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2002年
☆あらすじ☆ むかしむかし、あるところに、とっても大きな鼻をもった人がいました。その人の名前は「ムシャノコウジガワさん」。あんまり大きくて重いので、その人が一歩ずつ歩くたびに、前の地面にめりこんで大きなあながあくほどでした。村びとたちは、その穴にムシャノコウジガワさんが落ちるたびに助けていましたが、なんとかいい案はないかと考えて・・・。
○かんそう○ 最初、なんだこれは!?というような話だったけれど、ラストがよかった。
8月31日~9月6日「すももの夏」(ルーマー・ゴッデン作・野口絵美訳 徳間書店)
☆あらすじ☆ 大人になりかけていたあの夏、母に連れられて行ったフランス。だが、母は病気で入院してしまい、私たち4人姉妹と弟は子どもだけで夏を過ごすことになってしまった。
○かんそう○ 伏線が長く、盛り上がるまでが、つらかった・・・。でも、最後は一気に読めた。大人になりかけの子どもの気持ちが、丁寧に描かれていた。
9月6日~10月1日「家出の日」
9月6日~9月7日「彼の名はヤン」(イリーナ・コルシュノフ作・上田真に子訳 徳間書店)
9月9日~「人形の家」
9月15日「12歳の伝説」(後藤竜二作 鈴木びんこ絵 新日本出版社)
☆あらすじ☆ パニック学級の6年1組が、生まれ変わった
○かんそう○ よかった
9月19日~20日「心やさしく」(ロバート・コーミア作 真野明裕訳 徳間書店)
9月21日「砂のゲーム ぼくと弟のホロコースト」(ウーリー・オルレブ作 母袋夏生訳 岩崎書店)
9月22日「アーモンド入りチョコレートのワルツ」(森絵都作 いせひでこ絵 講談社)
9月23日~「ふたりのアーサー」
9月26日~9月30日「だれかがドアをノックする」(アン・メリック作 斉藤倫子訳 徳間書店)
9月27日「ねずみ女房」(R.ゴッデン作 W.P.デュボア画 石井桃子訳 福音館書店)
○かんそう○ 赤木かんこさんも書いたように「30~40代の女性向き」の本だなあって思った。私はすごくねずみ女房に共感できた。なんで児童書なの??
9月27日「ハッピーファミリー」(魚住直子作 渡辺あきお絵 学研)
9月29日「サンタクロースの部屋」(松岡享子 こぐま社)
○かんそう○図書館司書にとっては、そうそう!という話の連続。親としても勉強になる本でした。
最近、絵本に関心が高まっているように思いますが、それって「賢くなる」「字が読めるようになる」とかいった効用を求めている人も多いような気がします。でも、「本を読むことは楽しむこと」なんですよね。
あと、心に残った言葉を。「子どもの人格を認め、尊重することの大切さ」(←これは、子どもに接する人はこの考え方を持っておきたいと思います)「本を評価するとき、判断の根を自分の感性に深くおろさなくてはいけない」(←ってすっごくうれしかった!本の評価を考えるときって、何を基準にするかすごく悩んでしまう。学習会で勉強したりもしたけど、イマイチピンとこなくって・・・)「目に見えないものを信じるという心の動きの大切さ」。
なんか、まとまりがないですが。
9月30日「あたしの声が好き」
9月30日~10月4日「ブルーイッシュ」(ヴァージニア・ハミルトン作 片岡しのぶ訳 あすなろ書房)
10月5日~11月(?)「チョコレート・ウォー」(ロバート・コーミア 北沢和彦訳 扶桑社)
10月5日「ガールズ イン ラブ」(ジャクリーン・ウィルソン 尾高薫訳 理論社)
10月6日「12歳たちの伝説 ・」(後藤竜二作 鈴木びんこ絵 新日本出版社)
10月6日「猫の名前」(草野たき 講談社)
10月7日~10月15日(?)「紳士とオバケ氏」(たかどのほうこ作 飯野和好絵 フレーベル館)
10月10日「真珠夫人 上」(中島丈博 扶桑社)
10月11日「真珠夫人 下」(中島丈博 扶桑社)
10月12日「12歳たちの伝説・」(後藤竜二作 鈴木びんこ絵 新日本出版社)
10月13日「生きのびるために」(デボラ・エリス作 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房)
10月13日~14日「ファミリー・ツリー」(J・ゴドウィン作 幸田敦子訳 ささめやゆき絵 講談社)
10月16日~11月4日「あくまくん」(ハイケ&ヴォルフガング・ホールバイン作 カロリーネ・ケーア作 酒寄進一訳 徳間書店)
10月17日~11月4日「ライトニングが消える日」(ジャン・マーク著 三辺律子訳 パロル舎)
10月26日「ケルトとローマの息子」
10月27日~30日「楽園のつくりかた」(笹生陽子作 講談社)
11月6日~9日「石のハート」(レナーテ・ドルスタイン作 長山さき訳 新潮社)
あらすじ 幸せな家族を襲う悲劇。たった一人取り残された十二歳のエレンは、30年近い時を経て、家族の謎を解明していく。
11月10日~11月21日「トラベリング・パンツ」(アン・ブラッシェアーズ作 大嶌双恵訳 理論社)
あらすじ これは一本のパンツの話。そのパンツとは、特別な力を持つブルージーンズ。仲良しの4人(レーナ・ブリジット・カルメン・ティビー)は、初め4人バラバラで休暇を過ごすことになる。休暇中に、交代でこの特別なジーンズをはくことにしたが・・・。
11月16日「弟の戦争」(ロバート・ウェストール作 原田勝訳 徳間書店)
あらすじ 湾岸戦争が始まった夏、弟が「自分はイラクの少年兵だ」と言い出して・・・。
かんそう 戦争そのものを描くのでなく、戦争を傍観している国の少年が戦争を体験しているという点が、余計にこわく感じた。
11月23日「ザ・ギバー 記憶を伝える者」(ロイス・ローリー作 掛川恭子訳 講談社」
あらすじ 社会にうずまく悪や欲望、苦痛や悩みなどがすべてとりはらわれた理想社会。<記憶を伝える者>に選ばれた少年ジョーナスは、この世界の問題に気づき・・・。
11月24日~「ヴァイキングの誓い」
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絵本
「おちびのネル」(バーバラ・クーニー作・掛川恭子訳 ほるぷ出版)
☆あらすじ☆ アメリカ大統領ルーズベルト夫人のお話
○かんそう○ 絵もお話もすばらしかった!!チビで不器量で家庭にも恵まれなかったネルが、成長し自信を取り戻していく過程が感動的。
「わたしのだいじなかぞく」(キャスリーン&ローレンス・アンホールト作 角野栄子訳 文化出版社)
「あたまにつまった石ころが」(キャロル・オーティス・ハースト文 ジェイムズ・スティーブンソン絵 千葉茂樹訳 光村教育図書)
☆あらすじ☆ 石の好きな父が、いろんな仕事を経て、博物館の鉱物学部長になるまで
○かんそう○ 好きなことを持つって、大切なんだなあ。
「おおきななみ」(バーバラ・クーニー作 掛川恭子訳 ほるぷ出版)
「あなたが生まれるまで」(ジェファニー・デイビス作 ローラ・コーネル絵 槙朝子訳 小学館)
コメント:1ヶ月ごとに子どもの成長の様子を描いている。しかけ絵本風で楽しい。イラストもおしゃれ。
「おとうさんがおとうさんになった日」(長野ヒデ子作 童心社)
コメント:今どきのパパは、家事も育児もしてくれるようです。
「いのちは見えるよ」(及川和男作 長野ヒデ子絵 岩崎書店)
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