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アニソンポップの世界(8) 【 音楽グルメに贈る厳選アニソン・ベスト10 】アニソンというと、音楽ファン、特に多くの洋楽ファンなどからは見向きもされない音楽という印象を受けるし、実際馬鹿にされているという声も多い。私自身も若い頃は若気の至りで小馬鹿にしていたけれど、長年音楽グルメという流儀の元、ジャンルに拘らず純粋に良質な音楽を追い求めてきた結果、多くの至極のアニソンに出会うことが出来ました。確かに多くの音楽ファンが指摘する通り「アニメがヒットしたから人気があるだけで良質な音楽とは言い難い。」という言葉通りの楽曲が多数存在することは事実です。しかしその一方で、昨今の日本製アニメの世界的人気を背景に一流のミュージシャンや高い音楽センスの持ち主による良質な楽曲が増えてきていることも否定できません。中には、バートバカラックやキャロルキングといった世界的メロディメーカーに劣らないような素晴らしいメロディやフィルスペクターを凌駕するような超一流のアレンジを持った楽曲も見受けられます。アニメ先進国かつ音楽先進国でもある日本という土壌を考えれば当然の成り行きかと思います。そうした素晴らしい楽曲を「しょせんアニソン」「しょせん邦楽」などと小馬鹿にし色眼鏡をかけて排除するのは音楽グルメの流儀として不適切ですし、音楽ファンの姿勢としてもかなり疑問符が付きますね。ここでご紹介する楽曲はどれも世界中の全ての音楽ファンに自信を持ってお勧めできる素晴らしい楽曲ばかりです。基本的に全て当ブログの志向するポップ(明るく、元気)な曲となります。是非色眼鏡無しで純粋に楽曲を聴いて頂きたいと思います。なお、以下にご紹介する曲は便宜上アニソンとしていますが、実際にはゲーム音楽が多く含まれています。ジャンルに拘らず純粋に至極の音楽を求める音楽グルメの方々に向いていると思いますが、元々アニソン系が好きな方、良質なアニソンを求めている方、アニソン初心者の方にも強くお勧め致します。【 音楽グルメに贈る厳選アニソン・ベスト10 】1.宮沢ゆあな(沢渡葵) / いつもよりオレンジ! '07 作曲編曲ハーモンド 「ピリオド」日本人の琴線に触れる素晴らしいメロディをもったガールズロック。2.金月真美 / 夏に、まだ少し・・・ 作曲東野美紀 編曲岩崎元是 '96「ときめきメモリアル」量・質ともにフィルスペクター以降の世界のウォール・オブ・サウンド界を牽引する第一人者のアレンジが光ります。3.堀江由衣、倉田雅世、浅川悠、高木礼子、野田順子、雪乃五月、小林由美子 / 未来への贈り物 '01 作曲編曲五島翔 「ラブひな」元気いっぱいな「恋はあせらず」トラックにのって甘酸っぱく切ないメロディを歌いあげます。4.岡崎律子 / はじまりはここから '01 作曲岡崎律子 編曲十川知司 「ラブひな」間奏などで聴けるホーンのフレーズが甘酸っぱく切ない良質なネオアコを感じさせる渋谷系アニソン。5.LUCHICA / バトルできゅんっ!なキングダム☆ '10 作曲編曲/LUCHICA 「プリンセス☆ストライク!」高く突き抜けるメロディと歌声の素晴らしい萌えソング。6.FRIPSIDE NAO PROJECT! / せな★せな@Surprise!! '08 作曲編曲八木沼悟志「ハイハイ」合いの手の入る爽やかで明るいテクノ系電波ソング。7.KOTOKO / PRINCESS BRIDE! '03 作曲KOTOKO 編曲SORMA 「プリンセスブライド」高揚感のあるメロディと疾走感のある高速唱法が魅力的ですね。8.原田ひとみ / nachu☆nachu '05 作曲TOKIA 「なつ☆なつ」しゃくり上げ唱法が痛快なガールズロック。9.RITA(Blueberry & Yogurt) / 青春*桜歌 '06 作曲Loser Kashiwagi 編曲Toshihiko Uchiyama 「春恋*乙女 ~乙女の園でごきげんよう。~」ピアノを効果的に使った甘く切なく疾走感のあるガールズロック。10.FOUR SEASONS / 北へ。 '99 作曲編曲池毅 「北へ。」アニソン界のポール・マッカートニー池毅氏による「Go West」系ポップス。【 惜しくも選外となった良曲10選 】加古井あや子(霧坂鈴菜) / まちあわせGO GO GO!! -Album Version- '04 「夏音 -Overture-」松岡由貴(水越眞子) / 桃色READY GO!! '04 「D.C.P.S.ダ・カーポ」☆☆☆☆☆☆ / 榎津まお&春日りか&倉沢はるか&榊原ゆい&茶谷やすら '04 「六ツ星きらり」姫子とナーナ(新谷良子&宮崎羽衣) / 百発百中とらぶるん♪ '06 「姫様ご用心」高槻やよい(仁後真耶子) / キラメキラリ '07 「アイドルマスター」エンジェル隊 / ギャラクシー☆ばばんがBang! '02 「ギャラクシーエンジェル」鈴木真仁 / あのね・・・。'96 「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」藤原鞠菜 / ラジカル☆キッス・イノベーション! '10「絶対★妹原理主義!!」本多知恵子 / オンリイYOUのMEのYOU '88 「八神くんの家庭の事情」詩月カオリ / DO YOU KNOW THE MAGIC ? '04「魔法はあめいろ?」
2024.07.14
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アイドルポップの世界(4) 【 ポップ偏差値 60 】榊原郁恵 / 微笑日記 作曲佐々木勉 編曲若草恵 '791970年代後期から1980年代中期までアイドル歌手として活躍した榊原郁恵の1979年のシングル曲。榊原郁恵というと明るく元気なキャラクターを生かし夏のお嬢さんなどアイドルポップ良曲も複数残しているけど、ちょっとコミカルなイメージがあり個人的にはあまり評価は高くない。然しながら彼女の幾つかの楽曲を制作している佐々木勉氏によるこのバラードはなかなかの出来。ポップな内容ではないけれど、情緒的な甘く切ないメロディが胸をうつ良曲です。曲調からすると演歌的な歌唱やもっと情感を込めた唱法の方が合っていそうだけど、榊原郁恵の明るく乾いた声質とさらっとした歌唱により湿り過ぎずにアイドルポップとしてうまく嵌ったと言えそう。ポップな彼女のイメージとかけ離れた楽曲ということであまり目立たない曲だけど、アイドル系バラードとしてかなりいい線いってると思います。「YOU TUBE」で聴けます。
