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お久しぶりです。突然ですが、今日、獣医学部を卒業しました。晴れて、(建前は)獣医師です☆仕事自体は今月の30日からだけどね。長い長~い学生生活だったなぁ。あまりにも長すぎて、学生が終わったって実感がまだ沸かないよー。今後なのですが・・・・楽天の日記は今回で最後にしようかと・・・。前から不特定人数の人が閲覧できるっていうのが薄々気になっていたのと、もっとアットホーム?な感じにしたいなぁって思って。考えてみれば、獣医学部に入る前から書き始めたので、5年とかになるのかなぁ。(最後の方はあまり更新できていませんでしたが・・・)長い間、お世話になりました。
2008.06.07
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今日、家を買いました。私とDaveにとって、初マイホームでございます。築46年の一軒家で、3ベッドルーム&2バスルーム、2Carガレージ、地下つきの平屋です。6月末入居です。内装は60年代~70年代?な壁紙&デコレーションだし、庭にある植木とかもなんとなく今っぽくないので、今年の夏は家でやる事が満載の夏になりそうです。とりあえず、食器洗い機だけはすぐに新しいのを買いたいなぁ。裏庭はいつかはハーブガーデンにしたいなぁ。労力を考えずに夢は膨らむばかりです。DaveはDaveでパティオのコンクリートをレンガにしたいとか、地下にエンターテイメントルームを作るとか夢を膨らましているみたいです。あと今日は「Marriage License」なるものを取得してきました。Marriage Licenseは結婚許可書ってところなのかなぁ・・・区役所みたいな所で、書類を記入して、私もDaveも今結婚できる状態なのかを確認されました。(今現在すでに結婚している人や泥酔中に申請に来ている人などは許可が下りません。)それでめでたく発行。でも、婚姻届ではないので正式にはまだ結婚していません。結婚式当日に牧師さんに書類にサインをしてもらって正式結婚となります。このMarriage License、私はアメリカ国籍じゃないから心配していたんだけど、思ったより簡単に事が進みました。よかったよかった。という訳で、ある意味いろいろな事が片付いた日だったけど、まだまだやる事が一杯一杯・・・(主に結婚式関係だけど)。今週の水曜日には日本に帰るし、今度オハイオに戻ってくるのは5月末だし、どうしましょ。
2008.04.21
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お久しぶりです。前回の日記から時は流れに流れて、今日があの動物病院での最終日でした。その間にまわった科は腫瘍科と内科(内科は今回は選択実習)。各2週間。いざあの病院でのローテーションが終わると嬉しいような寂しいような気持ちです。でも、嬉しい>>寂しいかな。学業面であとやらなくちゃいけない事は日本の某獣医学部での実習(2週間)。これも選択です。これは結構楽しみです!いろいろと教えて欲しいです。この実習以外は6月7日の卒業式まで何もなし♪ でも、私生活のカテゴリーではやらなくちゃいけない事が山積みです。あぁ・・・どうしよ
2008.04.18
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更新が遅れたけど、先週から内科にいます。「Internal Medicine」ってだけに、原因不明の下痢からホルモン系の病気、もちろんPUPD系まで他の科に当てはまらないケースは内科がみているような感じです。内科の良い所は、飼い主さんへの病気についてや予後についての説明を生徒にさせてくれる所。良い結果を伝える時はもちろんの事、ガン告知や予後が悪い飼い主さんへの応対も生徒にやらせてもらえるのは、すごく良い経験です。ガンと言えば、今週、私には「胃がんの神」が憑いているらしく、今週私が担当する患者はかなりの確立で胃がんが発見されています。だいたい「長期間に渡る嘔吐」で来院するのよね。ここ数日腫瘍科に胃がんの事で何回も顔を出しているので、今腫瘍科にいる私の友達に「Angel Of Stomach Cancer」と呼ばれました。なんじゃぃ~!内科の悪い所は忙しい所。内科ってあのベンチに永遠と座って雑談しているイメージがあったんだけど、やたらと忙しいです。毎日、血液検査と超音波検査と外来と薬局と書類記入で一日が終わっている感じです。忙しいと一日が早いのがいい所かな。来週からは腫瘍科です。1年間に渡る病院実習の最後の科です。そして、腫瘍科は朝が早く夜が遅い科でもあります。Senioritisどっぷりなうちのグループには辛いわ・・・。来週からVMABの売店のおばちゃんは帰ってきてくれないかな?
2008.03.20
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昨晩、朝3時に目覚めました・・・。理由は隣の住人のドラムの音。一応気を利かせて、かな~り控えめに叩いていたんだけど、エアコンの通風口を通じてよく聞こえたんだなぁ、これが~1.寝ているべき時間に寝ている所を起こされた2.アパート暮らしのくせにドラムセットを買う人の神経が分からん3.隣の住人に過去にドラムについて文句を言いに言った事あって、「ドラムは午後5時以前ならOk」って約束したというわけで、ぶち切れました。電気もつけずに静か~にドラムが鳴り響いている地下室へ行き、隣の地下室からのドラムの音を確認した後、ネットで市内の警察署の電話番号をサクっと調べて、小声で容赦なく警察へ通報。警察署の人に事情を告げると、「あとでその人の所に行きますから。」との事。怒りで眠れなかったんだけど、電気をつけて待っていると私が通報した事がバレバレっぽいので、暗闇の中でひっそりと警察官が隣人の所に着くのを待機。こういう念には念を入れている所が自分でも執念深そうでイヤだけど(笑)通報から30分後、隣から会話音が・・・。しばらくしてドアが閉まった音が聞こえたと思ったら、地下から汚い言葉交じりの雄たけびが。どうやら警察の人に説教されて頭にきたみたい。説教されて当然よ という訳で、何だかんだで再び眠りについたのは5時半。そして7時起き。やっぱり今日はラウンド中とか眠たかったよー 今夜こそは普通に眠れますように
2008.03.11
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風邪ひきました。この間の土曜日にYちゃんと買い物へ行って、アイスを食べた頃までは健康体だったんだけど、その後から喉がイガイガするようになりました。薬を飲んで一晩寝て、日曜日になっても、鼻は詰まっているし、喉はヒリヒリするし・・・・完璧な風邪です。しかし、それでも休めないのがこの病院実習です。(って、休めてもこのくらいじゃ休まないだろうけど。)「風邪なら家にいなさい!」っていう学校の人と、「風邪でも休むな」と言わんとばかりの学校のポリシー・・・・矛盾しているわ~~。とにかく今日もゆっくり寝ようと思います。明日はよくなっているといいなぁ。
2008.02.25
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就職がほぼ決定しました★ まだ契約書にサインをしていないので本決まりではないんだけど、今日、一応病院側からのオファーが書かれた契約書が送られてきました。なので、今週末は契約書の隅々まで読んで、いろいろとリサーチをしようと思います。そして交渉したい点のリストアップ・・・まぁどこまで交渉可能か分かんないけど。新米獣医にもなっていないくせに一人前に交渉をするのが当たり前な所にアメリカを感じます。日本じゃきっとありえない。働き始める前から「年収あげろ」だの「休みを増やせ」だの、いい度胸だと思うわ~(笑)そういう所、あっぱれ、アメリカ!
2008.02.19
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この日のシフトは真夜中の12時から朝8時まで。いつもは昼間に数時間もお昼寝しちゃうくらいなのに、この日に限って昼間に眠くなることもなかったし、シフトが始まる前の数時間だけ寝ようと思っていてもどうも寝付けずに出勤でした。チャイラテを片手に、真夜中の高速で車をとばして12時に学校着。真夜中の高速ってやっぱり好き。学校の掲示板を見て、本日の入院患者&処置プランの確認。「4時の処置が終わったら帰れるかも♪」とか考えていたその時「あまりやることないから、帰っていいよ~」とテクニシャンの人が言ってくれました本当は心の中でガッツポーズをしていたんだけど、ここは気を使っている風に見せようと、真顔で「本当にいいんですか?では、何かあったら電話ください!」と返事をしておきました。絶対に顔がにやけていたって! でもラッキー☆というわけで、12時半くらいには家に帰ってきました。馬の難産で呼び出されるかと内心思ったけど、それもなく一晩中熟睡できました。ありがとう、テクニシャンさん!次の深夜勤は木曜日。木曜日は・・・う~ん・・・普通通りに働くことになりそうな予感
2008.02.04
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今は馬の救急・ICUローテーション中。確かに救急に来た馬を診たり、入院中の馬の処置・世話をするんだけど、実際には入院中の食用・繊維動物の処置・世話も仕事のうちです。平日は夕方スタートでシフト制。週末は12時間シフトがあるのもこのローテーションの特徴です。昨日の土曜日は朝8時から夜8時までシフト。特に救急に馬が来ることもなく、穏やかに午前中は終了。午後も穏やかに行きたいと思っていた午後2時ごろ・・・やられました・・・・。入院中のアルパカに。シュパっと後ろ足で蹴られました・・・・ε-(ーдー)ハァそしてCちゃん(アルパカ)の後ろ足は私の右太ももを直撃・・・( ̄□||||!!アウチ!皮下注射をしようと保定しようとした所だったのに~針を見られたとか?私の目がギラギラしていたとか? むむむ。 私の方は驚いたのと、ちょっとムカっときたのと、心なしか右太ももが痛かったくらいですんだんだけど、「初蹴られ」でした。そんな事があっても、やっぱりアルパカは好きです。意味なくあの上唇がパカッと割れて下の歯が見えるのが好きだし、なんだかお利口っぽくない所に癒されるわ~。
