あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2015.01.23
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カテゴリ: あそび一般



 さて、そんな「岩」だが、今のこどもたちは、こんなお菓子を食べても喜ばないだろうと思えるお菓子があった。大阪名物のお菓子だが、ご当地大阪のこどもたちでも、今はほとんど知らないお菓子となっている。

 そのお菓子の名は「岩おこし」だ。大阪は掘の多かった町で、その堀を掘る時に大きな岩がゴロゴロ出てきたそうだ。その岩を起こすことから、「岩おこし」と言う名が付いたそうだ。「岩」と言う名の通り、極めて固い菓子だ。堅い食べ物に慣れていた昔の子ですら、固くて敬遠したくらいだから、柔らかい食べ物に慣れた今のこどもたちには、好まれないだろう。

 次に、紹介する「岩」にまつわるあそびだが、あそびと言うより、私がかつて学童保育でこどもたちに試した「言葉あそび」だ。極めてつまらないものではあるが、こどもたちには受けたので紹介しておく。

 こどもたちは、怖がりなくせに怖い話が好きだ。そんなこどもたちを相手に「お岩さん」が登場する「四谷怪談」を聞かせてあげると声かけした後、次のような話をはじめたた。

 「昔ある所に、お岩さんと言う女の人が住んでいました。お岩さんが歩いていると、前に階段があった。そこでお岩さんは、階段の段を数えながら登ったそうな。(恐ろしげに話す。)『ひとーつ、ふたーつ、みーっつ』」(少し間をおいて)『よっつやかいだん』チャンチャン!」

 こう言う単純なあそびが成立するには、それなりの理由があった。当時勤めていた学童保育所は、普通の民家を借りていたので、雨の日などは、部屋で暴れると近所迷惑ともなるので、なるべく静かにあそぶようにしていた。

 そんな取り組みとして、本物の怖い話を何度も、こどもたちにしてあげていたのだ。だから、話始めはいつもと同じような話し方で始めるので、前記の他愛も無い「言葉あそび」が成立するのだ。




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最終更新日  2015.01.23 16:15:20
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