原田誉一の電脳通信

PR

カテゴリ

カテゴリ未分類

(145)

環境

(643)

教育

(2014)

(781)

健康

(336)

読書

(158)

笑い

(47)

文章

(22)

省エネ自然派家屋

(901)

独露研修記

(9)

日記

(1534)

映画

(182)

エコツアー

(137)

人生

(128)

旅日記

(488)

武藝

(20)

学習会

(27)

講演会

(26)

(403)

(20)

コーヒー

(14)

買い物

(62)

動画

(5)

宴(うたげ)

(1)
2017.07.31
XML
テーマ: 身辺雑記(4755)
カテゴリ: 旅日記
パスポートをホテルの受付に預けられているのが気がかりなので、一計を案じた。
「アイ ワズ ショッピング。アイ ニード マイ パスポート」
受付のおばあさんにこれだけいうと、それはそれはという感じで返してくれた。作戦成功。
「私は買い物をしていました。私は自分の旅券が必要です」
嘘ではない。事実である。
「買い物をするのにパスポートが必要です」とは言ってはいない。
パスポートを肌身離さず所持して再び私がフィレンツェで一番の大衆食堂(トラットリア)と思っている「Il Contadino(イル コンタディーノ)」に向かう。夕食もここで、と決めていたのだ。
17:00で外はまだ昼間のように明るい(20:00をすぎても明るかった)。昼間は地元民や鉄道職員たちで満員だったが、この時間客は私一人だけだ。15:30以降は14.5€となるが、昼食時の定食といった感じではなく、一皿ずつのコース料理といった感じで食事をゆっくり楽しめた。濃厚な味わいのカルボナーラの次にミックスサラダとしっかり煮込んだ豚のスネ肉が出てきた。デュッセルドルフやバーデンバデーンでは食べきれずに宿に持ちかえったが、ここのスネ肉は骨ごと半分に切ってあってちょうどいい。残さず美味しくいただきました。
宿にもどると受付の今度はおじいさんからパスポートを出すように言われた。千と千尋の神隠しに出てきた湯老婆のようなおじいさんだ。私は笑顔を作って直ぐにパスポートを差し出した。

開けると湯老婆おじいさんがギョロリ笑顔でパスポートを返してくれた。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017.08.03 10:11:03
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

森3087

森3087

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: