こんなものですが

こんなものですが

2007.04.11
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
ヤングジャンプに掲載されていたものを一冊にまとめた本なんだけど、
掲載時期がなんと昭和63年!単行本の発行が平成元年!!

ブックオフで購入したというのを貸してくれて読んでみた。
気持ちよく貸してくれて嬉しかった。

成人してコミックで今までまともに読んだのは、「稲中卓球部」と「加治隆介の議」、
「ブラックジャックによろしく」くらいなんだけど、
実在した人物の栄光と挫折を描いた本だということで、興味が湧いたのである。

「北里柴三郎」の巻について

竹下登が死去した病院が北里大学病院だったな(笑)


読んでいて、伝染病(破傷風)に対する血清治療を発見した科学者であって、ノーベル賞をもらえる
業績を持っていた世界的な人物であることを知った。

それほどの優秀な学者であるにもかかわらず、彼は地位や名声を世界に求めず、祖国の研究者を育成
しようとする。
外国追従と主体性の放棄ではなくて、日本の医学水準を向上させようと決意して、伝染病研究所を設置した。

ところが、当時の日本医学界の権威である帝国大学医学部はそんな北里の姿勢を疎ましく邪魔者扱いする。科学者は対等な立場で議論できず、上下関係が厳然として存在したのである。
権威を揺るがす北里の世界的な業績をどうしても認めたくなかったのであろう。

事態は、北里・伝染病研究所を所管する内務省と帝大医学部・文部省の争いになり、科学者北里はそうした勢力争いに巻き込まれ、あげく、研究所は文部省に移管されることになる。
大正3年、北里は辞表を出すが、それに多くの研究所員も賛同したのが「伝研騒動」というんだそうな。

しかし、赤痢菌、コレラ菌、ペスト菌と細菌っていっぱいあるんだね(笑)

んなことはいいとして、当時の権威からひどい仕打ちを受けても、その後、慶応大学医学部の創設に

北里というのは、研究成果のとおり立派な学者であり、苦難を乗り越えた人間だったんだなあ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.04.12 00:22:30
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Calendar

Archives

2025.11
2025.10
2025.09
2025.08
2025.07

Comments

http://buycialisky.com/@ Re:すっかりごぶさたでした。(04/06) woran erkenne ich original cialisonline…
http://buycialisky.com/@ Re:メガネ買っちゃった~(01/06) generic cialis 30 pillsarginine nitric …
http://buycialisky.com/@ Re:仕事始め。(01/04) bijwerking cialisover the counter viagr…
http://buycialisky.com/@ Re:なみだ涙の物語。(09/01) discount canadian cialiscialis studiesp…
http://buycialisky.com/@ Re:人助け講習(01/31) cialis c5 reviewdistribution sp cialis …

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: