北海道-札幌&洞爺湖

北 海 道 旅 行

今回の北海道旅行は、 ウィンザーホテル洞爺 に泊まるのが最大の目的。
それで、ホテルでゆっくりするために、札幌に前泊するっていうことなのでした。

同行者は、いつも一緒に旅行している高校時代の同級生のYちゃん。
大阪に転勤になったけど、以前よりよく会っているという私たち。
ついこの間も私が大阪へ行って遊びました。
その時にYちゃんがウィンザーホテルに行ってみたいなって言い出したのが、今回の旅行の発端です。

旅行の手配は全て私がしました。ツアコンになれそう?
今回は、一泊三日というパックを探すところから。
往復航空券と札幌一泊付きで、あとの一泊はご自由にというものです。
Yちゃんは大阪発のパックを探していました。
ところが、行ける日を模索したところ、Yちゃんが夏休みはまとめてとれそうにないというので、急遽決まった日程は10日後。
探したけど、なかなか大阪のは見つからなくて、このままでは行けなくなるってことで、羽田発のパックを一緒にとることにしました。
Yちゃんはこの旅程とは別に大阪-羽田間を飛ぶわけです。

2003年7月11日(金)    一日目

10:50着の飛行機でYちゃんが羽田に到着。
出口で出迎えて、空港内でお昼ご飯です。
12時半に団体受付カウンターでチケットとクーポンを受け取りました。
金曜日なのに、けっこう混んでいて、セキュリティーチェックも長蛇の列。
定刻は1時半なので、とっとと中に入って待つことにしました。

私は札幌は3回目です。Yちゃんも仕事で行ったことがあります。
新千歳空港に着いたのは3時すぎ。
ここからレンタカーで移動します。
レンタカーカウンターへ行き、バスで営業所まで連れて行ってもらいました。
私はゴールド免許のペーパードライバー。
この5年くらい、全く運転していません。
だから、必然的に運転手はYちゃんになってしまうから、彼女が言い出すまでは電車移動を考えてました。
でも、旅程を組むにつれ、どうしても電車では無理であることがわかり、Yちゃんが車にしようって言ってくれたのです。

二人とも道が分かるはずもなく、ナビ付きにしてもらいました。
割り当てられたのは、三菱のコルトです。
この車ってば、シフトがハンドル横についていて、サイドブレーキが足元。
前部座席の間には何もないというつくりになっていて、慣れないせいか、なんか使いにくい。
ナビの使い方を教えてもらって、宿泊先ホテルの電話番号をセットして、いざ出発です。
新千歳空港近くのレンタカー営業所から札幌市内までは約2時間。
途中ほんの何回かしか曲がることもなく、すんなり市内までたどり着きました。
さすがに走りやすい道のよう。

ところが、市街地に入ると、一方通行が多く、ナビの言うとおりに走ることができなくなりました。
別にナビが一通を無視してるわけじゃなく、私たちがここの道の信号表示に慣れてないせいです。
例えば、十字路に差し掛かると、「この先、南5東1を右方向です。」ってナビがいいます。
ところが、癖がついててどうしても左側の信号を見てしまうわけです。
しかし、十字路で左は「南5東1」でも、右は「南5東2」なんですよ。
ブロックごとに丁目の表示がかわるから。
それで結局過ぎてから気づいたり、どうもナビに表示されてる道路からそれていたりで、行き過ぎてしまいました。
近くまできているんだから自力で行くかと、がんばってるのが下の写真です。
南からのぼって、テレビ塔を左に見てすぐのところを右方向にホテルがあるはずが、行き過ぎたために、前方右にテレビ等が見えます…

なんとかたどり着き、チェックインしてから、出かける先は「ショコラティエ・マサール」。
Yちゃんが雑誌で見てチェックしていた洋菓子屋さんです。
ここがまた行きにくい場所にあって、地下鉄に乗り、駅を出たところでタクシーを拾って、住所を言って連れて行ってもらいました。
とってもおいしいケーキが盛りだくさん。
私は、クリームキャラメル(右)とサンタマリア(左)をいただきました。
食べ終わってからは、おいしい焼き菓子とチョコレートを買い込んだことは言うまでもありません。
夜食用にタルトフロマージュまで買ってしまう始末。これは翌日の朝ご飯になりました。