2008.02.02
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無事、受かりました!よかった~~・・・・その一言だけです。今日は夕方の4時から夜中の1時まで馬のICU/Emergencyのシフト。学校に行く前にコーヒーでも買っちゃおうかな♪
2008.01.29
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四件目。ここはある一軒家。数ヶ月前に「お尻の所にゴルフボール大の出来物ができているボクサーがいるんだけど、一向に治療される気配がない」と近所の人から通報。その時は警告で終わったんだけど、その後再チェックのために立ち寄りました。家から出てきたのは細いお婆さん。よぼよぼ。60代に見えるけど実際は40代みたい。「肺炎にかかっちゃったんだけど、お金がないから病院に行けないの。だから体のどこかが痛む時は市販のアスピリンを飲んでいるの。」・・・・・犬なんて飼っている場合じゃないでしょ!!!!と思うのは私だけじゃないはず。肺炎なんてこじらせたら死んじゃうよ。そのお婆さんの後ろで吼えていたのは例のボクサーを含む成犬ボクサー2匹と子犬2匹。そして例のボクサーの出来物は今も健在。どうやら2月になったら獣医に連れて行く予定らしいので、また先送り。今回浮上した問題は2匹の子犬の行方。1匹は隣の家へ、2匹めは通りをはさんだ家の男の人の所へ。「2人供、昔からよく知っている人たちだから信頼しているの」って言っていたけど、どうも不安。特に通りをはさんだ所の男の人。私達がこの家に到着してから、ずっとこっちを見ていたもん。郵便を取るふりをしてみたり、カーテンの向こうからだったりするけど、じぃぃ・・・っと。はっきり言って怖かった。目を合わせたくないんだけど、背を向けたくもないような感じ。そんなゾクっとする視線を感じつつ、お婆さんには新しい飼い主さんのリサーチをするように説得して場を去りました。車の中でオフィサーに向かいの男の人の事を聞くと、オフィサーも視線には気づいていたし、なんだかイヤな予感がするとの事。やっぱり・・・。五件目。ここも一軒家。雄のピットブル2匹が短い鎖でフェンスに繋がれて飼われているって一ヶ月前くらいに通報があって、正しい犬の飼い方について話をしにいったお宅。今回は再チェック。車が止まると元気そうにピットブルが1匹走ってきた。首輪もちゃんとされているし、鎖も普通の長さだし、合格合格。もう1匹の方を連れて家からおじさんが登場。この犬の首輪は工事現場にあるような金属のチェーンだったから、理由を聞いてみると・・・「えっ、この犬は力強いし、普通のだと切れちゃうし、それに犬が盗まれるのがイヤだから」「でも、うちの犬を盗みに来るような奴は大きなガンで撃ち殺しちゃうけどね。ほら、こうやって、バン・・・バン・・・って♪ ガハハハ」直感的にこの人は本当に銃を所持している気がしたので、ちょっと私の中で緊張が高まる。「この人が切れないうちに帰りたい」っていうのが本音。そうこうしているうちに去勢の話になり、このうちの雄のピットブルは2匹とも去勢されていないので、去勢を薦めると・・・「俺は自分が去勢されるのがイヤだから、こいつらも去勢しないよ!俺、今子供が9人いるんだけど、13人まで頑張るから♪」と言い、股間へ手をやるおっちゃん・・・・。しかも去勢の話になる度に同じ台詞&リアクションを繰り返す・・・・。・・・あぁ・・・ダメだ。まともに話ができない・・・。あからさまに馬耳東風だったおじさんに対して、敗北感だけが残ったケースでした。車の中でオフィサーが「あのご主人こそ去勢手術受けるべきだよ」って言っていたけど、まったくもって同意。(たぶん)政府のお金で生活して子育てをしていて、子供9人だって多すぎるのに、犬だって2匹もいるし、子供4人も追加するっていうのはいくら何でも・・・ねぇ。その3に続く。
2007.12.22
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今日はシェルターで動物虐待・ネグレクト防止活動をしているオフィサーと随行しました。動物虐待・ネグレクトの通報があった現場へ足を運び、動物が飼われている環境を実際に見たりして、不適な場合は環境の改善やシェルターへの引渡しを要求するのが仕事です。このプログラムへのShelter Medicineの生徒の参加は自由です。クリスマス前にひどく虐待された動物を見て傷つきたくないって気持ちもありましたが、虐待・ネグレクト防止もShelter Medicineの一部だと感じたので、随行を希望しました。で・・・オフィサーと車に乗った瞬間に言われた言葉は・・・「何があっても私から離れないように! 携帯電話を常にポッケに入れて持ち歩いて。万が一、私から離れちゃった場合は、携帯から9-1-1を電話して警察に助けを求めて!」「一番狙われやすいのは、警察っぽい服を着ているオフィサーの私じゃなくって、普段着のあなたよ。いちゃもんつけられても、なるべく場をなだめて。それと、あなたは獣医学生じゃなくって、付き添いの獣医って事にするから。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うわっ・・・参加を希望した時から優雅な住宅街に行くわけじゃないって分かっていたけど、一気に本気で自分の身の心配をし始めた瞬間でした。そんな私の不安をよそに、車はうちの市内でも悪い地域へ向かっていきました。そして一件目・・・・「きちんと車のドアを閉めるように。」と言われ、車の戸締りを再確認。現場はある借家。以前住んでいた人が逃げるように越していっちゃった時に、地下室に犬を置き去りにしていっちゃったのを大家が今日になって気づいたそう。大家さんにパンをもらった犬は元気でフレンドリー。とりあえず犬は車に乗せ、大家に必要書類を書いてもらいました。暖房がきいた車の中の檻に入れられた犬は、エサを食べ終わると安心したかのように熟睡。さぞかし辛かったんだろうなぁ。その後は犬が何日にもわたって一匹で暮らしていた地下室の様子見。この家は汚いったらありゃしない!冬のオハイオだっていうのに、超大量の中型ゴキブリがうじゃうじゃ。地下室は犬の糞尿だらけ。もちろんドッグフードや水や毛布はなし。う~わ・・・・。こんなむごい環境に放置されても元気&フレンドリーでいた犬に対して、動物のすごさを感じた一件目でした。二件目・・・・ここは100羽くらい鳥を飼っている人の仕事場(?)。近所の人の数回に渡る通報。現場は一見普通の家具修理店。縦長のお店で、表半分は作業場。従業員のおじいさんが椅子を張り替えていました。でも、裏半分が鳥・鳥・鳥・鳥。オウムからインコまで幅広いセレクション。怪しい雰囲気が漂う現場でした。一応世話をしている風だけど、水が汚いし、糞が下の方に溜まっている。う~ん。飼い主はランチに行っていて現れず。掃除をしてくださいって通告を残し後にしました。三件目・・・・これも隣人からの通報。「やせ細って、毛までもげ落ちている子犬がいる」との事。現場はある一軒家。飼い主さんと供に出てきたのは、ぽっちゃりとした子犬。健康そうだし幸せそう。毛はちゃんと生えているし、ふさふさ。エサや水もちゃんとあるし、来週には獣医に連れていくらしいし、理想的。じゃぁ、何で呼ばれたのでしょうかって????どうやら、この子犬の飼い主さんと、この飼い主さんのご近所さんとの間でイザコザがあったみたい。数日前にはこのご近所さんは警察に飼い主さん宅でDV(家庭内の暴力)があると誤報をし、今回はシェルターにネグレクトの誤報をしたとの事。くっだらない!!! オフィサー曰く、このご近所さんの家に行って説教をしたいけど、そうするとご近所闘争が始まっちゃいそうな雰囲気なので、ここはひとまず退散になりました。ご近所闘争に巻き込まれて怖い思いをするなんて絶対イヤ!!!何だか長くなりそうなので、後日に続きます。
2007.12.21
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さてさて・・・またまた長いブランクがありましたが、ローテーション日記を再開しようと思います。前回のローテーション日記っていつだったっけ?今はShelter Medicineのローテーション中です。犬・猫・ウサギ・オウム・フェレット・モルモット、そして時々ペット豚を扱っている市内のシェルターで、1日中犬と猫の去勢・避妊の手術をやっています。今はホリデー特別スケジュール中なので、生徒は3人。1人が麻酔をコントロールして、2人が手術をするって形で1日に1人3匹くらいやります。このローテーションの目的はずばり「1人で手術ができるようになること」。去年学校で習った手術方法はアシスタントがいる事が前提だったので、実社会仕様なやり方はこのローテーションで初めて習います。今週から始まったローテーションなのでまだ4日目ですが、私は結構好きです。私だけじゃなくって、このローテーションはたぶん小動物ローテーションの中で一番人気なのでは? 1日に幾つも手術をこなせる事、先生の適切で実用的なアドバイス、毎日同じことを繰り返せる事など、手術経験が浅い生徒にとってはありがたいローテーションです。ちなみに・・・このシェルターにいる動物達はあらゆる理由で飼えなくなってしまった動物たち・捨てられてしまった動物たち・虐待やネグレクトの犠牲者などです。性格審査や健康診断など、手術台にあがれるまでに幾つか審査はありますが、生徒が手術をしている動物は皆審査を合格した里親募集中の動物達です。「これ以上不幸な子を増やさない」っていうシェルターの方針で里親さんに引き渡す前に去勢・避妊の手術をしています。手術後のケアまで生徒の仕事なので、うちの大学病院に来る犬猫と同じくらい手厚いケアを受けています。という訳で、最近は毎日人懐こい犬や猫と接しているわけです。絶対に動物は引き取らないと心に決めて臨んだローテーションだったんだけど、自分の好みの犬や猫がいると思わずにやけちゃう。純血っぽい素敵な子、純血っぽさはないけどとてもかわいい子がイッパイです。皆さん、次にペットを飼う時は保健所にも足を運んでみてください! あなたと遊びたいワンちゃんや猫ちゃんが一杯いますよ!
