルの絆に心が動きました。見ごたえがありましたね。海軍のお偉いさんは、「THIS IS US」の産婦人科の先生でしたね。カレンら4人が乗った車がロケットランチャーで爆破され、ヴァスケス将軍の部下が大破した車の中を検める。ウィリアムズも現場に到着して、デレクが乗っているかどうか確認する。NCISは4人共怪我を負っているが、特にディークスの意識が戻らない。デレクの行き先を話さなければケンジーを殺すと言ったところに、タークが現れデレクの身柄は自分が預かっていると袋を見せる。デレクを返してほしければ、4人を引き取り安全なところでデレクを返すという。取引を受け入れたウィリアムズだったが、タークらが救出ヘリのもとに向かうと、パイロットが殺されていた。袋の中にはタークの愛犬が入っており、嘘がばれれば5人の命はない。間もなく、ヴァスケス、ウィリアムズの手下が攻撃してきたため、カレンらは少ない武器で応戦する。LAではチームとの連絡が断たれ、ヘティに助けを求められたキルブライド大将が指揮を取りにやってくる。シロアナ空港に到着したモーズリーは、部下たちが消息不明になっていると知りショックを受ける。タークはカレンとサム、ケンジーとディークスに分かれて村へ行き助けを求めるようにいう。ケンジーは意識が戻らないディークスを担架に乗せて、引きずっていく。カレンは肋骨が折れており、サムは撃たれた足の傷が開いて出血が止まらない。2人は途中で少年に出会い、道連れにする。救出作戦を画策しているのか、ヘティの行方がわからなくっており、ヒドコの生死も解っていない。ケンジーは廃墟となった教会を見つけ、中で休む。ケンジーの呼びかけにディークスが目を覚ますが、状況は良くない。深夜に教会前に男が現れ、ヴァスケス将軍の軍隊が逃げたアメリカ人に賞金をかけて探しているという。元神父だという男は妻を迎えによこし、2人を病院に届けると約束する。カレンらも倉庫のような建物を見つける。カレンが次第に呼吸困難になり、サムは気胸を楽にするためナイフとペンがいるという。少年はすきをみて、逃げ出してしまう。やがて、銃を持った村人が小屋にやってくるが、少年はサムにペンを渡す。村人の助けでカレンとサムは病院に収容される。一方、ケンジーとディークスを乗せた元神父と妻は、やはり2人をヴァスケスに引き渡すつもりとわかり、ケンジーが襲いかかって車を奪い取る。ディークスは車内でもみ合ったときに再び頭をうち意識を失う。ケンジーが病院に到着すると、そこにタークも現れる。ウィリアムズやヴァスケスの手下が動いており、ここにいるのは危険だというタークは、ヘティがゴンザレスという人物にチームの救出を依頼したという。とりあえず、応援があるようにあえて武装しているのを敵に見せろというのでケンジーとタークは病院の前で見張りを行う。敵は続々と病院前に集まりつつあった。カレンとサムの病室にも殺し屋が向かう。近くで車内から部下に指示を与えていたウィリアムズの前に、銃を構えたモーズリーが現れ、すぐに撤収するように命じる。ウィリアムズが脅しに応じないため、モーズリーは一人ひとり射殺し、ついにウィリアムズを殺す。部下は病院に押し込もうとする仲間に撤収するよう指示し、危機は去った。病室に現れた殺し屋も、銃を隠し持ったサムに倒される。まもなく、ヘティの意を受けたゴンザレス捜査官らが到着し、4人は海軍病院に搬送されることになった。モーズリーはキルブライド大将に報告し、自分のやったことの代償はわかっているという。国境付近で見つかった人骨はヒドコのものと確認された。ディークスはケンジーにやはり結婚したいという。ケンジーも自分のすべてをディークスに捧げると答える。結局モーズリーは自分でメキシコに行って傭兵などを雇うなりして、デレクを奪い返したら良かったのですよ。NCISを巻き込むなんて論外で、最大の損失はヒドコですよ。そして、息子にはなんというのでしょうね。「お父さんは悪い人だったからお母さんが撃ち殺した」というのかな。いずれにせよ、これでモーズリー退場は決定でやれやれです。ずっと寝ているディークスに心の叫びをぶつけるケンジー、良かったですね。「意識がなくても喧嘩になるっ!」絶対に助ける、諦めないというケンジーの強い心と、夢の中で幸せなシーンを見ていた一途なディークスの組み合わせがやっぱりすばらしい。今度こそ、結婚してもらいましょう。サムとカレンもまた、長年コンビを組んだ夫婦みたいなもので、こちらも王道のバディドラマを堪能させてもらいました。カルテルに牛耳られ、苦しい生活を強いられている一般人がNCISを助けてくれたのは、意味があることだと思います。タークは現役のNCIS捜査官だったのかな、ということはこの先もストーリーがありそう。また、ヘティの分身として動いたのはベトナムから救い出したキーンで、この人もヘティの手足になるのでしょうね。渋いおじさんたちが活躍してくれるのはとても楽しみです。
July 12, 2019
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シーズンフィナーレ。ううむ、これで後半年待てと?先にメキシコに潜入したヒドコからは、何も連絡がない。ヴァスケスのアジトにも変わりはないが、早朝、ヴァスケスとウィリアムズが外出したという。チームは観光客を装ってロス・モチスで情報収集を行うが、現地では目立った情報は得られず、ヴァスケスのアジトの侵入は困難に見える。ヒドコの宿泊していたモーテルに向かうと、テイクアウトを持ち帰り、食べずに慌てて部屋を出ていったようだった。最後の位置情報の場所に行くと、大勢の足跡と共にタイヤ痕と、人を燃やしたような焦げ跡があった。確たる証拠はないが、ヒドコの安否が心配だ。モーズリーはヒドコは大丈夫だという。ヘティはチームに現地の人物を紹介する。観光客相手にバイクなどをレンタルしているアルロ・タークは、ヴァスケスの地所には行くなという。私有地を警備している者から撃たれる可能性があり、カルテルと警察、軍は裏で手を組んでいる。ネルはモーズリーに、デリック宛のビデオメッセージを撮影するようにいう。デリックにとって、いきなり突入しても、逆に誘拐だと思われてしまうからだ。バギーを借りてヴァスケスのアジトに近づいたカレンたちだったが、すぐに見張りに知られ、サムとカレンが逃げ遅れてしまう。押し問答をしている時にタークが現れ、うちの観光客だからと言って2人を引き取る。タークは諦めて次の飛行機で帰国するように促す。チームは打開策を求めて、ディークスのアイデアで馬をプレゼントする作戦に出る。ウィリアムズからデリックへプレゼントとして、乗馬のレッスンをするために敷地に入り、外にデリックを連れ出す。俺が行くというディークスに代わって、スペイン語の堪能なケンジーが潜入役を引き受ける。カレンはタークを追い、馬と運搬車の手配を頼む。タークはつきまとうカレンを殴る。衛星画像による監視では警護に空きはなく、システムも閉回路でハッキングはできない。防犯カメラのレコーダーに近づいて映像をクラウドに送信するデバイスを用いる方法を取ることにする。そこに、タークから依頼の品が届く。モーズリーは、メッセージビデオを撮影した後、姿が見えない。やがて、チャーター機の乗り合いを利用してメキシコ国内に入ったことがわかる。現地にモーズリーが現れれば、より危険が増すので、それまでに何とかしなければならない。ケンジーは馬を載せてアジトに入る。父親からのサプライズギフトだというと、建物の中からウィリアムアムスとデリックが出てきた。ウィリアムズは将軍からは何も聞いていないと言い、ケンジーを拘束する。ディークスは心配して今すぐ突入するというが、カレンは状況を把握し作戦を立て直す。サムとカレンは警報システムを利用して、外回りの警備をおびき寄せ倒す。トラックで正面ゲートから突入すると、アジトに催涙弾を撃ち込み銃撃戦を引き起こす。拘束されていたケンジーはウィリアムズに反撃すると、デリックの身柄を確保する。デリックはモーズリーのメッセージを見て、ケンジーを信じる。アジトの外で待機していたディークスは脱出した2人を載せて、ヘリとのランデブーポイントに急ぐ。父親がいないことで、やはり行かないというデリックにヘリから降りてきたモーズリーが声をかけ、デリックは救出された。ディークスはケンジーにヘリに乗るように促すが、ケンジーはサムとカレンを救出すると言って、アジトに戻る。サムとカレンは煙の中から、馬にのって脱出する。4人が合流して新たなヘリの着陸場所に向かう途中、軍が行く手を遮る。軍はRPGをチームのSUVに撃ち込み、車は大破した…かつて、これほどいい加減な行き当たりばったりの作戦はなかったと思います。ディークスとケンジーの気持ちもギスギスしている中で、政府の資産を利用して子供一人を救出、といっても、家族のゴタゴタに近い事情というのも酷いが、これで仮に4人が無事だったとしても、メキシコの警察、軍隊に拘束されるとなると、政治問題となりますね。ヘティでもなかなか手を出せない場所ですが、これ、ウィリアムズが4人と引き換えにデリックを渡せと要求することにもなりかねないし、つくづく、打つ手なしです。頼みの綱はタークか、あるいは死んだかも知れないヒドコが実はまだ生きていて、というパターンか。こうなると催涙ガスは馬に効かないのか、サムの足の傷は大丈夫なのかと突っ込むのもうどうでも良いです。ところで脱出するときに「Exfil」と言っていましたが、前から言っていたっけ?おなじみミリタリードラマの「SEAL TEAM」では、任務を達成するとすぐにこの「Exfil」の号令がかかります。とても緊迫感のあるセリフですね。いずれにせよ、このクリフハンガーで待たされるのは辛いな、せめてシーズン10の第1話だけでも先行放送してもらいたいものです。ほんと、このシーズンはモーズリーのせいで散々なシーズンでした。
December 28, 2018
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うーん、とっても嫌な気持ちで見ていました、こんなことってある?まあ、そう思わせるのが狙いだったのかもしれませんけど。情報提供者の情報で違法な武器の取引を追っていたNCISは、激しい銃撃戦を行い、容疑者の一人を捕らえた。その際、サムは太ももに縦断を受け治療を受ける。容疑者ミゲルは、組織の幹部の名前を言う代わりに、取引の仲介者の名前を言うという。それはATFが追っているスペンサー・ウィリアムズだった。モーズリーはその話を聞いて駆けつけ、自分でATFに引き渡すという。カレンはモーズリーの息子を海外に連れ去ったウィリアムズの繋がる話なので、用心のためケンジーとディークスにモーズリーを尾行するようにいう。事情を知らない2人は、モーズリーがATFではない場所にミゲルを連れ込むのを見て、中に入る。モーズリーは明らかにミゲルに暴力をふるったようで、ディークスの質問に彼は電話番号を吐いたと答える。ディークスは不法な取り調べの片棒を担がされたと憤る。支局に戻ったモーズリーは、カレンが勝手な事をしたと厳しい言葉を投げつける。明らかにモーズリーは常軌を逸しており、ヘティは懸念を示す。サムは病院から戻り、モーズリーの暴走は子供デリックのためだと理解する。エリックらが電話番号を調べたところ、メキシコ・シナロア州のヴァスケス将軍のアジトにあるという。ヴァスケス将軍はメキシコ軍の武器を調達する立場にあり、ウィリアムズとの接点もあった。今はオフになっているヴァスケスの携帯をモーズリーは令状なしに傍聴するように命じる。エリックはハッキングの記録が残ると渋るが、モーズリーに圧倒される。ヘティはモーズリーを呼び出し、見境なく暴走するとキャリア全てを失うと忠告する。それでもモーズリーはヴァスケスのアジトを捜索するために、国務省とFBIに電話を入れると言って聞かない。ヘティは息子を取り戻すための手段そのものを失うことになるという。納得のいかないディークスは、カレンに理由を求める。サムが事情を話すと、そこにモーズリーが現れ、カレンが2人だけの秘密と言ったのに漏らしたと責める。ディークスはモーズリーの強引なやり方に反発して反論するが、モーズリーはディークスに首を言い渡し、今すぐ荷物をまとめて出ていくようにいう。アジトでヴァスケスが携帯を使い、その通話内容が明らかになった。相手はウィリアムズで、木曜の11時に取引を行うようだ。ヴァスケスは飛行機でアメリカに向かう。モーズリーはこの録音をFBIに送れと命じるが、カレンは令状のない違法な録音なので拒否する。カレンはモーズリーに、ウィリアムズに執着しすぎており、これを進めればモーズリー自身に起訴状が突きつけられると訴える。カレンは正しいやり方でデリックを見つければ、全力で彼を救い出すと約束する。ヘティはすでにメキシコのFBI捜査官に連絡を取っていたが、現地警察はカルテルや軍と繋がっており、アジトを捜索させるのは難しいという。ウィリアムズは先に逃げてしまうだろう。モーズリーはヘティにもっと上部に掛け合ってほしいというが、ヘティはとにかく落ち着きなさいとなだめる。カレンはチームが巻き込まれるのを防ごうとしているだけで、ヘティにとってカレンは息子も同然だ。サムは病院に戻らず、デリック救出に協力したいという。衛星写真を見て突入は可能だというが、ウィリアムズを捕らえてアメリカ国内で捕らえたと嘘をつけば良い。サムは自分のように家族を失うのを見たくないのだという。エリックはヴァスケスの通話の音声に子供の声が入っていたという。モーズリーはデリックの声だと確認し、自分一人ででもシナロアに向かい奪還するという。カレンはモーズリーはヘティとLAに残ってほしいと言い、サムは負傷しているので、自分が行き現地で人員を確保するつもりだという。カレンはNCISのメンバーを参加させるつもりはないと言い張る。ディークスはケンジーに「辞め時」について、話す時期にきたという。ケンジーは仕事を辞めることは頭に無い様だ。デリックはメキシコで父親と幸せに暮らしているようだ、これは親権の問題で、そのためにチームが命をかけるようなことになってもよいのかという。モーズリーはLAPDから刑事を呼び寄せ、無理やりにディークスを帰宅させるという。ディークスはケンジーにデリックを救ってこの仕事を最後に2人のやりたいように、人生を送ろうという。ケンジーがディークスの望みに応えられないというと、ディークスは結婚をやめようという。新たな情報で、ウィリアムズと同じ部隊にいたガルシアがLAにいることがわかった。サムとカレンがガルシアの家に押し入ると、ガルシアは逃亡を図り、車に轢かれて死んでしまう。時間を急ぐモーズリーによると、ヒドコは自ら現地に向かったという。1時間以内にチャーター機が待っている。カレンはサムとケンジーとメキシコに向かうと答える。ヘティはモーズリーにこの任務を中止するようにいうが、モーズリーもヘティの過去をFBIにバラすと脅す。離陸しようとする飛行機の前に車が停車し、ディークスが乗り込んでくる。あくまでパートナーとして、これが最後の仕事だという。一体、モーズリーは何ですか。自分の身内を救い出すために、公的な組織を危険も顧みず、何の後ろ盾もなく使うのですか。こういう時こそ、同じCBSの「SEAL TEAM」の出番ですよ。CIAなどが国家に危険を及ぼす人物として、ウィリアムズを捉えれば良いのですよ。命を賭けて国のために尽くす人々がいますから、ディークスがごくごくまっとうな事を言っていましたが、反駁できないとなると邪魔者を追い出すなどどこまでディークスをバカにするのでしょう。もー、ホント腹立つ。ディークスの将来に対する変化はこれまでの伏線がありましたが、正にこのためだったのですね。1シーズンかけて、結婚を準備していたのに、真剣だったのはディークスの方だった感じでした。まあ、ディークスもケンジーもそれぞれ言い分があって、根本的なところで問題は解決されていなかったのですね。ヘティは飛行機を止められない代わりに、ディークスを行かせたのでしょうね。最終話でギスギスする2人に和解が来る事を望みます。サムにも無理してほしくないです。気持ちだけでは、任務を達成できませんから。
December 21, 2018
