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善信

善信

2007.10.06
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カテゴリ: 講座
今年もこども向けの講座をさせていただくことになり、ちょうど全回数の半分を先日終了しました。

今年はさらにこぢんまりとした感じになり、また、内容についても特に注文をつけられることがなかったので、昨年まで行っていた五歩拳を省き、また、[足易]腿のバリエーションもかなり減らしました。

で、いくつかの技を単式で行い、相対練習を少し、套路は楊式新架や八十八式の最初の十字手迄の重複部分をカットしたものを便宜的に使っています。

一昨年、昨年の経験で、彼らくらいの年代の子が太極拳に求めているものが少し分かってきた気がします。これが既存の団体や教室で、健康や競技を掲げていれば、それに応じたメンバーが集まって来るのかもしれませんが、ここではそういった意味ではなんらかの事前情報もなく集まってきた連中なんですよね。それは、とても素朴というか原始的というか…、少なくとも高級な理論や技術ではなく、まったりした健やかな時間でもありません。

今年のメンバーは年齢的にかなり偏った構成です。でも、その中に昨年の受講生が一人いたことが嬉しかったです。他武道を学習している彼が他派に学ぼうという姿勢は若い、というか幼いながらたいしたものです。

今回、手首や上腕を掴まれた状態の手解きを行ってみました。2人ずつ組みになって時々相手を変えながら練習させているとだんだん騒がしくなり、収拾が付かない状態になるかと思いきや、その機に乗じて入れ替わりに腕を掴んでくれと寄ってくる奴が結構いたのには驚きました。

そして、まだ開講日が半分残っているにもかかわらず、友達同士で来年もやりたいなぁ、なんて言っている姿を見るとこ、今、ここにある現実はかつて想像していた未来ではないながらも、こんな自分でも他人の役に立っているんだなぁ、などと思えてくるのです。





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Last updated  2007.10.08 21:23:19
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