やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2011/05/14
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カテゴリ: 山スキー
GWの合宿に参加できなかったYたさんを誘い、毛勝の谷に向かう。

5:00 魚津インター集合。ランクスに荷物を積んで、片貝へ。

01
除雪されているので車はどんどんと林道を進み、阿部木谷左岸の取水口まで入ってしまった。近年、ここまで除雪されているのは記憶にない。成谷堰堤からの1時間半の林道歩きがなくなってラッキーである。

02
6:00 925m 出発。今日の装備は、
板:ハーガンツアーライトカーブ 155cm
靴:スカルパT2
金具:G3タルガT/9

03
13号最終堰堤手前には、重機が3台並んで大規模な(車を入れるような)除雪作業を行っている。

04
6:20 1035m 最終堰堤。この先、谷は雪で埋まっている。ここでツボ足からシール登高に切り換える。

05


06
6:56 1240m 大明神沢出合い。デブリで汚れているなあ。Yたさんはあまり休憩が要らないのかな?やまやろうは何かを飲み食いせずにはいられない(シャリバテ防止)。

07
さあいよいよ本谷。堅いデブリが続く。帰りの滑りはルートを吟味しなければならないと思った。

08
7:39 1550m 三の又。ここでは壁となっているデブリを乗り越えて本谷に入る。雪が堅いうえにデブリの凹凸が激しく、シールがうまく雪面をつかんでくれない。しょっちゅう後退するのが煩わしく、本谷に入ってすぐにやまやろうはアイゼン登高に切り換えた。

09
吹き上げてくる風は冷たく、汗が出ない。ヤッケを着て行動する始末。三の又をだいぶ過ぎてから、ようやく後続がちらほら見えてきた。

10
アイゼンへの履き替えや休憩などを交えていたら、行動し続けているYたさんにかなり先行された。しかしシールの効きが悪く、登高スピードが出ていない。アイゼンのやまやろうが次第に差を詰め、ついに逆転した。こういうこともあるのね。

11
上部二又を間近に望む地点、1980m付近で遂にYたさんも板を脱ぐ。しかしアイゼンはなくツボ足である。キックステップもままならない堅い雪では、この先進むのは危険と判断し下山を決めた。

12
安全地帯に下りるのも一苦労。やまやろうはピッケルで足場を切り、それを頼りにYたさんはシュルンドに向かって下りた。

9:44 1980m 板を置いて休憩。寒いはずである、雪がちらちら舞っているではないか。今日の天気予報は晴れだったので景色を期待していたが、上部二又の先はガスっていて何も見えない。無理して山頂に立っても、ガスの中では面白くない。Yたさんは恐縮していたが、山は逃げないので再度登りに来ましょう。今年はもうスキーはだめかもしれないが。

10:15 慎重に板を履いて、滑降開始。雪は緩んでいない。デブリの凹凸と堅い雪では、飛ばすことはできない。安全第一で下る。

13
1個の落石で、4・5人がやられるの図(間隔が狭いと思う)。

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苦しい「デブリーランド」の中で、オアシスのようなきれいな斜面がある。そういうところで2・3ターンテレマークを決めるのが精一杯。

15


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11:04 1230m 大明神沢出合い。ようやくまともに滑れる所に来た。例年ならば、この下はデブリや木石の五目飯で、板を脱いで歩くような状態である。しかし今年はここから楽しい滑りができたのだ。歓声を上げながら滑る姿をお互いビデオ撮影し合ったりした。

11:15 990m 13号堰堤。

17
重機が動いているのは、写真の崩落事故現場に向かうためと思われた。仕事の邪魔にならないように川縁を歩く。

18
11:41 900m 駐車地点に到着。雨がパラパラ。あのデブリーランドを見たら、今シーズンスキーで再訪しようとは思わない。次回登るとしたらアイゼンだな。





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Last updated  2011/05/16 10:47:32 PM


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