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先日のお盆休み・・・やることがない&日中は暑くて出かける気力がなかったので、ダンナさんと2日連続で映画館に行き、「ソルト」と「インセプション」を観たのですが、「インセプション」がすごくおもしろかったので、先日2回目を観てきました。
「ストーリー」
ターゲットを夢の世界に引き込み、潜在意識の奥に隠されたアイディアを盗み出す「エクストラクト」において世界最高の技術を持つ産業スパイ ドム・コブ (レオナルド・ディカプリオ)は、謎の日本人実業家サイトー(渡辺謙)からライバル社の御曹司ロバート(キリアン・マーフィー)の潜在意識に あるアイディアを植えつけ、ライバル社を崩壊させる 『インセプション』というほぼ不可能と思われる仕事を依頼される。提示された報酬はコブの犯罪履歴の抹消。コブは妻殺しの容疑者として国際指名手配され、長い間子供たちの待つ家に帰れずにいた・・・。これを最後の仕事と決め、コブは世界中から最高のプロフェッショナルを集め、その不可能とされる作戦を遂行しようとする。
メンバーは コブの相棒 アーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)、夢の中でさまざまな人物に姿を変え、ターゲットを翻弄する偽造師のイームス (トム・ハーディ)、複数の不安定な夢の世界を安定させる強力な鎮静剤を調合する 調合師のユスフ (ディリープ・ラオ)。 さらにコブは恩師であり義父のマイルズ教授 (マイケル・ケイン)から紹介された建築学を専攻する優秀な大学生のアリアドネ (エレン・ペイジ)を夢の設計士として新たに仲間に加える。アリアドネは最初は戸惑いながらもすぐに能力を発揮し、夢の設計を行えるようになる。
アリアドネはコブが潜在意識にある重大な問題を抱えていることを知ってしまう。妻モル(マリオン・コティヤール)の死に 強い罪悪感と自責の念を感じているコブは潜在意識にモルの投影を生かし続けてる。そのためモルの投影が事あるごとに出現し攻撃してくるが、コブ自身はコントロールすることができない。このまま作戦を実行すれば他のメンバーが危険にさらされてしまうことになる、そしてコブを救いたいと思うアリアドネは作戦に同行する。
作戦開始直後からコブたちは予想していなかった事態に見舞われる。ロバートは産業スパイから潜在意識を武装化し防衛する訓練を受けており、コブたちが侵入したのを察知し、ロバートの潜在意識の投影である武装した集団から激しい銃撃を受けてしまう。この攻撃で作戦が確実に遂行されたか確認するため同行していたサイトーが重傷を負い、作戦は大きく歯車を狂わせることになる・・・。
「夢の世界と 構造」
複数の人間の異なる夢を共有することができる「夢共有装置」と共有した夢の世界を安定させる「鎮静剤」を使用し、あらかじめ設計士が設計した夢の空間にターゲットを連れ込む。作戦に合わせて階層ごとに場所とシチュエーションを変え、ターゲットに この空間が現実であると信じ込ませる。 第1~第3階層へとターゲットを巧みに誘導し、自然な形で「ある考え」をターゲットの潜在意識に植えつけていく。
潜在意識の投影に攻撃される恐れがあるので、設計士と、実際に夢を見て空間を提供する夢の主以外は階層の構造を知らされていない。
夢の主は夢共有装置のボタンを押して下の階層に皆を送り出す。さらに皆が下の階層から戻るための「キック」という衝撃を与える重要な役割を担っている。下の階層に行くほど夢の世界が不安定になり危険度が増すため、夢の主には経験と技量が必要となる。第2層はアーサー、第3層は過去に「インセプション」の経験があるイームスが担っている。
夢の世界は連動しており、上の階層の状態が下の階層に影響を与える。
現実世界: 「飛行機の中」 夢共有装置につながれたメンバーとターゲットが眠っている。
夢の世界: 第1層 「雨のLA」 夢の主:ユスフ キック: 橋の上から車で水中に落下
夢の世界: 第2層 「ホテル」 夢の主:アーサー キック: エレベーターの落下
夢の世界: 第3層 「雪山の病院」 夢の主:イームス キック: 病院の爆破
潜在意識の奥にある虚無
「夢の世界から戻る方法」
キックという落下の衝撃を与えるか、夢の中での死により現実世界に戻ることができる。
夢の空間を提供している夢の主が仲間より先に死んでしまうと夢の世界が崩壊するので、夢の主は自身への攻撃を避けながら仲間とターゲットを守らなければならない。もし夢の中で負傷すると痛みはリアルな感覚として肉体に伝わる。
「夢の中の時間」
夢の中では心の動きが早く、時間を遅く感じ、下の階層に降りると20倍づつ加速する。
現実世界の10時間が 第1層で1週間、第2層で6ヶ月、第3層で10年にもなる。
「アリアドネの存在」
「アリアドネ」はギリシア神話のクノッソスの迷宮に閉じ込められた怪物ミノタウロスを退治しようとするテセウスに糸玉を渡して手助けする王女アリアドネに由来するそうです。
コブは妻モルを死に追いやったのは、自分がモルに施した「インセプション」のせいだと罪悪感にさいなまれ、潜在意識の奥にモルの投影を生かし続け、過去の幸せな記憶を再現している。しかしそれは幻影に過ぎない。潜在意識にモルの投影を閉じ込めているのは他ならないコブ自身であるが、コブもまた死者に囚われている。アリアドネは、コブに心の迷宮から抜け出す糸玉(本当のモルはもういないという真実を気づかせ現実と向き合う事)を渡す役割を担っていると考える。
また「アリアドネ」とは「清らかな女性」を意味し、「モル」という名前はラテン語で「悪」を意味するのだとか。
「アーサーとイームス」
アーサーとイームスは対照的な人物(服装にも現れている) ライバル心もあるが相手の力量を認め合っている感じもする。アーサーは冷静にきっちりとこなすタイプ。イームスのほうはアドリブが利く。 コブが仕事をやめたらこの二人でコンビ組めばいいのにとひそかに思ってしまう
アーサー役のジョセフ・ゴードン=レヴィットがすごくカッコイイコブの右腕として緻密な作戦の詳細を詰めていく冷静なプロフェッショナルな男の役が似合う。細身のスーツをビシっと着こなし、ガンアクションがさまになってます。通常はプロのスタントマンが行う危険なアクションもほとんど本人がこなしたそうです
「G・Iジョー」で演じた 青白い顔をした科学者役、「500日のサマー」では 恋に奥手な草食系の青年。どんな役を演じられる自在性のある俳優で、ヒース・レジャー以来久しぶりに期待できる若手が出てきたなと思いました。
イームス役のトム・ハーディ・・・アーサーとは対照的な、ゆるゆるダブダブの服装をしていたのてすごくオッサンぽく見えたのですが、あとから実年齢32歳と知ってビックリ ちなみにジョセフ・ゴードン=レヴィットは1981年生まれの29歳。← 実年齢より若く見える
「サイトー」 ただの足手まとい?(コラ
最後に映画を観た正直な感想・・・
『壮大なドッキリを仕掛けられて振り回されるロバートがかわいそうで仕方ない』
ノーラン監督 スイマセン
G.W. の お出かけで 2011.05.03
満開の桜の下で 2011.04.08
いまさらながら バレンタインデーの話 2011.02.17 コメント(4)