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今シーズンの最初の方の「Se Murio El Payaso」の後日談。残り後2話ですが、続きがあるのか?という感じでしたね。デシャン捜査官役のマーシャ・トンプソンは、このシーズンは同じCBSの「SEAL TEAM」(デイヴィッド・ボレアナズ主演)にゲスト出演していました。その関係で間が空いたのじゃないかな、話はすっかり忘れておりました。ペルーの偽札作りの組織の幹部クラウディアが、刑務所で騒ぎを起こし同じ囚人2名に刺殺された。襲った2名もペルーの関係者で、単なる囚人同士の抗争ではなさそうだ。クラウディアは組織のトップ、マルカの娘当然の存在だったが、マルカがクラウディアの口封じをしようとしたのか。怪我をした囚人の話を聞きにカレンとサムが病院に向かうが、2人は部屋から出てきた男に刺殺されてしまう。屋上に男を追ったカレンとサムだったが、目の前で男が転落死してしまう。手がかりを失い、NCISは前回捜査協力をした、シークレットサービスのデシャン捜査官に会うことにする。ところが、デシャンはその後NCISに入り、現在はオレンジ郡で潜入捜査中だという。刑務官によると先週、クラウディアに面会者があった。日系ペルー人のオスカー・モリで、ペルーではマルカのアジトに出入りしていた。モリは2週間前にアメリカに入り、現在はマリブビーチにいることがわかったため、ケンジーとディークスが監視に向かう。カレンとサムがデシャンの潜入先のクラブ駐車場で様子を伺っていると、姿を現したデシャンに向かって車に乗った殺し屋集団が銃撃してきた。すぐにサムとカレンは援護射撃し、派手な銃撃戦の末敵を倒す。今回の事件をシークレットサービスも捜査しており、NCISに手を出すなと言ってきたが、モーズリーは断ったという。ただ、カレンたちが殺し屋を全滅させたので、また手詰まりとなる。デシャンが襲われたことなどから、マルカはクラウディアを失ったために、関係者全員に対して復讐をしようとしているように見える。だとするとNCISのメンバーも危ない。デシャンはLAにいるマルカの関係者、マイケル・シルヴァに話を聞くべきだという。ヘティはマイケルの尋問をサムとデシャンに任せ、カレンにはアナの件でATFの内務調査の聞き取りがあるという。ヘティは聞き取りの前にアナに会って、話をすり合わせておくようにいう。ケンジーとディークスは、食事中のモリを連れ出し、なぜクラウディアに面会したのか聞く。モリはマルカと取引するはずだったが、途中で揉めたため、マルカはモリにクラウディアへの伝言を託したという。その内容はスペイン語で「超新星が」というもので、意味不明だった。モリはLAには、樹脂を買って駐車場に持っていっただけだという。サムとデシャンは刑務所に収容されているマイケルに、クラウディアが殺されたことを伝える。マイケルは、サムが潜入捜査の時に学習障害のあるマイケルの弟を利用したことで恨みを持っていた。マイケルはいきなり2人に飛びかかってくる。樹脂を運んだというモリの言葉は確かだった。90キログラムの樹脂を別のトラックに積み直しているところが確認されており、樹脂の種類は日本円の札に使うものだという。日本円の偽造は難しいが、日系人の多いペルーなら流通することができるかもしれない。エリックは樹脂を積んだトラックの行き先の手がかりを掴む。トパンガの近くまで確認されており、その先は牧場が3箇所ある。ケンジーとディークスが牧場を一つ一つ調べることにする。マイケルは捜査官に話したことを刑務所内で知られるのを恐れ、あえて顔に傷を着けさせたという。マルカは、マイケルが金を横領したことをクラウディアによって知ったようだ。このままだと、マイケルの命も危ないだろう。マイケルは自立して頑張っている弟が強請られているのを助けるのなら、情報を渡すという。マルカの偽札製造施設はLAにはなく、トパンガの牧場は薬品置き場ではなく、マルカの護衛が訓練する場所だという。もし、そこに突入するのなら、重装備がいる。ケンジーとディークスは、マルカの戦術部隊に狙われ攻撃を受ける。崖に追い詰められた2人は崖を転がり落ちて、時間をかせぐ。サム、カレン、デシャンが増援に向かい、エリックが人工衛星で敵の動きを知らせる。5人のプロの殺し屋を倒したものの、牧場からは樹脂以外、特に何も見つからなかった。病院で女囚人を殺したのは、コルドバ一味の護衛の男だった。クラウディアの殺害でそちらにマルカの目が向いている間、コルドバはマルカの後釜を狙っていたのかもしれない。カレンは久しぶりにアナに会う。アナは、カレンがどう思おうと、ソコロフを撃ったことはカレンとは関係ないという。事実は、その瞬間カレンはその場にいなかった。聞き取りでは、真実を話してほしいという。アナは何があっても自分は簡単には壊れないと言い、別れを告げる。カレンは、いよいよATFの聴取を受けることになった。カレンのアナへの気持ちがまだあるにしても、この話を引っ張るのもなんだかなあと思いました。この件をきっかけにアナが仕事を失うことになり、関係が終わったのならそれで良いのですが。その代わりにデシャンが入ってくるということかも知れませんね。多分、サムのお相手として。(笑)先週のディークスのバーの話はどこへやら、いよいよ結婚式の会場が決まりそうで良かった。でも、後2話なんですけど。相変わらず、銃撃戦は派手ですが、それ以外雑談が多くて時間を持て余している感じ。未解決の事件をたくさん抱えているのだから、ちゃっちゃと片付ければ良いのに。(笑)日本円の偽造は難しいと言ってくれたのは良かったです。世界で最高レベルの難しさじゃないでしょうか。今後キャッシュレス時代になると偽造しても割に合わないような気がします。
December 14, 2018
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なんでこんなスカスカのエピソードになったのか、実に退屈だし、ゲストがちっとも笑えなくてこの人は特別なゲストなのだろうかと思いながら見ていました。インナージョークなのか、身内ネタなのか。ただ、relationshipに関しては「おお!」でしたが。FBIのゾーイ・モリス捜査官から、元海兵の死体がハリウッドで発見されたので、合同捜査をしたいと連絡が入る。早速ボートハウスで話を聞くが、死亡した元海兵の名前も死因もわからず、実際は提供できる情報は何もないという。ただ、昨夜自分の目で見て化学物質で死亡した可能性が高いと考え、腕に海兵隊のタトゥをしているのを目撃した。カレンとサムが病院のモルグを尋ねると、検視医が閉じ込められており、遺体を盗まれたという。NCISはゾーイに対して疑い深いが、カレンは合同捜査を了承すると、ゾーイは嬉しそうだ。身元不明者の遺留品からは、身元を証明するものが見当たらず、ただ、移動カフェのナプキンがあった。検視医は、遺体を盗んだ犯人がスペイン語訛りを話していたという。モーズリーはゾーイの上司に確認し、これが未承認の捜査だと忠告する。ゾーイは、数週間前に匿名で中国からカルフェンタニルが入ってくるというタレコミがFBIにあったという。それは強力な合成オピオイドで、触れるだけでも神経ガス並みの被害が出る。それでモルグでオピオイドの過剰摂取による遺体を探してもらって、自分の目で確かめたのだという。嘘を付かれた事を憤りながら、ゾーイの本気度を信じたカレンは、捜査を続行することにする。ヘティはカレンも同じような手を何度も使ったことがあるではないかと釘を刺す。ボートハウスにゾーイの上司が迎えに来て、FBIは捜査に乗り気でないところを見せる。しかし、被害者が包まれていたシーツからカルフェンタニルが検出されたことが分かり、NCISは上司を追い返す。ディークスとケンジー、ヒドコは移動カフェで、死亡したのがゲイブという男だと確認する。ゲイブのアパートに向かうと、侵入しようとしている男があり逮捕する。男はゲイブ殺害を否定し、ボスのブツが盗まれたため、彼のアパートを探していたと認める。ボスについては、ラウルというビジネスマンで園芸店を営んでいると明かす。ゲイブの身元が確認され、最も激しい市街戦が行われたファルージャの戦闘に加わり、分隊長として部下4人を救出しようとして負傷したことがわかる。その後、リハビリ施設を出たり入ったりしたが、現在は借金を多く作り、ラウルの園芸店で警備の仕事をしていたという。ケンジー、ディークス、ヒドコがラウルの園芸店で聞き込みを行うが、特に情報はない。ゲイブは借金を返すために、ラウルのカルフェンタニルを盗んで殺されたのか。先週、ゲイブが小切手を降り出していることがわかり、受取人がハリウッドの倉庫になっていることから、NCISが現場に向かう。無人の受付で写っているカメラには、怪しい男たちがうろついていた。カレンたちが声を掛けると発砲したため、応戦する。しかし、一人だけバッグを持って現場から逃走してしまう。おそらくカルフェンタニルを隠し場所から持ち出したと見られる。カレンたちは、倉庫にゲイブが身を隠していた痕跡を見つけ、ゲイブはカルフェンタニルが市中に出回るのを防ぐために盗み、ここに隠していたのではないかと考える。ゲイブはFBIに自ら通報し、カルフェンタニルの影響を受け病院に行く途中で殺された可能性がある。ボートハウスで拘束中の男は、ラウルが捕まっていないことから、裏切りを知られると危険だ。男はラウルが最近倉庫を改装してレストランにしたという。場所は、園芸店の車に挟んであったメニューからネルが絞り込む。ラウルの車が発見され、NCISが倉庫に突入する。ゾーイも加わって、一同はラウル一味を倒し、カルフェンタニルも回収することができた。ゲイブの遺体は倉庫で見つかり、ヘティは海兵としてふさわしい葬儀を行うことにする。葬儀のあと、チームはディークスの秘密の場所に向かう。ついにディークスはバーを開く場所を確保したことをケンジーに打ち明ける。ケンジーは「私達のバーよ」と受け入れ、チームはゲイブに献杯を捧げる。ゾーイはまた出てくるかも知れませんね。こんなコメディアンみたいなFBI捜査官がいるとは思いにくいのですが。ヘティがカレンのルール無視、暴走癖を諌めるためのエピソードだったか。アナの事を引き合いに出したのは、意味があるのでしょうか。事件はさておき、何と言っても驚いたのがオープニングのネル&エリック。コスプレイベントに出かけて、その後お泊り?メイクも落とさず?そういえば、潜入捜査で夫婦役もしていたので、想像できないわけはなかったですが、その後の職場でのキスにはビックリでした。うぁーお!オフィシャルにカップルなわけですね。ヘティも仕事が終わってからね、なんて認めていたり、微笑ましいです。一方、ディークスはついにバーを経営する事を宣言、それまでケンジーの機嫌を取ったり涙ぐましい努力をしていましたが、チーム全体にもプロジェクトを明らかにして、前進しました。シカゴ・シリーズみたいに、このバーがストーリーに絡んできて有意義に使われる事を期待します。結婚式もここでやるのかな。
December 7, 2018
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本家のドーニゲットみたいなキャラが出てきて、楽しかったです。この人、また出てこないかなあ。今回、LA郊外の森が出てきましたが、最近の山火事でこれらの大半が燃えたのかも知れないと思うと、複雑な気持ちになりました。プロキシマ社が空軍基地から打ち上げたロケットが、発射後91秒で爆発し墜落した。破片は国立公園の森林に散乱し、積載されていた国家偵察局(NRO)の重要機密の積荷が行方不明となっている。国防総省は森林で大規模な回収作業をしており、NCISも積載物の捜索に加わることになった。捜索本部でNROのゲイツ補佐官はカレンとサムに、積載物は人工衛星だと打ち明ける。実は、空軍の特別捜査官3人組が連絡がとれなくなっていることがわかり、無線が通じないことに疑問を持ったネルはカレンとサムに、3人が捜索していた場所を調べるようにいう。一方、ロケット打ち上げが妨害された可能性があり、プロキシマ社の関係者の中から容疑者を絞って、ボートハウスで尋問することになった。システムエンジニアのチェルシー・ベーカーは、昨夜自分のデスクが何者かに使われており、わざと打ち上げプログラムに細工をした疑いが持たれていた。エリックはチェルシーのプログラミングの癖を見抜き、犯人ではないという。チェルシーは尋問に付き添っていた上司のドナルド・ジェンキンスは、犯人の癖と同じ癖をもっているという。ヒドコに殴りかかったためドナルドを逮捕して追及するが、口を割らない。カレンとサムは、空軍の特別捜査官3名が殺されているのを発見する。背後から撃たれて死亡しており、犯人は3人が発見した人工衛星を奪ったのではないか。ドナルドには75,000ドルの借金があり、死亡者が出たことを聞いて高利貸しに金を返すためにプログラムに手を加えたと認める。元々は人が死ぬはずではなかったという。高利貸しはコリアタウンのフランク・マルティネスで、マルティネスは単なる仲介者の可能性が強い。NCISはドナルドに潜入捜査させ、マルティネスに接触させることにする。ドナルドは人工衛星を早く見つけるプログラムを作ったというが、マルティネスはそれならば雇い主に直接交渉しろという。殺し屋を追っているカレンとサムは持っている無線機に、ヴァネッサという女性から「大事な物らしい何かを拾った」という連絡を受ける。カレンがすぐに応答するが、もう一人無線に交信してきた男がいた。おそらく特別捜査官を殺した犯人と思われ、カレンはヴァネッサにすぐに無線を切るようにいうが、ヴァネッサは自分の位置を言い、犯人は10分でそこに到着するという。カレンはヴァネッサに危険だと警告を送り続ける。ドナルドはマルティネスにゴルフの練習場に連れて行かれる。ケンジーとディークスは潜入して、雇い主の到着を待つ。やがて部下を連れて現れた男はイラン人のガデムとわかり、ガデムはドナルドがNCISに拘束されていたことを知っていた。実は国防総省が血眼になって探している人工衛星は、イランの核合意違反を監視し、隠した核物質を見破ることができる最新型だった。ケンジーとディークスの活躍でガデムは逮捕された。ヴァネッサがいるというキャンプ場を目指すカレンとサムの前に、ヴァネッサ本人が現れ、人工衛星を持ってきたという。しかし、一緒にキャンプしていたボーイフレンドが犯人グループに捕まってしまい、ヴァネッサに人工衛星と人質を交換すると言ってくる。カレンとサムはヴァネッサと共にキャンプ場に行き、犯人グループを襲ってボーイフレンドを助け出すことに成功する。この犯人は傭兵で、ガデムは黙秘を貫いている。そもそも、ドナルドが拘束されたことや、極秘の積載物のことがどうして漏れていたのか。内部から情報が漏れていた可能性を疑ったNCISだったが、ネルは捜索本部に爆弾が仕掛けられているのを発見する。人々が避難する中、ゲイツ補佐官が人工衛星を持って逃げようとした。協力者はゲイツだった。ヘティはアメリカに連れ帰ったキーンの様子を心配して住まいを見舞う。キーンはベトナムやカンボジアで、自分なりの正義を行い人を殺した。しかし過去の自分の行為を悔い、自分を責めていた。ヘティはキーンをベトナムで浴びた枯葉剤で死亡した元仲間の墓に連れていき、前を向いて生きてほしいと話す。キーンは自分を置き去りにしたヘティのことは許しているというが、ヘティは一緒に過去に向き合ってほしいという。キーンはヘティの勧めで、ネイトのセラピーを受けることにする。ロケットが爆発して火の粉を降らせたら、山火事が起こったかもしれませんね。ヘティがキーンの面倒を見ることで、人生に残されたことをやり遂げようとしているような気がして感慨深かったです。もしかして、ヘティも枯葉剤の影響を受けているのかな、とも思いました。過去の仲間たち、ジョージ・ネルソン、チャールズ某というのは、もしかしてシリーズの関係者なのかな。若手は至って陽気なLAのシリーズに、こういった闇の歴史を盛り込むことで今シーズンはちょっと違う雰囲気を感じています。毎回仕事以外の話を持ち込むディークスは、どれだけ引き出しが多いのかという感じ。本気でスローライフのために仕事を辞めるようには思わないなあ。それでも、白いパンツにゴルフのスウィングと今週も美味しいところを持っていってくれました。
November 30, 2018
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先シーズン「Queen Pin」の後日談ですね。サムが捜査対象者と感情的に絡むパターンで、前回は違和感がありありだったのが、今シーズンは事情が変わったから成り立つのかなあと思いました。それにしても、サムはカレンよりも女性に深入りする印象があります。LA港近くのデータセンターに強盗が入り、1000万ドル相当のビットコインに対応するキーコードが入ったハードドライブが盗まれた。盗みに入った犯人2人組の一人は反撃を受けて現場に置き去りにされ逮捕された。逮捕されたマーク・ニコルズは複数の前科があり、ボートハウスで尋問されるという。実は、データセンターの監視カメラに犯人グループと思われる、サーシャ・チャニングとアンガス・リーブスの姿が写っており、2人は麻薬テロリストのバリス・ストーンの仕事仲間だった。サムはストーンの名前を聞いて、恐れていたことが起こったという。ストーンはかつてギブソン検察官と組んでいた。つまり、麻薬ディーラーの元締め「キング」ことデイナともつながりがある。サムはその時の偽名「スイッチ」として、捜査に加わりたいという。ギブソン検察官は逮捕後、移送中に殺害された。ストーンが関与した可能性もある。モーズリーはサムが潜入捜査官だとバレていないかどうか、まずキングに確認しろという。キングはディークスに撃たれた後、出血が多く一時期昏睡状態に陥ったが、回復し不屈の精神でリハビリを行った。裁判ではストーンとギブソンについて証言し、今はセーフハウスで匿われている。サムはキングから好意を持たれており、今もキングに頼りにされていた。スイッチという偽名については、誰にも言っていないという。ストーンがアメリカにいるかどうかはわからないが、居場所はわかるという。ニコルズは盗みを依頼した雇い主について、なかなか明かそうとしない。しかしケンジーとネルの厳しい追求に、チャニングとリーブスの名を明かす。チャニングはストーンに頭が上がらず、データセンターの襲撃はLAでの流通を任せてもらうためのテストだったという。ニコルズを置き去りにしたのはエディ・デイヴィスだった。ヒドコはサムにキングのことを信じられるのかと問う。ヒドコはアフガニスタンで夫と出会い、衝動的に結婚した。サムは常に任務中心だが、人間的な感情を持っても許されるはずだ。サムはスイッチとして、古い「友人」を襲い、ストーンに渡す手土産を奪う。キングの情報で、サムとヒドコはとある倉庫にリーブスを訪ねる。サムはニコルズとリーブスがデータセンター襲撃でヘマをしたことで、自分に声をかけてきたと話す。彼らは高跳びする気らしい。自分たちこそ西海岸を牛耳っているというと、リーブスはいきなり「お前は捜査官だろう」と言って、連れのヒドコを撃つ。すぐに監視していたネルとケンジーが援護射撃するが、サムはリーブスらに連れ去られてしまう。ヒドコはヘティのジャケットを来ていたために、命は奪われなかった。そのころ、セーフハウスにいたキングもまた、何者かに襲われ姿を消した。NCISはキングがサムの正体を漏らしていたのかと考える。モーズリーは誰かと待ち合わせをしているチャニングから目を離すなと命じる。チャニングは盗まれたキーコードを入手しようとしているに違いない。サムはストーンの元に連れて行かれる。その場にいたキングは、ストーンにサムを渡す取引をしたという。ストーンはサムが連邦捜査官だと明かして、処刑するところを撮影しSNSにアップするという。サムの行方を追うエリックは、連れ去られた現場にサムがヒントを残していることに気づく。サムは何かの信号を追跡していた。ケンジーはすぐにヘリを手配するようにいう。チャニングに動きがあり、カレンとディークスはチャニングがデイヴィスからキーコードを受け取るところを取り押さえる。キングは「私にやらせて」というと、ストーンから銃を受け取りサムを狙う。しかしキングは寝返ってストーンとリーブスを撃つとサムを助ける。キングはストーンに近づくため、サムを利用したのだった。ただ自由になりたかったのだという。キングは妻を失ったサムに心を寄せ、新しい人生を送るため一緒に逃げようという。サムはそれはできないと答え、キングに発振器を装着して現在位置をNCISに知らせていた事を明かす。サムもまたキングのことを思っていたが、キングを利用したのは事実だ。2人はキスを交わし、逃げようとしたキングは後を追ってきたカレンらに逮捕される。モーズリーはヒドコを危険に晒したサムの作戦を批判する。サムは目的のために手段を選ばないと答え、キングの行動を読んでいた。今回は本能に従ったという。モーズリーはルールを無視すべきときもあるというが、サムも心の整理をするべきだという。アナがソコロフを射殺したことでATFの調査対象となっている、カレンも聴取を受けたが、どうやら扱いが違うようだ。カレンの証言次第では、アナの人生が変わるかもしれない。サムがメインのストーリーなので、今回はディークスがカレンの聞き役ですね。そして、ディークスは結婚準備の過程で将来のことを考え、バーを買って危険な現場とは無縁の生活を送ろうと考えているという。サムはキングと親密になりながら、一線を踏み越えることはない。ただし、キングへの思いは本物で複雑だ。とかなんとか、ハードボイルドというのか、男どもの鬱々とした思いが描かれましたね。ちょっとめずらしい感じ。前後に関係なさそうなfiller episodeですが、ディークスの本音は気になります。とにかくヒドコは死ななくて良かったです。ネルのホームレス姿が意外でよかった。モーズリーはエリックを一人前の捜査官として認めたということでしょうか。
