260806
War Horse (ウォー・ホース ~戦火の馬~) @ 東急シアターオーブ 原作: Michael Morpurgo 制作: Handspring Puppet Company 出演: Michael Wyatt Cox, Michael Stewart Allen, John Milosich
(3人の馬の匠が頭と前脚、後脚をいきづかせて、褐色の馬 Joey と黒馬 Topthorn の愛憎、怒りと服従、悲しみと喜びが遺憾なく表現されて、しみじみと伝わる。狂言回しはアコーディオンに合わせて歌う民謡家。舞台上部の雲が映写幕にもなって上手に場面転換する。大砲や初期戦車など大道具もデザインの統一がとれている。最前列中央から、細やかな作りを味わった。)
260626 天童大人プロデュース 詩人の肉聲とコトバとを聴く! Projet La Voix des Poetes - 肉聲の復権を求めて! 「目の言葉」 から 「耳のコトバ」 へ― 第1112回 天沢退二郎 自作詩を読む (21) @ ギャルリー東京ユマニテ (京橋二丁目)
(学生の頃、かっこいい詩人として憧れていた。しかし途中でつっかえつっかえの朗読は訴えるものがなかった。この1時間のイベントで 3,000円取って10名の聴衆だ。これからぼくも自分のイベントでは3,000円いただこうと思った。)
260527
Prof. Shlomo Ben Hur: "Winning the Challenge of Global Leadership" @ Adademy Hills (Learn, unlearn, re-learn できなければダメ! というのがオチ。2人の若手指揮者の楽団員とのやりとりビデオを見つつ、自らを authorize したり de-authorize したりする要因・要素を考えさせられた。)
260812
Sunshine on Leith (サンシャイン♪ 歌声が響く街) @ ヒューマントラスト有楽町 Peter Mullan, Jane Horrocks, George MacKay, Antonia Thomas, Freya Mavor
(Leith はエディンバラの臨海区。由緒のありそうな城山が美しい。いわゆる突然歌い踊りだすミュージカル映画だが、ストーリーは3つの破局をそれぞれの男女がいかに修復し乗り越えていくかという話で、身につまされる。ブッシュ大統領似の Peter Mullan さん、歳とって見えたがぼくと同い年だ。Jane Horrocks さんが初老の可愛さで輝く。)
260731
PARIS (パリ) @ Bunkamura ル・シネマ 監督・脚本: Cedric Klapisch 出演: Juliette Binoche, Romain Duris, Melanie Laurent, Fabrice Luchini, Albert Dupontel, Julie Ferrier, Francois Cluzet, Karin Viard
(平成20年作品。当時観た覚えあり。連歌のように、登場人物たちが付かず離れずで繋がりつつ、都会のひだの奥の不満と渇望と癒しの時間を見せる。)
260720
パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイング シーズン2
Giacomo Puccini: La Fanciulla del West
(西部の娘) @ Bunkamura ル・シネマ 指揮: Carlo Rizzi 演出: Nikolaus Lehnhoff 出演: Nina Stemme, Marco Berti, Claudio Sgura, Roman Sadnik, Andrea Mastroni
(平成26年2月10日、オペラ座 (Bastille) での収録、イタリア語公演。ゴールドラッシュの西部が原作だが、本作で第1幕は革ジャン・サングラスの男たちのたむろする都会のバー、第2幕は1960年代デザインの赤いユニット住居、第3幕は廃車置場がやがて2つに割れてミュージカルショーの輝く階段があらわれる。fanciulla は7~14歳くらいの娘を指すのだが、Nina Stemme さんは御年51歳。それは美しい声だったが、でももっと若い女性を配役すべきでは。)
260702
The Hotel Grand Budapest (グランド・ブダペスト・ホテル) @ TOHO シネマズシャンテ 監督・脚本・制作: Wesley Anderson 音楽: Alexandre Desplat 出演: Ralph Fiennes, Tony Revelori, Saoirse Ronan, F. Murray Abraham, Mathieu Amalric, Adrien Brody, Willem Dafoe, Edward Norton, Jude Law, Tilda Swinton, Lea Seydoux
(ヨーロッパの奥深いところの魅力をキュッと詰め込んだ。7時35分始まりの回、満席。)
260529
パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイング シーズン2
Piotr Ilyitch Tschaikovski: La Belle au bois dormant
(眠れる森の美女) @ Bunkamura ル・シネマ 振付: Rudolf Noureev 出演: Myriam Ould-Braham, Mathias Heymann
(平成25年12月16日、オペラ座 (Bastille) での収録。あどけないオーロラ姫が成長していく過程が見える演出。優雅で官能的な舞台で、すっかりバレエファンになってしまった。)
260528 MET Live Viewing 2013-14
Wolfgang Mozart: Cosi‘ fan tutte
@ 東劇 指揮: James Levine 演出: Lesley Koenig 出演: Susanna Phillips, Isabel Leonard, Danielle de Niese, Matthew Polenzani, Rodion Pogossov
(平成26年4月26日の収録。イタリア語公演。小間使いの Despina を演じる de Niese さんが、アフロ混血のワイルドな美女で、コミカルな演じ具合もすてき。それにしても、この古典のストーリー設定って、けっこうムリがあるよね。)
260519
パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイング シーズン2
Giuseppe Verdi: Aida
(アイーダ) @ Bunkamura ル・シネマ 指揮: Philippe Jordan 演出: Olivier Py 出演: Oksana Dyka, Marcelo Alvarez, Luciana D'intino, Sergey Murzaev, Roberto Scandiuzzi, Carlo Cigni
(平成25年11月14日、オペラ座 (Bastille) での収録。イタリア語公演。設定を古代エジプトとエチオピアではなく、19世紀イタリアとオーストリアに置き換えた演出。壮麗な名曲の数々が Aida 発であったことを知る夕べとなった。)
260516
11 settembre 1683 (神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃
) @ スバル座 監督: Renzo Martinelli 出演: F. Murray Abraham, Enrico Lo Verso, Jerzy Skolimowski, Piotr Adamczyk
(イタリア・ポーランド映画、英語吹替え版。オスマン帝国の攻勢にウィーンの宮廷はおたおたとし、ポーランド王 Jan III Sobieski が危機を救う。ポーランドに対して西欧は足を向けて寝られぬわけだ。イタリアの修道士マルコが作品を貫く求道の姿。)
260513 MET Live Viewing 2013-14
Puccini: La Boheme
@ 東劇 指揮: Stefano Ranzani 演出: Franco Zeffirelli 出演: Kristine Opolais, Vittorio Grigolo, Susanna Phillips, Massimo Cavalletti, Patrick Carfizzi
(平成26年4月5日の収録。イタリア語公演。ミミ役を予定した Anita Hartig さんがインフルエンザに罹り、代役として前日4月4日の夜に 「蝶々夫人」 の蝶々さんを歌ったラトビア人歌手のクリスティーネ・オポライスさんに翌日昼のミミも歌ってもらったという歴史的なステージ。MET の第2幕、パリの街の群衆は100名以上のエキストラを動員しての、活気ある舞台だった。改めてミュージカル RENT も観て、La Boheme との関連を確認してみたい。)
260722
「現代日本のエロティックアート展 第2回」図録 (ヴァニラ画廊、平成26年刊)
(パリの Musee de l'erotisme で5月22日~10月30日 開催中の Japan Erotica: la nouvelle generation 展の図録。32名のアーティストの作品を1人2頁で紹介。濃厚な作品群にまじって、須川まきこさんが収まっているのが新鮮。)