2022.12.05
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アイドルポップの世界(2) 【 ポップ偏差値 67 】Darlim&Hamabal(キム・ダリム) / 青い珊瑚礁 小田裕一郎作曲 '19小田裕一郎作曲でアイドルポップ史上に燦然と輝く歴史的名曲の韓国の女性歌手キム・ダリムによるカバー。オリジナルはデビュー間もなく破竹の勢いだった1980年の松田聖子で、当ブログでも「歴史的なスーパーポップ 松田聖子 / 青い珊瑚礁」として取り上げ済みです。青い珊瑚礁の乾いた空気感、華やかで高揚感あるメロディなど小田裕一郎ワールドを損なうことのない原曲に忠実なカバーですが、松田聖子に負けず劣らずのキム・ダリムの歌唱力と松田聖子には無かった透明感のある爽やかな声質はなかなか魅力的。聴き比べてみると松田聖子は随分貫禄があり比較的太い声質だったなと感じてしまいますね。細かい箇所では「南の風に乗って走るわ」の「風に」の部分の控えめで繊細な表現が実に奥ゆかしい。ただ一点「青い風切って走れ」の「切って」の歌いまわしが演歌調でこの曲にはそぐわないかな。動画では可愛らしいルックスのキム・ダリム嬢が明るく楽しそうに、にこやかに歌い好印象で更に曲の印象がアップするかも。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(珊瑚礁な世界)ポップ偏差値合計8101076867567
2022.05.30
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アニソンポップの世界(4) アイドルポップの世界(3) 【 ポップ偏差値 62 】寿美奈子 / SUMMER BREEZE '11 作曲編曲TSUKASA 「Aチャンネル 第7話劇中歌」テレビアニメ「Aチャンネル」の劇中歌で、完全生産限定版DVD「Aチャンネル 4」の特典CD収録曲。曲は80年代アイドルポップを彷彿させる明るくポップなアニソン。「石川秀美 / 妖精時代」や「松田聖子 / 青い珊瑚礁」といった小田裕一郎メロディに強く影響を受けた、というか敢えて似せて作ったとしか思えない、アイドルポップの黄金期ど真ん中といった雰囲気。いきなり始まるテンションの高い高音域で展開する高揚感あるサビメロは秀逸で、将に小田裕一郎節といった趣きですね。少しトーンダウンしたAメロ、再びサビへ向けて盛り上げていくBメロ共に出来は良く魅力的。これは、全盛期の松田聖子が歌っていたら、80年代アイドルポップのスタンダードとして語り継がれる存在にさえ成り得た秀作に思えます。個人的には軽快に鳴り響くピアノの音色もツボで全体として実に好印象。「YOU TUBE」で聴けます。劇中でのシーン明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(高揚感)ポップ偏差値合計78866877562
2021.08.09
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アイドルポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】沢田富美子 / ちょっと春風 '81 小田裕一郎作曲 大村雅朗編曲 80年代初頭に活躍したアイドル沢田富美子の2ndシングル。作曲は3rdシングル「風のシルエット」同様、80年代初頭中心にアイドルポップ界で猛威をふるった小田裕一郎。前年1980年の松田聖子のスーパーポップ三部作(「裸足の季節」、「青い珊瑚礁」、「風は秋色」)路線のテンションの高い明るく爽やかなメロディを持つ曲です。特にサビのキーの高さが特徴的ですが、残念ながらいまいちキャッチーさが足りなかった感じ。チャート的にも全然ふるわなかったみたいけれど、次作で本作を全て上回る出来のスーパーポップな「風のシルエット」という曲に出会え、アイドルポップ史的には大成功という感じですね。因みに後に不動産投資でも大成功し資産数十億の富豪にのしあがったとか。うーん、凄い。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.03.01
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音壁の世界(3) アイドルポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】中嶋美智代 / 日記の鍵貸します '92 作曲/遠藤京子,羽田一郎 編曲/新川博 空前のアイドル音壁大作「泣いていいよ」と隠れた萌えポップ「天文台と海岸」を編曲した新川博氏による中嶋美智代の傑作3部曲とも言える音壁曲。作曲には「天文台と海岸」と同様に羽田一郎がかかわってます。曲は「泣いていいよ」同様バラード系でやはり4分36秒と長い大作志向。憂いを帯びたメロディは暗めだけどしっぽりとしていてなかなかの出来栄え。「日記の鍵貸します、恋人に」~「なりたい人は、この指止まれ」などサビのメロディが一度切れても歌詞が繋がっているというところにも妙味があります。哀し気なフルート風の音色もなかなか効果的ですね。そしてやはり最大の聴き所は新川博氏によるウォール・オブ・サウンドなアレンジ。カスタネットの繊細な響きやエコー感のあるドラム等、派手さはないけれど品よく効果的に配されている感じ。全体としてなかなか感動的なバラード系アイドル音壁大作といった仕上がりですね。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.01.11
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アイドルポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】西城秀樹 / POP'N ROLL SPRING 作曲鹿島豪也 編曲佐藤準 '8170年代中心に活躍し最も成功した男性アイドル歌手、西城秀樹のアイドルポップ。「情熱の嵐」などの情熱的でハードロック的な歌唱で印象的だけど、長い経歴の中には軽快なロックンロールも複数あります。中でもリトルガールとそのB面の本曲、その次作であるセクシー・ガールの何れも81年産の3曲は軽やかなノリのオールディーズ風味のロックンロールでお勧めです。(探せばもっとあるかも?)どれも甲乙付け難い出来なのだけど、他の2曲があからさまに女性向けの内容なので、本曲が男性も楽しみやすいかも。曲はDOO-WOP風のコーラスをふんだんに盛り込み、明るく爽快で元気な雰囲気。適度にスピード感のあるゆるいリズムにヒデキのクセのある熱唱が程よくマッチ。将にタイトル通りのポップなロックンロールという感じ。最後にラララで締めるのもイイね!「YOU TUBE」で聴けます。
