あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

2011.01.05
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カテゴリ: あそび一般

【 小中学生を対象に、神奈川県秦野市で地域に根付いた指導を行う『ジーニアス渡辺塾 八幡山教室』。取材にお邪魔したこの日は、お楽しみ会の真っ最中。しかし、ただ遊んでいるだけというわけではなさそうだ。これまで朗読練習してきた百人一首を、2チームに分かれてカルタで対決!百ます計算なども勝負の材料となり、その結果や普段の学習プリントの枚数に応じてご褒美が獲得できる。遊び=学び、学び=遊びという発想で、子供のやる気を引き出す。】 (【】内は記事から一部引用、Google ニュース/全国私塾情報センター:2011年1月3日)

 前回のこととよく似た「あそびと教育」の関係についての、別の例を以下の記事から見ていく。
【 小中学生を対象に、神奈川県秦野市で地域に根付いた指導を行う『文部科学省が行った「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」で、「家族と週1回以上スポーツ観戦する」と答えた広島県の児童の割合が、全国平均を大きく上回った。(中略)県教委スポーツ振興課は「運動をする子供としない子供との二極化が進んでいる」とし、外遊びのハンドブックを全校に配布。楽しみながら体力向上につなげるよう呼びかけている。】 (【】内は記事から一部引用、Google ニュース/全国私塾情報センター:2011年1月3日)

 学力の二極化や、以前にこのブログで指摘した「将棋の二極化」などに続いて、この記事でも「運動をするしない」で、こどもたちにあらわれた二極化を紹介している。このこどもの二極化については、いずれ機会を見つけて、私見をつづることにして、ここでは「あそびと教育」をめぐる問題について考えていく。

 神奈川県教委スポーツ振興課の取り組みも、あそびを活用してこどもたちに「体力向上」を計ろうとするもので、前回の学習塾の例と同じ手法をとっている。それほどまで、こどもたちのあそびが有用なら、何故有用な「あそび」をこどもたちが自主的にやれるようにしないのだろうか。

 「外遊び」と「体力」の関係が指摘され、文部科学省や教育委員会の指導の下、教育の現場である学校において様々な取り組みが、これまで展開されてきた。しかし、こどもたちは自主的には「外遊び」を、依然として増やそうとしていないのだ。前回の記事と合わせ考えると、「学ぶ面白さ」も「外遊びの面白さ」も、多くのこどもたちがつかみとっていないことがわかる。

 文部科学省や教育委員会などによる教育行政の結果がこれでは、日本のこどもたちにとって、学力と体力ともに、その向上はあまり期待できないだろう。今、教育行政が真剣に取り組まなければならないのは、「外遊び」をはじめとしたあそびを昔の姿に戻すこと、すなわち「あそびの復興」なのだ。



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最終更新日  2011.01.05 19:14:46
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