2007.12.20
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お久しぶりです。今日、国試を受けました。360問(6ブロック×60問)を6時間半くらいで。つーかーれーたーーーー。アメリカの国試は皆各自試験問題が違います。そんな事、百も承知だったのに、気になっていたのが問題の配分。私より前に国試を受けた周りの友達は「豚と馬の問題が多かった」「豚と牛の問題が多かった」「エキゾチック(オウムとかウサギとか蛇とか・・)の問題が多かった」などと言っていましたが、私の場合は馬と牛と豚が多かったような・・・特に馬が・・・。(そう感じただけかもしれませんが。)あっ、あと密かに恐れていた魚の問題が1問(笑明日から暦の上(?)では4連休。私は、今の馬の内科のローテーションでの入院患者がいるので数回は学校に行かなくちゃいけない感じです。でも、結果はともあれ、とにかく国試が終わってよかった!(結果は1月末くらいまで出ません。)
2007.11.21
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今日は両親とウエディングドレス選びに行ってきました~!行き先は市内のウエディングドレス屋さん。もうすでにドレスを選んだ友達からの評判がよかったから、とりあえずこの店からスタート。日本のウエディングドレス屋さんって、予約取るとすでに個室に近いような試着室が用意されていて、そこで他人にウエディングドレス姿を見せることなく試着ができるイメージがあったのですが・・・こちらはどうかと言うと・・・衣服を脱ぎ着する所はさすがにプライベートなものの、一緒に来た付添い人にウエディングドレスを披露する所は店のど真ん中・・・。おまけにちょっとした舞台みたいなのがあって、そこに立っての試着披露でした。誰もそんなに真剣に見ていないって分かっていても、やっぱり一人だけウエディングドレスを着て段上に立つのは気恥ずかしかった~~~店員さんに「試着は6,7着まで」と言われたので、お店にあったドレスで気に入ったものを6着試着。初めはあまり広がっていないものがいいと思っていたんだけど、なんだかあまり細いデザインのものは私の体型には貧相に見えて・・・。結局、最終的に気に入ったのはボリュームがあるタイプでした。(↑よくよく見ると、鏡の中に「お披露目段」が映っているでしょ?)ついでにティアラ(というよりもキラキラしたカチューシャ?)とベールも選択。付き添ってくれた両親と記念撮影して終了~☆今はウエディングドレスは家にあります。ベールとティアラは数ヵ月後のお届けになるとか。結婚式数ヶ月前に衣装合わせ&お直しをするので、その時までに下着と靴を決めてきてくださいとの事。それまでは、試着をしたくても汚しちゃいそうでできなそう。(まぁ、一人では着れないですが・・)最後に今日の微妙な一言「あなたのその肌の色といい、頬がピンクな所といい、芸者さんとか似合いそうよね~」(Byウエディングドレス屋の店員さん)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それって微妙じゃない?!(笑)げ・・芸者デスカ・・・・。
2007.10.13
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すっかり国家試験の事を書き忘れていました・・・。アメリカの獣医の国家試験は日にちが自分で設定できます(ある程度は・・ですが)。今回の場合は11月12日から12月8日の間で好きな日を選び、地元コンピューターセンターでその日の空席確認をして、予約を入れます。試験の日程は結構重要で、1.11月22日からの感謝祭休みより前に受けたいか、感謝祭休みを猛勉強するか2.試験についての噂が出きった頃(つまりは最後の方)に受けたいか、噂に左右されずに受けたいか3.試験のために一日学校を休めるんだけど、それをどのローテーションに持ってきたいかなど考えることが沢山です。私の場合は感謝祭休みは活用できるとは思えなかったし、期間中いつ受けても馬のローテーションを一日ミスする事になるし、噂はどうでもよかったので、11月21日にしました。感謝祭の前日です。変な交通規制とかにあいませんように。さてさて、国試の勉強方法ですが・・・私の周りで一番人気があるのがVetprepでしょうか。ほとんどの人が使っているのでは?Vetprepはネット上の問題集みたいなものです。登録すると、何千問もあるデータベースの中から適当にコンピューターが選んだ問題が一問づつ出題されます。Vetprepの良い所は、過去に間違えた問題は正解するまで出題され続ける事と割と親切な解説付きな所です。自分の成績統計も確認できるので、弱点がすぐ分かる所も良い所だと思います。悪い所は、本番には5,6問しか出てこないであろう鳥類の問題が割と頻繁に出てくる所かな・・・鳥類は適当に流すつもりだったのに、そこまで頻繁に聞かれると・・・ねぇ・・・。Vetprepを使っていない人たちは、王道MosbyかZukuを使っているのかな。あっ、ちなみに・・・A-to-Z Guideを初めに作った人は神だと思います。(←マニアックコメント。)最後に・・・私とKちゃんで作った国家試験に落ちたくない理由を・・・1.試験料をもう一度払いたくない2.Vetprepの登録代をもう一度払いたくない3.余計な猛勉強をしたくない4.国家試験に何で落ちたかについてを学部長と語り合うなんてイヤ5.合格した人たちが自分に気を使って影で祝っている雰囲気を感じたくない6.春は遊びたい以上、国家試験についてでした。
2007.10.09
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またまた久しぶりの更新。何だかんだしているうちに、Preventative Medicineのローテーションが終了しました。このローテーションは授業・課外実習が3週間、お休みが1週間で、めでたく本日から休み開始です。 考えてみれば、オンコールでも何でもない完璧な休みは病院実習が始まって以来初めて。あぁ~~~幸せ。数あるローテーションの中で、唯一、席に座って授業を受けるのがこのローテーション。「一日中、座っていればいいだから楽できる~~」と思っていたものの、ところがどっこい課題&読まなくちゃいけないものが山ほどありました。結局は、他のローテーションより大変だったのかもしれません。特にImmunologyの読み物・・・・一年生の時のImmunologyで習ったことなんて、頭の中のタンスの肥やしにもなっていなかったような気がします。あららら。それでも、この3週間は課外実習を兼ねた遠足だらけでした。酪農場動物園刑務所内の養豚場一般動物病院卵のProcessing Plant七面鳥の屠場動物を使った実験をしている研究室The Wilds川で生態観察公園どれもこれも楽しかったです。一日中病院にいる日々に慣れてしまっていたからか、この3週間は非日常的でした。これから1週間は休み。何だかんだで、予定が入っています。一番の楽しみは、来週末にウエディングドレスの試着をしにいくことかな~~♪ あまり乙女な性格じゃないけど、やっぱり楽しみです☆
2007.10.06
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更新をしなかったこの3週間くらいの間に、小動物の救急病棟のローテーションは終了し、今はPreventative Medicineのローテーション中です。このローテーション中はあの古い病院からおさらば。・・・と言っても、遠い所へ行くわけでもなく、学部内の敷地にあるSホールでの授業になります。毎日授業のお題が違っていて、昨日は酪農について。今日は動物園での医療について。明日は緊急事態についての授業です。週に何回も遠足があるのがこのローテーションの特徴で、昨日は大学所有の農場へ見学へ行き、今日はM先生引率で動物園に行ってきました。どうでもいいですが、M先生を見ていると私はマニアック笑いが止まりません。何だか面白い人なのよね。目的は動物園側から動物園を見ることだったので、動物園の経営についての話や、北アメリカのセクションの飼育係さんからムースや熊の飼育や病気/寄生虫管理についての話、ふれあい動物園の飼育係の人の話などを聞くことができました。動物園の人の話って、私にとっては非日常的な話ばかりで聞いていて面白かった!半年くらい前に旭山動物園に行った時に感じた施設に対しての興味深さはなかったけど、それぞれの動物の生態や特徴を考慮して飼育がされていることがひしひしと伝わってきて、あの動物園のこれからが楽しみです。生態とかを考慮するのって、昔からの事なんだろうけど、最近になって力を入れている動物園が増えてきたような気がするんだけど・・・気のせい? たまたま目につくようになっただけなのかな。今日は新1年生の初授業日でもありました。授業が始まるのが8時からなのに、7時40分の時点で皆教室にいるって1年生ならではだわ~! Class Of 2011、素晴らしい。素晴らしいけど、今までの授業の事を考えると1年生には戻りたくないということで私たちの中で満場一致した日でした。
2007.09.19
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来週からShelter Medicineのローテーションで、地元保健所にて犬猫の去勢・避妊手術を毎日のようにする予定だったのですが、保健所の移転に伴い、急遽、うちのグループの期間だけキャンセル&延期になりました。ということで、来週から2週間、私たちはそれぞれ希望する科でローテーションをします。私もCちゃんもJちゃんもH君も大動物往診ローテーションを希望だったのですが、あいにく空きがなし。(大動物往診ローテーション、すごい人気でしょ?)仕方ないので、私とJちゃんは小動物の救急、Cちゃんは腫瘍科、H君は馬の往診、他の2人はCommunity Practiceで2週間を過ごすことになりました。小動物の救急のローテーションは結構好きだったので、楽しみです☆Shelter Medicineのローテーションですが・・・私とCちゃんとDちゃんはクリスマスの時期にやることになりました。本来、クリスマス時期にはまた大動物の往診のローテーションのはずだったので少し残念だけど、クリスマス時期にシェルターで去勢・避妊の手術をするのも社会貢献をしている風で良いのかもしれません。私のShelter Medicineでの目標は手術の腕をあげる事と、シェルターから動物をやたらに引き取らない強い心を持つことです・・・。
2007.08.28
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Community Practiceのローテーションの一週間目が終了しました。このローテーションは、手術こそないものの犬猫を診る街の獣医さんがやることを経験するローテーションです。予防接種と健康診断が主のはずなのですが、私は何故か下痢・嘔吐・Ringworm・安楽死・Penn Hipなどにあたっています。実際に予防接種をしたのって今のところ一回だけなんだけど・・・私のグループの皆さん、予防接種のケースを譲ってくださいな。救急病棟でのローテーション以来、初の小動物ローテーションですが、Emergency時代とは違い、とってもヒマです。忙しそうにしている外科の人たちが羨ましいです。生徒数に対して、ケース数が少なすぎます。このローテーションの必要性はわかるけど、一匹の健康診断をする様子を生徒全員で見ていたりする時があって、なんとも効率が悪いです。皆でじぃ~っと立っている時間があるんだったら、予約を短時間にぎっちりつめて、早めに帰りたいと思うのは私だけなのかしら。でもこのローテーションの良い所は、いろいろなトピックのセミナーがあること。ペットの問題行動について・栄養学について・室内に暮らしている猫ちゃんの生活を充実させる方法・犬のボディーランゲージについてなど、聞いているだけで面白いセミナーがいっぱいです。私にとってのこのローテーションの目玉は犬猫の歯の掃除ができること汚ければ汚いほどやりがいがあるし、汚い歯が綺麗になった時のあの快感が忘れられません。歯科衛生士のが合っていたとか・・?来週は歯の掃除に加え、耳鼻科系と皮膚科系のケースを見たいなぁ。
2007.08.25
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大動物の往診の実習はやっぱり楽しかったです!日曜日をもって終わってしまったのですが、覚えている範囲で書こうと思います。このローテーションでは「モチベーター」なるものがありました。「モチベーター」とは所謂テストです。2週間ある実習の中で、2週間目の木曜日の朝に受けて、70点以上取れなかった場合はガイダンス&追試があります。範囲は牛と馬についてこのローテーション中に学んだこと。朝のカンファレンスでのトピックも勿論の事、各先生との移動中のトラックの中であがった獣医学の話題も範囲のうちです。(だから、皆、一日の往診が終わるとそれぞれその日学んだことをコンピューターでタイプしてグループの皆に配っていました。)10日間もあると結構な広範囲になるのよね。このモチベーターの意図は、ずばりテスト勉強をさせること。確かに皆勉強していたなぁ。おかげで、うちのグループは皆一発パスでしたよかったよかった。大動物の往診のローテーションは「大動物の往診をしている獣医さんの一日」をできる限りシミュレーションしたものです。だから、今まで未知の世界だった金銭面の事についての話題が多くでてきました。農家を後にした後に、値段表で調べて請求書を書くのも生徒。夜な夜な電話してきた農家さんに時間外往診の値段を伝えるのも生徒。お金の話って今まで話題に出てこなかったし、正直何がいくらするのか見当も付かなかったけど、ここで現実を垣間見ることができました。牛・馬の治療の事も勉強になったけど、このお金の話もすごく勉強になりました。又、農家さんとのカウンセリングに同席できたのも良い経験でした。あっ、地元の農家さんの飲み会に参加したとかはないですから(笑)前の日記にも書いたけど、このローテーションではいろいろとやらせてもらいました。私はどちらかと言えば牛派なので、馬派の人たちが何をやらせてもらったかは知りませんが・・・私がやらせてもらった事は、超音波をつかった妊娠鑑定、DAの手術X2、豚の去勢、レプトスピラ病の検査、ブルセラ病の予防接種、鹿の病理解剖、他州へ移動させる時に必要な書類書き、卵巣嚢腫があった肉牛の手術の手伝い、傍脊椎麻酔などなど。難産も牛のとアルパカのを見れて満足。←いずれも赤ちゃんは生き延びれなかったのが難点・・・。このローテーションは本当に楽しかったなぁ。私のグループは女の子5人プラス男の子1人で、ほとんどが小動物オンリーなのに、皆で楽しめました。終わっちゃって寂しいわ~。今週からはCommunity Practiceのローテーションです。このローテーションは、「犬猫専門の街の獣医さんの一日」をシュミレーションしたものです。今日の私は、先週末下痢で治療を受けた犬の再チェックと12歳の犬の歯垢取りでした。ちゃんちゃん。何だか物足りないな~。
2007.08.20
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今週から大動物の往診でした。このローテーションは大学から30分ほど離れた診療所で寝泊りして、日中は先生と往診、夜は生徒3人がオンコール、週末も生徒3人がオンコールというスケジュールです。診察所に入院中の動物がいれば、その動物のお世話も生徒がします。オンコールではない生徒以外は泊まる必要がないのですが、人によってはローテーションはずっと寝泊りしています。うちの学校は小動物オンリー希望の人が多いにも関わらず、このローテーションは生徒の間で大人気です。一番人気なのでは?朝は毎朝7時半開始。1時間ほどレクチャーがあり、その後は各自先生と一緒にトラックに乗ります。たぶん日本では運転が大変だろうなってくらい大きいトラックに乗り込むのですが、私はひそかに大きいトラック好きです。トラックに乗ると心のゆとりが持てる気がします。いつかマイ・でかトラックが欲しいなぁ。あの診察所には5人の先生がいて、それぞれ担当が決まっています。W先生は馬、S先生は牛・豚・たまに馬、M先生は牛・アルパカ/ラマ、G先生は牛・たまに馬、もう一人のM先生は牛(直検多し)という感じです。誰がいつ誰と随行するのかは、生徒が勝手に決められます。 この数日間でS先生、M先生、G先生、M先生と一緒に乗ったのですが、やらせてもらえることは沢山です。私がやったのは、牧羊犬のごとく炎天下の中走り回って牛をまとめる仕事から、点滴、ルーメンへの管通し、GnRH/PGF2αなどの筋肉注射、採血、直検、帝王切開の手伝い、生まれた子牛の世話などなど。毎日、日中は35度近くになる中で汗ダクダクで大変だし、そんなのも構っていられない環境だけど、一日が終わると達成感があります。夜のオンコール当番で実際に呼ばれたのは一回だけ。牛の難産で、子宮捻転。どうやら昼間から牛は産もうと頑張っていたみたいだけど、呼ばれたのは夜の11時半過ぎでした。母体を回転させても無理だったので、帝王切開へ。数十分後に産まれた大きい子牛をさすったり刺激を与えてみてもダメでした。なんだか空しく母親を縫合して、朝の3時半には無事に診察所に戻ることができたのですが・・・すっきりしなかったなぁ。もっと早めに呼んでくれていれば助かったかもしれないのにと思うんだけど、どうなんでしょう。今週末はずっとオンコールなので診察所で寝泊りです。行って来ま~す!
2007.08.09
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今日は夕方から国試対策セミナーがありました。今日の内容は国試の概要と鶏・七面鳥の病気。国試は年に二回受けられます。私たちにとっての第一回目が今年の11月と12月。受からなくても4月にもう一度受けられるシステムです。国試は全てコンピューターを使用するCBTで、問題は合計360問です。この360問が6ブロックに分けられていて、各ブロックの制限時間が65分なので、トータルで6時間半のテスト時間があります。もちろんブロックとブロックの間には休憩をはさめます。(休憩時間は確か計45分だったはず。)360問のうち、実際の試験問題が300問で、今後の国試に出題されるかもしれないお試し問題が60問です。試験を受ける側にとっては、どの問題が本物なのかは分かりません。国試の大まかな配分は以下の通り小動物:54% (犬26%、猫22%、その他(たぶんハムスターとかウサギとか)6%)食用動物:24%(牛16%、豚7%、ヤギ/羊2%)馬:17%公衆衛生、疫学、その他の動物などなど:5%今日、鶏の病気についてのレクチャーをしてくれたS先生がふざけて「鶏について何も知らなくても国試は受かります」って言っていたけど、鶏が「その他の動物」に含まれちゃっている所あたり、本当にマイナーな感じです・・・(^^;)日本の国試の配分がネット上で見つからなかったけど、こんな所にもお国柄が出る気がします。以上、アメリカの獣医師の国試情報でした~。馬の往診の方は先週と変わらず。ず~っと暑い中、外で馬を診ては、移動中の冷房がきいたトラックの中で涼んでいる状態です。ほんっと暑い!あのカバーオール、通気性が悪すぎだわ。今日は馬の歯のフローティングを見ました。あれは是非見てみたかったので満足でした。
2007.08.01
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今日は、下痢が一件・疝痛が二件・EPMが一件・馬の購入前の検査が一件で一日みっちりスケジュールどころかオーバータイムまでありました。朝は結構涼しかった気がしたからカバーオールの下に長袖のTシャツを着ていったら、昼になってすごく蒸し暑くなって汗だくだくでした。そんな暑さの中で飲んだTim Hortonsのアイスコーヒーが美味しかったこと!マックと言い、何だか今年はアイスコーヒーがやたらに目に付きます。私は今日・明日と連続でオンコールなのですが・・・今週末ずっとオンコールのG先生から帰りがけにされた質問・・・「今週末、夜間/週末往診があったら呼んで欲しい?」う~ん・・・正直なところを言っちゃえば、できれば週末は穏やかに呼ばれることなく過ごしたいんだけど・・・ここで「呼ばないでください!」ってやる気のなさを醸しだすのもどうかなぁ・・・しばらく考えた後、「Sure!」と返事しました。この質問をされて、「呼ばないでください」と返答をする人っているのかな・・・。そういうわけで、数時間前から日曜日の朝の8時までオンコールでございます。今時期は出産時期でもないし、もう12時半をまわっているし、今日のところは安全な気がするけど、明日の土曜日は絶対に呼ばれる気がします。あぁぁ、携帯が手放せないよ~!
2007.07.27
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気が付けば早いもので、明日で馬の往診のローテーションも中間地点です。そこで、このローテーションについてちょっと書いてみようかと思います。このローテーションでは、朝8時から9時まで「クラブハウス」なる場所でラウンドがあります。「クラブハウス」は名ばかりで、実はただの部屋です。ラウンドでは馬の診察に当たって重要なことを話します。今までのトピックは、Lameness、EPM、EMND、EDM、Rotavirus、Clostridiumです。9時からは各先生と一緒に往診に行くわけですが、今、うちの大学で馬の往診をしている先生はファカルティーが3人、レジデントが1人いて、誰と行くかでどのレベルの症例が見れるかが変わってきます。ついでに一日の終了時間も変わってきます。ファカルティーの中でも大御所先生と一緒に往診に行くと、馬で生計を立てている馬やさん・AIなどを一日中診ることになります。まだ若めの先生やレジデントと一緒に行くと、誰かの趣味の乗馬用の馬の予防接種や包帯交換などを数件見ることができます。目的地に向かっている途中のトラックの中でやることも誰と行くかによって変わってきます。大御所先生の場合はトラックの中で読むべき文献を渡されたり、馬についての質問をされます。若めの先生やレジデントと一緒の場合は、質問をされる場合もありますが、世間話が多いです。そんなわけで、必然的に馬を将来診たい人は大御所先生と一緒に行き、その他の生徒は若めの先生やレジデントと一緒に行くことになります。本当は「私はずっと大御所先生と一緒で、すごく面白いものを診せてもらいました」と書けたらいいのでしょうけど、私はほんんどの場合は若めの先生、もしくはレジデントと一緒に往診していました。馬の選択授業を取らなかった私は、大御所先生よりその他の先生の方が気が楽なのです。この数日間で、馬の扱い方から筋肉注射・静脈注射、肢のレントゲン、包帯巻きなどの基礎をやらせてもらいました。明日が終われば、このローテーションも残すところはあと一週間。その後は家畜の往診です!
2007.07.26
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今日の救急病棟・集中治療室のローテーション終了をもちまして、Trimester1の終了でございます(^▽^)一年間にわたる病院実習の1/3が終了したことになります。今までまわった科は、画像診断・病理・軟部外科・整形外科・麻酔・選択(私は歯科)・集中治療室/救急病棟。非常に密度が濃い16週間でした。この16週間、ローテーションが一緒だったKちゃん、Eちゃん、BくんとHちゃんは今日をもってお別れ。一緒に過ごした時間が長かったので、少し寂しいです。明日からはTrimester2です。Jちゃん、Dちゃん、Jちゃん、Cちゃん、よろしくお願いします。私はTrimester2はClinic3なので馬の往診(2週間)家畜の往診(2週間)コミュニティー プラクティス(2週間)保健所(2週間)公衆衛生(3週間プラス1週間休み)家畜の内科・外科全て(学校にて)(4週間)となっています。Clinic3は全体的にのんびりしたローテーションが多いので、人気が高いです。11月中旬から12月上旬の間に国家試験を受けなくちゃいけないので、のんびりくらいがちょうどいいかなと思っています。と、いうわけで、今日までは救急病棟で犬や猫と戦っていた私ですが、明日からは毎日教授やインターンのトラックに乗ってのんびりと馬の往診をしてきま~す。久しぶりの外~~♪
2007.07.22
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今日はM君とシフト交代したので、救急病棟でした。私が担当したのは10歳の老犬で、散歩中に5匹の犬に集団で襲われた犬でした。(ちなみに5匹とも同じ人によって飼われていました・・。)あまりにも突然の事で、この老犬の飼い主さんは高額の治療・手術代を払うすべがなかったので、犬は安楽死になりました。この老犬は道路を普通に散歩をしていただけみたいだし、飼い主さんも的確な判断と迅速な行動で申し分がなかったのに、結果的に安楽死となってしまい、息をひきとった傷だらけの老犬の前で泣いている飼い主さんの胸のうちは同じような経験がない私にとってはとても想像つくものではありませんでした。帰り際に、「今日は一日、あの子の世話をしてくれてありがとう」とハグをしてくれました。確かに一日中付きっきりだったし、クライアントさんにハグをされたのは初めてだったし、嬉しかったのは嬉しかったんだけど、結果が結果だったので切なかったです。今日、Tちゃんが担当したケースもお金に困っている人の犬でした。この犬はまだ1才にもなっていない若い犬。数日前に交通事故に遇い、前右足の皮がずるむけしていて、骨が見えている状態。保健所で応急手当をしてもらったみたいなのですが、ちゃんとした治療が必要なのでうちに来ました。うちは救急病棟なので、例外はありますが救急病棟代が事前に払えないクライアントさんは診療を受けられない事になっています。この飼い主さんは救急病棟代が払えなかったのですが、幸い待合ロビーに居合わせた人が代わりに払ってくれたので、診察を受けられることになりました。世の中素晴らしい人もいるものです。診察後、案の定、手術が必要と判断されたのですが、やはりお金がなかったみたいで、飼い主さんが一言・・・「先生、何もしないとどのくらいで足が腐り落ちますかね?足が腐り落ちたら、手術が必要ないですよね。」その神経が信じられないです。貧乏な人だって立派な飼い主さんは沢山いるし、経済状況だけで飼い主さん自身を判断しませんが、この人は飼い主失格だわ・・・・。後々聞いた話では、この人が飼う犬はこの犬で3頭め。この犬の前の犬2頭も交通事故にあって死んだそう。この犬も安楽死になったんだけど・・・今までの飼い犬が100%交通事故にあって死んでいるって変。偶然じゃない気がします。あぁ、もう、こういう人には金輪際ペットを飼わないでほしいわ。ペットが気の毒です。そんな訳で、久しぶりの日記でしたが、精神的に疲れた日の日記になりました。明日と明後日は集中治療室です。
2007.07.17
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一ヶ月続く救急/集中治療室のローテーションも後半に入りました。今日は初めての集中治療室での朝7時から5時までのシフト。感想は、私は救急の方が好きかなぁ。集中治療室は時間が経つのが遅い気がします。集中治療室のシフトの人は救急病棟のピンチヒッターでもあります。今日は午後になって救急病棟が忙しくなったので、一件だけ手伝いました。私にとっての今日の目玉は、「自演ビデオ鑑賞会」。救急/集中治療室のローテーションとコミュニティープラクティスのローテーションでは、自分が飼い主さんと話しをしている様子をビデオで撮影します。飼い主さんは事前にビデオ撮影許可をもらっているのですが、演技とか取り直しとかがない、ぶっつけ本番です。そのビデオを一人で見て自己批評をした後、数人のグループ(教授を含む)で再び見て、批評をしてもらいます。これは、1.自分の良いところを認識すること2.自分の悪いところを認識して直す努力をすること3.他人への評価の仕方の練習が目的です。この課題の大切さは分かるんだけど、自分が出ているビデオを見るのってすごく恥ずかしいんだよね~! 内心「うひゃぁ~~~~」って感じでした。あぁ、昼から変な汗をかいたよ~。今回の課題で気づいたのは、いかに自分が長い時間書いているか。教授に、カルテに長々と書くときは、一言「今おっしゃった事、忘れちゃうといけないんで、ちょっと書いておきますね~」などと一言言えば、私が書いている間の気まずい沈黙がなくなるとの事。納得納得。あと指摘されたのは、Open ended questionの数。もっと増やしたほうがいいって事。Open ended questionはYesかNoでは答えられない質問の事です。例えば、「食欲は変わりませんよね」はOpen End Questionじゃなく、「食欲はどうですか?」とかはOpen ended questionです。これも納得。これから気をつけます~。明日もまた集中治療室です。明日も救急病棟にピンチヒッターとして出たいなぁ。