2020.10.26
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アイドルポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】坂上とし恵 / 黒い瞳 '82 作曲東郷昌和 編曲奥慶一80年代初期に活躍した女性アイドル坂上とし恵(野々村俊恵)のセカンドシングル。『黒い瞳』というタイトルから何やら不穏な空気を感じさせますが、内容は明るいオールディーズタッチの軽快なロックンロール。ダミ声がかった歌声がちょっと特徴的だけど、明るく軽快な曲調にうまく調和した感じ。メロディで特に良いのがサビの部分で王道路線という感じではあるけれども歌詞がリズムとうまくマッチしてなかなかいい感じ。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.09.07
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アイドルポップの世界(3) 【 ポップ偏差値 61 】チェッカーズ / 涙のリクエスト '84 作曲編曲芹澤廣明80年代に活躍したアイドル男性グループ、チェッカーズのオールディーズタッチのヒット曲。作曲を手掛けた芹澤廣明氏は当ブログで既に「森口博子 / エンドレスドリーム」、「堀江美都子 / DON'T YOU・・・?」などを取り上げていますが、この曲も同じくオールディーズ・ロックンロール風の作品。歌詞は悲し気だけど明るく軽快な曲調に良く出来たキャッチーなメロディ、サビの高揚感などが素晴らしい。詞の方も映画「アメリカン・グラフィティ」をヒントに作られたということで往年の邦題「涙の・・・」シリーズを彷彿させる曲名もイイね。個人的にチェッカーズを初めて見たのは確か「夕やけニャンニャン」でデビュー間もない時だったはずだけど、いかにもチャラそうな風貌に全く食指が動かず、後の不良路線の曲とかで更に遠ざかったものだけど、流石に老齢となったこの頃はそうした経緯など全く気にならなくなりました(笑)。これからは男性アイドルものも積極的に聴いて良曲発掘に邁進する所存。チェッカーズ・クローンものとかにも良曲が埋もれてたりするのかな。最近の女性アイドルグループ「カントリー・ガールズ」によるカバーがあります。2016年のものですが出来はなかなか。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(オールディーズ)ポップ偏差値合計77777867561
2020.06.08
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アイドルポップの世界(3) 音壁の世界(2) 【 ポップ偏差値 64 】薬師丸ひろ子 / 夕暮れを止めて '91 作曲楠瀬誠志郎 編曲清水信之 「風に乗って」80年代初期に一世を風靡したアイドル歌手、薬師丸ひろ子の91年のCDシングル「風に乗って」のカップリング曲。ベストアルバム「歌物語」にも収録されています。曲はしっとりと落ち着いたアイドルバラードだけど、聴いて驚きの実に完成度の高いウォール・オブ・サウンド仕様。作曲編曲は92年のハリーラブなCRAZY FOR YOUで当ブログでもお馴染みの楠瀬誠志郎&清水信之のコンビ。楠瀬誠志郎氏はやはり音壁な一時間遅れの僕の天使でもお馴染み。カップリング曲という地味な位置での作品だけど、その音壁は実に素晴らしく渾身の力をこめた傑作と言えるでしょう。重量感のあるベース&ドラムにエコー感のあるピアノが軽快に鳴り響き、カスタネットの繊細な響きも心地よい。全体としてバランスの取れた内容で、大型ステレオシステムでの大音量再生でも全くアラの聴こえない素晴らしいサウンド。個人的には薬師丸ひろ子の声質や唱法がいまいち馴染めないけれどメロディの出来も良く末永く愛聴出来そうな予感。つい先日やはりアイドル音壁大作の「中嶋美智代 / 泣いていいよ」を発掘したばかりだけど、検索してみるとこの曲も音壁者には馴染みのない埋もれた名曲の発掘と言えそうです。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.04.20
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アイドルポップの世界(3) 【 ポップ偏差値 61 】中嶋美智代 / 天文台と海岸 '91 作曲羽田一郎 編曲新川博 「中嶋」 90年代初期に活躍したアイドル中嶋美智代の1stアルバム収録曲。編曲は後にアイドル音壁大作「泣いていいよ」を作り上げる新川博氏で、どうやら中嶋美智代のメイン編曲家として活躍されていたようですね。曲は明るく軽快な50/60年代ロックンロール風ガールポップ。恋する少女の気持ちを歌ったもので若くて可愛らしい女性っぽさを強調した歌詞に中嶋美智代の可愛らしい歌声が萌える。ちょっと甘えた歌唱に声質もなかなか可愛らしいですね。私は彼女が現役で活躍していた頃を全く知らないんですけど、「泣いていいよ」と共に個人的に人気急上昇中。この曲はシングルカットされていないので結構隠れた名曲と言えるかも。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(軽快な萌え)ポップ偏差値合計87777767561
2020.02.24