November 24, 2018
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シーズン前半の「Mountebank」の続き。何だかずいぶん前のことのように感じますね。内容をすっかり忘れていましたが、おなじみの顔ぶれが出てくるだけでも楽しいものです。アルカディに、ヴラドレーナ・ソコロフから緊急を匂わすメールが届く。「来てほしい」というポーカーハウスに行ったが、ヴラドレーナは姿を現さず、アルカディは何かあったと考えカレンに助けを求める。ヴラドレーナは弟アブラム・ソコロフの資金洗浄容疑でNCISに協力しており、そのことがばれてソコロフに何かされたのかもしれない。前回の捜査の後、ソコロフの居所は海外だと確認されておりアメリカに入国した情報はない。もし戻ってきているなら、銀行の資金洗浄を手伝いながら、影でNCISに協力したリア・ウィンタースの身にも危険が及ぶ。カレンはすぐにリアの銀行にNCIS捜査官を送って警護を始める。それだけでなく、銀行に潜入して気づかれずに直接リアを監視するため、顔が割れていないエリックを送り込むことになった。エリックはIT技術者として、サーバーの不調を対策するためにリアのそばで監視を始める。ケンジーとディークスは昨夜ヴラドレーナが食事をしたレストランを調べ、何かトラブルがあったことを確信する。カレン、サム、アルカディはソコロフの定宿のホテルで動きを探るが、怪しい男を追って入った部屋で見たのは、何と恋人のアナの姿だった。アナは同僚のゲイリーと共に、ATFの捜査でソコロフを追っていたのだった。久しぶりに顔を合わせるカレンとアナ、そして父親のアルカディは気まずい雰囲気に包まれる。LA港から300万ドル相当のウィスキーとタバコが盗まれる事件があり、ATFはソコロフがそれと関わっていると考えたという。武器よりもタバコの方が海外では高く売れることも考えられる。しかし、それならこれまでのようにリアの銀行でドルに資金洗浄する手順が違う。むしろ、直接リアに恨みを晴らす可能性も高まったとして、エリックはリアをボートハウスで保護することにする。ソコロフとヴラドレーナの情報がいまだ掴めない中、アルカディは独自の情報でソコロフをスパで見かけたという証言を得る。NCISとATFが現場にむかうと、拷問され捕らえられていたヴラドレーナが見つかる。凶暴なソコロフにヴラドレーナは全てしゃべってしまったと言い、リアの正体も知られたという。モーズリーは頭越しにATFから捜査協力の礼を言われて、ネルに釘を刺す。ネルは大量の盗品を隠すための倉庫を割り出し、ATFが踏み込んだ。そこにあったのは日焼け止めクリームの箱で、カレンはソコロフが資金洗浄に以前使っていたものだと指摘する。アルカディはヴラドレーナと一緒に救急車で病院に向かうが、その途中ソコロフの一味に襲われてしまう。ソコロフはアルカディを誘拐すると、アナの電話にリアと父親を交換しろと連絡してくる。NCISは指定された取引の場所で待機するが、一向にソコロフらの姿は見えない。実はリアに復讐すると見せかけて、本当に目的は銀行の金にあるのではないか。カレンはエリックに銀行員たちを避難させるように命じる。ヒドコも手伝って銀行員たちは退去したが、最後に残ったエリックが姿を見せたソコロフ一味に捕まってしまう。ソコロフはエリックに、自分の口座に3000万ドルを送金するように命じる。ヒドコの連絡で、カレンたちが銀行に到着してソコロフ一味と撃ち合いになる。エリックは勇気を出して銃を拾い、敵を撃つ。カレンが逃亡するソコロフを追ったアナを追うと、そこにアナに胸を撃ち抜かれたソコロフが倒れていた。ソコロフは丸腰だったと思われるが、カレンは何事もなかったかのように振る舞う。ゲイリーって、ソコロフと通じていたのかと思いましたが、本当に何もなかった。明るすぎるキャラが嘘くさくないですか。(笑)カレンとアナの微妙な雰囲気と、ソコロフ射殺の結果が今後の2人を暗示しているのか、と思ったのですが、そこまで作り込むドラマでもないし、どうなるのやら。アルカディはすっかり民間人メンバーとして現場にも踏み込むし、NCIS以上の情報網を持っているし、もしアナがいなくなっても彼は残るでしょうね。エリックが現場でついに銃を撃つ、ということで捜査官として第一歩を踏み出したと見て良いのでしょうか。いざというときはお荷物にならず、仲間を守ることができるというのはチームの信頼を得たということですね。もちろんモーズリーからも。(いちいちケチつけてうるさい)ケンジーとディークスの結婚の話が、毎回ちょっとずつですが挟まれていますね。式場の下見、ディークスが熱心でケンジーがそれほどでもなくて、大丈夫かしらと思わせます。最後はシンプルに、となるかな。
November 16, 2018
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メインの事件はちょっと意外な展開で、らしくない感じでしたが、モーズリーのストーリーがやっと表に出てきて先を見通すことができそうですね。FBI捜査官役のアリシア・コッポラさん久しぶり。JAGでも本家でも海軍士官だったけれど、こちらはFBIが定着していますね。国防総省の情報局に勤務するティモシー・ウィア少佐が音信不通になった。中国や北朝鮮の機密に関わる立場にあり、早急に消息を確認しなければならない。モーズリーは、これまでのチームのペアを分解して新たに組むように命じる。カレンは自分一人支局に留められるのかと、モーズリーに訴え出るが驚くことにモーズリーはカレンに一緒に組んでほしいと言われる。ATFが10年前に盗まれた大量の武器の行方を追っており、武器商人のスペンサー・ウィリアムズが最近本国に姿を表したことから、相談役として捜査に関わるという。ウィア少佐は昨夜レッカー車を呼んでいた。サムとケンジーがレッカー車を差し向けた修理工場で話を聞くと、実際に担当したのはボビー・アレンという従業員で、昨夜は車を引き取った後、深夜1時ころまで工場にいたという。ウィア少佐が最後に連絡をしたのは、マンディ・フアンという女性だった。マンディは中国の領事館に勤務しており、ウィアとは隠れて付き合いう間柄だったという。今夜会う約束をしていたが、最後の連絡から何も電話がなく、行方不明だと聞いてもその理由がわからないと答える。ディークスとヒドコはマンディを見張ることにする。モーズリーとカレンは、ATFのスワン捜査官が指揮する現場を訪れる。ウィリアムズの一番の部下、ジョーンズが武器を購入する客3人と取引中で、現場にはATF捜査官のホッジス捜査官が潜入している。ATFの目的は奪われた武器を回収するのが第一番だが、モーズリーはウィリアムズの行方を知るためにジョーンズを捕らえて武器の在り処などを聞き出すべきだと口をだす。しかし、金の振込を確認して戻ってきたジョーンズがホッジスの身元を知り、撃ち殺してしまう。同僚が殺され動揺するATFを制し、スワンはこのまま見守るという。ボビー・アレンは実は20年前にバラバラ殺人を犯して逮捕され、19年の刑を終えて出所したグリフィンとわかる。NCISはボビーに疑いの目を向けるが、ボビーはその頃と今の自分は違うと主張し、ウィアは車を預けると人と会う約束があるからと、一人で現場を立ち去ったという。その後のボビーのアリバイは確認され、ボビーとは無関係とわかる。モーズリーはジョーンズ一味を見逃したスワンを強く批判し、カレンはモーズリーの執着に何か理由があるのではないかと感づく。問われてモーズリーはウィリアムズと恋愛関係にあった事を明かし、武器商人とは知らず裏切られたことで復讐しようとしていた。ジョーンズは用心棒役のホッジスの代わりを、民間軍事会社に依頼しており、その会社のCEOがカレンの情報提供社だったことから、カレンは自ら潜入すると申し出る。マンディが家を出たためディークスとヒドコが追跡すると、古い劇場に入っていった。明らかにただの領事館の職員ではない様子のマンディが見たものは、おぞましいウィアの死体だった。調べると、5人の遺体を生きたまま切断して縫い合わせたようだった。マンディはディークスらに、実はNSAの諜報員として中国領事館に潜入し、情報をNSAに送っていたと認める。ウィアはLAでのパートナーで、いつしか2人は恋愛関係になったという。いざという時のためにウィアが身体に埋め込んでいた追跡装置を追ってここに来たが、何があったのかわからないという。エリックが劇場の裏口の監視映像を調べたところ、昨夜意識を失ったウィアが男たちに運び込まれていたことがわかる。しかも、その後に仮面をかぶった異様な人物が次々と劇場に入っていく。FBIでは公にされていない、同様の継ぎ接ぎ殺人事件が2件あるという。犯人グループはダークネットでチケットを売り、おぞましい光景を観客に見せているらしい。ウィアはたまたまその被害者になってしまったのか。カレンは無事用心棒として雇われ、モーズリーはATFとの合同捜査に加わることになった。ウィリアムズは2時間後に残りの金の振込を確認して、飛行場で武器を手渡すという。姿を見せたウィリアムズと見て、モーズリーの様子が変化する。ウィリアムズは空港に自分の小型ジェット機を駐機させており、先に現場を去ると言ったため、モーズリーはカレンに彼を行かせるなと命令する。スワンは武器を確認するまでは待機せよと命令し、カレンはスワンの命令にしたがってしまう。ジェット機が離陸した後、トラックが到着して武器が確認されたため、現場はSWATで制圧されるが、ウィリアムズの行方はジェット機が着陸した空港から消えた。モーズリーはスワンとカレンに怒りを爆発させ、海軍長官に直訴して何が何でもウィリアムズを捕らえるという。ヘティはモーズリーに、チームに心を開かなければ望む結果は得られないと諭す。モーズリーはカレンに、ウィリアムズとの間に息子がいて、ウィリアムズは5年前に息子を連れて国を出てしまったと打ち明ける。息子を取り戻したいというモーズリーに、カレンは必ず取り戻すと約束する。ウィアと一緒につなぎ合わせた遺体の身元が判明し、行方不明の修理工場のオーナー夫妻とその従業員とわかる。つまり、サムとケンジーが話を聞いたボビーが働く修理工場の全員が犯人グループだったのではないか。チームは修理工場に急行するが、そこで見つけたのはオーナー夫妻とボビーの同僚がつなぎ合わされた死体だった。「パートナー」が裏テーマだったのかもしれませんね。カップルをシャッフルすることでキャラクターの新たな面が発見できるのは良いことですが、我チームとしては今更な感じも。結局ヒドコはモーズリーとセットだと言っていたので、モーズリーが去るときは彼女も去るのでしょう。モーズリーと因縁のあるウィリアムズのストーリーは、何だか「The Brave」の最終回みたいでしたね。鉄仮面を被ったモーズリーも、息子を奪ったウィリアムズへの憎しみが隠せず、最後は涙目でカレンにお願いするという、収まるところに収まったところで少し見方が変わるように思います。そもそも、息子を取り戻すためにNCISの副局長になったのかなあ。無事息子を取り戻せば、この職場に残る必要はないかも。連続バラバラ殺人事件については、NCISがどこまで関わるのかな。やはりFBIと連携を取って、ウィア少佐の事件を解決するのでしょうね。なんだか「クリミナル・マインド」みたいな雰囲気でした。ケンジーとディークスが着々と結婚式に近づいているのが、感無量です。マリッジブルーになりそうだとか、短い台詞のやり取りに本当に結婚するんだ~と思ってしまいます。(笑)
November 9, 2018
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予想しない展開だったなあという感想。これもカレンの成長物語なのかな。人質交換については、複雑な国際状況でこういうこともあるのだろうなと思いました。先週に続いて、エンディングに良い曲を流しますね。製作方向が変わったのか、BONESのスタイルを真似しているような、そんな感じです。Albin Lee Meldau - Same Boat ちなみに、先週の感動的なエンディングで流れたのは、The Jenerators - If I give you all I got 。カレンの父ギャリソンが、娘のアレックスと孫の目の前で国務省の職員に連行された。たまたまその場にいたカレンがサバティーノに確かめたところ、CIAのスパイの容疑でイラン政府に拘束されている写真家のタイラー夫妻と交換するため、ギャリソンが逮捕されたという。イラン政府の背後にはミサイルを供給するロシア政府の関係があり、FSB(連邦保安庁)のパヴェルが手を回したのだろうという。パヴェルはギャリソンにとって因縁の相手で、アメリカで保護されているギャリソンを何としても取り戻したい。ギャリソンがロシアに戻れば命の危険がある。しかし、モーズリーは国家間の決めごとに口を挟むことはできない、阻止しようとすれば反逆罪になるという。それはヘティでさえ同じことだ。カレンは単身国務省に乗り込み、父と面会させてほしいと頼むが、担当の捜査官はそもそもギャリソンが元KGBという身元ながら、これまで寛大な処遇を受けてきた事に触れ、カレンに手を引くよういう。ペンドルトン基地の武器盗難事件でボートハウスに呼び出されたサム、ケンジー、ディークスは、待ち受けていたヘティから現金を提供するのでギャリソンを救う計画を自分たちで立てるように言われる。当然モーズリーが反対するだろうが、それはヘティが説得する。チームはいろいろアイディアを出すものの、どれも実現が難しい。戻ってきたカレンは、ギャリソンの代わりに現在ロシア・マフィアから逃亡中のアナトーリ・キルキンを捕まえてロシアに差し出すという計画を話す。ロシア・マフィアはFSBとも繋がっているので、きっと取引を受け入れるだろう。ディークスはキルキンを引き渡せば殺されるのに、それでも良いのかと問う。それでも、サムらはカレンの立場に同情し協力するという。キルキンが当局に密告したことから、ロシア・マフィアは壊滅的なダメージを食らっていた。現在の居場所は不明だが、ネルとエリックはキルキンの主治医を追うことにする。カレンとサムはキルキンに復讐したがっているアンゾルの理髪店に行き、金を見せて取引を持ちかける。アンゾルによると、1ヶ月前にキルキンの元恋人ジェシー・スミスを捕らえてキルキンの居場所を吐かせようと拷問したがなかなか口を割らない。カレンらは、応援に駆けつけたヒドコと共に、理髪店を襲いジェシーを救おうとする。しかし、騒ぎの途中にジェシーは姿を消してしまった。ケンジーとディークスは、キルキンの主治医の訪問先の屋敷を訪ねる。そこでキルキンは名前を変え、婚約者と住んでいた。NCISの訪問にキルキンは、心を入れ替えたので見逃してくれと頼む。しかし、カレンとサムが到着しカレンはキルキンを連れ去ろうとする。そこにジェシーが現れ、さらにジェシーを追跡していたアンゾルの身内がキルキンを奪おうと攻撃してくる。銃撃戦の中、キルキンはギャングに連れ去られてしまう。切り札を失ったカレンは、NCISに戻りモーズリーにNCISを去るつもりだと告げる。しかし、モーズリーはこの件でチームの動きを握りつぶすつもりだという。ヘティはモーズリーに協力を求める際に、ヘティをベトナムから救出するのにモーズリーが違反を侵したことで海軍長官に取りなすと提案した。モーズリーはそれには応じず、カレンの作戦を潰すことはできると答えた。ヘティはモーズリーならカレンの状況に同情できるはずだと、息子の件に触れたという。キルキンはしぶとく、戻ってきたジェシーとよりを戻し、婚約者の財産を使ってロシア・ギャングを買収してボスの座に返り咲いていた。モーズリーは国務省を説得し、カレンが父と会えるように手配した。カレンはボートハウスで父と一緒に逃亡するつもりだったが、ギャリソンは息子の人生を犠牲にしたくないと拒絶する。アメリカ人の夫妻が家族と再会できるのなら、喜んで自分が犠牲となろう。カレンとアレックスは、ギャリソンをトルコ=イラン国境まで送る。ギャリソンはロシアに行っても、また逃げられるという。その時はイゴール(平和の戦士)と名乗るつもりだ。カレンは父の後ろ姿を見送る。ギャリソンについては、いずれまた奪還作戦があるのかも知れませんけど、伝説のスパイがまた伝説に戻っていった、という方がドラマチックかな。どこまでも家族と縁の薄いカレンは、父の姿に自分のあるべき姿を重ね合わせたのかも知れないし、含みをもたせた終わり方だったと思います。彼はアナとはまだ順調のようだし、異母妹のアレックスとの関係を大切にしていくべきなのでしょう。でも実はこれもモーズリーの息子の話を匂わせたわけですね。ヒドコからも抜け駆けされて、孤立無援というモーズリーですが、ヘティに心を開けば彼女の人生も変わるかも知れない。早くそうしなさいよ、ということか。(笑)キルキンは相変わらずディークスとケミストリーが良いですね。キルキンのどこがそんなにモテるのか、とにかく愛されキャラなので殺されなくて良かった。また、ディークスがまっとうな意見を言ったのも良かった。身内を救うためなら、他人の命を差し出すのかということは、やはり言葉にしてほしい。一度は言ってみたい「コバヤシマル・シナリオ」はマクギーも言いそうです。NCISシリーズはトレッキーに嬉しいですね。
November 2, 2018
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やっとヘティが戻ってきて、その後どうなるのかは気になりますね。シーズン後半では、モーズリーとヘティの縄張り争いが描かれるのかしら。今シーズンのエピソード「Assets」の後日談というのはちょっと意外でしたが、最後はしんみりしましたね。カレンとサムが独自に捜査していた、ナオミ・エルダー大尉殺害事件で進展があった。エルダーが滞在していたスタイガー夫妻の妻、リンが所有している山小屋で射殺されているのが見つかり、カレンとサムが現場に向かった。小屋に入った瞬間、仕掛けられた爆弾が爆発し、2人はかろうじて逃げ出す。夫のキースの姿はなく、キースはNCISをおびき出して殺害しようとしたのか。ということは、エルダー殺害にも関わっているのだろうか。ヘティが職場に復帰し、モーズリーとの間に微妙な緊張感が漂う。キース・スタイガーはダウンタウンにも倉庫を所有しており、NCISは関連を探る。無人の倉庫を調べたところ、サムは爆薬の原料の硝酸アンモニウムを見つける。おそらく40袋以上の大量の硝酸アンモニウムがあって、どこかに持ち去られたと見られ、それで爆薬を製造したとすると、都市に壊滅的な被害があるだろう。キースには計画があって、エルガーの殺害をきっかけに目的達成を急いでいるのではないか。NCISは倉庫から大量の薬品を持ち出した証拠を探すが、監視ビデオは持ち去られていた。キースの共同経営者2名に話を聞くと、キースとは2日間連絡が取れないという。リンが殺害されたことは知らず、キースに危険が迫っているのかもしれないという。キースの生い立ちなどから、身を寄せたり親しくしている親戚はいないという。ただ、両親をなくしたキースを育てたハレル夫妻の購入した家が、オックスナード社の取り扱ったもので、そのオックスナード社は、グレンジャーが北朝鮮スパイのジェニファー・キムをアメリカに迎えた時にチケットを手配していたことがわかる。キースは北朝鮮のスパイと関係があるのか、エルダーはそれを知って殺されたのか。カレンとサムは、グレンジャーが用意した隠れ家に住むジェニファーから話を聞くことにする。ジェニファーは毎月当局の聴取に応じる条件で刑務所に入るのを免れていた。キースのことは知らないというが、LAに潜伏しているスパイの連絡網があるので聞いてみるという。ジェニファーはコリアンタウンにあるアジトへ向かうが、仲間から刑務所に入っていると思われていた。新しい情報とスパイについて問いただすと、キースがでかい計画を立てているという。それは任務ではなく彼はフリーランスで動いているが、組織からはキースが現れたら殺せと言われたという。キースは北朝鮮の仲間、ジン・ウーを偽名でアメリカ国内に呼び寄せていた。ジン・ウーは人民軍の特殊部隊に背いた反逆者とみられる。エリックは、大量の化学物質を運んたと見られるトラックを特定し、リトル東京の近くで消息を絶ったという。ケンジーとディークスが付近を探すと、近くに使われていない排水トンネルがあることがわかる。トンネルは市内の地下に通じ、爆薬を作って運び込むことが可能だ。すでに、トンネルの出入り口には警備員が殺されており、放置されたトラックの荷台は空になっていた。モーズリーは関係部署に連絡を入れ、SWATにも出動を依頼する。地下に入ったNCISは、部下と一緒のキースを発見する。攻撃するが、キースはバイクでトンネルの奥に逃げた。キースの後を追ったNCISだったが、通信が途絶えてしまう。一方、モーズリーらはキースのターゲットがLAPDの本部だと気づく。ヘティはチームを信じて彼らに任せるという。キースは大量の爆薬を連結してタイマーで爆破しようとしていた。ディークスはジン・ウーと戦い、カレンは起爆スイッチを握るキースを追う。サムが起爆装置の解除に取り組む。NCISの活躍によって、キースの野望は阻まれ、爆薬も回収された。ジェニファーは隠れ家に戻った。カレンとサムは再度ジェニファーを訪ね、グレンジャーがなぜジェニファーをアメリカに移住させるのに粉骨したのかと聞く。ジェニファーはグレンジャーが実の父親だと明かし、病院から姿を消したグレンジャーが初めて親子の時間をすごすためにここにやってきたという。楽しい1週間を過ごした後、グレンジャーは谷を見渡す木の下で息を引き取ったという。グレンジャーは今も、そこで谷を眺めている。制作陣のグレンジャーへの愛を感じましたね。多分、グレンジャーが最期を迎えるふさわしいロケ地を探していたのじゃないかなあ。ヘティや苦楽をともにした「戦友」たちにも何も言わず姿を消し、ただ、一人の父親として幸せな最期を迎えることができたというのが、彼の生き方にふさわしいですね。はじめにグレンジャーの娘の存在を取り上げた時にこういう展開になるとは思わなかったかも知れませんが、上手くつなげて本当に美しいラストでした。ここまで、キャラクターへのリスペクトを示したのは珍しいかも。ジェニファーはいずれ、貴重な情報源として活躍してほしいです。さて、早速始まったヘティとモーズリーの女の戦いは、そう長く続かないのではないかと思います。上下関係があると言っても、ヘティの手のひらでモーズリーが転がされているようなもので、やっぱりLAはヘティがしっかり握っているのでしょう。それにしても、海軍長官といい、モーズリーといい、ヘティといい、LAは女性パワーが印象的ですね。ヒドコもヘティにしっかり認められて、これでチームの一員というわけですね。SWATチームにも出動を依頼といって、同じCBSなのだから「S.W.A.T.」とクロスオーバーすればよいのにと思ったのは、私だけでしょうか。(笑)
October 26, 2018
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ヘティを救え!、結末編。ゲストも多くて、ちょっと散漫になった感じがしますが、まあ良かったかな。オマージュなのか「地獄の黙示録」を思い出したりしました。ヘティの身柄を「買った」のは、因縁のある人物だった。男はダンにヘティを着替えさせろ、という。カレンらは、チェグウィデンらが訪れたバーを訪ねる。密入国した上に、現地警察に目をつけられ尾行されているが、何とか振り切る。ウェイトレスがチェグウィデンの連絡先を知っていたため、追跡することにする。しかし、踏み込んだホテルには「帰れ」と書かれたメモがあるのみで、カレンたちの動きを予想していたらしい。ネルはヘティのベトナムでの活動を調べるため、ヘティの古い資料を探す。そこに、モーズリーから要請を受けて姉のシドニーが手伝いにやってくる。2人は、ヘティ宛の手紙を私書箱で預かっていることに気づき、モーズリーに令状を請求するように頼む。するとヘティの数ある偽名のマギー宛に、ベトナム人女性からカードが届いていることがわかった。ヘティはキム・グエンのアメリカ移住に手を貸したようで、ボートハウスに呼んで話を聞く。キムは、ヘティらの古い写真を見て、彼らのことを覚えているという。さらにその写真を撮影したのは、ハリスかハリソンという名前の若い男だったと証言する。キムからヘティが仏教の僧院に出入りして、人探しをしていたとの情報を得て、カレンらはタイニン省の僧院へ向かう。僧侶はヘティが男と会っていたと話すが、そこに2年前トニーが身柄を引き取ったリオこと、ジェフ・キャロルが現れる。リオは何やら僧院に潜入中というが、アメリカの諜報員が競売にかけられると聞いて注目していた中、チェグウィデン、ブリッジズ、ラングストンが姿を見せたという。カレンらはリオの手引きでチェグウィデンらと合流し、ヘティの救出作戦について聞き出す。ヘティは希少動物の密猟や密輸などに関わるダンのアジトに監禁されているという。武器とヘリコプターの手配は済んでいるが、隠密作戦でドローンや衛星画像からの情報を得ることができない。ネルはモーズリーに、何とか衛星画像を手に入れてほしいと懇願する。モーズリーは海軍長官に頼み、現地の映像を手に入れる。カレンらは、ジャングルを進み闇にまみれてダンのアジトを襲う。ヘティは片目を失った男から拷問を受けていた。チームが突入し、ヘティはカレンに救出された。死んでトラに食われたと言われていたキーンは生きていて、救出される。ヘティはダンをトラの檻に入れてベトナムを去る。シドニーが何かとネルに辛く当たるのを見かねて、エリックがシドニーを批判する。シドニーは他人に「いじめっ子」と指摘されてショックを受けるが、事実を認めてネルに謝る。姉妹は捜査で協力し、仲直りをする。おっさんチームはそこそこ良い仕事をしていたわけですね。金も用意して、それなりの準備をしてくれたから若い者チームがすんなり作戦を実行することができた。なので、あまり文句は言えません。年寄りを冷やかすだけでなく、もうちょっと、おっさんの出番があっても良かったと思います。でも衛星画像があれば突入シーンは普段とそれほど変わらないですね。ジャングルの演出は、いかにもお手軽な感じで残念でした。ヘティを拷問していた人物は何者だったのか、もう少し説明してくれても良かったのに。リオはシーズン7のエピソードでは何者かよくわかりませんでしたが、結局CIAの諜報員だった?今回出てきたつながりもよくわかりませんでしたが、この人よほど制作陣に気に入られているのかなあ。モーズリーは自分の首を覚悟でヘティの救出に協力したのですね。ということは、これで責任を取らされるのかしら。考えてみると、このためのキャスティングだったのかも。ネルとシドニーのギスギスした関係をエリックがビシッと言ったのが、このエピソードで一番良かったです。(笑)確かに何でそんなにシドニーが妹にきつく当たるのか、という気もしましたが、ジェラシーやら何やら家族ならではの複雑な思いがあったのでしょう。姉妹ながらの仲直りでしたね。
October 19, 2018
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ついに、ヘティの話ですね。スローペースですが、さすがにヘティ、いや、リンダ・ハントの存在感が光っていました。彼女はこのシリーズの宝だな、彼女がいることでドラマの格が上がるというようなそんな気がしました。エリックは夢を見て、ヘティに「赤い武功書」をもらった事を思い出す。何かのヒントがあるかもと思って、ネルを呼び出し、ネルがヘティからプレゼントされたキーホルダーの赤いライトを本に当ててみると、「failed」、「action」、「skin」という言葉が浮かび上がった。これらが、ヘティが今いる場所のヒントになるかも知れないと、2人はチームに手がかり探しをするようにいう。モーズリーは自分の命令をきかず、チームが勝手に行動するため機嫌が悪い。ヒドコは3つの単語が「What 3 Words」だという。3つの言葉が3メートル四方の地球上の特定の場所をしめし、この場合、ベトナム。ホーチミン市のある場所を示すという。カレンとサムはさっそく、ヴァージニア州のベトナム人街に住むビリーに会い、情報を求める。そのころ、ヘティの前に国務省のスペンサー・アレンという人物が立っていた。アレンは、ダンに金を払ってヘティの身柄を買い取り、ヘティの秘密を聞き出すという。そのために手段を選ばないとヘティを脅す。ビリーは麻薬の密輸と関わっている弱みから、ヘティに関する情報を提供することになった。ネルは、暗号が指すホーチミン市のバーの写真を探し、現在、チェグウィデンとラングストンがそこにいることに気づく。エリックとディークスがチェグウィデンらに接触しようとすると、2人はすぐに席を立った。やはり、ヘティはホーチミン市にいるのか。アレンは口を割らないヘティの眼の前で、もう一人の人質キーンを撃ってしまう。さらに、ダンは痛みに苦しむキーンをトラに襲わせようとしたため、ヘティはアレンの尋問に応じることにした。モーズリーは命令を無視し続けるカレンとサムを呼び、どういう根拠でヘティを探しているのか詰問する。モーズリーは海軍長官にも問い合わせをして、ヘティがベトナムにいるのかどうか調べてもらったという。ヘティがベトナムに入国した記録はなく、現地の麻薬密輸業者の手引きで密入国したらしい。カレンはたとえ首になっても、自分たちはベトナムに行くと主張するが、モーズリーはヘティがベトナムに行った理由を突き止めたならば、ベトナム行きを許すという。ヘティは、オフィスにチェグウィデンら、古い仲間との写真を残していた。ベトナムに行くにあたり、ヘティは財産を処分して数百万ドルの資金を用意したと見られるが、その理由は何か?カレンらは写真と関係のある人物が人質となり、その身代金のための金だと考え、調査を続ける。ヒドコは、元NISの職員でベトナム時代ヘティと一緒にいたという人物を見つける。その男は、ヘティやチェグウィデン、ラングストン、ブリッジスと共に、ジャングルから諜報員を撤収させる任務に就いていたという。グレンジャーは彼らに救出された。写真を撮ったのは、グループに付き添っていた若い男だという。しかし、その男はヘリコプターの墜落事故で死亡し、当時の仲間の多くは枯葉剤の影響で健康を壊して次々死亡したという。NISの職員は民間人扱いで、恩給も出ていない。カレンはCIAのサバティーノに事実を確認するようにいうと、モーズリーに礼を言ってベトナムに出発することにする。アレンはヘティにCIAとの関わりについて尋ねる。昔話で時間を潰すヘティにアレンは苛立ち、ヘティは当時の諜報員は秘密を守るために奥歯に毒薬を詰めているのだという。アレンは慌てるが、ヘティは近づいたアレンの耳を噛みちぎる。To be continued...アレン役の人、よく見る顔ですね。過去にNCISシリーズにも別の役で出ているので、今回はヘティの秘密を探り出すためだけに設定されたのでしょう。ヘティやおっさんたちが隠し持っている金塊のありかを探っているという名目で取り調べているのでしょうが、私達が知りたいヘティの過去を引き出してくれるのは嬉しいです。また、改めて枯葉剤を問題提起しているのも興味深い。アメリカの闇の部分ですが、取り上げるのは今の時代だからでしょうか。次週は栄光のおっさんたちと現NCISチームが協力して、ヘティとキーンを救出するのを期待したいですね。チェグウィデン少将も、まさかこんなに活躍するとはねえ。ケンジーとネルが、グレンジャーとヘティの写真を見て、2人共どこかで生きていると言っているのが良かったなあ。グレンジャーはまだどこかで生きているということですよね。ミゲル・ファーラーへのリスペクトを感じるなあ。ベトナム人コミュニティのビリーの倉庫、もしかして「ブラザーズ&シスターズ」で使われた家業の倉庫と同じ場所でしょうか。ビリー役の人は外見からしても、ベトナム系ではないですね。ベトナム系の役者さんもたくさんいるはずなのになあ。そこは残念です。
October 12, 2018
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クリスマスエピソードの後に、ディークスのいない意味不明なエピソードでちょっとがっかり。これは、NCISが捜査するケースじゃないような気がするけど…ところでFOXさん途中のCMがなかったのはなぜ?森林公園で山火事があり、現場で1人が焼死した。火元は強力な燃焼力を持つ、軍用次世代ナパーム弾だということで、ATFと連携しNCISが捜査に加わることになった。ペンドルトンの武器貯蓄基地には、ナパーム弾の燃料が保管されているが、盗まれたかどうか確認中だという。カレンは被害者のバイクの登録番号を現場で発見し、死亡したのはザック・フラーとわかる。ザックは身寄りがなく、デジタルの記録がほとんど見当たらない。2015年に海軍の新兵訓練を受けていたが、2ヶ月で名誉除隊をしていた。仕事は顧客の水槽を清掃することで、部屋のクローゼットからは、大量のナパームを製造する原料の薬品が見つかった。大家によると、ザックはソーラーパネルを自力で設置したという。メール、携帯電話などを使わないザックは、行きつけのカフェで仕事を直接受けていた。カフェで聞き込みをすると、ザックは常連で高校生のアマンダとのみ、しゃべっていたことがわかる。アマンダはあまりザックには関心がなかったと言い、ザックはシャイでハイテクを嫌っていたという。ソーラーパネルの会社を経営するギャビンとカーソンは、NCISにザックにソーラーパネルの部品を届けたことがあると認める。カーソンはザックの部屋にアラビア語のような本があったと証言するが、実際にはヒンドゥー語の本で、魚の図鑑だった。ザックには特に思想的な特徴は見られず、発泡スチロールのカップを大量に購入していた。これは、ナパームの材料になりうるという。カフェの防犯カメラによると、アマンダとザックは毎日会ってしゃべりこんでおり、アマンダが嘘をついていることがわかった。PCを持ち込んでいたアマンダは、匿名サイトに書き込まれた自分宛てのいじめについて、ザックに相談していたのだった。アマンダの自宅を訪ねると、母親は娘が高校でひどいいじめで思い悩んでいることを知らなかった。アマンダはいじめのことをなかなか話そうとしなかったが、カレンとサムに、ザックに話してザックが自分のことのように憤慨していたようだと認める。ケンジーとヒドコは、ザックのゴミ箱の中から薬品のレシートを見つける。それらを購入した日時に、ザックはもう一人の男と荷物を運んでいたのが防犯カメラで確認された。NCISはアマンダの高校に連絡し、匿名サイトの掲示板を閉鎖するよう手を打つ。アマンダを力づけて、カレンとサムが家を出たところで、近所から大音響と共に火柱が上がる。消防署は、地下にメタンが充満しており、ガスが漏れている恐れがあるという。アマンダは、先週末にザックが庭を掘っていたと打ち明ける。ザックはこれによって、高校を休みにしてやると言ったようだ。実は、アマンダの家のある住宅地は、1920年代の油井の跡地で、地下深くの天然ガス田ともつながっているという。アマンダに共感したザックは枯れてしまった浅い油井の空間に、天然ガスを注入して高校に充満させ休校させるのを狙っていたという。しかし、アマンダは高校を爆発させるつもりではなったと訴える。ザックは誤ってガス管を傷つけてしまい、別の場所を掘ろうとしていたらしい。そこに製造したナパームの燃料を流し込めば、6キロ四方が吹き飛ばされてしまう。ザックと一緒に写っていた男の正体が判明しない中、2人が荷物を運び込もうとしていたのは、ギャビンとカーソンの会社のトラックだった。共犯者はカーソンではないか。NCISは、行方がわからないギャビンとカーソン親子を捜索する。どうやら、親子はナパームを地下に充満させておもちゃのロケットを発射し火をつけるつもりのようだ。過去の記録をみると、ギャビンは過激な環境活動家で逮捕歴があった。カーソンも父親の影響を受けたようで、2人は闇サイトにアクセスして化石燃料の使用に反対し、地球温暖化の阻止を訴えていた。そのためには、過激な手段もいとわないようで、今日の日没にベイサイド地区で何か事を起こすと書き込んでいた。モーズリーはチームを伴い、ベイサイド地区でギャビンとカーソンのトラックを捜索する。その頃、アマンダが姿を消したことがわかる。モーズリーが古い油井の地図を探し出し、ネルがドローンを飛ばして住宅地を捜索する。一軒の家のガレージに3人の人影があり、トラックが止まっていた。NCISが急行してガレージに突入すると、ギャビンとカーソンが床に開けた穴にロケットを撃ち込むところだった。アマンダはNCISに情報を漏らしたため、親子に捕まって縛られていた。カレンとサムがロケットを発射しないように説得するが、ギャビンは勝手な自説を述べて地域一帯を焼け野原にするつもりだという。住人が減ればエネルギー問題も改善し、自然エネルギーでまかなうことができる。モーズリーはカレンたちに時間稼ぎをさせると、ガレージの天窓から近くに止まっていた生コン車のコンクリートを流し込ませる。コンクリートのせいでロケットは発射できなかった。親子はカレンらに制圧され、アマンダも無事開放された。ディークスはモーズリーの命令でLAPDの射撃訓練を受ける。フードトラックを司令車にして全員出動、モーズリーが直接指揮を執るというスタイルは、これまでになかったものですよね。というか、モーズリーはヘティというよりグレンジャーのような立ち位置なのですね。今シーズンなぜディークスを現場から外したがるのかよくわかりませんが、単にモーズリーのいじわるでもないような気がします。ディークス中心のストーリーの撮影でもしているのかしら。ケンジーとディークスの潜入捜査がなくなるのは非常に残念で、そこまでしてあえて2人を離しておく理由があるのかどうか、さて。アマンダのいじめの問題は、時事ネタだったのかな。サムと娘の会話のきっかけになるという落ちは良かったけれど、やっぱり違和感のあるエピソードでした。過激な環境活動家の親子ですが、ナパームで大規模な火災を起こしたら、それでまた大量の二酸化炭素が出るのになあ。
