オハイオ日記

オハイオ日記

2007.12.21
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カテゴリ: ローテーション
今日はシェルターで動物虐待・ネグレクト防止活動をしているオフィサーと随行しました。動物虐待・ネグレクトの通報があった現場へ足を運び、動物が飼われている環境を実際に見たりして、不適な場合は環境の改善やシェルターへの引渡しを要求するのが仕事です。

このプログラムへのShelter Medicineの生徒の参加は自由です。クリスマス前にひどく虐待された動物を見て傷つきたくないって気持ちもありましたが、虐待・ネグレクト防止もShelter Medicineの一部だと感じたので、随行を希望しました。

で・・・オフィサーと車に乗った瞬間に言われた言葉は・・・

「何があっても私から離れないように! 携帯電話を常にポッケに入れて持ち歩いて。万が一、私から離れちゃった場合は、携帯から9-1-1を電話して警察に助けを求めて!」

「一番狙われやすいのは、警察っぽい服を着ているオフィサーの私じゃなくって、普段着のあなたよ。いちゃもんつけられても、なるべく場をなだめて。それと、あなたは獣医学生じゃなくって、付き添いの獣医って事にするから。」

・・・・・・・

・・・・・・

・・・・・

・・・・



・・

うわっ・・・参加を希望した時から優雅な住宅街に行くわけじゃないって分かっていたけど、一気に本気で自分の身の心配をし始めた瞬間でした。

そんな私の不安をよそに、車はうちの市内でも悪い地域へ向かっていきました。

そして一件目・・・・

「きちんと車のドアを閉めるように。」と言われ、車の戸締りを再確認。現場はある借家。以前住んでいた人が逃げるように越していっちゃった時に、地下室に犬を置き去りにしていっちゃったのを大家が今日になって気づいたそう。大家さんにパンをもらった犬は元気でフレンドリー。とりあえず犬は車に乗せ、大家に必要書類を書いてもらいました。暖房がきいた車の中の檻に入れられた犬は、エサを食べ終わると安心したかのように熟睡。さぞかし辛かったんだろうなぁ。
その後は犬が何日にもわたって一匹で暮らしていた地下室の様子見。この家は汚いったらありゃしない!冬のオハイオだっていうのに、超大量の中型ゴキブリがうじゃうじゃ。地下室は犬の糞尿だらけ。もちろんドッグフードや水や毛布はなし。う~わ・・・・。こんなむごい環境に放置されても元気&フレンドリーでいた犬に対して、動物のすごさを感じた一件目でした。


二件目・・・・
ここは100羽くらい鳥を飼っている人の仕事場(?)。近所の人の数回に渡る通報。現場は一見普通の家具修理店。縦長のお店で、表半分は作業場。従業員のおじいさんが椅子を張り替えていました。でも、裏半分が鳥・鳥・鳥・鳥。オウムからインコまで幅広いセレクション。怪しい雰囲気が漂う現場でした。一応世話をしている風だけど、水が汚いし、糞が下の方に溜まっている。う~ん。飼い主はランチに行っていて現れず。掃除をしてくださいって通告を残し後にしました。

三件目・・・・
これも隣人からの通報。「やせ細って、毛までもげ落ちている子犬がいる」との事。現場はある一軒家。飼い主さんと供に出てきたのは、ぽっちゃりとした子犬。健康そうだし幸せそう。毛はちゃんと生えているし、ふさふさ。エサや水もちゃんとあるし、来週には獣医に連れていくらしいし、理想的。
じゃぁ、何で呼ばれたのでしょうかって????


何だか長くなりそうなので、後日に続きます。





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Last updated  2007.12.23 13:08:12
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