すっかりおなかがいっぱいなので、もとの地下鉄駅までしか乗らないつもりのタクシーでテレビ塔まで行ってもらい、ぷらぶらしてから歩いて帰ることにしました。
前にきた時は昼間しか見なかったので、電飾のテレビ塔を。
なんか、東京タワーみたい。

一度ホテルに戻ってから、ホテルのまん前にあるサッポロファクトリーへビールを飲みに行きました。
宿泊先は、ホテルクラビーサッポロ。
とても親切で気さくなおじさん(って言っていいのか?)がフロントにいます。
明日の洞爺湖への道を聞きに夜中の11時半にフロントへ地図を持っていくと、いろいろと親切に教えてくれました。
このホテルは、バス・トイレが別々なので、とても使いやすく、お勧めです。
ファクトリーでへべれけになってもすぐに帰れるしね。

道中で、いつも仲良くしてもらってるシナプス♪さんからメール。
札幌ではないけど北海道在住なので、お友達にいろいろと聞いてくれてました。
こういうつながりってとってもうれしいし、旅先でもなんだか心強くて。
ありがとう、シナプス♪さん。

2003年7月12日(土)    二日目

この日、ウィンザーホテルのスパでのアロママッサージを予約していたのですが、間際に予約したため、11時半から私、14時半からYちゃんという変則的なスケジュールになってしまいました。
しかも、札幌からは2時間はかかるので、前の晩にホテルのフロントで聞いて検討した山越えルートを行くため、朝7時半にチェックアウトしました。
山越えルートは、定山渓を通るルートで北海道らしい風景を見られるとのこと。
そして、中山峠の道の駅では名物のあげいもを食べちゃいました。
フロントのおじさんお勧めのあげいも、いも好きの私にはたまら~ん。
あげいもの向こうにはあげいもの看板。
まるで団子3兄弟。しかも、顔を入れて写真を撮れるようになってるの。

山越えと言われつつ、そんなにきつい道ではなく、だんだん天気もよくなってきたし。
途中には、ピンク色の花が咲いてる畑。
だだっ広い。
休憩をかねて車を降りて写真を撮ってみました。
いったい何の畑かわかんないんだけど…

洞爺湖が近くなってきたら、丘の上に目指すウィンザーホテルが見えてきました。
しかし、実は私たちはここへ行く道がわからない。
ナビにセットしようとしたら、まだ新しい(といっても1年くらい)ホテルなので、ナビで検索できなかったのでした。
電話番号を入れたで、その局番内にセットされていて、それは洞爺村役場。

丘の上にホテルが見えるのに、道がわからないままどんどんそれて、役場へついてしまいました。
どうしたらいいかわからなくて、駅へ行き、駅レンタカーのところで観光案内の看板があったので聞いてみることにしました。
そしたら、今来た道の途中から奥へ入るんですって。
看板があったらしいんだけど、下の写真の黄色のバスがあまりにのろくて(時速20キロ。最初は止ってるのかと思った)、いらいらしつつ、周りの牧場なんかを眺めていたらすぎていたらしい。

来た道を戻るのもつまんないなということで、逆ルートを教えてもらい、そちらから行くことにしました。
ところが、またどこから入ったらいいかわかんない…
しかたないので、行くはずの方向の舗装道路へ入っていくことにしました。
途中で草刈しているおばさんがいたので聞いてみると、「まだまだまだまだ登らないと!」って「まだ」を4回も言われてしまった…
でも、このまま行けば大丈夫という確信のもと、どんどん丘を登っていってやっと到着しました。
しかし、どうも道が違っていたらしい…

途中、ずいぶん早く着くねって言っていたのに、到着したら11時を過ぎていて、けっこうあわててしまいました。
チェックインは3時なんだけど、まずフロントへ行き、書類にサインしてスパの利用券をもらって荷物を預け、先に私がスパへ行きました。

スパに行くと、まずはカウンセリングルームへ。
ここで、体の調子とかを問診表に記入します。
私はこのところ忙しかったので、疲れを取りたいのと肩こりをほぐしてもらえるようにお願いしました。
予約したコースは「アロママッサージ」です。
ラベンダーオイルを使って全身の血行をよくするマッサージをしてもらいました。
気持ちよくって、寝てしまいそうでした。というか、たぶん寝てた。
施設内もとってもきれいだったので、更衣室の写真を。
ここで紙パンツとバスローブに着替えます。