October 5, 2018
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クリスマスエピソードなので、特にストーリーアークと絡まずのんびりしていますが、これはこれでやっぱり楽しい。季節感のないLAでエリックは短パンだったり、モーズリーがグリンチかスクルージみたいな役割だったり、最近では本家で感じられないゆるゆる感ですね。クリスマスホリデイを前に、LAの西部で大停電が起きた。何者かが電力会社に不正アクセスし、ランサムウェア攻撃を行った結果だった。犯人はシステムを人質に取りビットコインで2000万を要求しているという。払えなければ、西海岸全域で電力供給が止まる恐れがあり、国防総省はテロとみなしたため、NCISが捜査に関わることになった。サムはクリスマス休暇に子どもたちが帰ってくるので、ボートで寝泊まりするという。カレンは自分の家に泊まるよう勧める。クリスマスディナーに誘うため、フィンのアパートを訪れたカレンは、フィンがアパートを他人に貸して姿を消しているのを知る。ネルとエリックは、例年通り支局をクリスマスの飾りで飾りつけようとするが、モーズリーが禁止しているとヒドコに止められる。ネルはヒドコを味方に引き入れることにする。電力会社のシステムを調べたエリックは、ウクライナから攻撃されているようだが、内部犯行だという。その日、出社してすぐ帰宅したエドガーが疑わしいというので、ケンジーとディークスが自宅に向かう。2人が到着すると、エドガーが逃げ出したので逮捕する。エドガーはあっさりと、金のためだったと認める。病気の母親の治療費がかさみ、リハビリ施設で出会った女から2万ドルで仕事を請け負ったという。ただ、彼女の目的はとにかく停電させることだったという。監視カメラに写った雇い主の女は、メキシコの麻薬カルテルの関係者アリシア・フエンテスだった。アリシアの兄ホセは、カルテルの後継者で5年前に逮捕され刑務所に入っている。アリシアはホセを継いで、組織を復活させようとしているのか。連邦刑務所に入っているホセが、最近民間の施設に移送されたことがわかった。施設がある場所は停電した地域で、カレンとサムが向かう。停電して3分後には自家発電に切り替わったというが、ホセの房を調べると、看守の男と入れ替わっていたことがわかる。やはり、ホセを脱獄させるための停電騒ぎだったのか。ケンジーとディークスがホセの自宅に向かうと、ガレージから車が飛び出し、その車にはアリシアが乗っていた。アリシアは犯罪とは関わりがないが、幼いころに父と引き離され、兄はやむなくカルテルの後継者になった。今度は自分が家業のために犠牲になるというので、NCISはアリシアに捜査に協力を求める。ホセには5歳の息子がいて、現在恋人の屋敷で歓迎会が開かれているという。NCISはパーティのウェイターに扮して潜入し、ホセの身柄を確保する。しかし、ホセの眼の前に息子が現れたため、カレンは穏やかに別れるようにはからう。ホセは父親の役割を果たし、やり直したかったという。任務を終え支局に戻ったメンバーに、モーズリーはクリスマスの飾りを認めたと告げ、みんなでエッグノッグを味わう。サムはエリックの勧めでホテルで休暇を過ごすことにし、カレンはフィンが施設の子供のために金を稼いでプレゼントを用意していた事を知って、一緒にプレゼントを配ることにする。ディークスとケンジーがプレゼントでもめているのは、「賢者の贈り物」みたいな感じだし、フィンとカレンは「オリバー・ツイスト」じゃないけれど、何やら物語を描きそうだ。そして、モーズリーがクリスマスの飾りを禁止する裏には、息子との悲しい思い出がありそうだ、という風にまとまった感じでした。心に残るのはネルの「今年はヘティもグレンジャーもいないクリスマス」という言葉で、人が増えても寂しさはありますね。ミシェルを失ったサムの寂しさももっともなこと。ヒドコがみんなに引っ張り回される。(笑)エドガーの母親との会話で「リーダーズ・ダイジェスト」というのがありましたが、久々に聞きました。まだアメリカではあるのですね。
September 28, 2018
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「女性パワーが世界を救う」というようなエピソードでしたね。たまにはこういうのも良いかな、でも相変わらずモーズリーのお高く止まった決め顔は気に入りませんが。深夜のバーで焼夷弾による火事があり、3人の男性が死亡した。身元が分かったヘレラとリウは、2年前までそれぞれ海兵隊に所属しており、現在はラテン系と中国系のギャングと関係があるという。ギャングが元軍人をリクルートすることは多いといい、新たなギャング同士の抗争が始まることも予測できる。現場を見たサムは、テルミット焼夷弾の信管を見つける。バーのオーナーは、店を閉めようとしていた時、体調が悪くなった女性がいたという。その女性はなぜかオーナーを冷蔵庫に押し込むと、爆発が起こってオーナーは気を失った。女性がオーナーの携帯から通報していることから、女性が3人を殺して無関係のオーナーを守ったとして、プロの殺し屋ではないかと考えられる。実際、殺された男たちは高度な戦術を用いて殺されたとみられる。エリックはテルミット焼夷弾が1年前に海兵隊の基地から盗まれたことをつかみ、容疑者として名前のあがったジャクソン・ホートンが証拠不十分で釈放されたという。サムとカレンはリウの自宅に向かうが、中にいた男たちがいきなり銃撃してくる。武装部隊と突入すると、家はドラッグの取引所で、どうやらリウの殺害で組織が慌てて拠点を閉めようとしていたようだった。サムは残されていた派手な携帯に連絡先が2人だけ登録されているのを見つける。ケンジーとヒドコはホートンを訪ねる。ホートンはいきなりスペイン語訛りの女に襲われ、トラックの中に閉じ込められていたという。ホートンが管理する倉庫の一つに、武器が大量に保管されており、そこからライフルや手榴弾、ロケットランチャーが盗まれていることがわかる。犯人の女は次に何を狙おうとしているのか。身元がわからなかった3人目が、ブラジル領事館で働くカルヴァーリョという人物であることが判明した。カルヴァーリョの件でソウザ総領事に連絡を取ろうとしても、今の所通じない。モーズリーは、過去にソウザと会ったことがあり、サムとカレンを連れて領事館を訪ねることにする。ソウザは清廉潔白な人物ではないという評判だという。サムは、自分たち以外に領事館を訪ねてきた2人の男が携帯に登録されていたスリムとピーウィであると見抜く。ソウザは、カルヴァーリョを殺した犯人に心当たりはないが、彼は良くない連中と付き合っているらしいという。それどころか、事件のあったバーでカルヴァーリョは自分を暗殺しようと企てていたらしいという。モーズリーは女に命を狙われているので避難するように説得する。エリックは、ブラジルでのソウザに関わる情報で、サンパウロのスラム街の麻薬撲滅運動をしていたカルロス・レイが取引所を爆破したと容疑をかけたのがソウザだったという。新聞にそのネタを持ち込んだのはカルヴァーリョで、長年関わりのあったソウザとカルヴァーリョの間に何か問題が起こったのか、という。ソウザはシンガポールに移動することになり、女がソウザを狙っていたとすると必ずこの機会を狙うだろうと考える。サムとカレンがソウザの護衛の車列に加わり、ケンジーとヒドコも監視についた。一同が空港へ向かう道路で、待ち構えていた女が車列にロケットランチャーを撃ち込んだ。サムとカレンは無事だったが、車のドアが開かず、ケンジーとヒドコが逃げた女を追う。実は、ソウザは変装してネルと共に領事館を脱出していた。ケンジーは女を追い詰めたが、相当訓練を積んだと思われる女が激しく抵抗してケンジーを痛めつける。女はポルトガル語でなぜソウザを助けるのか、ソウザとカルヴァーリョは国中にコカインをばらまいた悪党だと言い残し、逃走する。エリックはサムの車のドライブレコーダーに写っていた映像の分析を続けるが、ケンジーはカルロス・レイのそばに写っている少女の写真を見て、先程の暗殺者だと気づく。少女はカルロスの娘ピエトラで、2002年に父親を殺された。その後、ブラジルの武装集団と繋がりを持ってジャングルで過酷な訓練を受けたとみられる。ボートハウスに匿われたソウザは、カルロスについて手段を選ばないテロリストだと断じる。モーズリーがドラッグビジネスとの関わりを尋ねると、ソウザは単なる噂だと突っぱねる。ピエトラに奪われたケンジーの携帯から、NCISに連絡が入った。ピエトラは今、ボートハウスをロケットランチャーで狙っていて、ソウザ一人残してみんなその場を離れろという。ケンジーは自分がピエトラと接触して時間を稼ぐと言い、その間により安全な2階にソウザを避難させることにする。エリックはピエトラの居場所を特定し、ケンジーは後ろからピエトラに銃を向けた。一方、ソウザは様子を察しモーズリーに銃を突きつけて、ここから逃げるという。お前たちはピエトラに自分を殺させるつもりなのかというソウザを、モーズリーの機転でサムが倒す。ケンジーは父を殺された自分の経験を話しながら、ピエトラに武器を下ろすよう説得を続ける。ピエトラはコニュニティの中で疎外感を感じて、ジャングルに潜み復讐の機会を待ったという。ケンジーが怒りを乗り越えて、新しい人生を得たと話してついにピエトラは武器を下ろす。何者かがソウザの携帯の内容を本国に送ったため、ソウザは帰国することになった。免責ではないらしい。ピエトラはFBIに引き渡され、サンパウロに向かうが、ソウザに関する証言によって、罪は考慮されるかも知れない。ディークスはママのライフコーチ、ギーから個人情報の入ったノートPCとカバンを奪われたと連絡を受ける。ママには知らせないでくれと言われ、警察に手配を依頼するが、奪われたPCやスケッチブックにはママの映像やヌードスケッチがあるかもしれないと知り、心穏やかではない。ギーはママのことを大切に思っているようだ。結局、警察が発見したスケッチブックをケンジーに見てもらうが、スケッチブックは燃やすことにするという。ケンジーとピエトラのガチンコ対決をしっかりと見せてくれましたね。今回のメインはケンジーでなければならなかったし、ピエトラの戦闘能力は凄まじかった。本国に送り返されてしまうと、本当に罪が軽くなるのかどうかわかりませんが、むしろ「ニキータ」みたいなスパイとして再教育される方が国にとって役に立つのかも知れません。それはそれで悲しいですけど。バーの修繕費用はブラジル政府に支払ってもらいたいところです。モーズリーの知らないところで、本国に情報を送ったのはエリックとネルなのでしょうね。最近はエリックが司令塔になって、全員が現場に行くというパターンが多いですね。各人の能力を生かして上手く行っている体制かなと思います。サムとカレンがモーズリーのお付きの者としてスーツ姿を披露するのは、力関係が変わって面白いのですけど、ピンヒール履いて、腰に手を当てているモーズリー、やっぱり好きになれない。(笑)優雅に紅茶をすするヘティが懐かしいなあ。今回Bストーリーで、単独行動だったディークスのママへの思い、愛するケンジーへの対応が見られてよかったです。ギーも落ち着いた素敵な男性ですね。息子として母を心配する気持ちもわかりますし、ギーとママのラブラブな様子は見たくないというのもわかる。ケンジーがそれを優しく見守っているというのが良いですね。
September 21, 2018
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やっぱり今シーズンは方向が変わりましたね。ヘティの行方と毎回の事件が完全に分離していて、新加入キャラがいつまで居座るのかわからないまま、カレンたちの邪魔をし続ける。ただヒドコさんについては、サムとカレンの間に入ることで意味があるなあと思いました。モーズリーの新オフィスは、ニューオーリンズのプライドのオフィスみたいですね。(笑)カレンの自宅に、傷を負ったジョエルが侵入し助けを求める。ジョエルは2日前に息子を学校に送った後、覆面をしたグループに拉致され、拷問を受けていたという。すきを見て逃げ出したが、そうなると夫と息子の身が危険となる。カレンはジョエルの言葉を疑いながらも、とりあえず、ケンジーとディークスにジョエルの「夫」と「息子」の家を監視させることにする。突き放すカレンに、ジョエルは今はCIAを辞めているが、CIAの陰の組織を知ったため、今更古巣に駆け込むことはできず、頼れるのはカレンだけだという。カレンはジョエルに騙されていたことを根に持ち、ただちには彼女の言葉を信用しようとしないが、ジョエルは古い情報を敵に渡してしまったので、国家の危機だと訴える。ジョエルを捉えたのは、外国の諜報機関のようだったと言い、そのうち一人の声を聞いたという。モーズリーは、ジョエルの過去を疑いながらも、念のために捜査することを認める。ケンジーとディークスがジョエルの夫と息子の身柄を保護し、ボートハウスで監視する。カレンはジョエルをサムのボートに匿う。サムとヒドコは、ジョエルが逃げ出した倉庫を調べ監禁された証拠を拾うが、その最中に監禁部屋に閉じ込められてしまう。やはり罠だったのか、突如火の手が上がるが、2人は何とか脱出し、現場を監視していたカメラのルーターを回収して倉庫の持ち主を探る。カレンはサムの報告を聞いて、やはりジョエルの言っていることが信じられないと言い、さらに敵視する。ニックはケンジーに、ベス(ジョエル)が抱える秘密に気づきながらも、妻から真実を告げられることはなく、夫婦関係は破綻しており、自分は浮気をしていると認める。今は、その浮気相手サラと別れたが、ベスは始めから浮気について知っており、咎めることもなかった。夫婦関係は嘘で塗り固められて普通の家族ではないという。サムはジョエルがCIAを辞めているかどうか、サバティーノに確認するが、ジョエルは今もCIAの諜報員だという。それを知ったカレンは怒りをあらわにして、最初からジョエルがNCISを騙していたと詰め寄る。ジョエルは壊滅されたはずのCIAの陰の組織は、まだ黒幕がいて組織を復活させようとしている、ジョエルには仲間に入らなければ家族を殺すと脅されたという。私のことは信じてくれなくても良い、でも家族を守ってほしいというジョエルに、カレンはジョエルが本当に危険だと理解し、再度ジョエルの身柄を移す。一方、モーズリーはもはやNCISの案件ではなく、CIAに管轄を移すつもりだという。サムはまだ国家的脅威は続いており、NCISの捜査官が命を狙われたこともあり、捜査を続けてCIAの陰の組織を潰すべきだと主張し反論する。倉庫から回収されたルーターを購入したマンティコア社が、ジョエルが監禁された倉庫を所有している会社とつながりがあるとわかった。モーズリーが2時間の猶予を与え、NCISは唯一ジョエルが犯人の声を聞き分けられるとして、会社に潜入することにする。ジョエルは、カレンが家族を持ちながら諜報員の仕事をしているのを批判しているのではないかと混ぜ返す。サムも家族を持ちながら仕事を続け、ミシェルを失った。自分とサムは何が違うのか。過ちを犯したことについては、謹慎の処分を受けており、報いを受けるつもりだという。ケンジーとディークスが社員の声を拾っていくと、ジョエルは事業部長のコルトン・リーチの声に反応した。マンティコア社とCIAの陰のグループは中東において、活動の拠点が重なっている。NCISが行動に移ろうとしたとき、突然武装した車が現れ攻撃を始める。ジョエルの居場所を突き止め、奪還に来たと思われるが、どこかで情報が漏れたらしい。激しい銃撃戦の中、ジョエルは飛び出してマンティコア社へ入っていく。カレンもジョエルを追い、ケンジーとディークスがリーチの身柄を確保しようとすると、リーチはボディガードを連れて姿を消した。ジョエルはボディガードを倒して、リーチを屋上に追い詰めていた。リーチが陰の組織の黒幕なのかと問い詰めると、リーチは自分はCIAの関係者を利用するビジネスマンの一人だという。しかし、CIAは中東の支配に失敗してしまい、リーチは新たな計画を実行するために見込みのあるジョエルを仲間にしたかったという。説得を受けたジョエルが一瞬隙きをみせると、リーチは銃を取り出した。カレンがリーチを撃つが、ジョエルはリーチに撃たれてしまう。ジョエルはカレンの腕の中で本名はジェーンだという。情報はニックの携帯から漏れていたようだ。別れた愛人は姿を消しており、そもそもジョエルを監視するためにニックに近づいたと思われる。NCISに戻ったサムはジョエルが助からなかったという。しかし、ジョエルは密かに夫と息子の姿を見守ると、陰の組織のメンバーを捕まえるためしばらく存在を消すという。カレンはもうジョエルを手伝うつもりはないという。なるほど、先シーズンに突如悪役となって現れたジョエルは、こうしてカレンに絡んでくるのですね。となると、やっぱり(カレンにとって)本命だな。登場のしかたが、HAWAII FIVE-Oのスティーブと母、そしてキャサリンとの関係みたいに見えます。潜入捜査官、工作員、諜報員の生活は理解しがたいということなのでしょう。サムとミシェルは例外中の例外じゃないかな。それにしても、カレンがナイーブすぎる?NCISがCIAの裏事情を捜査するのも変ですから、ジョエルは自分で戦いながら、都合よくたまにカレンの前に現れるのかも知れません。ジョエルは相当なタマですね。ヘティ救出の力になってくれるのかな。ディークスとケンジーが結婚式についてもめているように見えますが、無事式にたどり着けるのでしょうか。お互いのママの存在に振り回されるとは、焦らされるなあ。
