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この仔は見る人見る人、威嚇を続けてきた…
この仔の目の奥は、淋しさ、辛さ、苦しさ、不安?
いいえ、そういう一つの物ではなく、
一体何なのかすらさえ分からなかった。
ひとつだけ言えるのは…
「私には、この仔を抱える自信がない」
この仔の檻の前に初めて立った時に、そう思いました。
それなのに、保護家に行っても、家に帰っても、
この仔の存在がずっと気になり、心が痛んだ。
理論的には、この仔のレスキューは間違いかもしれない。
ですが、心が大きな違和感を抱えてたんです。
レスキューするとき、頭ではなく心で動きます。
今、まさにそれなんだと感じた。
翌日、また管理所に向かった。
この仔のドラマを知りたかったんです。
この仔の背景には、何があったのか…
何がこの仔をそうさせたのか、なぜあのような行動に出たのかを。
※「この仔の「事情」を、公の場でお話すことができないので、
読んでいる方は「?」ですよね…ごめんなさい。」※
この仔に生きて欲しいと思った…生き延びて欲しいと思った。
この仔が、今、何を思っているのか、考えているのか、
奥に何を秘めているのか、知りたいと思って、
何度向き合ったつもりでも、心は閉ざしたまま威嚇は続きました。
この仔の期限は4日…
決めるのはその日しかない!
4日、決断を出しました。
この仔に背を向けた自分を、一生後悔すると思ったから…
今日、レスキューに向かいました。
正直、車に乗せるまで緊張感でいっぱいでした。
私なんかで大丈夫だろうかって…
檻から出してリードを付けた瞬間、この仔は犬が変わったように
尻尾を振りながら走り回りました。
目も変わりました。明るく生き生きした目に!

まるで 「普通の飼われてる犬」
です。
検疫中は、感染症を抱えてた場合の事も考えて、
できるだけ身の回りのお世話だけで済ませて、
長時間接する事は避けているのですが、
今日は、この仔と長い時間一緒に話しました。
この仔は、とても気遣い屋さんだという事に気付きました。
「私はこうしたいんだけど、由美さんはどう?してもいい?」
「あっ!調子に乗りすぎてごめんね。大丈夫?」
この仔からそんな声が聞こえてくるような感じがしました。
検疫を出るころには、飛びついて甘えたり、
「行かないで!」と、サッと手で引き止めたり…
その目は、ごくごく普通の明るい仔の目をしていました。
ですが…
夜、スタッフが保護家に来てくれた時、
この仔の目は、管理所に居た時の目に変わりました。
人間に対しての「警戒心」というよりも、
人間への「疑心」に感じました。
ですが、保護家でスタッフ達と顔を合わせる様になれば、
人間への疑心も抜け切れると思います。
この仔は絶対変われます。絶対大丈夫!
仮名「純奈」

※レスキュー後、車内はビルコン消毒済です^_^;
皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。
宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601
口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美
郵便貯金 17310-434961
口座名義:イノチノハウスホゴヤ
売上の一部が、保護家の維持費、医療費、等になります。
どうか、皆様のご協力をよろしくお願い致します。
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