電話カウンセリング 初回無料 byアドラー心理学

電話カウンセリング 初回無料 byアドラー心理学

2010年05月10日
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論理療法というのは、エリスという人が作ったのだけど、この人は実はバリバリのアドラー心理学者。
エリスは最初フロイト精神分析の分析医をしていました。しかし、フロイト派の自由連想法のあまりの非効率さに嫌気がさていたときに、ニューヨーク州立大学で教授をしていたアルフレッド・アドラーの長男クルト・アドラーに出会います。

そして、アドラー心理学の理論と技法に出会い、「これだ!」と確信します。そして、そのアドラー派の方法を「論理療法」と銘打って、広めたのです。

だから、論理療法というのは、アドラー心理学の一方法なのです。

まあ、でもその話はおいといて……


例えば、漫画家になりたくて一生懸命作品を書いている人ってたくさんいますよね。

Aさんは、「漫画家として成功したい。だから、知識も広げて、良いストーリーも考えて、良い作品をがんばって書いていこう!」と意欲満々に作品を書いています。

それに対して、Bさんは、「漫画家として成功したい。でも、今書いている作品が評価されなかったらどうしよう。もしダメだったら、俺は人間として失格だ。そうなったら どうしよう?」と不安で不安で作品に手をつけられません。

この、Aさん、Bさんの二人の違いはなんでしょう?

論理療法では、この二人の違いは、Bさんには、非論理的な思いこみ(イラショナル・ビリーフ)があって、Aさんは論理的な信念をもとにうまく行動化している。と考えます。

イラショナル・ビリーフとは、

「作品を描く」→「作品が評価されない」とか

「作品が評価されない」→「もう漫画家としてダメ」とか

「漫画家としてうまく行かなかった」→「人間失格」とか

論理的な飛躍、しかもマイナスの方向の非論理的飛躍がある思いこみのことです。

現実的に考えるなら「作品が評価されない」のあとに続く言葉は「残念だけど、世界の終わりではない」、「もう一度違う作品を書こう」、「この経験を他のことに活かそう」でも良いわけですが、

その代わりに、「きっと評価されないに違いない」とか、「もう漫画家としてダメ」とか、「人間失格」という言葉を繰り返しているうちに

本当にそうなんだと思いこんでしまう訳です。

しかも、Bさんは自分自身の悪い予測とイラショナル・ビリーフの暴風雨の中で、「不安で不安で作品が手につかない」という非常に不適切な行動をしてしまっているのです。

人は、「書いた作品が評価されるかどうか」という現実に素直に反応しているのではなくて、

自分の中にあるビリーフ 考え方に反応しているのです。


他の例として、他人から自分のことを批判されて怒ってしまう人って多いと思いますが、

この怒りというか不快感はどこから来るのでしょうか?

「批判」→「怒り」

と直結していると世間一般の人は誤解していると思うのですが、

二つの間には一種のビリーフが入り込んでいるのです。

「批判」→(他人が私を批判するなんて許せない)→「怒り」

という図式です。

真ん中に入っているのが、心が自分に言い聞かせているビリーフです。

実際には批判をまったく受けない人なんていないのですから、この考え方は非論理的思いこみイラショナル・ビリーフなのです。

なにも、批判を受けた時に、全てやり過ごして 平然としていろ というのではありません。

その批判が的を射ていて 役に立つ批判ならば、真摯に受け止めて、今後の自分の言動を改善していけばいいのです。

批判が的はずれならば、お釈迦様が近くのバラモンから批判を受けた時の対応がヒントになるかもしれません。

お釈迦様の教団が人気があって、盛況なのを嫉んだバラモンが怒鳴り込んできました。

そして、あることないこと罵詈雑言でお釈迦様をののしったのです。

それなのに、お釈迦様は平然としてらっしゃいました。

バラモンは、地団駄踏んで、「これだけ言われて、おまえはなぜそんなに平気な顔をしているんだ。」と叫びました。

するとお釈迦様は「あなたの持ってきた料理は、私の口に合いません。どうぞお持ち帰り下さい。」とおっしゃったのです。

そのバラモンはすごすごと帰りました。

批判が的外れだからといって、論理的なステップを踏まずに「怒り」に直行している場合は間に非論理的な思いこみが介在しているのです。

問題なのは、(他人が私を批判するなんて許せない)という 心の内的独白なのです。

行動主義心理学では、まず外的な要因(批判)があって、それに対する心理的リアクション(怒り)が自動的に起こると考えます。

それに対して、アドラー心理学=論理療法では、私たちは批判される前から「批判されたら怒ろう」という内的なルールの文章を作り上げていて、実際に批判があったらそのルールに従っているだけなのだという考え方をしています。

ですから、そんな心理的癖を修正したいならば、その内的ルールの存在に気づくことです。

そして、ルールを変えていくのです。

「批判されても私が終わりになるわけではない」と思ってみたり、「批判されたら、にっこり笑って『ありがとう』と言ってみる」とか、「批判されたら、深呼吸して ちょっとだけ考えてみる」

というような違ったルールを意識的に投入して、えい!!!とやってみるのです。

そうして心の中に根付いている負のルール イラショナル・ビリーフを書き換えていくのです。



心のルールを書き換えたい人は(電話カウンセリング初回無料)
熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp
096-384-3181 メールhiro@yukiduke.jp

携帯は  http://cocorosodan.mobi/






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最終更新日  2010年05月10日 10時11分18秒
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