September 14, 2018
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過去のエピソード絡みのゲストがたくさんでてきて、内容も盛りだくさんでしたね。そうか、200話記念エピソードだったのか。でも一番の衝撃は、ネルの身内でしたが…国境近くで警備をしていたCBPの係官が、トラックの荷台を調べたところ、何者かに銃撃され、密入国しようとしていたメキシコ人などと共に殺された。近くにはペンドルトン基地もあり、犯人がSBPの車を奪って逃走していることなどからNCISが捜査を担当することになった。ケンジーは現場でたった一人生き残った少年を見つける。恐れているため、なかなか口を開こうとしない。モーズリーが少年の心を開き、犯人はメキシコ人ではない外国人だという情報を得る。他の捜査機関と情報を共有し、協力を求めると、国土安全保障省から助っ人が来るという。何とそれは、ネルの姉、シドニーだった。闘争に使われた車が発見され、カレンとサムがドアを開けようとすると、仕掛けられた爆弾が爆発して証拠を失ってしまう。シドニーによると、警戒対象となる外国人はいくつものリストにアップされているが、それらの組織ををまとめたHTSには、拘束されたテロ組織ヌスラ戦線のの幹部の名がある。犯人の目的は、シリア出身でアメリカ国籍を取得後海軍情報局に勤務し、脱走したアサキームではないかという。アサキームはケンジーが大怪我をして昏睡状態になった因縁の相手だが、司法取引して現在はLAにいるという。犯人の目的はアサキームの口封じなのか、奪還なのか。移送中のアサキームを強奪したNCISは、ボートハウスで尋問をする。アサキームは、刑務所で心を入れ替え別人になったというが、ケンジーは許せない。HTSのメンバーの目的もわからないという。エリックは車を乗り換えた犯人グループの動きを見つけ、携帯の信号をキャッチした。シドニーの持つ警戒者リストと照合すると、レバノン人のファザン・カムスールのものと判明する。カレンはアサキームを囮にして、犯人グループをおびき寄せる作戦を立てる。サムはカムスールの勤めるカフェに「その筋の者」を装って入り、シリアに渡航させたい人物があると持ちかける。無事渡航させてくれたら大金を払うというと、カムスールは勘違いしているとしらを切る。サムはカフェで、顔見知りのエイモン・シャーを見つけ身柄を確保する。エイモンはCIAとNSAに情報を流しており、組織の資金洗浄をしていた。組織にバラすと脅して、エイモンを味方につけると、カムスールから取引に応じる連絡が入る。サムとモーズリーが取引場所に行くと、カムスールは金を受け取り、いきなり攻撃してくる。NCISはそれぞれ配置について、カムスール一味と銃撃戦を行う。カムスールの目的はアサキームの暗殺で、NCISはカムスールらを制圧する。本当に心を入れ替えたアサキームの姿を見たケンジーは、彼を許すことにする。ネルは子供の頃意地悪だったシドニーが、自分を認めてくれて、姉妹は仲直りする。母を失った少年はアメリカ国内のおばが引き取ることになったという。ヘティの行方を探しに、今は売りに出されている自宅に忍び込んだカレンは、チェグウィデンに会う。チェグウィデンもヘティの行方を追っていた。ヘティはNCISを巻き込まないために引退し、何かのために金を作ろうとして不動産を売りに出したという。そのころヘティはベトナムで、カネになると考えたダンに囚われていた。ヘティの身には高い値段がついているという。ヘティはキーンと同じ檻に入れられ、いずれ部下たちが私を探し出す、時間の問題だという。チェグウィデン少将はスピンオフで別キャラのように大活躍ですね。実際はこれから大活躍が見られそうで、おっさんたちのチームもまた見られるのかも知れません。楽しみです。ヘティはキーンをベトナムに置き去りにした事を後悔し、本来やるべき仕事をやり遂げるつもり、というスタンスがかっこ良い。脱出のためにあの金塊を使わないのはおっさんチームを巻き込まないためで、教え子が必ず探し出してくれると信じている。そういう意味では、カレンはやっぱりヘティの秘蔵っ子なのでしょうね。サムの相棒はアシカのオーティス?これも200話の特別ゲストなのかな、妻が恋しいと本音をもらすところは、過去エピを振り返って上手いなと思いました。さて、あまりにそっくりなので(体型まで)、本当の姉かと思ってしまったシドニー。あるは、ボディダブルの人かと思いました。(笑)ネルの本名はペネロピでしたか、なるほど家族の集まりで苦手の姉には会いたくないですよね。でも、今後は協力を求められる人材になりそうですね。モーズリーの子供は父親と一緒で、どこにいるかわからない、は今後のストーリーなのかも知れませんね。
September 8, 2018
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派手なカーチェイスなどなかったですが、緊迫感があって映画みたいだなと思って見ていました。シチュエーションも興味深かったですね。コロラドのミサイル発射基地2箇所が、3人の管制官によって占拠され、核ミサイルの発射作業が始まった。発射するには、2名の管制官が同時に操作する必要があるが、2箇所の基地が同時に発射の手続きを行うと、外部から阻止することができない。3人はそれぞれ、地下の管制室に入るための入り口を封鎖しており、全部で50発の核ミサイルを発射することができるという。現在、ミサイルの標的を再設定中と見られ、当局は3人との交渉を行っている。そのうち、ミラー大尉はかつてケンジーと交際したことがあることから、空軍の依頼でケンジーがミラーから情報を引き出し、行動を思いとどまらせるために呼び出された。NCISチームには、国家的な危機にあたり詳しい状況を説明することはできないという。そのかわり、モーズリーはミラー、ロス、ジンダワーら士官の背景を探るように命じる。サムは「パットン・プロジェクト」という攻撃的な軍事行動を望む人々がいて、彼らはイスラム教徒を大量虐殺することも容認するという。ケンジーと共に、ミラーの姉ティファニーが現場に連れてこられた。異常な事態に動揺するティファニーに、ケンジーは協力するように語りかける。交渉人の責任者、FBIのモンローに、3人は中東問題を一気に幕引きするため、イスラム教の国々の都市に核ミサイルを撃ち込むという声明をメディアに流すよう、要求していた。ケンジーの呼びかけにミラーは答えるが、ロスに遮られてしまう。FBIは、地下の発射センターにつながる脱出用のトンネルを掘り起こしていた。通風孔も塞がれており、侵入方法はこれしかないという。ミラー、ロス、ジンダワーはそれぞれ別の大学でROTC(予備役将校訓練課程)を受けていた。士官学校を卒業しておらず、共通点としてはテッド・ホームズ教授がそれらの大学で心理学を教えている。ホームズは偽名を使って右翼サイトに投稿をしており、具体的な質問ができないことからNCISはどうやって情報を引き出すか手こずる。ただ、ホームズが毎年ROTCの学生に政治思想を問うアンケートを行っていることがわかり、そこで極右思想を持つ人物を探してパットン・プロジェクトの関係者に渡しているのではないかと揺さぶりをかける。ホームズの反応を見て、3人以外にも「候補者」がいると見たカレンは国防総省に連絡して、各軍に同じような思想を持つ者がいるかどうか、調べるように連絡する。ティファニーはケンジーのアドバイスを受けながら、ミラーに語りかけて作業を遅らせようとする。しかし、途中で爆発音が聞こえ通信が途絶える。トンネルにしかけた爆弾が爆発し、掘っていたトンネルが崩れてしまう。ホームズが指導した学生の中で、アンケートに答えた17人の学生が極右思想を持つとされていたことがわかる。空軍に志願しても、地下の管制官ならは希望通りの勤務となり、背後には彼らを操る黒幕がいると思われる。発射センターでは、新たなトンネルが準備されはじめた。もしもの時に備え、発射口の上にはトラックが置かれ、ハッチが開くとトラックが落ちてミサイルの発射は阻止できる。しかし、漏れ出したプルトニウムは周辺を汚染することになり、ディークスはケンジーの身を案じて電話をかけ続ける。侵入するためのトンネルは狭く、ケンジーの経歴を見込んだモンローは、トンネルから管制室に侵入して2人を制圧する任務を提示する。持ち込める武器は銃と手榴弾しかない。ケンジーは任務を引き受けると、ディークスに覚悟の電話をかける。ディークスが今すぐ逃げろと言っても、ケンジーは愛しているとしか言えない。ミラーは行動に迷いが出てきたのか、チャットでモンローに呼びかけてきた。ケンジーは生きて救い出してほしいというティファニーに、何とか努力すると答える。ロス、ミラー、ジンダワーが頻繁に会っていたNSAのデナードという分析官がいることがわかり、カレンとサムが自宅に向かう。デナードは攻撃を受けて、手元の情報を処分していた。デナードが死亡し、PCにあるパットン・プロジェクトの中心人物6名のコードネームしか残っていなかった。SWATが地下の防爆扉を攻撃するのと同時に、ケンジーがトンネルから地下にもぐると、ロスはミラーに発射操作を行うように銃を向けていた。ケンジーが投げた手榴弾で2人は死に、ミサイル発射は阻止された。もう一箇所もFBIが突入して、ジンダワーを殺した。モーズリーは6人の極右メンバーを特定するようにいう。NCISに戻ったケンジーは、サムのような経験はしたくないというディークスに、私にはあなたしかいないと告げる。ケンジーはジャック・バウアーみたいだなと思いました。(笑)過去の恋愛関係でというのは無理やりですね。でも、トンネルの狭さではサムもカレンもできない任務だし、ましてやディークスは町の一警官だからこういう時には呼ばれないよなあ。ケンジーが10年前に東京に駐在していた、というのは初出でしょうか。短期に交際していたことまで、軍に報告していたのかしら。ミラーは横田基地勤務かな。アフガニスタンに派遣された時は別にケンジーでなくても良かったかもしれませんが、こうしてケンジーの特殊性から抜擢されて、留守を守るディークスは苦しむことになって、結局は2人の愛は深まるということなのかな。「もう無理」と言われても、じゃあ関係を解消したところで、ディークスがケンジーが何をしようと関係ありませんというわけもないし、やっぱりこのカップルは美味しいところを見せてくれます。核ミサイルは冷戦の遺物なのかもしれませんね。それが今も発射可能で、管制官がその気になれば発射できるというのは怖い。「スターゲイト」の基地は確かコロラドの山の中だったと思いますが、ドラマのネタは尽きないなと思いました。ヒドコさんは今回も見事な活躍で、モーズリーは要らないけど、彼女は戦力としてレギュラーになっても良さそう。
August 31, 2018
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ヘティの方に進展がありましたいね。これはなかなか興味深いことになりそう。現場でのネルが本格的捜査官になりつつあります。頭脳明晰な上に、白兵戦も戦えるとなるとこれは強そうだな。LAPDのベイツ警部補が同僚の警官を撃って、指名手配された。内部調査部のホワイティングはディークスに、捜査対象だったベイツに接触して自首するよう勧めてほしいという。ホワイティングによると、警官たちが副業で悪事に関わっているという現状があり、ベイツがその黒幕と見られているという。断れば、かつての相棒殺しの事を公にすると言われ、ディークスはやむなく引き受け、ベイツをピックアップするとベイツに脅されて、パトカーの追跡を振り切って逃げる。NCISにもベイツの件が知らされ、エリックは逃げているディークスの車の行方を追う。サムとカレンは、ホワイティングに会い、ベイツを捜索することに協力するので情報を提供してほしいという。ベイツはバイオ技術者のサイモン・アトウォーターを証人として取り調べをしていたのだが、ベイツははめられた可能性もあるという。ケンジーとネルは駐車場で見つかったディークスの車を調べ、ディークスが自ら携帯を壊しているのを見つける。警察に追われている2人が逮捕されると大変なことになるので、なんとしてもNCISが先に身柄を確保しなけばならない。ベイツはディークスを連れて、アトウォーターを拘束している場所に行く。警察のセーフハウスで匿われている証人のアトウォーターを守る警官をベイツが殺したと言われているが、警官たちが取り戻しに乗り込んできたという。ディークスはアトウォーターとベイツをボートハウスにつれていき、詳しく事情を聞く。アトウォーターはデクスモント社で食糧難を打開する、除草剤に耐性のある植物を死なせる遺伝子を開発していたが、何かの間違いで、致死遺伝子を運ぶウィルスが出来上がってしまった。これを農場に蒔くと、あっという間に世界中食糧難となる。その事を上司のライアン・ウォレスに報告したところ、ウォレスはウィルスを没収して持ち出してしまった。アトウォーターが警察に通報すると、ウォレスとコネのある警官が悪徳警官の元締めに知らせたようだ。ウォレスはウィルスを売って金を手に入れるつもりだと思われる。ベイツは自分が疑われていることは知っていて、本当の悪徳警官の黒幕を突き止めるため、ディークスに協力を求める。NCISは世界に危険に及ぼすウィルスをなんとしても押さえたい。デクスモント社の経営は火の車で、別の会社から特許侵害で訴えられており、和解するのに大金が必要で、ウォレスはその金を得るためにウィルスを売るつもりなのだろう。NCISはウォレスを監視し、尾行する。ディークスとベイツはウォレスの自宅を捜索するが、戻ってきたウォレスはベイツとディークスを悪徳警官の仲間だと勘違いし、取引をすれば警官たちに金が渡るという。そこに、何者かが銃撃を行い、ウォレスが逃げようとするが、ケンジーとネルが加勢し身柄を拘束する。ウォレスは始めは誰と取引しようとしているのか、打ち明けようとしなかったが、スティーブン・リーという大学生と連絡を取り合っていたことを認める。これから大学でウィルスの取引を行うというので、ウォレスを開放してNCISが大学で監視する中、ウィルスを受け取ったリーを逮捕する。リーは北朝鮮から資金援助を受ける留学生だった。危険なウィルスは陸軍のラボに引き渡され、ウォレスは警察内の内通者の名前を明かす。ベイツはそれが自分が目をかけている男だったことに驚き、ディークスに市警に戻ってきてほしいという。ディークスはNCISに残ることを選ぶが、ホワイティングは今後もディークスに協力を求めることがあるという。ベトナムにいるヘティは、キーンとの仲介をしたダンに件の男がキーン本人かどうかわからないと答える。キーンはヘリコプターが墜落したとき、100万ドルの金塊を輸送していたと言われており、ダンの本当の狙いは金塊だった。ヘティはダンとの交渉を打ち切る。再びキーンと面会したヘティは、キーンが墜落後に仲間に見捨てられたと恨んでいる事を知る。本来、ヘティを含めキーンはその場に存在してはいけない存在で、金塊は捕らえられた工作員の身代金となるはずだった。本当にキーン本人なのかと尋ねる。ベトコンに捕まったキーンは、移送中の事故で逃げてしまい、本国に連絡することはなかった。復讐心に燃え、キーンはトゥー・サンという名前で東南アジアで殺しを行ったという。しかし、ある日思うところがあり、殺しをやめ家族を持った。今回逮捕されたのは家族から離れたかったからで、パスポートもなくただ、ダンに頼って密入国した。そのダンが、キーンは金にならないと判断し、ヘティを人質に取ってしまう。ベトナムで囚われたヘティを、チェグウィデンを始め、あの愉快なおっさんたち(ブリッジス、ラングストン)らが助けに行くのでしょうか。それなら、ちょっと楽しみかも。ここで、グレンジャーもメンバーだったという言及があったのは良かったですね。キーンはスパイとして、「死して屍拾う者なし」という掟を認めることができなかったのですね。若かったからか。もし、おっさん仲間が助けにくるのなら、キーンとの感動の再会も見てみたいです。今回の事件、よそ者としてディークスをいびっていたモーズリーが、こういうときにいないのはちょっと変ですよね。ホワイティングとの腐れ縁が切れないのは、この先のエピソードでディークスが絡ませるためなのでしょうね。
August 17, 2018
