やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2013/10/14
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テーマ: 沢登り(77)
カテゴリ: 沢登り
4:30 起床。熾きになっていた焚き火はすぐに復活した。テント内は足先が冷たくて、夜中に何度か起きた。

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朝食は天ぷらなめこそば、プラス餅。美味であった。

6:25 幕営地を片付けて出発。

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6:31 巨石に青い筋が刻まれている。南又谷の蛇石より大きい。これは釜谷の大蛇石(おろちいし)と名づけたい。

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このザレ場のトラバースはちょっと緊張した。先行するS竹会長は何事もなく歩いてしまったが、つかむ草は頼りないし、フェルトソールを乗せたザレはずるずると動いていく。滑ったら滝つぼまで滑落する。

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6:51 6mの滝は、右岸の草付きから登ることにしてロープを出す。その準備で足元を見たら、見かけない石が転がっていた。もしや黒曜石?しかし釜谷でそんなものが出るとはにわかには信じられない。試しに薄片状に石を割ってみると、草をスパスパと切る。鑑定に出すつもりで一個ポケットにしまった。

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7:29 6mの滝の全員の登攀が終了。

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7:37 広場のような空間。ここが地形図上の標高1900m地点である。右俣に入りすぐに左に続く。

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黒曜石の岩脈を発見した。どういう理屈でできるのか分からないが、これはすごい発見なのではないだろうか。広場からどの支流に入っていくのかで喧々諤々の議論が始まる。CLは右俣、N島さんは左俣を主張する。荷物を置いて上部に偵察に行ったS竹会長とやまやろうは、右俣の判断だ。

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8:16 標高2000m付近で水流がなくなった。

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おお、あれは大明神山の大崩れだな。稜線が近づいてきたと実感する。

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8:26 立ちはだかる岩壁の基部を左俣へ入る。やや緩やかになりゴーロが続く。悪場はもう出ないであろう。

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振り返れば、富山平野が一望できた。

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スカイラインに鋭い岩峰が見える。GWの幕営地であろうか。

8:38 2100m付近の二俣。まだ水が流れているので休憩する。左に入る。

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スカイラインはすぐそこに見えるが、実は先はまだまだ長い。

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昨夜に降った雪の残りだ。

9:04 涸れた石の溝を辿る。

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9:20 ガレ地帯を外れて左方の草黄葉に入っていく。

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9:28 ハイマツ帯に入る。足元が見えないほどの密生したヤブである。S竹会長はここで腕時計を紛失してしまった。

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黒部側の草原に下り、しばし休憩。遡行で濡れた足を乾かす。晴天の下、後立がよく見える。エネルギーを補給し、足元は沢靴からアプローチシューズに替える。

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10:13 釜谷山の頂を目指し、カメラだけを持って移動を始める。

10:25 GWで幕営地とした岩に来た。山頂はもうすぐだ。

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10:33 釜谷山頂! 心地よい風が抜ける。50年前の山名板が風雪に耐えまだ残っていることに驚く。

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毛勝方面をバックに記念撮影。みんな良い笑顔だ。達成感は大きい。





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Last updated  2014/10/13 12:10:53 PM


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