百花繚乱

百花繚乱

第四回



ルール
以下のキーワードをすべてクリアするように、ルーズリーフ1枚(表面のみ)を使い、五十分で小説をつくる。

お題「勇気」「さつま揚げ」「免許」



新入部員Aの文章


私は中村龍司、二十歳だ。
ちょうど車の免許を取りに家に帰るところである。
家へ帰った後のことを考えながら電柱のある角を曲がり、さらに左へ曲がると自宅がある。
玄関を見ると、大切にしていた菊の花が枯れていた。
家の冷蔵庫をあける。そこにはさつま揚げが入っていた。
しかし、それは不気味な姿をさらしている。―――腐っているのだ。
私は考えた。
これを食うか、食わないか。究極の選択である。
勇気を出して食べ、腹をこわすか。
食わずに空腹に苦しむか。
さぁ、貴方はどっち?


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