2005年06月11日
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1952年、オリンピック・ヘルシンキ大会は、エミール・ザトペック(1922-2000)のための大会でした。
ザトペックは、チェコスロバキアが生んだ、スーパー長距離ランナーです。
その力強い走りから、「人間機関車」の異名をとっていました。

この大会で、ザトペックは、長距離3種目で、3つの金メダルを獲得しています。
7月20日 1万メートル
7月24日 5千メートル
7月27日 マラソン

すべて、オリンピックレコードでした。
しかも、初マラソンでした。

5千メートルの画像 が見られます)

僕は、ザトペックを、ランナーとして尊敬しています。
ゆかりの地、ヘルシンキ・オリンピック競技場へ向けて走りました。
ヘルシンキへ来た理由の一つです。

市街から、トォーロ湾沿いの美しい公園を走って、北上します。
フィンランディアホール、国立オペラ劇場の横を通り過ぎます。
現代的な建物ですけど、木々と水に囲まれた環境に調和しています。

細長い塔が見えてきました。
競技場に隣接して建つ、高さ72メートルの「スタディオントルニ」という塔です。

そして、競技場前の駐車場へ。
そこには、パーヴォ・ヌルミPaavo Nurmi(1897-1973)の像が走っていました。

アントワープ、パリ、アムステルダム大会で、合計9個の金メダルを獲得しています。






「とりあえず、足、触っとこぉー」
ゴシゴシ...
「ヌルミ像の右足を触ると、走りが早くなる」
ということにしませんか...


裏手の方に、開いている門があります。
こっそり、入ってみましょう。
誰もいないようです。

チャンス!
とばかり、観客席を走り回って、競技場の写真を、何枚か撮りました。
「競技場関係者の方、すみません!」






誰もいない、朝の陸上競技場。
ザトペックの苦しそうな走りと、息遣いをイメージしながら、しばらく眺めていました。

ヘルシンキ・オリンピックのザトペックには、もう一つエピソードがあります。
奥さんの、ダナ・ザトペコヴァーも、やり投げ選手として、大会に参加していました。
ザトペックは、5千メートルの金メダルを、同じ日に競技のある奥さんに、そっと手渡しました。
ダナ夫人は、その金メダルをバッグに入れて、御守りにしました。
そして、見事に、彼女も金メダルを獲得したのです。

ちなみに、このザトペック夫妻の誕生日は、どちらも、1922年9月19日です。
いや~、ごちそうさまです。

本日の走行距離:8km
今月の走行距離:55km


いびきをおさえて、鼻がスッキリザトペック一般用 10枚入
いびきをおさえて、鼻がスッキリザトペック一般用 10枚入

こんなん有りました!





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最終更新日  2005年06月15日 00時10分44秒
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