こんなものですが

こんなものですが

2005.11.29
XML
カテゴリ: ドラマ
ここ毎回、見ているたびに泣けてくるシーンがあって。


今回は、亜也が教室から出た後に「池内さんのことで話し合いたい」という意見が出て、亜也がクラスにいることに対する不満が出たことを亜矢が聞いてしまい、その場を立ち去った後にハルトが追っかけて、亜矢に泣かれて、ハルトが「何もできない」という粉雪が舞うシーン。
ハルトも自分を責めてしゃがみこんで泣く。なんと悲しいシーンだろう。
だけど、これで、亜矢は自分で学校を去る決意を持ったのだ。

放送終了後、しばし考えていた。

学校だけでなく、職場でも、地域でも障害者が共に暮らし、働くことができるためには、ハードの環境整備以上に、周囲の人間がどれだけその人と向き合えるかなんだろう。

亜矢がここまで学校にいたのは、病気になってもかけがえのない友人と今までどおりの生活を送りたいという強い願いであり、最後の守りたいことだった。
それを理解し、友人はいろいろサポートしてきたわけだけど、一方で時に彼女たちは負担を感じ、介護の際にケガを負ってしまった。これは、友人の善意に頼ってきたゆえの事故で、あらかじめ専門の介助人を頼んでおくべきだった。



そして、移動等のサポートは専門のスタッフを確保するなど、周囲の人間の善意に頼ることは最小限にすることがお互い気を使わなくてすむように思う。

当然、障害者は人一倍の努力が求められるしその覚悟がなければならないけど、それでも養護学校や障害者施設でなく、普通学校で勉強したい、社会で働きたいという意志、意欲のある障害者を排除するような社会、環境であってはいけないと思うのだ。

亜矢は養護学校に行くことを決意したけど、それは、彼女自身が学校に通い続けることで、家族、クラスメートに負担をかけてしまっている、それに耐え切れなくなったということなんじゃないかな。これ以上、周囲の人間に迷惑をかけてはいけないという彼女の優しさゆえに。

僕は養護学校否定論を述べているわけじゃない。設備、環境が整っているのは養護学校だし、そこで勉強している人を普通学校に通わせるべきなんていう独り善がりな考えを持っているわけじゃない。
ただ、障害があるからとすべての人間を一律に養護学校にという考えじゃないよということを言いたいのですよ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.11.30 00:19:17
コメント(1) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Calendar

Archives

2025.11
2025.10
2025.09
2025.08
2025.07

Comments

http://buycialisky.com/@ Re:すっかりごぶさたでした。(04/06) woran erkenne ich original cialisonline…
http://buycialisky.com/@ Re:メガネ買っちゃった~(01/06) generic cialis 30 pillsarginine nitric …
http://buycialisky.com/@ Re:仕事始め。(01/04) bijwerking cialisover the counter viagr…
http://buycialisky.com/@ Re:なみだ涙の物語。(09/01) discount canadian cialiscialis studiesp…
http://buycialisky.com/@ Re:人助け講習(01/31) cialis c5 reviewdistribution sp cialis …

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: