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2007.05.12
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カテゴリ: 健康関連用語
3大栄養素のひとつ、脂質について整理したいと思います。

健康な生活を考える上で、脂質(脂肪)は大きな問題だと思います。


山田豊文先生という方が書いた『 病気になりたくない人が読む本 』というのがあります。






残念ながら発売時期の関係から、あの新谷先生の本の二番煎じっぽい感は否定できないのですが、その本の中に次のようなことが書かれています。


―よい脂肪は健康のために必要不可欠

 私は「フラックスオイル(亜麻仁油)」という油を毎日スプーン2杯ずつ飲んでいます。
こう話すと、たいていの人は大変驚きます。「油=体に悪いもの」と思い込んでいるのでしょう。


・・・私たちのまわりには健康を害する油がたくさんあります。そして、こうした油は私たちが口にする食品に多く含まれています。ですから、よほど注意していないと、知らないうちに体に悪い油を大量に摂取していることになります。

 では、私たちの体のなかで脂肪がどのような働きをしているか・・・
脂肪は体を動かす大事なエネルギー源です。さらに、細胞膜や胆汁酸、ホルモンなどを構成する大切な原料でもあります。ですから、脂肪が不足すると体にさまざまな障害が起こります。

 とはいえ、摂取する脂肪はどんなものでもいいというわけではありません。体を最高の状態に働かせるためには、脂肪の種類を知った上で、バランスよく摂る必要があります。




というわけで、脂肪(脂質)の種類をよく知り、さらにそのバランスを理解したいと思います。


そもそも脂肪(脂質)とは何かということになります。

「生化学的定義」ではなにやら難しい言い回しをするようですが、簡単にいうと(当たり前のことですが)、「生物の構成成分のうちで水に溶けない物質の総称」ということになるようです。


では次に、水に溶けない脂質(脂肪)はどのようにして人間の体内に取り込まれていくのでしょうか。


―食事によって人間の体内に入った脂肪(脂質)は、まず唾液の中に含まれる脂肪を分解するリパーゼという酵素で一部加水分解されてから、胃の中で攪拌され乳化されます。

―その後、脂肪の大半は小腸で吸収された後、今度は胆汁や腸液、膵液に含まれるリパーゼの作用で、脂肪酸とグリセリンに加水分解されて肝臓へ送られ、さらに血液に乗って脂肪細胞に運ばれ、中性脂肪(トリグリセライド)の形で体内に取り込まれます。

―エネルギーが必要になると、脂肪細胞に蓄えられたこの中性脂肪は、再度脂肪酸とグリセリンに分解され、脂肪酸だけがエネルギーとして使われます。




エネルギーとして使われるのが脂肪酸だということからもわかるように、脂質の主成分は脂肪酸といわれるものだそうです。

脂質の種類という場合、この脂肪酸の種類をいうことになるわけです。


ここですぐ脂肪酸の種類を整理する前に、少し複雑な脂質についても触れておきます。
「細胞膜や胆汁酸、ホルモンなどを構成する大切な原料」となる脂質についてです。


それらには、細胞膜を構成する「リン脂質」(レシチンなど)、脳神経組織を構成する「糖脂質」、さらに種々のステロイドホルモン、胆汁酸などを合成する「コレステロール」があります。




また先ほど、リパーゼによって分解された脂肪は血液に乗って各細胞へ運ばれると述べましたが、本来水に溶けず、よって血液ともなじまない脂肪がどのようにして運ばれるのかというと、それはコレステロールやリン脂質がたんぱく質とくっついて「 リポたんぱく 」という水になじみやすい形になることによって、血液中を流れていき各細胞へたどり着くのだそうです。


そのうち、「 LDL (低比重リポたんぱく)」と呼ばれるものは、肝臓から動脈や各臓器の細胞に新しいコレステロールを届ける役割であり、「 HDL (高比重リポたんぱく)」と呼ばれるものは反対に、動脈や細胞に余分に溜まっているコレステロールを肝臓に運ぶ役割を持っているそうです。


一般にLDLが悪玉コレステロール、HDLが善玉コレステロールといわれるのは、簡単にいえばLDLは脂肪を増やし、HDLは脂肪を減らすといえるからです。

特に、血液中に脂肪が多くなっている場合には、LDLの働きは迷惑なものとなり、HDLの働きはありがたいものとなります。

血液中に脂肪が多くなると、血管にコレステロールが沈着しやすくなり、血管のしなやかさが失われたり、血管の一部が細くなって血液がスムーズに流れなくなったりします。

こうして動脈硬化といわれる生活習慣病の元ができてしまうというわけです。


しかし最近では、LDLそものもは悪玉ではないともいわれているようです。

真の悪玉はなにかというと 活性酸素 だというのです。
血液中に脂肪が多い状態が続くと、そこに活性酸素が働きかけるというのです。

少し長くなりますが、板倉弘重先生という方の本から抜粋します。


―(活性酸素が働きかけると)LDLコレステロールは酸化され、 酸化LDL になります。酸化LDLは体にとっては異物であり、周囲のものを傷つける邪魔な存在でしかない。

生命体の仕組みは実に精巧にできていて、邪魔者である酸化LDLができると、その異物を取り除く「掃除隊」が派遣される。

この「掃除隊」が マクロファージ である。マクロファージは白血球の一種で、体内の異物をどんどん食べてしまい、異物から体を守る働きをしているものだ。

マクロファージは別名「大食細胞」と呼ばれるくらい、どんどんと異物を食べていくが、それでもその処理能力には限界がある。ついに、限界以上に異物を食べたマクロファージは、容量以上にゴミを詰め込んだゴミ袋が裂けてしまうように壊れて、死滅して血管壁にその残骸がたまっていく。

動脈硬化を引き起こす原因は、じつはこのマクロファージの残骸なのである。

―もちろん、余分なLDLコレステロールがなければ活性酸素が働きかけ、酸化LDLができることもないわけで、コレステロール値を正常範囲にコントロールすることは、動脈硬化を予防する上で、大切な条件であることは変わりない。

だが、LDLコレステロールを真の危険因子である酸化LDLに変えてしまうのは、活性酸素であり、活性酸素が働かなければ動脈硬化には発展することはないのである。




ちなみに、人間の体内での適正なコレステロール量は、血清1dl当り220mg以下とされているそうです。

この量を超えて、必要以上にコレステロールが血液中に溢れるようになると活性酸素の餌食になるわけです。


まだ途中ですが、とりあえず2つの結論がでました。

必要以上の脂肪は取ってはいけないということと、活性酸素を発生させてはいけないということです。

活性酸素 については以前簡単ですが整理しました。


最低限の脂肪を効率よく摂るために、ここでやっと、脂質(脂肪)= 脂肪酸の種類 について整理することになります。


脂肪酸の種類は大きく3つに分けられるそうです。

飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸 です。


脂肪酸は炭素、水素、酸素から出来ているそうですが、基本的な形は、炭素の鎖に水素が結合し、両端に酸素がついているというものだそうです。

そのうち飽和脂肪酸は炭素鎖が水素で飽和されたもの、不飽和脂肪酸は水素と結びつかずに、炭素同士が二重結合している構造を持っているものという違いがあるのだそうです(そういわれてもよくわかりませんが)。


さらに不飽和脂肪酸はその炭素の二重結合の数によって、 一価不飽和脂肪酸 (結合が1個)と 多価不飽和脂肪酸 (結合が2個以上)に分けられるのだそうです。


さらにさらに複雑なことには、「不飽和脂肪酸は、n個結びついている炭素の終わりから何番目が二重結合かによって、nー9系(終わりから9番目が初の二重結合、 オメガ9 とも)、nー6系(終わりから6番目が初の二重結合、 オメガ6 とも)、nー3系(終わりから3番目が初の二重結合、 オメガ3 とも)の3系列に分けられます。」

表にするとこうなります。


脂肪酸の種類.jpg



紙面の都合で、 その2 に続く。





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Last updated  2007.05.13 12:47:15
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