百花繚乱

百花繚乱

(詩) 種



朝焼け染まる空
明かりを灯す時刻
君と出会ったあの日から
君のそばで孤独を重ね
傷つき、苦しんだ

心の痛みを隠して
やさしいふりして笑ってた
君は最後まで
そんな僕を優しく包んでくれた。

今はまだ小さな種で
やがて芽が出て花を咲かす
そんな日まで
耐えて堪え、我慢して
腕を高く掲げ
どこかにある見えない答えを探し続ける

傷つくことを恐れず
踏みにじられても
何度も立ち上がって
太陽が僕を照らし続ける限り
前に、前に、進むんだ

終点(ゴール)まで辿りついたとき
僕は大きな花となって
負けない強い心をもって
今度は僕が
君を優しく包んであげるから

それが君に対する、恩返し


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