2007.07.09
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今日から朝7時から夕方5時までの救急病棟でのシフトでした。実はこのシフトには生徒が1人しかいなく、正午から10時までのシフトの人が来るまで1人です。教授とインターンがいるものの、電話応対から来た患者さんのお世話までずっと1人です。でも、大体このシフトはヒマで、Jちゃん曰く、「二度寝できるシフト」だとか。でも、違ったんだなぁ、これが・・・(; ̄- ̄;)朝から電話がなりっぱなし。しかも、「うちのヨークシャテリアー、昨日、犬に噛まれたんですけど・・・死んだと思って棺桶に入れたんです。でも今朝起きたら、生きていました!」「うちのブルドッグ、顔がすごくむくんでいて、目も開けるのが大変そうなんです。まるで漫画に出てくるような犬の顔なんです。獣医さんにいったら、唾がたまっているだけだって言われたんですけど」とか珍ケースが多かったなぁ。ブルドッグのもイマイチ訳わからないけど、ヨークシャテリアーのは凄いわ。今まで受けた電話の中でトップクラスです。来院の方も、9時、9時20分、9時25分、9時40分、10時、10時半とかなり短い時間に一気に来たので大変でした。救急にいたのは、私、B教授、インターン二人。生徒は1人じゃ治療しちゃいけないし、集中治療室から助っ人としてKちゃん(同じく生徒)を借りてきても、人数が足りず修羅場でした。この修羅場は午後になっても続き、結局、今日はお昼を食べることなく、シフトの終了時間でした。今日の私の患者さんのテーマは「レントゲン」。なぜか皆レントゲン撮影が必要なケースで、腹部のレントゲンから、大腿骨、上腕骨、橈骨・尺骨と、レントゲンを沢山撮影した日でした。付き合ってくれたKちゃん、ありがとー!明日も朝7時から夕方5時までのシフトです。明日は適度に忙しいといいな。
2007.07.07
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この間Kちゃんとオフ日を交換したので、今日はオフでした。ということで、Daveと同じ州内の遊園地に行ってきました~。二人でテーマパーク/遊園地に行ったのは3年以上前の東京ディズニーランドとお台場のジョイポリスが最後。考えてみれば、その後は私もDaveも誰とも遊園地に行っていないので、私にとってもDaveにとっても久しぶりの遊園地でした。入場券を買って、いざ突入。気合をいれてみて入り口近くのジェットコースターに1時間近く並んで乗ってみました。そうしたら、これが結構怖かったーーーー!昔は大丈夫だったのに!「私、お金払ってまで何で怖い想いをしているのよ?!」とか思っちゃったよー。これも年をとったせいでしょーか?二つ目は濡れるのが確実なウォーターアトラクション系。体が浮く感覚に慣れてきたのかこれは平気だったなぁ。三つ目はあの遊園地の目玉ジェットコースターのうちの一つの木造ジェットコースター。あれは高さが割りと怖かったです。でも手を上げられた所といい、一番初めのに比べれば慣れたって事かなぁ。Daveはこれが一番イヤだったって言っていました。四つ目は寝ながら乗るジェットコースター。ここでも並びに並んで、やっと私達の前の前の人たちの番ってなった所で故障。周りの高校生集団がかなり怒っていました。従業員に対して卑猥な言葉で怒っても機械の故障が直るわけじゃないのよ、君達・・・。ここまで来て、休憩~。今日はそんなに気温は高くないものの、日差しが強くて、お腹がすくより喉が渇いた一日だったので、コーラをゲット。コーラ、一つで3ドルって絶対にぼっているよね?(^^;学校の自販だと1ドルで売っているのに~。最後は二番目のウォーターアトラクションを凌ぐ高確率でびしょ濡れになるタイヤ下り。六人のりのタイヤチューブに、私とDave、高校生カップル、中年カップルの三組。これは乗客はまるでコントロールをする事ができなく、ただ運で濡れ度が決まる乗り物です。案の定、私とDaveがびしょ濡れになりました。あまりに全身均等に水がかかった為、濃い色の服を着ているようだったなぁ。あぁ、やっぱり水着を着ていけばよかったかな。でも暑かったから気持ちよかったー。ではでは、明日から朝7時から夕方5時のシフトで救急病棟なので寝ます。おやすみ☆
2007.07.06
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今日は世間では独立記念日でした。でも私はKちゃんとスケジュール交換をしたので出勤でした。今日はなんだか忙しくなる気がしたのですが、今まで私が経験した救急病棟でこんなにヒマな日はなかった気がします。あまりにヒマだったので、同じローテーションのTちゃんとSちゃんとEちゃんと「Mosby ゲーム」をしました。アメリカの獣医学生の間でMosbyと言えば、ただ一つ・・・Mosby'sシリーズの本です。ちなみにアメリカ獣医師国家試験対策の本です。Tちゃんが持っているMosbyの本はQ&A方式で、この「Mosby ゲーム」は、Tちゃんが質問と答えの選択肢を音読して、他の人が答えるゲームです。やってみた結果は、う~ん・・・Mosbyの本、載っている質問の難易度にかなり幅がない?!習ったこともないような気がするのから、基礎中の基礎の質問までありました。実際の国家試験もあんな感じなの?国家試験については考えたくないけど、来月あたりから考え始めなきゃいけない雰囲気が皆の間に漂っています。4年目は今までで一番楽しいんだけど、この現実感が常に付きまとうのがイヤです。そんな複雑な気持ちで終わった今日の私の救急病棟テーマは、「お金に困っている人」でした。大学病院の中で実習をしている生徒っていう立場の無力さを感じた日だったなぁ。シフトが終わって学校を出たのが夜の10時過ぎ。前に書いたように今日は独立記念日なので、各地で花火を打ち上げていした。コロンバスはコロンバス内の地域ごとに花火を上げているので、学校から自宅までに4ヶ所も花火が見れたなぁ。高速道路からすごく良く見えていたから、皆思わず速度を落としていたよ。できれば駐車して見たかったくらい!ちょっと幸せな瞬間でした。
2007.07.04
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本来はここ3日くらいは集中治療室で深夜勤のはずでしたが、大して忙しくないみたいなので、来なくてもいいよ~と言われました。午後10時から朝8時までの辛い時間帯だったので、もちろん行かなかったです。よって、先週の土曜日からオフみたいなものでした。オフだからって何をするわけではないので、家の事をチョビチョビやりつつ、ぐうたらしていました。あぁ幸せ♪ こういう時間が私には必要です。日曜日のお昼はDaveと近くのサンドイッチやさんに行きました。このサンドイッチやさんでいつも勉強をしているのですが、勉強目的以外で行ったのって久しぶりだったかも。そこで出てきた話題・・・「どこに住みたいか」私自身はオハイオに留まる理由もないし、オハイオ以外に引っ越す理由もないんだけど、Daveがオハイオ出身って事で、結局はオハイオに住むことになる事は前々から分かっていました。オハイオには長い事住んでいるし、これからもオハイオでいいんだけど、Daveに「私、1人だったら、たぶんワシントン州のシアトル付近で職を探したと思うよ。」と言ったら、理由を聞かれて、でてきた理由が1.海産物が美味しいから(オハイオ比較)2.暑くないから3.海にも山にも近いから(オハイオ比較)でした。その後に「それでワシントン州に10年くらい住んだ後は、北海道に住むの。」と言ったら、またまた理由を聞かれて、でてきた理由が1.海産物が美味しいから(海産物に限らず、何でも美味しいよ~。)2.暑くないから(夏の東京は私には辛すぎです。)3.海にも山にも近いから(海もあるし、スキーもできるって事で・・)でした。まるっきり同じ理由だわ~~。オハイオは(東京に比べて)暑くないし、海にも山にも遠いけどそれは妥協するとして、海産物がいまいちなのが難点です。 これからのオハイオの食文化の発展に期待です。明日は独立記念日。こういう祝日は他の病棟は休みなので、救急病棟の出番な気がします。本来は私はオンコールながらオフでしたが、Kちゃんとスケジュールを変えたので、明日は私は出です。正午から10時までの救急病棟です。独立記念日パーティーで出来上がっちゃった、酔っ払いさんからの電話がありませんように☆
2007.07.03
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月曜日からずっと救急病棟にいましたが・・本当に毎日テーマがあったなぁ。月曜日:噛みたがる/歯をむく犬を最終的に外科にトランスファー火曜日:吐き気水曜日:話をころころ変える飼い主さん木曜日:IVDD金曜日:泣きじゃくる飼い主さんほんっと、不思議だわ。数ヶ月前にこのローテーションを終了したCちゃん情報によると、救急病棟の夕方4時から朝2時までのシフトは暇で、シフト中に皆でDVDを見た聞いたけど、夕食を食べる時間がなかったくらい忙しかったよー。季節が違うとケース量も違うのかしら。この一週間で気づいた事、それは「大丈夫ですよ。」と言う事がいかに難しいかって事かな。飼い主さんがペットを連れてくるべきかの電話相談にのるのも生徒の仕事のうちです。相談係の立場からすれば、「たぶん今夜中は大丈夫だと思うので、明日の朝に掛かりつけの獣医さんに行って下さい」っていう方が「連れてきてください」って言うより数倍も難しい! 「大丈夫だと思う」って言った時点で、今夜中のそのペットの命の責任は自分にかかっている気がするのよね。これも慣れてくるものなのかな。明日からは集中治療室で深夜勤です。適度に忙しいといいな。
2007.06.29
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昨日の私のテーマは、「病歴・症状の説明をころころ変える飼い主さん」でした。そういうことされると、自分の語学力に自信喪失するからやめて~~~(^^; でも、昨日は私にとっては初めて、安楽死のケースを担当しました。安楽死になった犬は末期の腎不全で、飼い主さんは迷うことなく安楽死を選んでいました。犬がゆっくりと眠りにつく時に、この飼い主さんが犬に向かって「いい子だね。大丈夫だよ。ここにいるからね・・・大丈夫だよ。」って囁いていたのが記憶に残っています。外科にいた時の癌告知のケースもそうだったけど、悲しんでいる飼い主さんに向かってこれを言えば正解っていうのがないので、昨日、私がやった事や言った事がよかったのか、それとも悪かったのかさえも分からないです。飼い主さんに感想を聞くわけにいかないし、う~ん、難しいわ。今日もこれから学校です。また閉店ならぬ救急病棟の閉棟までのシフトです。平和で健康な夜でありますように☆
