こんなものですが

こんなものですが

2003.08.14
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カテゴリ: 映画
先月からでしょうか、劇場公開されているこの洋画。
多くの人に観て、そして、考えてみて欲しいと思います。

以前、僕の映画を見に行く基準は、社会派、広く何かを世に問う
作品か否かである云々と書きましたが、この映画は社会派サスペンスです。

そして、主題は「死刑制度」を問うています。

ストーリーはネットとかで観てもらうこととして、
見終わって感じたこと。

死刑制度反対派の人間が、いくら社会に対して、権力に対して反対運動を起こして
も、

再考させる強力な行為があるのか。反対の声を挙げても執行されていく現実にどう
抗ったらよいのか。

この作品で「これか」という結末に、言いしれぬものを感じざるを得なかった。
嘆息するしかなかった。

死刑の存廃論議は古くから行われてきていて、その互いの論点も出尽くしている
と思われるが、本作品のような抵抗の手段があるのか、しかし、あってよいものかと
いまだ複雑な思いを抱いている。

それにしても、アメリカという国は物事をオープンにすることが民主主義と
信じている国であって、そのオープンにされた情報を報道するというジャーナリズム
という存在も当然大きな影響を持ちますよねえ。

あと、今回は死刑反対運動だけども、いろいろな「市民運動」というものに、僕はど

懐疑的立場であります。どうしてもそこに独善性や排他性を感じてしまう。また、イ
デオロギーだとか
当然のことなんだけども、一つの主義を信奉することに僕はなじめない。
「じゃあ、様々な意見を表明することを否定するのか」とお叱りを受けそうですが、
そんな意味じゃなく、個々人の思いが、組織化・集団化されていくと社会に対する影

その分、リアルさを失っていくように思うのである。

ターミネーター3もいいでしょう、踊る大捜査線もよし、だけど、この作品も
是非観て欲しい。





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Last updated  2004.12.26 12:59:26
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