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アイドルポップの世界(5) 河合その子 with おニャン子クラブ / 恋のチャプターA to Z 作曲編曲後藤次利 '85デビューから立て続けに当ブログ的にクオリティの高いスーパーポップを連発したアイドルと言えば松田聖子が筆頭だけど、おニャン子クラブの河合その子もなかなかの良曲を連発しましたね。1stシングルの涙の茉莉花LOVE、2ndシングルの落葉のクレッシェンドにアルバム収録曲の恋のカレッジリング。これらは全て作曲/編曲が後藤次利なので、松田聖子/小田裕一郎コンビを彷彿させるような活躍です。この3曲は多少の湿り気を感じさせる曲はあるけれども、どれもアップテンポで快活な雰囲気を持っているのがいい。涙の茉莉花LOVEのカップリングだったこの『恋のチャプターA to Z』も同様にアップテンポな曲でちょっと感傷的な雰囲気があるところも同じ。チープで機械臭漂うアレンジはいまいちだけど間奏部分なんかはなかなかいい雰囲気。曲の名義に「with おニャン子クラブ」とあるようにアイドルグループ的な賑やかな雰囲気を加えたのも正解だったかも。「YOU TUBE」で聴けますが、やはりここは夕やけニャンニャンでのスタジオライブ版を楽しんで欲しいところ。後藤次利の作曲能力 河合その子 / 落葉のクレッシェンド '85 作曲編曲後藤次利
2019.11.25
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「恋はあせらず」トラックの世界(4) アイドルポップの世界(6) 【 ポップ偏差値 54 】COCO / 乙女のリハーサル '89 作曲岩田雅之 編曲中村哲 「EQUALロマンス」カップリング 「Strawberry」収録90年代初頭に活躍した女性アイドルグループCOCOの1stアルバム収録曲。既に当ブログで取り上げたさよならから始まる物語同様、「恋はあせらず」トラック使用曲ということになります。前者よりグッとテンポアップしポップで楽し気なトラックなんだけど、Aメロがいまいち暗め。COCOにははんぶん不思議でスウィート・ロリータ・ヴォイスを爆発させた三浦理恵子がいるんだけど、この曲ではあまり目立たないのが残念。ライブでは一番美味しいサビ部分で一瞬の萌えを発揮しています。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.10.14
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アニソンポップの世界(8) 【もうすぐランクイン】花澤香菜 / 恋愛サーキュレーション '09 作曲編曲神前暁 「化物語」OP主題歌 アニメ「化物語」のOP主題歌でCD「歌物語/物語シリーズ主題歌集」などに収録。歌うのは、当ブログでは「sweets parade」を取り上げ済みの花澤香菜。ここでもウイスパー系の淡く可愛らしい歌声を聞かせてくれます。アニメではロリータ・キャラの千石撫子の曲ということで相性も抜群ですね。派手さはないけれど明るく快活な曲調に載ってラップを入れたりと花澤香菜さんの魅力を思いっきり振り撒く歌唱を聞かせてくれます。アニソンの中でも所謂萌えソングという位置づけになるでしょうね。作曲/編曲は当ブログでは高槻やよいの「キラメキラリ」を取り上げている神前暁氏。他にも「もってけ!セーラーふく」、「SOMEONE ELSE」、「最大聖地カーニバル」、「恋のミクル伝説」、「帰り道」、「星くず☆うぃっちメルル」といったスーパーポップなアニソン/電波ソングを数多く手掛けており、21世紀以降のこの分野における最も成功した偉大な音楽家と言えますね。調べてみると京都大学卒業で祖父が医学界の大物ってことで小沢健二君を彷彿させる存在。凄いなあ。当曲でも彼の作曲才能とポップなセンスは遺憾なく発揮されています。個人的には後半に転調して入る間奏部分は蛇足だったなと思いますが。因みに歌詞が私の大好きな「唐沢なをき氏の電脳なをさん」の「萩尾望都 / 百億の昼と千億の夜」の回で引用されていて嬉しい限り。これは奥さんの唐沢よしこさんのセンスかな?「YOU TUBE」で聴けます。TVアニメのOP動画もどうぞ。
2019.08.19
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アイドルポップの世界(5) 【もうすぐランクイン】大滝裕子 / 異性 '81 作曲筒美京平 編曲後藤次利79年に歌手デビューした女性アイドル大滝裕子の5枚目のシングル曲。81年のヤクルトジョア・イメージソングってことですけど見覚えないなあ。作家陣は作曲筒美京平、編曲後藤次利となかなか豪華なアイドルポップ。後藤次利は当ブログでは「田中真美 / 涙のロンリー・ボーイ」、「河合その子 / 落葉のクレッシェンド」に続いての登場。大滝裕子の演歌臭のある歌唱と転調のある筒美京平メロディを軽やかに仕上げた感じ。口笛の聞こえるイントロなどのフィリー風インスト・パートは筒美京平風かも。明るい雰囲気と品の良さ、乾燥感が素晴らしくここが一番の聴き所、その後の「あたな好き好き」というAメロもキャッチーな出来だけど、転調したりとその後のメロディはいまいち魅力薄かな。全体として感じられる70年代的感触が美味な曲です。ミリオン・キスは80年代風だけど、なかなかポップ。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.05.27
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電波ポップの世界(2)【 ポップ偏差値 62 】UNDER17 / いっちゃえ!ぽぽたん '02 作曲桃井はるこ 編曲小池雅也 PCゲーム『ぽぽたん』OP主題歌 「萌えソング」を極めることを目的に2002年から2004年まで活動していた、桃井はること後にMOSAIC.WAVにも参加することになる小池雅也との音楽ユニット、アンダーセブンティンの楽曲。PCゲーム『ぽぽたん』のオープニング主題歌で、UNDER17の1stアルバム「美少女ゲームソングに愛を!!」収録。桃井はるこ嬢は当ブログでは既に電波ソング大賞や「LoveLoveLoveのせいなのよ! 舞ソロVer」などでお馴染みです。曲はテクノ風アレンジの入った明るく元気なロック系ポップ。よく出来たキャッチーなメロディに「私、イッちゃう!」等のエッチで過激な歌詞が電波ソング的。そこに桃井はるこのテカテカでツルツルのエナメル・ヴォイスが炸裂する。ちょっと鼻にかかった可愛らしい歌声が魅力的ですね。メロディがキャッチー過ぎて飽きやすいのが難点だけれど、萌え・電波ソングを代表する曲として安心してお勧めできる楽曲です。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(エナメル・ヴォイス)ポップ偏差値合計98776768462
2019.01.28