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今シーズン、いろいろ仕込んできますね。経済関係のネタは不勉強なので、一旦停止して字幕を読みながら見ております。(笑)潜入捜査は十分な準備が必要のはずですが、ドラマでは緊急に行かなければならないので、サムは何でも知っているという設定になるわけだ。でも、海千山千の投資銀行の幹部面接にさらっと通ってしまうのは、やっぱり無理っぽい。まあ、エリックがハッキングするだけでは、面白くないのでしょうけどね。ところで、オープニングでエリックがなぜオーボエを手にしていたのか、そんな趣味があったっけ。マルホランドドライブで、海軍予備役のフィリップ・ネルソンが交通事故で死亡する。ネルソンは合同テロ対策特別班が監視しているアブラム・ソコロフと通話中に、別の車に追突された。ソコロフはロシアの新興財閥で、ドラッグや武器を密輸しているという疑いがあった。ネルソンはLAの銀行員で、最後の通話の中に「マウントバンク」という言葉があった。特別班によると、何かの暗号かと思われ、長期の監視の中でネルソンは初めて現れたという。カレンは、潜入捜査用の偽名の一つ「デクスター」が盗まれ、クレジットカードが作られた事を知り、今回の事件との関連を疑う。モーズリー副局長は、ソコロフの取引記録を盗むため、サムにネルソンの銀行に潜入するようにいう。ネルソンの銀行はネルソンの死をきっかけに空売りを始め、サムはテロか何かの内部情報をもとにして、ドルを売っているという。つまり、ソコロフが企む計画が始まったと考えられ、モーズリーはその計画も突き止めるよう命じる。ネルソンの後継者には、リア・ウィンターズがすでに着任しており、サムは株式に詳しいトレバー・ウォードとして厳しい幹部による面接を受けることになった。モーズリーは、カレンの偽名情報が漏洩している事を指摘し、今回の任務には関わってはならないという。カレンはネルが「デクスター」の件をモーズリーに密告したのではないかと疑うが、ネルは否定する。その「デクスター」がサンタモニカでアパートを借りたことがわかったというので、カレンは自分の偽名を語る人物を探ることにする。ディークスとケンジーは、モーズリーにアルカディから情報を得る事を進言する。アルカディはソコロフの名前を聞いて、厄介な人物だという。その姉と知り合いだというので、2人はアルカディと共に、姉が経営するバーに向かう。サムは無事幹部の面接をパスし、CEOのリアに会う。リアたちは、これから大きな山を動かすつもりだと言い、サムにこれからニカラグアで会合があるので着いてきてほしいという。サムはスキを見て、幹部のパソコンからソコロフの金の動きを探る。ネルソンはソコロフの金でロシアの株を買い、同時にドル建てでその株を売っていた。つまり、ミラー取引で銀行を経由して資金洗浄をしていたことになる。マウントバンクというのは、そのことだったと思われる。ソコロフの姉ヴラドレーナは、ポニーを購入し育てるのが好きな弟が、ニカラグアのリゾートにその牧場を持っているという。ただ、ニカラグアはソコロフが対立相手を殺す場所でもあるといい、ネルソンはソコロフに弱みを握られていたと明かす。ネルソンはソコロフの命令を拒んだので殺され、リアも弱みを握られているらしい。カレンはデクスターのカードが使われたバーに向かい、容疑者を捉える。「デクスター」を名乗るのは、若い男だった。NCISはリアをボートハウスに連行し、ソコロフのミラー取引について尋問する。リアはあっさり、取引について認めるが、「デクスター」については知らないという。ミラー取引の顧客がソコロフであることは同僚たちは知らず、1時間後にLAでソコロフに会うことになっているという。ソコロフはウクライナのために武器を買おうとしていた。ウクライナとロシアの対立を煽って、アメリカの武器を使ってアメリカも巻き込むつもりなのだろう。モーズリーはリアを利用してソコロフの計画を阻止する作戦を実行することにする。ソコロフはリアに、日焼け止めの箱に入った大量の金を見せ、これを洗浄するようにいう。まだソコロフに信頼されていないリアだったが、NCISが攻撃をしかけてソコロフの部下を倒し、リアはソコロフを建物の外へ連れ出す。控えていたヒドコはソコロフに追跡スプレーを浴びせ、そのままリアとソコロフは逃走した。NCISは武器を買うための金を確保でき、リアはソコロフの信用を得た。今後は、ソコロフの動きを追跡スプレーで追うことができる。サムはヘティの行方を追うため、ハワイの知人に情報を求める。ヘティの船は何週間もハナレイ湾にあるが、上陸した形跡はなく、密輸をしているアイオナと行動を共にしているという噂があるという。カレンは「デクスター」こと、フィンに向きあう。ソコロフらとの接点はなさそうだが、カレンがかつて滞在したコロラドの施設にいたらしい。カレンはフィンの可能性を認め、このままアパートに滞在していて良いと告げる。最後のハワイの海軍関係者、どうせなら「ハワイFIVE-O」とのコラボができれば良かったのに。スティーブが無理だとしても、犯罪者の情報なら警察関係者誰でも良さそうです。ヘティの出番は相当限られるようですね。健康を気遣ってということかな。フィンはもしかして、カレンの息子か?と思いましたが、赤の他人なのかな。カレンは自分の里子時代をフィンに重ねて、シンパシーを感じているのでしょうね。今後、面白い展開を期待します。アルカディは良い味出して安心の準レギュラーですね。元々カレンと絡んでいましたが、ロシア関係者とディークスが絡むと面白さが倍増します。アクセサリージャラジャラのディークスも良かった。相変わらず、モーズリーとチームの対立が鬱陶しいですが、結局チームは首にならないのだろうか。モーズリーとしてはカレンを目の敵にしているが、徐々に信頼を獲得していっているのかなあ。
August 10, 2018
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どうも、新入りの「お嬢様副局長」は好きになれないなあ。粘っこく「私、できるでしょ、ゴージャスでしょ」と見せつけるところ、カレンとサムを引き連れて、「ぶるぞん~With B」ですね。彼女がヘティと張り合うのは50年くらい早いように思います。むしろ、ヒドコさんの方が味が出てきた気がする。(笑)大量のライフル銃を積んだラウンドハウス社のトラックが出庫時に奪われた。積荷は末端価格で100万ドルにもなるというが、警備員やドライバー、犯行メンバーの一人を殺してトラックを盗んだのは、軽犯罪が前科のトニー・ヤングだった。そのトラックを追跡したところ、白いSUVと合流したのが確認された。サムはSUVから降りてきた男が、クリンダ戦術警備に潜入捜査したときのバイロンだと気づく。バイロンは1週間前にクリンダを退職しており、人柄を信用しているサムはきっと理由があるはずだという。トニーの自宅を調べたディークスとケンジーは、ガールフレンドを見張ることにする。エリックはラウンドハウスのトラックを見失うが、SUVをダウンタウンに見つける。カレンはSUVに発信機を取り付け、バイロンがトラヴィス・クーガンと一緒に建物から出てくるのが確認された。クーガンはテロ組織に武器を調達しているといわれ、バイロンが盗んだライフルをクーガンに売るのではないかと考えられる。バイロンとクーガンは、チャリティの射撃イベント会場に向かった。主催しているのは、リヴィングストン=ブラッドフォード社で、海外に武器を輸出しており、それが業績の9割を占めるという。残りの1割は貧困国への慈善活動を行っているというが、噂では西サハラ紛争の両陣営に提供しているらしいという。バイロンとクーガンはイベント会場で銃の買い手と会うのだろうか。DCから戻ってきたモーズリー副局長は、NCISとしてイベントの招待状を手に入れ、護衛にカレンとサムを連れて行くことになった。会社はリヴィングストンとブラッドフォードの共同設立で、ブラッドフォードは今後事業の中核を武器から慈善活動に移行し、西サハラの分ソ地域に水や医療支援などを行っていきたいという。エリックはNCISが持ち込んだカメラで、招待客の中にバイロンの取引相手を探す。サムはバイロンに声をかけるが、バイロンは子供の教育費のために仕事を代えたと答える。トニーのガールフレンをを追跡したディークスとケンジーは、トニーを見つけ逮捕する。トニーはバイロンから支持を受け、銃を盗んだがただのドライバーにすぎないという。1時間後にその銃を取引するという情報を得て、ディークスとケンジーが張り込む。イベントの招待客を調べていたエリックは、リヴィングストン=ブラッドフォードの企業活動の情報が不自然だという。やたらと休眠会社や精算会社の記録が多く、何か秘密がありそうだ。トニーの客、フェリックスが倉庫に現れNCISによって逮捕されるが、バイロンとクーガンとの接点が見いだせない。盗まれた銃も全てその場所にあった。カレンはイベント会場に銃を提供しているスポンサーを調べ、ラウンドハウスの名前を見つける。しかし、ラウンドハウスの銃は倉庫にあり、トラックが行方不明になっていることに気づく。トニーはトラックをバイロンに渡したと言い、カレンはバイロンが狙っていたのは銃ではなく、トラックだと考える。イベント会場は重要人物がたくさん参加しており、暗殺をする場所としても向いている。であれば、ターゲットは誰か。サムはバイロンを追っていき、逆に襲われてしまう。バイロンは「仕方がない」と言って、サムを倒して出ていった。カレンは屋敷の中にラウンドハウスのトラックが隠されているのを見つけ、そこで男性2人が殺されていた。屋敷の従業員と見られ、入ってきた男がカレンに銃を向けたので射殺する。入ってきた男は狙撃手の一人と考えられ、従業員にまぎれて2人の狙撃手が会場内にいるという。サムはバイロンの言葉を思い出し、家族を守るために事件に関わっているのではないかという。ディークスとケンジーがバイロンの自宅に向かうと、男がバイロンの家族に銃を向けていた。2人はバイロンの妻子を救い出し、サムは姿を消したバイロンを探す。エリックはリヴィングストン=ブラッドフォード社の中で、ワイヤーブラシを作っている会社が1年前に西サハラに製品を輸出していることを掴む。ところが、その会社に実態がなかった。つまり、会社の名を借りて武器を送っていたのか。ブラッドフォードは武器事業から撤退すると言っており、彼が狙撃手のターゲットかもしれない。スナイパー銃を構えていたバイロンを見つけたサムは、妻子が救い出されたことを伝え、会場に潜んでいる他の狙撃手について尋ねる。その時、挨拶をしようとしていたブラッドフォードをカレンが身を挺して守り、サムは遠く離れた場所からブラッドフォードを狙った狙撃手を撃ち殺す。もう一人、ウェイターに扮した殺し屋は潜入していたヒドコが倒した。NCISはリヴィングストン夫妻が武器事業から撤退しようとするブラッドフォードを殺そうとしたと逮捕する。しかし、実際には妻のサーシャが企てたことだった。バイロンは西サハラでサーシャに雇われたといい、家族を殺されると脅されしかたなくなったという。サムはバイロンの人柄を信じていたと伝える。サムもバイロンのことを信じているのなら、すぐに家族に何かあったのではないかと考えると思いますけどね。ついでにクーガンは逮捕されたのかな。射撃をするチャリティイベントとは、びっくりしてしまいますが、あのロケーションで撃ち放題というのは納得です。さすが金持ちのすることは違いますね。銃や武器の会社はもうかるのでしょうね。モーズリーのドレス、胸元から下着が見えているのは見せブラか。あれはちょっとないな。モーズリーにいじめられているディークスが彼女のポルシェを勝手に運転して、ケンジーと楽しんでいるところは「良い気味だ」と思いました。(笑)ヘティのボートはハワイで係留中だそう。これって、ベトナムから逃げてきてボートで本土に行くつもりなのかしら。
August 3, 2018
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ヘティ以外、一応メンバーは揃っているけれど、全然しまらない感じですね。実際、チームの運命も微妙だし、危機にあるのですが、メンバーも何だか深刻にならずに「お好きにどうぞ」と構えている、大丈夫なのかな。海軍大尉ナオミ・エルダーが、休暇中のLAでプールで泳いでいる時に、何者かに射殺された。エルダーは太平洋地域の通信センターで海軍の極秘通信の監視や記録を行っており、現在は友人のスタイガー夫妻の自宅に滞在していた。射殺現場に居合わせた男性は、見ず知らずのエルガーに声をかけようとして、その際に狙撃されたという。ディークスとケンジーは、向かいのビルから高度に訓練された狙撃手によって狙われたと考える。スタイガーの妻リンによると、ナオミとは大学時代からの友人で姉妹同然の付き合いをしていたという。エルダーはよく旅行をしており、スタイガーの家をLAでの拠点に利用していたという。エルダーの上官ミヤザキ中佐によると、エルダーは海軍からPCや携帯などを支給されておらず、極秘情報を扱うと言っても、命を狙われるようなことは考えられないという。ただ、本土で民間軍事会社との会合が2~3日前に予定されていたが、キャンセルしていたという。スタイガーの自宅を調べたところ、所持しているはずの礼装の軍服が見当たらず、荷物も全体的に少ない。ただ、携帯用のゲーム機があり、その中からマイクロSDカードが見つかった。内容は、明らかに中国関係の極秘情報で、何年分もの記録があった。海軍情報局のペラルタによると、データは本物で勤務する基地から入手したものと考えられるという。これが外部に漏れると、国家の安全保障上の問題となり、またどんな金額でも手に入れたいと考える者も多いだろう。マイクロSDカードはすでにコピーされている事がわかり、エルダーが持ち出したとすれば、誰かに売却した可能性もある。ディークスとケンジーは、狙撃手が逃亡したと思われるルートをたどり、バイクのタイヤ痕を見つける。エリックがバイクの種類を突き止め、交通カメラで移動先を追う。カレンとサムはスタイガー家に戻り、再度エルダーの様子について聞く。夫のキースはエルダーが落ち着かない様子だったという。カレンはエルダーが旅行についてSNSを利用していた事に注目し、インスタグラムのコメント欄を買い手との接触に利用していたのではないかと考える。すると、ジーノ・プレストンという男性が頻繁に書き込んでいる事がわかった。プレストンの自宅に踏み込むと、プレストンは拷問を受けた上、殺されていた。家の中で何かを探したあとがあり、そこでエルダーの軍服を見つける。エルダーとプレストンは交際しており、エルダーはスタイガー夫妻には内緒で、LAに来たときはここに滞在していたと思われる。ディークスとケンジーは狙撃犯が乗ったバイクが向かったダウンタウンの建物へ向かう。すると、建物からバイクに乗った3人の男たちが銃撃しながら飛び出してくる。激しい撃ち合いの末、ディークスらは2人を倒し、一人を取り逃がす。犯人の2人は、フィリピン経由で先週アメリカに入っていた。偽のパスポートを使い、中国の深センから来たようだ。彼らはエルダーの客だったのか、あるいは持ち出したエルダーを殺すためだったのか。残りのバイクがスタイガー家に向かったことがわかった。NCISがスタイガー家に向かうと、家の中から銃声がして、リンが二階から逃げ出してくる。キースが侵入者に撃たれたと言い、NCISは撃ち合った末、スタイガー夫妻を助け出す。プレストンの家からは、10万ドルが入ったバッグが見つかった。エルダー名義のクラウドには、機密情報がアップされており、エルダーは盗んだ機密情報を中国人に売ろうとして裏切ったのかも知れない。いずれにせよ、関係者が全員死亡し、モーズリーは事態を重要視する。これから、DCに行き、チームの今後を話し合うらしい。場合によっては、解散もあるだろう。サムは前に進むために、自宅を売り住まいをボートに定めた。修理して、ミシェルが行きたがっていたカーメルの海で散骨をするつもりだという。最後はちょっとしんみりしましたね。いかにもサムらしいけれど、子どもたちが帰ってきたら不満かも知れない。勝手に生まれ育った家を処分されてしまって、可哀想。でも、ボート暮らしがストーリーに変化をもたらすような気がします。今回はヘティのシーンはありませんでした。モーズリーは、カレンのチームを壊して自分の城を造り上げるつもりのようですが、そんな人がレギュラーにいるのは変な感じ。チーム団結して、モーズリーとヒドコを追い出すのでしょうか。ただ、おっしゃることもごもっともです。エルダーが軍事機密を持ち出していたのかどうか、もしそうなら大問題となりますし、バンバン殺して後は知りませんでは、捜査したことにならない。ちなみにヒドコさん、副局長の秘書でありボディガードですね。この人がチーム内で捜査に加わることはないのかしら。ディークスがもしかして、チームを去るかも知れないというのは気になります。
July 27, 2018
