あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2015.01.16
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カテゴリ: あそび一般



 絵を描くことをはじめとした芸術活動は、本来はもっとも自由な活動であるべきなのだ。それは、生活維持のための情報伝達手段としての絵は別にして、楽しむための絵、すねわち芸術としての絵は、広義の遊びとして生まれたのだ。遊びは、やるやらないを含めて自由な活動なのだ。

 だから、自由な意志で始まった、こどもたちの絵は、後に学校の教科としての絵、すなわち課業・課題としての絵、言い換えれば、描かせられる絵が、始まり、成績や評価の対象となり、時には「下手な絵」との評価も起きる。これがあそびなら、絵を描くのを止めれば良いが、教科の絵は、それを許さない。

 ましてや、美術科という教科になれば、描くこととは無関係な、作家や絵の題名さえ、覚えることを余儀なくさせられる。もちろん、素晴らし画家の絵を知ることは大切だが、それはその絵を鑑賞することが大切で、画家や作品の名はどうでもいいのだ。

 もし、教育として、こどもたちの絵画の才能を伸ばすには、教科として教えるよりも、自由に、これは描く描かないを含めての自由だが、その自由が確保された絵画活動、すなわち「広義の遊び」としての絵を、徹底して行えばいい。

 もちろん、絵にこだわることも無い、彫刻でも彫塑でもいいし、音楽でもいいのだ。あらゆる芸術分野の活動を、純粋に楽しむ活動を行えばいいのだ。絵が苦手でも、歌が得意な子、書は嫌いでも絵が好きな子、いろんな子が有っていいのだ。

 芸術としての絵が、遊びの絵として生まれ発展してきたことを考えれば、こども期にあそびとしての絵を、十分に満喫できるだけの、時間をこどもたちに確保すれば、その他のあそびで素晴らしい体験をした子なら、きっと素晴らしい絵を描くだろう。もちろん、それを歌で、あるいは文章で表現する子もあっていい。さらにさらに、お絵描き歌を歌いながら絵を描くなんて最高ではないだろうか。




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最終更新日  2015.01.16 17:02:14
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