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アイドルポップの世界(4) 【 ポップ偏差値 60 】キャンディーズ / あなたに夢中 '73 森田公一作曲 竜崎孝路編曲 大手芸能プロダクション、渡辺プロダクションが70年代初頭に世に送り出したアイドル・トリオ、キャンディーズのデビューシングル。スクールメイツ出身ということで歌、踊り、ルックスと結成時点で三拍子揃った逸材だった訳だけど、当ブログでお馴染みの穂口雄右氏をはじめ作曲家陣も豪華で今にして振り返れば全てが上手く機能した感じ。アイドルポップという観点からみればデビュー45年を経過した今日でも彼女達を超えるアイドルグループは存在しない、将に理想にして究極のグループだったと思う。曲は明るく楽しく華やかなアイドルポップ。三人で歌うという特性が十分生かせるよう練られたコーラス・アレンジが実に素晴らしい。メロディもキャッチーだし、歌声も可愛らしいし、ハーモニーも魅力的ですね。最近の日本では大人数が同じメロディを合唱するだけという、歌声やハーモニーを味わい楽しむとことが出来ないグループが流行っているようだけど、そんな音楽環境に置かれてしまっている若者にはキャンディーズのこの曲を聴いて、アイドルポップとは何か?ということを考え、感じて欲しい。「YOU TUBE」で聴けます。アイドル声優の横山智佐によるカバーもあります。機械臭漂う器楽はがっかりだけど歌声はなかなか可愛らしい。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(ハーモニー)ポップ偏差値合計76766779560
2018.10.15
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アイドルポップの世界(7) 【もうすぐランクイン】渡辺めぐみ / 誘われて南南西 作曲/小杉保夫 編曲/若草恵 '82 よめきんトリオなどで活躍したアイドル渡辺めぐみのセカンドシングル曲。イントロ、Aメロなど暗めの出だしで、これはある意味山口百恵辺りから受け継がれてきた日本の70年代アイドルポップの王道的展開。当ブログではポップな曲ばかりを取り上げているけど、日本のアイドルポップの実態はこんなもんですよね。サビでようやくポップに転調、「風は南南西♪」ということで南国リゾートを彷彿させるけど、いまいち高気圧や乾ききった熱い風を感じさせる程でもないのが惜しい。「YOU TUBE」にあるPVを見てもその辺を意識してはいるみたいんだけどね。ただ暗いなりに全体としてはキャッチーな出来の良い曲だと思います。おまけ画像は南南西ということで私のお気に入りのタヒチのボラボラ島を。
2018.03.12
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アイドルポップの世界(4) 【 ポップ偏差値 60 】松田聖子 / 風立ちぬ '81 大滝詠一作曲 多羅尾伴内編曲 個人的に特に思い入れがあった訳ではないけれど、黄金の80年代アイドルポップ時代の旗手として松田聖子は別格的存在でした。「裸足の季節」「青い珊瑚礁」「風は秋色」の小田裕一郎三部作に留まらず、次々と大ヒット作を生み出してく様は将に時代の寵児といった感じ。松田聖子の抜群の歌唱力とアイドルとしての資質に多くの職業作家が集い、更にヒットを生んでいくという正の連鎖反応がおきていましたね。その一連のスパイラルの中に稀代のサウンドクリエイター大滝詠一も存在していて生まれたのがこの名曲。「Jimmy Clanton / Venus In Blue Jeans」を元ネタにした流麗なメロディを持つ曲で、特に高音部へと突き抜けていくメロディは松田聖子の声域、歌唱力の前提抜きには作ることが出来なかったと思われます。その意味では幸運な出会いによって生まれた名曲とも言えますね。編曲は多羅尾伴内(大滝詠一の変名)なのに音壁度は軽めなのが残念だけど、品のあるストリングスなど華麗なサウンドが素晴らしいですね。「YOU TUBE」にあるのは生バンドによる演奏ばかりで、正式音源はアップされていないようなのでご注意を。大滝詠一によるセルフカバーのライブバージョンというのも存在します。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(大滝詠一)ポップ偏差値合計67766896560
2017.12.04
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アニソンポップの世界(7) 【もうすぐランクイン】アース・スター ドリーム / 君色に染まる ~アース・スター ドリームver.~ '16 作曲TOKOTOKO(西沢さんP) 編曲玉木千尋 アニメ「魔法少女なんてもういいですから。セカンドシーズン」主題歌。アース・スター ドリームは「中島由貴・高尾奏音・小出ひかる・愛原ありさ・曽我部英理・谷尻まりあ」の6人からなる声優ユニット。アニソンには珍しくヴォーカロイド曲のカバーソングで、原曲は「TOKOTOKO(西沢さんP) feat.GUMI / 君色に染まる」。(GUMIという同人歌手がいるが別人でここで歌っているのはヴォーカロイド)ヴォーカロイド曲の焼き直しを当ブログで紹介するのは「LUCHICA meets MOSAIC.TUNE feat.初音ミク / 真夏のレターレインボー」に続いて2曲目ということになるけど、このパターンは今後も増えていきそう。曲は疑似ハリーラブなポップな曲でイントロがハリーラブ風ギターで始まる箇所は「斉藤和義 / 歩いて帰ろう」の影響を感じさせる。ただしトラック自体は原曲同様軽やかでハリーラブ・トラック特有のグルーヴを感じさせる程のものではない。然しながら切なさを感じさせるメロディは秀逸で原曲は「ニコニコ動画」などでかなり人気を博していた模様。このアース・スター ドリームver.は曲も長くそのメロディをじっくりと堪能できるところが良く、当然のことながら肉声による温かみと瑞々しさが増幅されているのも良い。ただし6人が交互に歌ったりユニゾンになったりとアニソン特有の萌えを感じさせるほどの出来・内容でないのが惜しい。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(歯切れの良さ)ポップ偏差値合計76766867558
2017.09.18