2007.06.27
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楽しかった歯科のローテーションが終わり、昨日から救急病棟・集中治療室のローテーションがスタートしました。今週は金曜日まで救急病棟で夕方の4時から明け方の2時までのシフトです。救急病棟では、ペットの安定度をロビーにてパッっと判断するところから始まります。安定しているようなら、外科の外来の日みたいに個室に飼い主さんとペットを入れて、いろいろ話を聞きます。不安定なら、飼い主さんをロビーに待たせたままで、ペットだけ治療室で即治療です。「救急なら皆不安定なんじゃ?」と思われるかもしれませんが、直接死に結びつかなそうな症状(骨折とか軽度の下痢とか)はとりあえず「安定」とみなして、一秒一秒が重要っぽい症状(交通事故にあって流血中とか、息苦しそうなペットとか)は「不安定」とみなしています。大体、不安定なのは来院する以前の時点で不安定だって分かっているので、トリアージ扱いになるのですが、この「トリアージ」が付くと緊張します・・・。昨日の私担当のトリアージはピットブルに首を噛まれて流血中の18歳のシベリアンハスキー。このケースは興奮した飼い主の相手の方が大変でした。今日のトリアージは私と同学年の子の犬で、多呼吸・高熱・吐き気をもよおしていました。いずれもある程度安定した後はICU行きでした。まだ救急病棟は二日しかやっていませんが、その日その日によって担当患者に共通テーマがある気がします。昨日は、「噛み付く/歯をむく犬を最終的に外科にトランスファー」っていうのがテーマでした。今日は吐き気でした。ちなみに今日の救急病棟自体のテーマが骨折と吐き気だったみたいで、一頭を除く他、皆が骨折か吐き気でした。シフトメイトのM君の昨日のテーマは安楽死。二頭中二頭とも安楽死。そんな所で100%だった日は変に落ち込みそうだわ。今日、M君が唯一見た犬の飼い主は治療費が支払えないということで、治療をできずに帰したそうです。M君、お疲れ~!(^^;同じくシフトメイトのB君の昨日のテーマは生還!M君とは逆です(笑)昨日B君が診た動物は全て家に帰ったとか。「俺が診ると生きて、Mが診ると死ぬね。ハハハハ」と言っていたけど、う~ん、確かにそうだったわ。不思議です。今日のB君のテーマは何だったんだろ?明日はどんなテーマなのか、楽しみです。噛み付くじゃありませんように。
2007.06.26
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歯科2週目の初日の今日は、警察犬の歯垢取りから始まりました。警察犬はさすが凛々しいです!ただ、何があっても絶対に噛まないようにしつけをされている普通のペットとは違って、警察犬は、麻薬を取引している人など、犬と面識がない人でも指令があれば噛むように訓練されています。だから、麻酔から覚めかけている時に、犬とはほとんど面識がない獣医さんやスタッフを噛まないように警察官が常に付き添っていました。今回、この警察犬の歯垢取りをやったのは私。腰くらいの高さの台に犬を寝かせて、私自身は椅子に座ってやったのですが、この高さは実は警察官の腰の辺りがよく見える高さで、たまに目の端っこの方に見える警察官の黒光りする拳銃が気になりました。アメリカに住んで長いけど、生で拳銃をあれだけ至近距離で見たのは初めてかも。この警察官さんも1人の飼い主さんだって事は分かっていたんだけど、後ろで一部始終を見られているとやっぱり緊張したよ~~。その次の患者さんは、あの病院のテクニシャンさんの友達の犬。クリーニングはそのテクニシャンさんがやって、上あごの切歯の根の治療(203)はK先生が途中までやって、私が途中から引き継ぎました。先週来た若い犬の犬歯の根の治療の時は詰め物がどんどんどんどん入るわ入るわって感じでしたが、今回は年寄り犬の切歯って事もあり、詰め物の量が少なさを感じました。余談ですが、私は「友達の犬」ってだけで結構緊張します。Eちゃんの犬の出来物取りの手術を執刀した時もすごく緊張したし、Rちゃんの犬の麻酔をかけた時も緊張しました。自分の友達の犬だからって何を変えるわけじゃないんだけど、フレンド・プレッシャーの存在は否めません・・。でも、あのテクニシャンさんくらい経験豊富になれば緊張しなくなるのかな。
2007.06.18
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シャワーの一件があり、今週末は両親宅にお世話になっていましたが、今日、アパートに戻ってきました。ドキドキして浴室を見ると・・・あらら、できているじゃない♪必要最低限しかタイルを剥がさなかったので、新しく張られたタイルと古いタイルの柄が違うのが気になりますが、シャワーカーテンを閉じちゃえば分からないし、このアパートにはあと1年も住まないと思うと正直どうでもよかったりします。しかし、この話には私にとってのどんでん返しがありました。洗面所の上をよくよく見てみると、修理やさんからの手紙が・・・・「日曜日にはシャワーを使ってもOKです。やり残した事が数点あるので、また後日来ます。Johnより。携帯の番号はOOO-XXXXです。」ガーン!!Johnは、修理やさんにしては珍しいくらい責任感をもって仕事をしてくれるし、ちゃんと細かに連絡をくれるから嫌いじゃないんだけど、何が気が重いって、工事が終わった後の掃除を2回する事!うちのお風呂は2階にあるので、もれなく階段と玄関掃除付きです。今日は掃除機をかけたし、モップもかけたし、時すでに遅しでしたが、浴室にあったいろいろな物を避難させましたが、また修理やさんが来ると思うと、隅々まで掃除する気にはならないのよね。Johnが言っている「後日」っていうのが、明日でありますように。
2007.06.17
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今日で歯科1週間目が終了~。来週の土曜日は出ですが、今週はオフです。歯科はすごく面白いです。今週やらせてもらったのは根の治療と前臼歯(4番)の抜歯だったけど、やってて楽しかったなぁ。来週一週間しかありませんが、もっといろいろ知りたい&やりたいな♪ここからはかなりの私事になりますが・・・6月14日は私とDaveの“結婚まであと1年”記念日でした。オハイオは来年の6月14日に欲しいくらいの晴天で、湿度もそんなに高くなく過ごしやすい日でした。病院で休憩時間に裏庭の日陰で日向ぼっこをして、気が付いたら寝ていました。あぁ、気持ちよかった!昨日は平日だったので、もちろんDaveは仕事だったし、私も病院に行っていたのですが、Daveが花束をくれました。ありがとー、Dave! その後は二人で中華料理を食べに行き、ホームセンターで私の部屋用の観葉植物を物色し、前から気になっていた私の家の近くのアイスクリーム屋でフローズン・カスタードを食べました。フローズン・カスタード、美味しかったわ~~!そんなご機嫌な夜だったのですが、自分のアパートに帰ってきてみると、お風呂が汚い! 実は前からお風呂から水が漏れていて、大家さんに連絡をして修理やさんに来てもらっていたのでした。水漏れは壁の中からみたいで、タイルを剥がす作業を昨日から始めて、昨日の夕方で修理やさんは一度片付けて帰ってものの、タイルは剥がされたままでした。「バスタブで湯船に浸かってもいいけど、シャワーとか、壁が濡れるような事はダメ。」と言われたので、湯船に浸かろうと思っていたのですが、これがかなり汚い!! バスタブの中の石膏みたいなカスや砂や埃やらを掃除した後でも、どうしても湯船に浸かる気にはならなかったので、バケツをタライ代わりに使用して、体と頭にお湯をかけて洗いました。しかも、銭湯にあるような風呂用の椅子なぞ持っていないので、足の先だけを地面につけた微妙なウ●チ座りでしたよ。あぁ・・・(T-T) 工事現場風の風呂場で、普段は掃除用に使っているようなバケツを使って、乙女じゃない体勢で、記念日の日に頭と体を洗っている自分はすごく空しかったです・・。な~にやってんだろ、私。土曜日が出じゃないのをいいことに、今週末は両親の家に避難してきました。あぁ、シャワーって素晴らしい!私のアパートのお風呂場は土曜日に完成予定。日曜日に帰る頃にはきちんとシャワーが浴びれるようになっている・・・といいな。
2007.06.15
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ある意味、昔から犬や猫の歯垢取り好きが高じて取った歯科セレクティブ初日。K先生の動物病院へ行ってきました。今日のお客さんは三匹の犬。不思議なことに、三匹とも、左下の犬歯の根の治療をすることに。左下の犬歯は、Modified Triadan Systemだと304番なので、今日のラッキーナンバーは304番ということになりました。K先生が304番でPick3の宝くじを買おうって言っていたけど、本当に買ったのかしら。根の治療を見たのは初めて。でも、自分自身の歯の根の治療を受けた経験はたくさん。人間の歯医者さんがやっていることを観察していて、「あの針金は一体・・」とか「あのティッシュを丸めたようなのは何なんだろう」とか「あの青い光は何?」とかいつも疑問に思っていたのですが、今日、初めて謎が解けました。あぁすっきり。それで、一匹め・二匹めと見学&助手をして、三匹めはK先生が途中までやったのですが・・K先生は「俺はお昼を食べてくるから、後はよろしく~!テクニシャンのSさんに助手をしてもらってね~。あとで様子を見に来るから♪」と言って爽やかに消えました・・・(^^; 訳わからないアメリカンジョークとかじゃなく、本気だったようです・・・。ここでパニックっても事態は変わらないし、根の治療で死ぬことはないだろうし、あまりにひどい出来だったらK先生が何とかしてくれるだろうと思ったので、とりあえずやってみました。根が入っていた根管はきれいにしてくれた後だったので、後はセメントをつめて、ゴムみたいなのをつめて、最終的に歯の色に近い詰め物を入れるだけだったのですが、まさか初日に根の治療の一部を任せられるとは・・・ちょっとドキドキでした。K先生は約束通り様子を見に来てくれて、Okが出て、午後にはその犬も退院していきました。よかったー。まだ初日が終わったばかりですが、やっぱり歯科は楽しいです。考えてみれば、外科が終わった時は外科医になりたいと思わなかったものの、画像診断が終わった時は画像診断のスペシャリストもいいなと思い、病理が終わった時は病理もいいなと思い、麻酔が終わった時は麻酔もいいなと思ったなぁ。結局はやっぱり画像診断も病理も麻酔も歯の治療もできる普通の獣医になるんだろうな。でも、根の治療とかはできるようになりたいので、卒業後のCEは歯科中心でいこうかしら。
2007.06.13
