あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2011.01.06
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カテゴリ: あそび一般

【 手まりは平安時代の蹴鞠に歴史があると言われています。それが、お手玉のように、女の子が手で遊ぶ玩具になりました。遊び方も、初めは、まりをお手玉のように二つ、三つと投げ上げて手に受ける「あげまり」だったのが、よく弾むまりができるようになると、地面について遊ぶ「つきまり」が盛んになりました。そして、まりをつくのにあわせて数を唱える手まり歌もうたわれるようになりました。】

 記事には、「伝統的なお正月の外での遊び方」として、引用の「手まり」の他に、「凧揚げ」「独楽まわし」「羽根つき」の遊び方が紹介されている。今やこの全てが、正月はまだしも、普段のこどもたちのあそびから急速に姿を消しつつある。当然、記事の「手まり歌」も「羽根つき歌」も、ほとんど聞かれなくなってしまった。

 さて、この「手まり歌」・「羽根つき歌」は、一般に「遊び歌」と呼ばれている。その「遊び歌」には、記事のような遊び道具を使用するあそび以外にも多くある(あった)。しかし、残念ながら多くの「遊び歌」も、保育所や学校などの保育や取り組みとしては見られるが、こどもたちの普段のあそびからは、どんどん消え去っている。

 それは、「遊び歌」がこどもたちがあそびの中で、地域独特な歌詞に変化させたり、次々に新しい「遊び歌」を生み出したり、そしてそれらを伝え続けてきた、そんな本来のあそびがもっていた、時の自然な流れとは逆行する、極めて由々しき事態なのだ。

 ところで、この「遊び歌」と、しばしば混同されるのが「歌遊び」だ。ここで、あらためて整理しなおして、それぞれの定義を私案として以下に提示しておく。

遊び歌:あそびに付随する歌で、その歌の進行に合わせてあそびが展開される。
 例:まりつき歌・お手玉歌・お絵かき歌・縄跳び歌など

歌遊び:歌そのものがあそびになっているもの。
 例:替え歌・字抜き歌・字加え歌など



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最終更新日  2011.01.06 19:24:45
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