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アイドルポップの世界(5) 音壁の世界(3) 【もうすぐランクイン】工藤夕貴 / DIARYは秘密でいっぱい '86 作曲芹澤廣明 編曲大谷和夫 「STRAWBERRY TOWN」収録80年代アイドル工藤夕貴のアルバム「STRAWBERRY TOWN」収録曲。彼女の曲は既に同アルバム収録の「カレン」と「ハートブレイクの微笑」という共にウォール・オブ・サウンド仕様の曲を取り上げていますが、この曲も同様に音壁仕様。こっそりと音壁アイドルしてた訳ですねえ。「野生時代 ハミング・バード・イヤーズ・コンプリート・シングルス」というCDにも収録されているようです。曲はある程度テンポのあるバラードでサビの盛り上がり含め全体的に良質なメロディ。如何にもこの頃の松田聖子が歌ってそうな曲です。サウンドは時折入るエコーの効いたドラムスの重低音が特徴的。そこに軽やかなカスタネット、煌めき感のあるグロッケン、優雅な雰囲気のストリングスなどが華を添える。編曲の大谷和夫氏は当ブログでも取り上げているアイドルポップの金字塔「石川秀美 / 涙のペーパームーン」、ハリーラブ名曲「本田美奈子 / ONEWAY GENERATION」などを手がけているだけあって流石のセンスですね。作曲の芹澤廣明氏も当ブログ既出の「森口博子 / エンドレスドリーム」、「堀江美都子 / DON'T YOU・・・?」などを手掛けています。
2017.08.07
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アイドルポップの世界(7) 【もうすぐランクイン】早見優 / ラッキィ・リップス '83 作曲筒美京平 編曲大村雅朗80年代アイドル・早見優の7枚目のシングル曲。作曲は筒美京平なので元ネタは何だろう?と詮索したくなっちゃいますが、ちょっと思い浮かばない。明るく元気でポップな曲なんだけど、テクノ風味付けのアレンジで機械臭が鼻につくのとメロディ自体にさほど魅力が無いのが惜しい。ただこの曲、ちょっとソウルフルな女性コーラスがいいんですよね。爽やかで高揚感がありながら、感傷的で豊潤な甘みを感じさせます。テクノなアレンジ、更に主旋律ともミスマッチでちょっとそこだけ浮いた感じだけど、なかなか味の有るコーラスで一聴の価値有りかと思います。「YOU TUBE」で聴けます。
2017.01.15
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アイドルポップの世界(5) 【もうすぐランクイン】伊藤咲子 / きみ可愛いね '76 三木たかし作曲 「ひまわり娘」伊藤咲子の76年の7枚目のシングル曲。「シャララ~」、「フゥフゥフゥ」と爽やかな女性コーラスが特徴的なアイドル歌謡。アイドルポップというよりも歌謡曲としか表現しようが無い雰囲気ですねえ。軽快なテンポにクルクル回るストリングス、ギターの音色も軽やかで実に春っぽい雰囲気の曲です。80年代以降のアイドルポップと比較するとヴォーカルは骨太でアイドルにしては歌い過ぎだろ!って感じがしますが、この頃はまずはこのぐらい歌えないと話にならなかったんでしょうねえ。ヴォーカルに力が求められていた古き良き時代の典型という感じがします。「YOU TUBE」でライブ版が聴けます。聖子ちゃんカットの原型みたいな髪型してますねえ。コーラスが岩崎宏美、森昌子、太田裕美、そしてキャンディーズと超豪華!と思ったら開始時の立ち位置を見ると口パクのようで残念。
2016.09.25
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アニソンポップの世界(8) 【もうすぐランクイン】田村ゆかり&釘宮理恵 / Super2 idol tune '07 作曲MIZUKI 編曲YUPA 「ヒロイック・エイジ」TVアニメ「ヒロイック・エイジ」のドラマCD「ヒロイック・エイジ SIDEWAY I」収録曲。萌え声で一世を風靡したアイドル声優の大御所二人がデュエットするという、なんとも豪華な萌えソングです。曲は昭和の香りがするちょっとセンチなもので、まあ具体的には「米米CLUB / 浪漫飛行」('90)のサビと似てますね。ポップな曲調にセリフも交え、萌え萌えな歌声が代わる代わる展開される様はなかなか美味。そしてサビの情緒的で甘酸っぱいメロディが素晴らしい。「だってそう WE ARE THE NO.1」,「夢中でしょ? WE ARE THE NO.1」,「悪いけど WE ARE THE NO.1」,「狙い撃ち WE ARE THE NO.1」などツンデレ入りの歌詞が変幻自在なところが堪りません。ただし残念なことに、イントロなど数か所で入る「ジャンジャン、ジャジャジャーンジャンジャン」というギターのフレーズは威勢がいいけど曲調には完全にミスマッチで、折角の甘酸っぱい萌え名曲の出来を台無しにしている。(個人的にはここの部分を全てカット編集して聴いているんだけど、当然不自然になってしまいます(笑)。)そのあたりなんとかなりませんかねえ?「ニコニコ動画」で聴けます。
2016.04.10
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アニソンポップの世界(8) 【もうすぐランクイン】茶太 / WINTER BELLS♪ '09 作曲編曲おおくまけんいち 「しろくまベルスターズ♪」 18禁恋愛アドベンチャーゲーム 「しろくまベルスターズ♪」のオープニングテーマで、『PULLTOP VOCAL COLLECTION 2「うたのかんづめ2」』収録曲。歌うは当ブログでは既に「笹に願いを」を取り上げている茶太嬢。茶太は所謂エロゲソングの分野で活躍している、その筋では大変人気のある歌手だけど一般的知名度は皆無に等しいんじゃないですかねえ。とても魅力的な声質と唱法を持つ歌手なのでもっと評価が高まり、幅広く活躍して欲しいものです。曲はクリスマスをテーマにしたもので、クリスマス・ベルの音などの入る華やかなアレンジとスピード感のある元気なトラックが特徴的。メロディ自体は少し切なげで、これは茶太のか弱いヴォーカルに馴染んでいる。この動的なトラックと静的なヴォーカルという一見ミスマッチな組み合わせに妙味があるのが茶太ワールドですね。「ディンドンダンドン」はじめ可愛らしいコーラスも華を添えています。なお、ゲーム出演の声優陣による合唱バージョンはよりポップな内容でこちらもオススメ。「YOU TUBE」で聴けます。Winter Bells♪ 合唱バージョン(羽鳥空 有栖川みや美 七原ことみ 榊るな)もどうぞ!
