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ミニィを譲渡して三ヶ月が経った。
そのミニィがリターンという形で、保護家に戻ってきた。
飼主さんも、三ヶ月ずっと頑張って下さいましたが、
どうしても、先住犬と上手に付き合う事が出来ませんでした。
不思議と…この状況をスッと受け止められました。
ミニィも、自分がリターンされたなんて思っていません。
おもいっきり「ただいま~」と能天気に帰ってきました。
リターンして早々、嬉しそうにランを駆け回るミニィ…
なんとも複雑な気持ちになりました。
私は、 デイジー
をレスキューする際、
保護家を卒業していったミニィと重ねてしまった…
毛色も目も性格も似てないミニィとデイジーに、
なんとなく、同じものを感じたんです。
それが何なのかは分かりませんでしたが…
ミニィとデイジーの対面を見て、感じて、気付きました。
それが何だったのかを…
デイジーは、新入りが来ると、物怖じせずに真っ先に向かっていきます。
そのデイジーが、初対面なはずのミニィに全く攻撃心がなかったんです。
そして、ミニィには、私とカム (私の相棒)
にだけするジャレ方があります。
そのジャレ方は、ミニィにとって 「家族」
を意味していました。
その 「家族」
を、ミニィはデイジーに向けたんです。
ミニィは分かったんです。
子犬の頃に離れた姉妹だって事に…

デイジーも、それに気付いてたのだと思いますが、
まだ半信半疑のようです。
保護家では、動物の凄さから沢山の事を学びました。
どんなにこの子達が悪さして怒っても、
どんなにケンカを仲裁しても、
どんなに母ちゃんと慕われても、
私は、この子達にはとうてい敵いません。
「私はこんな偉そうにしてるけどね、
あんたたちの魂の高さや能力には勝てんわっ!」
常々この子達に話しています。
非科学的な事なので詳しく書けませんが、
私とミニィは、管理所で出会う前から繋がっていました。
ミニィの過去も、痛みも、辛さも、全部ミニィは私に伝えてくれた。
こんなに深く繋がれる仔は、初めてだった。
でも、私はミニィを譲渡しました。
ミニィの幸せは、ここではないと、
家庭の温かさの中で生きて欲しいと強く願っていたから…

ミニィがリターンした日、私は自宅に連れて帰ろうか迷いました。
自宅に連れて帰る=山下ミニィという事でしたが、
私には連れて帰る事が出来ませんでした。
もし、 コナン
や 王子
が寝たきりになったら?

もし、体の動かない仔をレスキューしたら?
その「枠」を、最後の枠をうめたらいけない…という思いからでした。
ミニィ、「ただいま」じゃないんだよ?
保護家はあんたのお家じゃないんだよ?
私もカムも、あんたの本当の家族にはなれないんだよ?
だから…もう一度、赤い糸をたぐって行こうね!
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