1990年頃にブルース・インターアクションズのP-VINEから甘茶ソウル系国内盤LPが20枚ぐらい一挙に出たんだけど、その中にライナーとして入っていたのが、この「THE NEW JERSY TIMES」。テリー・ジョンスン氏などお馴染みのフラミンゴ・シンジケートの面々による対談や収録曲毎の解説が書かれてます。その他にも甘茶に詳しい皆さんによる楽しいニュージャージー談義が読めるので読み物としても資料としても価値の高いものだと思います。
1 PLP-6506 MOMENTS / NOT ON THE OUTSIDE PLP-6507 WHATNAUTS / INTRODUCING 3 PLP-6508 MOMENTS / ON TOP PLP-6509 WHATNAUTS / REACHING FOR THE STARS 4 PLP-6510 SYLVIA / PILLOW TALK 6 PLP-6513 FIRST CLASS / COMING BACK TO YOU PLP-6521 WHATNAUTS / ON THE ROCKS PLP-6523 MOMENTS / MY THING PLP-6524 GEORGE KERR / MR. EMOTION THE BEST OF GEORGE KERR PLP-6525 PONDEROSA TWINS + 1 PLP-6526 LINDA JONES 12 PLP-6527 HEARTSTOPPERS 13 PLP-6528 NEW SOUNDS / HAVING YOU AROUND 14 PLP-6529 WILLIE & THE MIGHTY MAGNIFICENTS VS WILLIE & WEST 15 PLP-6530 OPTIMISTICS 16 PLP-6531 ONCOMING TIMES 17 PLP-6532 A COLLECTION OF EXCEPTIONAL GROUPS 18 PLP-6533 A COLLECTION OF FANTASTIC SINGERS 19 PLP-6534 SYLVIA ROBINSON & GEORGE KERR EX PLP-6538/9 JONESES / BABY (THERE IS NOTHING YOU CAN DO)
「ソウルはシングル盤を聴かなきゃ・・・」を持論としNOT ON LPな曲ばかりをマニアックに紹介した内容は質・量ともに圧巻。掲載シングルは約1200枚でディープソウル・シングルの重要曲の多くが網羅されていると思われオススメです。(画像2でもお分かりかと思いますが、本の体積はU.S.BLACK DISK GUIDEの約2倍、甘茶ソウル百科事典の約3倍あります。)
「大幅加筆」の程度は例えば、EDDIE PARKERが「SOUND OFF」誌では1曲4行での紹介だったものが、この本ではその後入手されたMIKO盤(BUT IF YOU MUST GO)を加えて3曲44行での紹介になっていたり。その一方でTIMI YUROなどはほとんど変ってなかったりもします。紹介内容もインターネット時代を反映してか、○○は 「Sir Shambling's Deep Soul Heaven」
で聴ける、とかいったように親切丁寧。更にシングル・コレクター以外の方向けにも、ということで紹介したシングル曲が収録されているCDコンピ等も約300枚紹介されています。決してマニア向けにレア盤自慢に終始している訳ではない気概に好感が持てます。