2015.11.16
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アイドルポップの世界(4) 【 ポップ偏差値 60 】河合その子 / 落葉のクレッシェンド '85 作曲編曲後藤次利おニャン子クラブから最初にソロデビューした河合その子のシングル第2弾。作曲編曲はサディスティックミカバンドなどで活躍していた後藤次利で、彼の作曲能力が如何なく発揮された代表曲の一つと言えるでしょう。曲は落ち葉というタイトルからも秋という季節の少し感傷的な雰囲気を感じさせるものだけど、アップテンポでキャッチーなメロディでなかなかポップな仕上がりとなっています。特にAメロやサビの流麗なメロディは素晴らしい。(個人的には後のアニソン名曲「MORE PEACH SUMMER / パワードスーツを脱がさないで」に影響を与えているのではないかと思ってます。) 後に結婚することになるこのコンビによる第1弾シングルの「涙の茉莉花LOVE」も良曲ですね。「YOU TUBE」で聴けます。
2015.08.27
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アニソンポップの世界(8) 【もうすぐランクイン】花澤香菜 / 君らしくなきゃヤダよ! '08 作曲若林充 編曲大久保薫 「To LOVEる とらぶる」TVアニメ『To LOVEる とらぶる』のキャラ結城美柑のキャラソンで 「To LOVEる とらぶる バラエティーCD その5」収録曲。歌うは当ブログでも人気沸騰中の花澤香菜さん。「sweets parade」のように花澤さんの歌声の魅力炸裂!って内容ではないけれど、元気の良い爽快なガールズ・ロックです。歌詞とメロディは青春時代の甘酸っぱさ、ほろ苦さを感じさせる内容。それほどキャッチーなメロディではないけれど、スピードのあるハードなサウンドは聞き応えがありますね。この曲は花澤さんにはちょっと合わない速度とトーンな気がするけれど、苦しげだけど直向きに歌い上げるその様はかえって萌えるものがあるのです。話は逸れますが花澤さんのこの2曲は共に数年前の曲を「YOU TUBE」探索でごく最近偶然耳にしたもの。この世にはこのレベルのポップなアニソンでまだまだ私の知らない良曲が埋もれてるんだろうなあ、、、。この手の良い曲知ってる方、どんどん教えて下さいね。「YOU TUBE」で聴けます。
2015.07.08
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アニソンポップの世界(7) 【もうすぐランクイン】花澤香菜(髏々宮カルタ) / sweets parade '12 作曲CHI-MEY 編曲者CHI-MEY,大久保友裕「妖狐×僕SS」 TVアニメ「妖狐×僕SS」第6話エンディングテーマ曲。「妖狐×僕SS 5」(完全生産限定版)の特典CD「妖狐×僕SS ENDING SONG Vol.3」に収録。単にスウィーツを羅列するだけの歌詞でほとんど意味を感じさせないんだけれど、それ故に語感が良くキャッチーな曲に仕上がっています。歌声もキュートに引き締まっていて実にポップ。歌うは「恋愛サーキュレーション」でポップでキュートな歌声を聴かせてくれた花澤香菜。「恋愛サーキュレーション」の作曲/編曲は神前暁氏なんだけど、歌手が同じ花澤香菜だったり可愛らしいラップが入ったりもして、この曲には神前暁氏と同じようなポップセンスを感じさせます。更にラップ入りボサノバ・タッチの曲ということで「Dimitri From Paris / Neko Mimi Mode」にも共通項を感じさせますね。ぶっちゃけそこら辺からの影響が大きいんじゃないかと思うんだけど、この作曲/編曲者である「CHI-MEY」氏は要注目かも。「YOU TUBE」で聴けます。「妖狐×僕SS」第6話エンディングも見れます。これを見ると歌詞に出てくるワタヌキというのは甘い食べ物ではなく、渡狸という狸のキャラクターだということが分かります。
2015.04.13
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アイドルマスターの世界 アニソンポップの世界(8) 【もうすぐランクイン】津田美波(小日向美穂) / NAKED ROMANCE 作曲編曲NBSI(遠山明孝) '13ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のキャラソン。「好き好き好き」というサビがやたらポップでキャッチーな曲。「ドキドキドキ」、「ダメダメダメ」部分ともども語感もよくクセになりそう。「チュッチュッチュッチュッワ」部分も可愛らしくてイイね!このサビ部分のヴォーカルはオーバーダビングしているようで、ライブ版で聴ける生声と大部違いますね。何らかの電気的処理が施されているんでしょうか?いわゆるヴォーカロイド的機械臭を感じさせるけれど、そこが却って魅力的。また抑揚の少ないメロディラインと相まって全体としてテクノポップ的風合いに仕上がってます。「ワン、ツー!」の掛け声も溌剌としていて良いアクセントになってますね。ただ残念ながらレゲエ調の箇所などサビ以外のメロディが弱いんですよねー、惜しい。「ニコニコ動画」で編集版が聴けます。
2014.12.27
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アニソンポップの世界(8) 【もうすぐランクイン】FOUR SEASONS(千葉紗子 大谷育江 豊口めぐみ 広橋佳以)/ MOVE ON! '99 作曲編曲池毅「北へ。Photo Memories」Dreamcast用ゲームソフト「北へ。Photo Memories」テーマソング。FOUR SEASONSは4人の女性声優(千葉紗子 大谷育江 豊口めぐみ 広橋佳以)のグループ。作曲編曲は同じ「北へ。」シリーズでお馴染みの池毅氏。当ブログでも、数々のアニソン名曲を紹介してきた偉大なる作曲家ですね。「池毅 オフィシャルウェブサイト」を拝見しますと最近は作品数も少なく、一時の勢いを感じさせないのが残念です。池毅氏作製の「北へ。」シリーズと言えば当ブログでは、「FOUR SEASONS / 北へ。」と「ファイブスピリッツ / なんとなく北へ」の2曲を紹介済みですが、この「MOVE ON!」を入れて池毅「北へ。」三部作と称することが出来るかと思います。曲調は前2曲同様、「Village People / Go West(西へ)」系の明るく元気な行進曲タイプ。前2曲と比べると歌詞にコケティッシュさが無くなってしまったのは残念で、生真面目で直球勝負的内容になっています。然しながら池毅節は健在でテンションの高い高音域でのメロディ展開は流石の完成度ですね。「ニコニコ動画」で聴けます。
