あれから10年。ありがとうシェフ。

何年ぶりでございましょ。パスワード忘れちゃって四苦八苦したヒゲでゴザイマス。あっちやFBに書くのもいいんだけど、やっぱりこっちに書くのがベストなんだと思ってこっちにしました。2017年は僕にとって凄く重要な年なんです。それは、はと屋オーブンから支えてくれて僕をずっとサポートしてくれたMシェフが亡くなってから10年なんです。僕とシェフはちょうど10歳違い。そう、今年僕はシェフと同じ年齢になるんです。そして、3月9日が命日。僕の中で、シェフに対してずっと後悔や懺悔の気持ちが残っていて果たして僕はシェフが生きれなかった3月10日まで生きていられるのか。そんな事を思っています。あのお葬式の日から、ずっと申し訳ない気持ちと寂しい気持ちと、どうすれば良かったのかを自問自答繰り返してきました。ずっと逃げて逃げて、ようやく墓参りできたのは去年。僕のせいで、なのかどうかはわかりません。だけど、僕の中では僕さえしっかりしていたら、もっと店に対して真面目でいれば、もっと話しを聞いてあげれば、もっともっと。。と今でも。シェフごめんね、僕はまだ生きていたいです。もう何もシェフにしてあげられないんだけど、いつか「あのヒゲを育ててやったのは俺だよ。今阿部大が大きい顔出来ているのも俺のおかげだよ」と言ってもらえるよう、精一杯頑張るよ。だから許してください。3月9日、僕はお墓参りに伺います。まだシェフの笑顔しっかり思い出せるよ。カウンターで僕がお客様とやりとりしていると、キッチンでクスクス笑っているシェフの声や姿すぐ浮かぶよ。シェフの年齢を越してしまう僕を、どうかあの笑顔で見守ってやってください。絶対に自慢できる男になるから。いつも見守っていてくれてありがとうシェフ。