マッサージは約1時間。でもあっという間でした。
すべて終了し、背中のオイルを拭いてもらっていたら、エステティシャンの人が、私に○○区のどの辺に住んでらっしゃるんですか?と聞くのです。
どうしてかと思ったら、彼女は実家がうちのすぐ近くなんですって。
問診表には、住所等も書いてあったので、それを見てびっくりしたそうです。
彼女はこの4月に洞爺へ来たばかり。それまで実家にいたとのこと。
私の家からいつも使ってる最寄駅まで行くバスの途中なんです。
こ~んなに離れたところで、すぐ近くの人と出会うなんてびっくりでした。

さて、ホテル内では、事前にお願いしてあったこともあり、ちゃんとこちらのスケジュールを把握してくださっていました。
スパのあと、すぐにランチの予定だったので、時間配分を考えて施術してくれたようです。
着替えてロビーへ降りていくと、ちょうどランチを予約していた1時。
ランチは、お待ちかねの MICHEL BRAS です。
ランチとはいえ、12000円からと言われていたし、ネットで調べてみたら、「できれば少しドレスアップして楽しみたい」と書いてありました。
だから、わざわざシルクのワンピースを持参していました。
私はスパが終了したあとにワンピースに着替え、Yちゃんは私を待ってる間にホテル内を散策して、どこかで着替えるという算段。

MICHEL BRASの店内からは、海側のとってもきれいな景色が望めました。
久しぶりに気持ちよく晴れたそうで、函館まで見えるって。

食事のあとは、Yちゃんがスパへ。
その間に、私はホテル内を散策し、3時になったらチェックインして荷物をお部屋に運んでもらいました。

ホテルロビーの吹き抜け部分、2階の渡り廊下から見た外の景色。
洞爺湖が見える側と逆側の海側。といっても海は写ってない。噴水でした。

そして、お部屋。
部屋からみた洞爺湖と室内です。

このお部屋のイスに座ってぼんやりしてたら、Yちゃんから携帯に終わったよコール。
でも、スパで血行がよくなったところにワインを飲んで、いつのまにかうとうとしてたので気づかず。
困ったYちゃんはフロントから部屋へ内線入れてもらってました。
お部屋の電話が鳴って、びっくりして起きた私。
ごめんよ。Yちゃん。

お部屋へ案内して、お部屋探検をしたあとに外へ散歩に出ました。
とっても良いお天気で、北海道らしいすがすがしい空気を満喫しました。

ホテルの外観です。

ランチが1時から14時半だったので、まだおなかすいてないんだけど、ロビーにある「ジェラール・ミュロ」へ行くことにしました。
とってもおいしそうなケーキがいっぱい。
ところが、もう夕方の5時だったので、すでにケーキは3個くらいしかなくなってた。
残念ながらありつけず…

ということで、あきらめてYちゃんご所望のプール&ジャグジーへ。
私ってば、高校以来のプール。
もともと泳げないから、海にも行ったことなし。
でもジャグジーに行きたいから水着持ってきてといわれ、いつだったか買ってみた水着をひっぱりだして持ってきたのでした。
プールへ行くと小学生と思しき女の子がひとりで泳いでいて、お父さんがプールサイドにいるだけ。
おかげで人目を気にせずゆっくりできました。
2時間くらいはプールに居たかしら。
ビート版にのっかってぷかぷか浮いてみたり、カロリー消費のために水の中を歩いたり。
かなり楽しかったです。

その後、部屋へ戻ると8時を回っていたので、そろそろディナーも席があくのではと思い、予約してなかった私たちはレストラン階へ行きました。
本当はMICHEL BRASのディナーにしたかったけど、予約がいっぱいだったからランチにしたの。
和食のお店は予約なしでは無理と聞いてたので、ほかのお店をあたってみました。
ところが、すでに閉店してるお店あり、入り口にメニューは出てるけど、同じようにあぶれてうろうろしてる人から「予約でいっぱいですって。」と言われるお店もあり。
すべてのレストランをまわったけど、入れるお店はない…

