今日の主な目的は道中の自然観察(標高差による植物と季節の変化)、そして戦死した東京芸術大学画学生の遺作を展示した上田市の「無言館」へ。
無言館は町外れの山の中、まるで「いらっしゃい...」の雰囲気はない。20人以上の団体は予約を要するという。
コンクリートの建物に近づくと「一人ずつ入館すること、入館料は500円以上で出口で支払うこと、撮影禁止、静かに...」と説明する人がいてロビーなどはない。
最初に目に入る文章を読み終えただけで誰もが「無言」になるだろう。私には記憶できないけれどすべての画学生のプローフィールには目を通した。
私たちは彼らの犠牲を忘れて生きている。もう私は60年以上もだ。申し訳ない気持ちになる。溜った涙がこぼれないように一人、一人に思いを巡らせてやることしかできない。
自分は世間にいったい何をしてきたのだろう。何をしてやれたのだろう。せめてもの救いは、自然環境の保存に向かう今のスタンスだけだ。
出口では千円を支払って明るい陽射しの外に出た。
こんな美術館は初めてだ。見なければいけないと思うし、何度も訪れる場所でもない。黙祷!!

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