不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

2011/08/29
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カテゴリ: テレビで見た感想
◇BS-Pで夜に放送していた『人間の條件』の5と6を録画して見ました。

『人間の條件 第5部・死の脱出』は、1961年の日本映画です。
敵の攻撃を受け、梶の隊は彼を含む3名を残して全滅。
関東軍が事実上崩壊したと判断した梶は、敗残兵としてひたすら歩き続け、迷い込んだ密林で避難民と遭遇する。
梶たちが持っていた食料で何とか食いつなぎ、どこまでも続く密林を進む中、彼らは飢えや食虫毒から次々と亡くなっていく。
何とか密林を抜けても、生きるための闘いの日々が続き、梶の目の前にはさらなるむごい現実がつきつけられる。



『人間の條件 第6部・曠野の彷徨』は、1961年の日本映画です。
梶たちは、老人と女性ばかりの開拓部落へと行きついた。部隊を解散し各自の意思で行動しようとしたやさき、敵軍が通りかかり、梶たち敗残兵は全員降伏。
敵地へ連れていかれ、過酷な労働に従事する。
そこで捕虜を管理していた桐原は梶に恨みをもっており、梶を陥れようと画策する。ある事件で激しい怒りと絶望を味わった梶は、桐原と対決した夜、収容所を抜け出す。



う~ん、尻すぼみ感がありますね。
序盤が凄すぎたから、そこそこでは凄く思えないだけでしょうね。

戦争中では無い、映画撮影当時の時代背景が出ている気がしました。
赤軍やロシアや社会主義系をほめる所があります。
現在から見ればわかる事なのですが、戦後20年ぐらいは民主否定思想が出てきます。

敗残兵として逃げていますが、倫理観の微妙さを描いています。
あれほど民家があり畑があったのだろうか?
山の草などは、食べなかったのは、どうしてだろうか?


サポ・サポと何度も言うけど、サポタージュの事でした。
今ではほとんど使わないからビックリしました。
この映画のサポと現在のサポは意味合いが違うからな~。
サボりの事になっていました(笑)。

ロシアが規則を守ろうとしていたのがビックリしました。
戦後に何をしたのか、まったく知らないのかって思いました。
知っていたら、こんな内容の映画にはならなかったと思います。

通訳も敵でした。
現在でも海外で逮捕されて通訳がいい加減だと罪が重くなる事はあります。

女と老人の村は、生きのびれるとは思えません。
現状ではしかたなかった言い聞かせるしかないでしょうね。


だからか他の作品では、雰囲気が合わない感じがしたのかな?

最後は、暴れて終わりました。
言い訳しても無意味なので、それで良いのかもしれませんね。
女の笑い声は必要だったのかな?

最初から見ている人だけ見たらよい映画でした(笑)。





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Last updated  2011/08/29 07:56:44 PM
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