小学校(後半)



[小学4年生]

兄とは相変わらず仲が悪い。でも、あたしはまだまだ兄と仲良くなりたくて、努力

を続ける。 母方の祖父が亡くなった。葬式の日が、楽しみにしていたミシン工場

見学の日と重なった。もちろん見学を休んで葬式に出たが。葬式で、お棺の中で、

菊に囲まれて眠っている祖父を見て、大泣きする。お棺の中で、祖父が生き返るか

もしれない、と信じていた。が、祖父の眠りは覚めなかった。 スイミングスクー

ルを辞めたくなる。母に頼み込み、辞めた。 この頃から、芸能人に興味を持ち始

め、当時流行っていた安室奈美恵が好きになる。 友達に、時々仲間はずれにされ

た。でも、あたしが泣くと、謝ってくれた。このころはみんな純粋だったな

ぁ・・・。

[小学5年生]

兄に対する無駄な努力は、この頃もまだ続いていた。 母方の祖父母と叔母が住ん

でいた家を建て直し、そこに引っ越す(近所)。隣の家が10人家族(6人兄弟)かつ

某宗教をやっていて、朝から晩までうるさい。しかし、その家の長女(同い年)と親

友になる。

[小学6年生]

兄とはまだ仲が悪い。この頃から、努力しても無駄だということに、薄々気付き始

める。でも、諦め切れず、多少の努力はしてた。 同じクラスのりっぴーという女

の子と仲が良くなる。学校が終わったら、大抵りっぴーと、遊べる本屋(ヴィレッジ

ヴァンガード)に遊びに行く。 この頃から個性的な髪型に目覚め、周囲の視線を浴

びるような髪型で学校に通う。 無意識のうちに、あたしはクラスの天然ボケキャ

ラとなる。 俳優の安藤政信が好きになる。後に、このおかげであたしの世界が広が

ることになる。


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