40分以上もうろうろと別の階へ行ったりしていて、いいかげんにくたびれたから、もうルームサービスしかないかとあきらめかけました。
それで、だめもとで9時過ぎなら入れるかもしれないと言われたベトナム料理のお店へ行ってみると、「ちょうど今、あきそうです!」と案内係のお兄さんがこっそり教えてくれて(ちょうど会計しているところだったので、せかすようになるからこっそりだったみたい)、そのまま待たせてもらえました。
そして、やっとありついたのが CARREAU DIAMOND です。

こちらのお店は、ほかのところと比べるとかなりリーズナブル。
二人で12000円くらいでした。
それに、お店の方たちがとても親切で明るく、雰囲気もいいので、楽しく食事をすることができました。

ここのホテルは周りにお店などは皆無。
麓までは車で20分以上は行かないとならない。
そんな中で、9時近くなっても全くといっていいほどレストランに入れないなんて…
前出のあぶれていた人も「これじゃ晩御飯食べられない人も出るわね。」って言ってました。
せっかく来たのにルームサービスもさびしいし。

これからこのホテルに行く人は、まずはレストランの予約から。
客室は満室だったらしいけど、私たちが予約したのは一週間前だったから、大丈夫だし。
ただし、 公式HP ではレストランの雰囲気はわかるけど、いったいどんなお料理がいくらくらいなのか全くわかりません。
そんなのぜんぜん気にしないというお金持ちな方はいいけど、私たちみたいなしがないOLには所詮無理ってことか?と少々ひがみっぽくなってしまいました。

2003年7月13日(日)    三日目

とうとう帰る日になってしまいました。
往復がお昼頃の飛行機だったから、滞在時間が短くて、正味2日もなかったわ。
でも、ゆったりのんびりしました。
スパのアロママッサージは至福の時をすごせたし。

さて、帰りの便は正午発。洞爺湖から新千歳までは2時間くらい。
しかもレンタカーを返して、空港でクーポンをチケットに換えるから11時には着かないと。
ということで、朝ごはんはホテル内でも一番人気の和食にしました。
7時からなので、さっさと7時にはお店の前に。
ところがまだ開いてない。
時計が進んでいるのか?と思ってうろうろしているとホテルの方が今すぐ開けますと言ってくださいました。
パンでも見てるからいいですよと言うと、和食は人気があるからそのまま入った方がいいとのことでした。

焼き魚はギンガレイ。焼きトマト、水菜の和え物。
まだまだあとからいろんなおかずが出てきました。
茄子の揚げびたしが出てきたけど、私は茄子がきらいなので残してしまいました。
海老アレルギーのほかは嫌いなものがないYちゃんは完食。

食後には、すぐとなりにある「オテルドカイザー」で、おいしいパンとジャムを買いました。
ここでパンを買って飛行機で持って帰る…変かも。

8時過ぎにチェックアウトして、高速道路を通って空港へ向かいました。
途中では、北海道っぽい景色を満喫しました。
あんなに迷ったあげくにたどり着いた道のりなのに、帰り道はとっても簡単でまともな道。
いったい私たちって?


まっすぐに続く道。

牛。

有珠山サービスエリアにて。
あの山は有珠山なのかは不明。

レンタカーを返し、バスで空港まで送ってもらうとすでに11時を回っていました。
荷物があるので、お土産を売ってるところのあたりでYちゃんに待っていてもらい、チケット交換へ。
団体受付カウンターが見つからなくて、聞いてみると1階下なんですって。
駆けずり回ってしまったわ。
もう時間がない上に、前後の便も含めほぼ満席状態で、空港内はとても混雑してました。
早めに入った方がいいだろうということで、荷物番を順番にしながら、それぞれ10分でお土産を買うことにしました。

私は母がメロン好きなので、直ちにメロンを買いに。
ところが混んでるせいで、ゆうぱっくの手続きをなかなかしてくれない。
おかげでほかのものを買う時間が少ししかなく、あわててチョコとハイチュウとバターを買うにとどまりました。

今回の旅行は、私にとってはかなりな贅沢旅行。
全部でいったいいくら使ったんでしょう。10万はくだらない…
海外へいけるわな。



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