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今週から選択ローテーションの獣医歯科のはずなのですが、担当してくれるはずだった先生が水曜日までバケーションだったので、急遽、月曜日と火曜日がお休みになりました。やったー☆お休みだって事が判明した当初は、学校に行って画像診断科でレントゲン写真を見まくるなど有効活用方を考えていたんだけど・・・やっぱり自分には甘いもので、結局はぐうたらな二日間になりました。月曜日はこちらの補習校に通っていた時代の友達のAちゃんとお昼&買い物へ行き、火曜日は母とお昼を食べました。この二人と遊んでいた以外は、Daveとリベンジ・バーベキューをしただけで、本当に怠惰な二日間でした。かなり本格的な掃除をする予定だったんだけど、やたらに時間があるとダメね。忙しいときの方がちゃんと行動できている気がします。明日からはいつもの日々です。この二日間はオンコールでもなかったし、本当に夏休み気分を味わえました。でも、去年まで三ヶ月以上夏休みがあった私にとって、社会人並の二日間休みは短かったよ~~~!!あぁ、三ヶ月の夏休みがもれなく付いてくる職業=アメリカの教師になればよかったかしら。
2007.06.12
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昨日は、バイト時代の私のボスのオードリーちゃんのPH.D獲得おめでとう&卒業おめでとうパーティーに行ってきました。このパーティーはオードリーちゃんの顧問であり私のボスでもある教授宅であったのですが、やっぱり教授になるとすごくいい家に住んでいるわー!さすがっ!彼女はベネズエラ出身で、私が思うに外見はハルベリーがちょっと丸くなった感じで、時事に敏感で誰かが死ねば悲しみ、誰かが訴えられればそれに対して感情的になるような、とても情熱的な人でした。冷めている私とは大反対だったのですが、そんな関係だったから仕事仲間としてうまくやっていけたのかもしれません。ベネズエラに帰る前にもう一度会えてよかったよー。娘さんにも会えたし♪ベネズエラに行っても、今までと変わらず情熱的でいてほしいです。今日は麻酔科のオンコールでした。うちの大学の卒業式が今日だったし、大学の駐車場もいっぱいだろうし、所詮学生の私がいなくても麻酔はかけられるし、十中八九呼ばれないだろうと鷹をくくっていたのが間違えでした。夕方の6時ごろ学校から電話があり、椎間板疾患の疑いがあるダックスフンドがいるので、ミエログラムと手術をやるから来いとの事。「夕方の6時って事は早くあがれても10時近いだろうし・・・う~ん、今日のDaveとのバーベキュー大会(ってほどでもないですが)はキャンセルだろうなぁ・・・11時から見ている日本のドラマには間に合うように帰宅したいなぁ・・・」などと思いつつ学校に行きました。結局家に帰ってきたのは深夜近かったです。ドラマはDaveが録画しておいてくれたのでミスらずに済んだけど、ちょっと疲れたぞ~。これから素麺でも適当に食べて寝ようと思います。正式には明日の朝8時までオンコールなんだけど、呼ばれないといいなぁ。ドキドキ。
2007.06.10
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明日の日曜日はオンコールですが、とりあえず麻酔科は金曜日で終了しました~。麻酔科は去年の授業の時はそんなに面白いと思わなかったし、麻酔科の教授の皮膚に麻酔薬が染み込んでいるのでは?ってくらい眠かったわけなのですが、実際に麻酔薬を選んだり、投与したり、モニターをしたりするのは意外なほど面白かったです。ローテーション中に、小動物は軟部外科・整形外科・腫瘍科・コミュニティープラクティス・集中治療室といろいろな科の患者を見れたのですが、眼科からの患者に麻酔をかけることがなかったのが心残りです。Atracuriumを使ってみたかったなぁ。あと、硬膜外麻酔をもっとやりたかったし、猫ももっとみたかったよー。大動物の方は馬3頭と牛1頭でした。この2週間で2日しか大動物の日がなかった結果がこの数です。2週間しかなかったから仕方ないけど、麻酔に関する知識の量が小動物>>>大動物になってしまった気がします。毎回各ローテーションが終わるたびに2週間って時の短さを感じます。2週間で学ぶ物も多いけど、やっぱり2週間じゃどの科も不十分なのよね。次は選択ローテーションです。私は大学外の某動物病院にて、歯科を重点的にやってきま~す。学校とは2週間ほどおさらばです♪
2007.06.09
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整形外科は時間が過ぎるのを感じる間もないまま時間が過ぎていき、気がついたら終わっていました。このローテーションは前半は整形外科の大御所の一人のK教授のもとだったので、大変だったのですが、後半になって若手のD教授になってからはやはり大変ながらも楽しかったです。手術室で踊る機会はこの先ないと思うわ~(笑)楽しかったなぁ。さてさて、今週から2週間は麻酔です。麻酔科では、麻酔のプラン作り&モニターをします。各患者に合わせて、鎮静・導入・維持の薬の種類・量を決めて、麻酔科のテクニシャン・レジデント・教授に説明し、質問の嵐に合います。その後は、静脈カテーテルや気管内チューブを入たり、麻酔薬や抗生物質を投与したり、手術中は麻酔がかかった動物を監視したりします。今のところ、私が担当した患者さんはすごく安定していてくれたし、それはそれで良いことなんだけど、患者さんが死にそうになって初めて学ぶ事も多いと思うんだよね・・・。だからと言って、私の目の前で麻酔が原因で死にそうになられるのも嫌だし、考えるだけで冷や汗をかくけど、そういううまく行かない経験を学生であるうちに体験したい気もします。今週は月曜日が祭日で、火曜日は馬、水曜日は犬2匹ときました。明日は腫瘍科からの犬1匹と、ICUにいるの犬のMRI撮影の為の麻酔です。金曜日は猫がやりたいなぁ。
2007.05.30
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今日は私にとって第2回目の飼い主さんへの愛犬の癌告知の日でした。患者はグレイハウンドのアビィちゃん、12歳。アビィちゃんが入院をしたのは私の整形外科ローテーションが始まる前でした。その当時、アビィちゃんを担当していた子曰く、「飼い主さんは、アビィちゃんの骨の組織検査の結果がでるまでアビィちゃんを迎えにこないし、もしアビィちゃんが癌だったら安楽死をさせる」と言っていたので、私の中の飼い主さんの印象は冷たい感じでした。先週から整形外科のローテーションが始まって、アビィちゃんを引き継いでからは、毎日飼い主さんに電話をしてアビィちゃんの様子を伝えるのは私の仕事になりました。それで、飼い主さんとアビィちゃんについて様々な話をしていくうちに、この飼い主さんはアビィちゃんが痛みで苦しんでいるのを見るのは辛くて耐えられないから、癌だったらアビィちゃんが痛がらないうちに安楽死をさせて欲しいと思っていたことが判明。それからは、この飼い主さんがする「アビィちゃん話」から、どの飼い主さんがすごくアビィちゃんの事を気にしていることが感じ取れたし、アビィちゃん自身も私を世話人(というか散歩人&エサ人?)と認識し始めてくれて、私を見ると立ち上がって尻尾を振ってくれるようになりました。その後も、グレイハウンドで繊細なアビィちゃんが何故かパニックを起こして、高熱を出した後ICU入りをしたりして、アビィちゃんと一緒に危機を乗り越えた感があったり、日に日に情がうつっていくばかりでした。だからこそ、昨日の夜、アビィちゃんの骨の組織検査の結果が血管肉腫(Hemangiosarcoma)だって分かった時は私自身辛かったです。飼い主さんの告知はレジデントに頼もうか迷ったのですが、結局はやっぱり自分で伝えたくて、リクエストしました。とは言ったものの、どう伝えたらいいのか分からず。昨晩から散々考えて、今日の午前中もやることをやりつつ考えたんだけど、分からず。散々コミュニケーションの授業を取ったのに分からず。最後まで私の中での答えは出ずに飼い主さんと会うことになりました。飼い主さんとは電話で沢山話したのですが、今回が初めての対面でした。最初に、「いままでのお礼。アビィを忘れないでね。」といって、アビィちゃんの特大写真をいただきました。その写真をもらって更に辛くなって、少し喉をつまらせた所で、私が言った言葉は「I'm Sorry....Abby Has Cancer」でした。その後は涙をぬぐいつつ、癌の種類が血管肉腫という癌であること、血管肉腫は血管の壁の細胞の癌であること、私はここでアビィの世話を一生懸命したし、アビィちゃんも私を見て尻尾を振ってくれるようになったけど、私はアビィの飼い主の変わりにはなれなかったこと、尺骨の骨切り手術の後から頑張って回復したのに、このまま飼い主さんの顔を見ることなくこの病院の中での安楽死は気の毒だと私は思うってことを伝えました。その後は腫瘍科の先生とバトンタッチになったのですが、最終的には飼い主さんは化学治療をする決断をしてくれました。グレイハウンドって、大体の場合は骨肉腫で、血管肉腫はすごく稀だけど、骨にできる血管肉腫の予後は脾臓にできる血管肉腫ほど悪くないらしいです。よかった。本当によかった。終わってみて、果たして飼い主さんへの告知方法はよかったのか、告知の際に獣医側の感情が高ぶるのはどう映るのかが気になりました。これって、飼い主さんに聞くわけにもいかないし、他に誰にも聞けるわけでもないし、難しい問題だわ・・・。あっ、ちなみに、アビィちゃんの特大写真は、同じローテーションの子には笑われましたが、私にとってはちょっとした宝物です(笑)
2007.05.22