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2話目にして先週の人は姿がなくて、「ん、もしかしてスピンオフ?」と思うような場面もありました。今シーズンのストーリーの仕込みなのかな。ヘティが向き合う謎の男を演じるジェフ・コーバーは、なかなか渋いキャスティングですね。この人の名前は「バフィ・ザ・ヴァンパイアスレイヤー」の時から覚えています。クセのある役が似合いそう…カレンらはシークレット・サービスのデシャン捜査官と合同捜査を行うことになった。ペルーのマルカ一族は偽札を作り、武器を購入している。ボスのマルカの娘ルシアは、偽札の流通や製造に関わっているとされ、LAに入ったことが確認され、身柄を拘束された。デシャン捜査官は潜入捜査中に、海兵隊のリラードらに接触し、ペルーから偽札をLAに運び込んでいる疑いを持った。シークレット・サービスにも内通者がいる事を恐れ、NCISに協力を求めた。サムは偽札購入にあたり、デシャンの資金を用意する投資家ブライトンとして、マルカの手下マイケルと接触することになった。リラードがメルローズのアパレル店で目撃された事がわかり、カレンとアナが店に潜入する。アナはまもなくATFに正式に採用されることになるという。試着をするふりをして、アナは店のバックヤードにインクのタンクが隠されているのを発見する。ルシアはボートハウスでケンジーとディークスの取り調べを受けることになった。しかし、ルシアは動じることなく、疑惑を向けられてものらりくらりとかわす。問い詰められたあげく、ルシアはペルーの怖い人たちに利用され、LAには姿を消すために来たというが、実は空港で小型ジェットがペルーに戻るために待機している。アナが採取したインクは、ドル札ではなくユーロ札のためのインクだった。ペルーから偽ドル札を持ち込み、LAでは偽ユーロ札を印刷しているのか。リラードが再びアパレル店に姿を見せたという情報があり、カレンとアナはインクを持ち出したリラードの車を追う。ルシアの聴取は進まず、ケンジーは唯一事実を言っていると思える子供の頃についてネルに調べるようにいう。マイケルから取引が認められたサムとデシャンは、マリーナのボートに向かう。携帯と銃を取り上げられ、シークレット・サービスの監視チームは連絡が取れなくなるのを心配する。そのボートに、武装した男たちが乗り込んできた。その中にマルカの姿はなく、怪しい雰囲気が漂い始めた。ルシアの子供時代を調べたネルは、偽札で財を成した祖父の屋敷に、ルシアと使用人の娘クラウディアが暮らしていたことを突き止める。ボートハウスにいるのはルシアではなく、クラウディアの方だった。厳しく追及され、「ルシア」はやっとマルカの元で働いていると認めるが、マルカに3時間以上連絡しないと、何かあったと悟られるという。ボートに潜入しているサムとデシャンは、潜入がばれた恐れがあった。実際、取引をなかなか進めないマイケルはデシャンを撃ち、サムの正体を暴いた。サムはデシャンを守り、ボート内に逃げ込む。そこに、監視チームが突入して現場を制圧する。リラードの車を追ったカレンとアナは、廃ホテルの中で偽札づくりの作業をしている人々を見つける。こちらも、2人によって制圧されるが、マルカの本物の娘はすでに自家用機でペルーに出国していた。サムは怪我をしたデシャンにNCISに来ないかと誘う。ヘティは金を払って、ベトナム戦争で行方不明になった男と会う。ヘリコプターの墜落事故でヘティは唯一の生き残りのはずだったが、ハリス・キーンは生き延びたという。ただ、ベトコンに捕まってその後数ヶ月拷問を受けた。ヘティはその事を知らず、自分もジャングルの中を逃げ回ったという。カレンとアナは順調のようで、何もないがらんとしたカレンの家に2人で同居しているのでしょうか。カレンが準レギュラーのアナと付き合おうと、別に悪くはないけれど、彼女がATFにいくのなら、今後あまり出ることはないということかな。まあ父親との関係があるので、いつでも呼び出せそうですけどね。サムがデシャンを口説くのは、純粋に仕事上のことなのか、下心があるのか、どちらでしょうね。もし後者なら最愛の妻を亡くしたショックからは、早い回復のように感じます。でも、新メンバーとしてはあのパム・グリアみたいな副局長より、デシャンの方がよほど役に立ちそうなんだけど。マルカ親子は今回捕まらず、カレンがアパレル店員に名刺を渡しているところなどは、今後の伏線となるのでしょうか。チームにヘティがいないとやはりまとまりに欠けるような気がします。緊張感もないな。そのヘティは、過去の闇と向き合うことになりそうですね。キーンをアメリカに連れて帰るのか、あるいは自ら過去に終止符を打つのか、気になるところです。
July 20, 2018
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新シーズン、プレミア。大きな変化があった先シーズンなので、それを受けて新たな方向に向かうということでしょうか。新加入の人は、「ジャッキー・ブラウン」のパム・グリアみたいだなあと思って見ていました。この人「サード・ウォッチ」に出ていたのですね。サムは長い休みを取ったまま、チームに戻っていない。カレンはそろそろ戻ってきて欲しいと声をかける。ディークスはケンジーと婚約したことをママに伝えておらず、ケンジーのママから伝え聞いたことで怒っているようだ。ケンジーに促されて何度も電話をかけてみるが、ママは電話に出てくれない。ヘティの消息がわからない中、カレンらはモーズリー副局長から緊急呼び出しを受ける。モーズリーはグレンジャーの後任として、チームを立て直すという。ヘティの後任も考えている。昨夜、国防情報局のトーマス・パクがLAのナイトクラブのビルで墜落死した。本来は北朝鮮を監視するため韓国にいるはずパクは昨日LA入りし、死亡する直前に「LAにミサイル発射」というメールを送っていた。海軍長官は北朝鮮から本当にミサイルが到達するのか裏付けがない中で、深刻な脅威ととらえ、NCISに捜査を命じた。モーズリーはディークスにLAPDに戻るよう命じ、そちらの捜査情報を報告するようにいう。今の所、ミサイルの脅威は市民やメディアには伝えられていない。ヘティに関しては正式に引退したことを確認したという。すでに、ヘティはいくつかの不動産を手放し、ボートもなくなっていた。ナイトクラブの最上階の部屋の監視カメラを確認したところ、パクが殺されて2人の男に窓から突き落とされるのが写っていた。店員は、男のうち一人は店の常連だという。物理を専攻する大学院生のマイケル・リーは、カナダのパスポートで半年前に入国していた。パクとの関係は不明で、もう一人はネルとエリックが顔認証で探すことにする。古巣に戻ったディークスは、ベイツから嫌がらせを受ける。ミサイル発射については、全く問題にしていないという。仕事もないディークスはママの自宅を訪ねるが、ママの怒りはかなりのものだった。今はパーソナルトレーナーの若い男とエンジョイしているのを見て、ディークスは呆れて家を出る。リーの自宅を調べたカレンとケンジーは、証拠につながるものを見つけられなかった。ただ、リーはスパイの可能性はある。そこに、リーともう一人の男が戻ってきた。撃ち合いになって、男はリーを殺して逃げる。カレンはサムに状況を説明して、チームを手伝って欲しいと連絡する。本部に戻ったカレンは捜査の指揮権について、モーズリーと対立する。ディークスを呼び戻したいというカレンに、モーズリーは後任が決まるまでと許可する。サムがNCISに戻り、エリックとネルはリーが所持していたPCを分析して、北朝鮮のミサイルとの関わりを探す。リーは北朝鮮とイランとの関連を示しており、断片的なミサイルの設計図があるという。今の所、ロングビーチかサンペドロが標的と見られているが、核開発ではイランに協力を求め、実際はまだ核ミサイルを撃ち込むことはできないという。しかし、衛星から北朝鮮がミサイルの発射準備をしているという情報が確認された。もし、届くならば25分でLAに到着するが、実際はそれまでに迎撃ミサイルや空母打撃群がミサイルを撃ち落とすはずだ。カレンは4月に北朝鮮がアメリカに先制攻撃すると言っていたことに触れ、これはオトリ作戦ではないかという。ミサイルは届かないかも知れないが、LAで非核爆弾を爆発すれば、アメリカは報復行動に出る。そうなれば、中東から軍を引き上げることになり、イランにとっては好ましいことになる。ケンジーはリーの家に救命士の制服があった事を思い出す。制服と同じロゴの救急車が爆弾を運んでいると考え、捜索する。その車は現在オーシャン・ブールバードを走っている事がわかり、先程リーを殺した男はドイツのパスポートで韓国から入国した、ハマスの爆弾製造者だという。現在、ミサイルを迎撃するためにUSSネブラスカが攻撃許可を受け待機している。カレンたちは救急車を見つけるが、人の多い場所で爆発させるわけにはいかない。ディークスとサムが救急車の前で交通事故を演じて、救急車に近づく。テロリストの男は反撃しようとしたため、撃ち殺されるが、荷台にあった非核爆弾はすでに起動していた。サムが起爆装置の解除を試みる中、残り3分半ほどしか猶予がない。カレンは救急車を人のいない場所に移動させようとするが、レスキュー隊が待機する空港まではとても間に合わない。カレンは海に向かって車をダイブさせる。爆弾は解除できず、水中で爆発するが被害はなかった。モーズリーは赴任初日で、緊迫した状況になり驚いたようだった。カレンに対して、被害者を最小限にし、殺傷力のある武器の使用を控えるようにいう。ディークスも戻ってきて、チームは復活した。そのころ、ヘティはベトナム・ホーチミン市にいた。協力者がヘティに、ベトナム戦争のころに消息不明になったアメリカのスパイの情報があるという。このエピソードが撮影された段階で、北朝鮮はアメリカにとってこういう風に見えていたんだなというのが興味深かったです。北朝鮮は核開発はしていたし、ミサイルはアメリカに届くと宣伝していましたね。それが、今年に入ってこの米朝関係ですから、現実の方が変化が早くて予測できませんね。さて、OPにクレジットがあるし、新副局長はテンポラリーではないのですね。この人必要なのかしら。やや、官僚的な印象のモーズリーですが、やっぱり元スパイだったり、工作員のような事をしていたのでしょうか。ヘティやグレンジャーよりも、年齢的にかなり若いですね。いちいちうるさいのはグレンジャーと同じ役割かもしれませんが、お目付け役?の秘書が特にうざったい。今後はカレンと何かと対立するということかな。それでも、ディークスはあっという間に戻ってきてしまうし、カレンと争うにしてはやや力不足な感じ。ヘティは今後は個人的なプロジェクトに関わっていくということでしょうか。年齢的にも、LAの日常と切り離すためのストーリーなのかも知れませんね。本家のダッキーみたいに。髭面でワイルドになったディークスとママのやり取りはやっぱり面白いなあ。ケンジーと結婚することは変わらないでしょうから、この先ディークスがどうやってママと仲直りするのかが見られるのかな。サムにしても、ディークス・ママにしても、海の見えるところで優雅な生活をしていてうらやましいです。
July 13, 2018
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シーズンフィナーレ。衝撃の展開を最後のサプライズできれいにまとめてくれて良かった。今シーズンは本当に出来事がありすぎて、どうなってしまうのだろうと思っていましたが、とりあえず安心して来シーズンを迎えることができますね。前話の続き。サムは、今すぐ子どもたちの所へ行けという、カレンらの説得にも応じないで、タヒアと実行犯を捕らえるという。サムの真意を理解するカレンは、捜査に関わることはできないというが、サムの決意は固い。一人で行こうとするサムに、カレンは着いていく。ミシェルの遺体を運んでいた検視局の車がタヒアらしい男に奪われたことが判る。モスクで情報を得ていたサムにはそのことを伝える訳にはいかず、カレンに連絡が入るが、カレンがモスクに入ると、サムは導師にバッジを預けて姿を消していた。サムは自宅に戻って武装すると、連絡を取ったサバティーノと共に出かけていく。ミシェルが監禁されていた冷蔵庫のリース会社が判明し、ディークスとケンジーが出かけていくが、会社は無人で、そこには苦しむミシェルの写真が残されていた。エリックとネルは必死に連絡が取れないサムと検視局の車を追う。サバティーノて提供するCIAの監視リストの中から、サムはクウェート人のエイモンド・シャーという男に覚えがあるという。中東や北アフリカの犯罪組織と関係があり、タヒアを援助している可能性がある。サバティーノはサムとタヒアの因縁について、妹のジェイダが関係するのではないかというが、タヒアは妹も殺してしまう男なので、人質にもならないと答える。カレンがリース会社に到着し、現場を調べている時、外部から銃弾が撃ち込まれ、カレンが被弾する。NCISはタヒア側に監視されているらしい。ミシェルが監禁されていた倉庫で警備の男2名が射殺されたが、それらはスーダンからアメリカに入国している事がわかり、タヒアとも従軍していたという。未だ、タヒアの行方が掴めない中、検視局の車が発見されたという連絡が入る。サムとサバティーノはエイモンドの店を訪ね、とぼけるエイモンドから強引に情報を得る。エチオピア人の男がタヒアの事を知っているという。ディークスとケンジーが発見された車を調べると、遺体はなく、代わりに携帯電話が残されていた。突然電話が鳴り、タヒアがサムを出せという。ディークスが引き伸ばしエリックが逆探知を試みるも失敗し、エリックとネルはサムの音声を使って、タヒアの要求を引き出す。タヒアはすぐに指定した場所にサムが現れなければ、ミシェルの遺体をバラバラにして送りつけるという。そのころ、サムとサバティーノはリトル・エチオピアでターゲットの店に踏み込もうとしていた。しかしサムはサバティーノを締め付けて置き去りにすると、一人敵に向かっていく。動けないサバティーノはカレンに連絡し、LAPDとNCISが現場に急行する。サムは現れたカレンたちを拒絶しようとするが、タヒアからの伝言を伝えると、説得に折れ共に待ち合わせ場所に向かう。各人が配置に就く中、サムの目の前に観光バスが止まり乗り込むように指示される。サムが後部の席に向かうと、そこにタヒアがいて、バスの乗客を手下が狙っているという。タヒアはミシェルの指輪を見せると、サムと自分を手錠で繋ぐ。タヒアの目的がわからないまま、ヘティはバスを止めてカレンたちに乗り込むよう命じる。カレンが武装した手下を倒してバスに乗り込んだ時、タヒアはやっと起爆装置を見せ、バスごと爆破すると言う。サムはカレンにタヒアの腕を切断させて、脱出する。タヒアはバスを爆破するが、NCISは被害を逃れる。サバティーノはまた姿を消したという。ケンジーは生き延びた事で、突然ディークスにプロポーズする。サムは発見されたミシェルの遺体と再会し、カレンにしばらくLAを離れ、子供に会いに行くという。もちろん、何と言ってもケンジーのプロポーズですよ。あの状況で最高ですね。閃光弾のプルリングを指輪代わりにって、かっこよすぎる。ディークスの方からプロポーズも彼らしくて切なくて良かったですが、タイミングとしたら、今回がベストじゃないでしょうか。もちろん、サムが最愛の妻を失うというチーム全体にとっても辛い状況ですが、だからこそ、今しかないと思えたのでしょうね。タヒアの復讐は結局サムと刺し違える事だったのですね。人質がいたことで、サムは殺人マシーンにならなかったし、もちろん、一人では行かせないというチームの支えが良かったなと思います。ヘティなんか、サムが何をしようと眼をつぶるつもりだったのでしょうね。サバティーノの立ち位置は来シーズン、はっきりしましたね。こういう形で協力してくれるのなら歓迎です。
December 29, 2017
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先週の愉快なエピソードから一転、シーズンフィナーレへ緊迫感が高まる展開ですね。いつになく集中して見ていましたが、一言「あー」という感想、多くを語らずです。ネタバレ注意連邦刑務所に収監されているジロフが減刑のために、かつてシドロフが関わった核兵器の売買に関して情報を話すという。ジロフは過去にシドロフの捜査で潜入していたミシェルを信頼し、彼女にだけ話すというので、サムはミシェルを伴い刑務所を訪れる。ジロフはロシア連邦保安庁のエージェントの名前を挙げ、夫妻はまずは裏取りを行うため面会を終える。ミシェルは娘のキャムランが士官学校に入学したら、いずれまたスパイの任務に戻りたいと話す。サムのSEAL時代の仲間、トム・オルセンが殺されたという知らせが入り、サムが現場に向かうが、遺体は別人で、トムのIDが6週間前に盗まれていたことが判る。現場には「復讐の始まり」という落書きがあり、サムは自分を狙った策略だと気づく。すぐに隠れ家に戻ったミシェルに連絡するが、ミシェルは侵入していた男たちに誘拐されてしまう。エリックは現場から走り去った黒いバンを追うが、サムはミシェルを刑務所に呼び出し居場所を突き止めるのが目的だったとして、再び連邦刑務所に戻りジロフを尋問する。ジロフはサムやカレンに力で脅されても、誰の命令で供述したのか吐かない。NCISに戻ったサムたちに、ライブ映像の通信が入り、拘束されたミシェルが姿を見せる。犯人はかつてサムに逮捕されたタヒア・カレドを釈放しろと要求し、ミシェルが密閉された場所に閉じ込められていると告げる。映像の発信場所はエリックでも突き止められないが、音声が通じて、ミシェルは誘拐されてからの情報を話す。ヘティはFBIと協力して、ミシェルが拘束されている場所を絞り込むように命じる。タヒアはジロフと同じ刑務所に収監されており、2人で計画した可能性がある。サムはタヒアに面会するが、自分を釈放することがミシェルの解放の条件だと知っていたが、それ以上の情報を話さない。閉じ込められている箱の容積から、ミシェルの命はあと数時間と思われる。再びジロフに会おうとしたサムだったが、CIAがジロフを連行したことが分かり、さらにサバティーノからサムに連絡があった。指定された倉庫に行ったサムは、サバティーノが非合法にジロフからミシェルの居場所を聞き出すために協力したと言われる。ジロフは痛めつけられ、タヒアから計画を持ちかけられたと認める。ジロフはロシアの銀行に大金を振り込まれており、その送金先は北スーダンだった。ミシェルの状態が悪くなってきて、ヘティはタヒアの釈放を海軍長官などに掛け合う。何もできないサムには、ミシェルに喋りかけて希望を失わせないようにするようにいう。海軍長官から監視をするという条件付きでタヒアの釈放許可が出たため、カレンがヘリコプターからタヒアの乗った車を追跡する。しかし、駐車場に入った車と同じ車種の車が複数台出てきて、後を追った捜査官たちを混乱させた。ヘティは監視の中止を命令する。海軍長官の許可は元々得ていなかったのだった。ミシェルは虫の息だったが、誘拐された時の様子を思い出し、他の車の音が聞こえなかったという。カレンは隠し場所を悟られないために、遠くに移動したと思わせて実は自宅の近くに監禁されていると考える。ケンジーとディークスが監視ビデオの映像を借りた元製薬会社倉庫を2人は再び倉庫を訪れる。警備員の様子を疑いながら、古い冷蔵室を覗いたところ、そこにはミシェルはいなかった。しかし、監視ビデオの映像が細工されていたことをエリックが突き止め、2人は倉庫に突入する。サムとカレンも現場に急ぐ。ディークスが壁の向こうに空間があることに気づき、そこにあった冷蔵庫を開けミシェルを救い出すが、すでに遅かった。サムは息絶えたミシェルを抱きしめる。正直、絶対助かるのだろうと思いながら見ていましたが、考えてみたら、はじめからフラッグが立っていましたね。過去の因縁が山盛りで、タヒアまで引っ張りだしたとは。サバティーノは完全な悪ではないという事は判りました。それにしても、ついにLAも本家のように、メインキャラクターの身内が死ぬようになったか。幸せ家族だったのに、今後サムは復讐の鬼になるのだろうか。12歳の娘が可哀想だ。カレンとの関係にも変化があるかな。次シーズンもありますし、とにかく大きな変化のシーズンだったのかも知れませんね。
December 22, 2017
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