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今週から整形外科でした。整形外科の朝は早いです。今週は救急からのトランスファーの患者が計3匹もICUにいたので、6時半~7時出勤でした。整形外科の午前中はないも同然です。本来、受け持ってくれるはずだったD先生が今週は有給中なので、ベテランのK先生が受け持ってくれました。私が思うに、K先生とのローテーションは軍隊スタイルです(笑「あと15分の間にOXの飼い主さんと、OOの飼い主さんと、XXの飼い主さんに電話して、薬局でXXのために抗生物質を注文して、昨日のOXの血液検査の結果を調べて、ここに集合。GO!」などと指示されます。K先生はすごく明確な指示を出すし、教えるのも上手だし、誰に対しても公平に接してくれるので、私はとても好きなのですが、先生とのローテーションはかな~~り忙しいです(^^;)今、うちの大学病院の廊下でやたらに早歩きなアジア人を見かけたら、それはたぶん私です。K先生に受け持ってもらっているのは私とEちゃんの2人だけなので、かなりの人材不足な上に、ベテラン先生になると「先生に診てもらいたくって」っていう飼い主さんが多くくるから尚の事かなぁ。午前中なんて時計を見る間もなく終わっちゃって、時間の経過を教えてくれるのは、朝、通学途中で買ったコーヒーの冷め具合くらいなものです。整形外科の午後も何だかあっという間に過ぎていき、気が付くと6時とか7時を回っています。ラウンドの後に、やっとその日の書類記入と夜の患者の世話が始まります。適当に夕ご飯を手軽に済ませて、なんだかんだやっていると夜の10時を回っています。あぁ、恐ろしいわ。結局、今週は早く帰れて10時半とか。遅い日は朝の1時過ぎでした。ありえないわぁ。今週見たのはTPLO(脛骨高平部水平骨切術)数件THR(股関節全置換術)Partial Ulnar Osteotomy(尺骨の骨切り術)関節鏡を使ったOCDの手術 数件レジデントの実のお兄さんの犬の乳腺腫瘍取りと避妊手術猫の胃の幽門のところに開いた穴の手術脾臓の腫瘍が破裂して緊急手術&入院をした犬の介護でした。胃に穴が開いた猫は私がオンコールだった日に緊急手術で来た猫で、糖尿病持ちなのに今でも食事を拒否しているため、ICUにいます。猫ちゃんはいつも不機嫌だし、やっぱり早く家に帰りたいだろうし、私も早くICUから出してあげて退院させたいけど、食べてくれないことには無理だなぁ。もうすぐ1週間経っちゃうよー。脾臓の腫瘍破裂の犬の腫瘍は、やはり血管肉腫でした。この飼い主さんへの告知が、私にとって初めての癌告知でした。あと3~6ヶ月くらいか・・・。今のところ、犬は癌とは思えないくらい元気にしているし、飼い主の顔を見ると無邪気に嬉しそうに尻尾を振っていたから、余計に辛かったみたいで、診察室で泣いていました。飼い主さんが先生に向かって、「先生の犬だったらどうします?」って聞いていたのが印象的でした。他にはTHRの手術予定の犬に突然尿路感染症が見つかり、手術がキャンセルになったり・・(うちの大学に来るために片道5時間も運転してきてくれた飼い主に伝えるのはもちろん私でした・・・)、私と放射線科との連絡ミスで気難しいクライアントさんを長く待たせてしまったり、その間に先ほどの胃に穴が開いていた猫ちゃんが死にそうになったり、本当に精神的にも肉体的にも大変な週でした。でも、学んだものも多かった気がします。今日は夜のお世話当番じゃないし、書類関係もなんとか追いついたので、たくさん寝ようと思います。明日もICUにいる猫ちゃんの世話のために7時ごろ登校です・・。あぁ、本当に早くICUから出してあげたいわ・・・。
2007.05.19
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またまた、特にローテーションについて詳しく書く前に、ローテーション自体が終了してしまいました。このローテーションは何より多忙なローテーションで、一日12時間以上学校にいるのは当たり前で、週末出勤当たり前でした。今週末は、たまたま患者が皆金曜日と土曜日に退院していったし、オンコールでもないので、日曜日は正真正銘のオフでした! やったー!!!この2週間で私がやらせてもらった手術は、犬の避妊手術(1.5頭分)、猫の抜爪手術、友達の犬のEpithelial Inclusion Cyst (表層上皮封入嚢胞)を取り除く手術、Third Intention(三次治癒?)した傷の縫合でした。やらせてくれたM先生とN先生に感謝です。(私信ですが・・・S先生はまるで見かけることがなかったよーーー(;;))このローテーションが始まる前に一番心配していたのは、飼い主さんとのコミュニケーションでした。これは、私が担当したペットの飼い主さんに限って言えば、案ずるより産むが易しだったなぁ。同じローテーションにいたスーパーシニアー(6月に卒業予定)のKちゃんは不思議なことにHMO(High Maintenance Owner)ばかり担当していて、大変そうでした。HMOって、あたる時はあたるんだろうなぁ。このローテーションに関して、今日になって気づいたこと・・・それはエンゲル係数の高さ!考えてみれば、火曜日も水曜日も木曜日も金曜日も土曜日も外食だったなぁ。金曜日と土曜日の外食は、毎週の事。火曜と水曜の外食は、「夜10時の散歩・様子見当番」のせい。夜の8時過ぎまで書類記入などをした後に、ご飯を食べるために家に帰って、再び学校に戻ってくるのが面倒だから、学校の近くで夕食を済ませた結果です。木曜日の外食は、疲れていたから中華料理のテイクアウトをしたからです。ダメですなぁ。最後にこのローテーションで一番嬉しかったのは、炎症性ポリープの猫ちゃんが退院したときに、飼い主さんからThank Youカードをいただいたこと。クライアントさんからThank Youカードをいただいたのは初めてだったので、嬉しかったです。その中に、「私も大学生の子供がいるので、大学生がどういう食生活をしているのか知っています。これで、美味しいものでも食べてきてください。」という書き込みと共にギフトカードが入っていました。私のエンゲル係数を知っているかのようなコメントでしたが、さっそく今度使わせてもらいます! Mrs.R、ありがとう~!次週からは整形外科です。
2007.05.12
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私にとっての今日のメインイベントは、抜爪手術でした。実は私の抜爪手術デビューは獣医学部入学する数年前。だいぶ昔からいろいろな事を教えてもらっていた獣医さんに一度だけメスを使った抜爪手術をやらせてもらったのですが、勢い余って肉球を結構ガバッと切ってしまったので、それ以来はやらせてもらえなかった手術でした。その後は、去年一本だけたまたまやらせてもらったきりで、解剖学とか手術のやり方を調べてから臨んだのは今回が初めてでした。Declawは何百回と見たことがあるのに、自分がやるとなると緊張するもんだわ。昨日の夜、何回か教科書を読んだのに、実際にやるまでいまいちピンとこなかったです。幸いM教授が指導してくれたので、なんとかなるようになったけど、まだまだだわ~~。M教授の手術のやりかたの教え方はやっぱりうまい!さすがです。抜爪手術のやり方を折角覚えたんだから、機会があればどんどんやりたいんだけど、そんな機会はしばらくなさそうです。
2007.05.08
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今日は外来の日でした。その中の一匹が、抜爪手術の猫でした。抜爪手術は、賛否が分かれる類の手術です。「不自然だ」とか「痛くてかわいそう」って立場も分かるけど、抜爪手術を希望する飼い主さんの言い分が分からなくはない時もあるので、私自身は中立の立場でいるようにしています。今回の飼い主さんの話を聞いていると、やはり「ソファーがめちゃめちゃになった」「ベッドのシーツに爪をたてるのが好き」などよくある話の他に、「うちのXOは、睡眠中の私の頭をグルーミングをしてくるんだけど、たまに頭皮に爪を立ててくるのよね。ハハハ」と、ある意味飼い主の武勇伝を教えてくれました。寝ている時に頭皮に爪を立てられるって、すごくない?! 「にゃぉ?」とか言っちゃって、可愛い猫なんだけど、なかなかダークな猫だわ!(笑)幸い飼い主さんが笑って話してくれたので、私も笑うことができたけど、これが、もし飼い主さんに大真面目に相談されていたら、私は真面目に返答をしつつも内心かな~りもがく所でした。たぶん白目をむきつつも笑いをこらえちゃうくらい辛かったはず!この猫ちゃんの抜爪手術は明日、教授&インターンの監督のもと、私がやります。それで猫ちゃんは水曜日に退院予定です。もちろん痛み止めも出すからね~。水曜日の夜から、この猫ちゃんは飼い主さんの頭皮を軟らかい肉球でモミモミしてくれるはず?
2007.05.07
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軟部外科のローテーションと整形外科のローテーションは一日が長いことで有名です。先週の月曜日から、皆当たり前のように12時間以上学校にいます。同じローテーションのB君が、「毎日、こんなにも一緒に時間を過ごすなんて、まるで寮住まいみたいだよね。」って言っていたけど、本当にそんな感じになってきたわ。一日の始まりが「おはよう」で、一日の終わりが「おやすみ」な感じです。私の担当の犬が金・土と退院し、少し寂しいながらも身軽になってよろこんでいた矢先の今日は、オンコールでした。オンコールの日は何をやっていても良いのですが、緊急手術が必要だって電話を受け取ったら30分以内に学校に行かなくてはいけません。「週1くらい学校に行かなくてもいい日プリーズ」って思っていたら、やはり電話がかかってきました。午後の4時すぎ、ちょうど昼寝から起きた瞬間でした。この緊急手術の患者さんは、とうもろこしの芯を食べた犬。とうもろこしの芯をゴミ箱からあさって食べて、胃や腸でひっかかった犬の話は聞いたことあったけど、今回のはなんと飼い主さんが犬にとうもろこしの芯を与えて、案の定腸で芯がひっかかったケースでした。犬にとうもろこしの芯をあげた理由は一体何だったんだろ?腸の手術は難なく終わり、飼い主さんのリクエストで開腹ついでに避妊の手術もしました。避妊手術は、教授やレジデントの監督のもと、生徒がやります。この犬の前にも先週1匹やらせてもらったので、3年生の実習でのを含めると私の人生で計4匹目ですが、だんだんガチガチに緊張することなくできるようになってきた気がします。でも、今でも、Suspensory Ligamentのパートがちょっと怖いわ・・。手術後は、この犬のICUリクエストの書類を記入。この書類が割りとくせもので、痛み止め・抗生物質の種類・量・頻度をはじめ、点滴が必要な場合はその詳細、ICUでの管理の詳細(いつ体温・血圧・心拍数・呼吸数などを測定するかとか)を書かなくちゃいけません。ICUのリクエスト提出後は、救急病棟の方からこの犬を担当しているCちゃんと共に、手術レポート&退院するときに飼い主に渡すDischarge Summaryを作成。これもなんだかんだで時間がかかって、結局学校を出たのが10時過ぎでした。今週末も学校に毎日行くことになってしまいましたが、昨日~今日で寝溜めもできたし、中華料理もメキシコ料理も食べれたし、食料品の買い物もできたし、Daveの買い物にも付き合えたし、また明日から1週間頑張ろうと思います。明日は外来の日です。
2007.05.06
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昨日から入院している異所性尿管の犬の手術後に、その犬の飼い主さんに電話した時の事・・・飼い主さん「もしもし、OX(苗字)です。」私「あっ、動物病院のYayonaiseです。今さっき、チャーリーの手術が無事に終わりました。」飼い主さん&私 「・・・・(しばし無言・・・そして爆笑)」そう、チャーリーは飼い主さんの名前でした・・・。犬の名前はきちんと覚えていたのに、電話番号が書いてあるカルテの飼い主さん情報欄を見つつ電話をしていたら、口から出てきた名前はチャーリーでした・・・。笑ってくれる飼い主さんでよかった~~~~。チャールスだったらたぶん間違えなかったんだろうけど、チャーリーってなんか犬でもありえそうな名前じゃない?(^^;)おまけにチャーリーさんの犬の名前は人名でもいけるような名前です。う~ん、ややこしい。そんなハプニングがありつつも、飼い主さんは犬が無事って知って安心したみたい。よかったね。チャーリーさんの犬は金曜日に退院予定です。
2007.05.01
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