2014.10.08
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アイドルポップの世界(2) 【 ポップ偏差値 65 】松田聖子 / 風は秋色 '80 小田裕一郎作曲 信田かずお編曲 「裸足の季節」、「青い珊瑚礁」に続く作曲家・小田裕一郎による松田聖子の初期三部作の締めくくり。優雅でテンションの高い昂揚感の有るサビの盛り上がりっぷりが素晴らしいですね。この華麗な感じはフィリーソウルのストリングスに通じるものが有るんじゃないでしょうか。当時の小田裕一郎氏ご自身の解説を読むと「松田聖子のヴォーカルはブレンダリーを連想させるこぶしを持った歌唱法」だそうな。そして「リバプール辺りのメロディをトライした」とのこと。また松田聖子の歌を初めて聴いて、「歌謡曲界というより、もっととんでもない所の音楽が出来るんじゃないか?」と思ったそうで、これは小田裕一郎が作曲能力ばかりでなく音楽的感受性も素晴らしく、この発見・閃きこそが松田聖子の初期三部作という金字塔につながったということが分かります。更に「インターナショナルな音楽」、「明るい歌謡曲」を志向していたということで、改めて小田裕一郎氏がアイドルポップの歴史を大きく転換させたのだなと思います。グレイトだぜ、小田裕一郎!「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(高揚感)ポップ偏差値合計88966878565
2014.09.03
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アニソンポップの世界(6) 【 ポップ偏差値 67 】さくひま*ひまさく(加藤英美里&三森すずこ) / 恋のダブルパンチ '12 作曲イイジマケン 編曲イイジマケン/ピエール/村山シベリウス達彦 「ゆるゆり♪♪」 TVアニメ「ゆるゆり♪♪」の人気キャラ、大室櫻子と古谷向日葵のデュエットソング。曲中の妙な会話が気になるのでアニメを全話見て確認したところ、この二人(さくらこ&ひまわり)は軽い百合関係にあるようです。曲は明るく元気でやたらテンションの高い、少しコミカルな雰囲気のあるポップソング。代わる代わる歌い、早口になったり会話が入ったりと情報量が多く楽しい雰囲気がいいね。可愛らしい女の子が「パンチ」とか「キック」とか暴力的な言葉を発するギャップ萌えも。「ハイ! ハイ! ハイ! ワッショイ!」の掛け声も瑞々しくてイイ。「YOU TUBE」でPVが見れます。なんと歌手(声優さん)による実写版。甲高い萌えアニメ声が実際に生身の女性から出てくる様子は免疫の無い者は相当面食らいそうですね。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(情報量)ポップ偏差値合計1010776769567
2014.07.14
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アニソンポップの世界(8) 【もうすぐランクイン】ましろゆき / 恋のしょほうせん '02 作曲編曲おおしまとしひこ 「はじめてのおいしゃさん」 どう贔屓目に見ても低学年といった感じの幼児体型な双子の姉妹が大胆にも18歳以上と銘打たれ、あんなことやこんなことをしてしまうらしいPCゲーム「はじめてのおいしゃさん」主題歌。詳しいゲームの中身は全く分からないけど、曲のほうは純粋に少女の恋愛心を歌ったものです。かなり安っぽい打ち込み音が耳につくサウンドが残念ですが、メロディはなかなかのものがあります。アレンジ自体はポップだけど、それとは対照的に淡く繊細な少女の恋心を感傷的できれいなメロディに仕立て上げています。特にサビのフレーズが魅力的で、マイナーエロゲの主題歌として片付けてしまうには惜しい作品です。「YOU TUBE」で聴けます。PVはこちら
2014.04.29
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アイドルポップの世界(4) 【 ポップ偏差値 60 】麻丘めぐみ / アルプスの少女 '73 筒美京平作曲 筒美京平編曲 アイドルポップ的に例えば山口百恵は陰のイメージの強い曲ばかりで全く評価出来ないけど、この麻丘めぐみはヒット曲「私の彼は左きき」をはじめとして陽のイメージが強く好印象。筒美京平作曲編曲のこの曲も明るく爽やかな雰囲気の漂う70年代アイドルポップの傑作曲。大自然に恵まれたアルプスで過ごす純朴な少女の恋心を歌った曲で異国情緒やロマンを感じさせてイイ。最後に「ラララー」で締めるところがまたね。麻丘めぐみはルックスも可愛らしいうえにお姫様カットなんて言われた髪型含めて上品なイメージが個人的にも好印象。そのうえちょっと鼻にかかったような可愛さフェロモンたっぷりな歌声も近年の声優歌手に負けず劣らず魅力的です。ところで、ちょうどこの頃テレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」も人気だったので、筒美京平作のこの曲も当然それにインスパイアされたものと思っていたのだけれど、実際には「アルプスの少女」が1973年10月15日発売で、「アルプスの少女ハイジ」の第一回放映が1974年1月6日なんです。単なる偶然だったんでしょうかねえ。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(フェロモン)ポップ偏差値合計76866868560
2014.02.19
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アニソンポップの世界(4) 【 ポップ偏差値 62 】宮崎羽衣 / ココロドキドキ '06 作曲田村信二 編曲鈴木マサキ 宮崎羽衣の2ndシングル。実に明るく元気で気合の入ったキャッチーな曲だけど、特に何かの主題歌とかになっている訳ではないようです。宮崎羽衣は当ブログで取り上げるのは、「姫子とナーナ / 百発百中とらぶるん♪」、「宮崎羽衣 / MAGICAL SIGNAL!!」に次いで3曲目なので、相性がいいようですね。彼女の特異なロリータ・フェロモン漂う拙い歌声は、こうした明るく元気な曲に乗ってこそ輝きが増す気がします。本曲においては彼女のチアコール風の合いの手がたっぷりと導入されているのだけれども、歌声同様魅力的でポップさを増幅させるのに効果は抜群ですね。個人的には少し「あざと過ぎないか?」なんて思ったりもしますが。ちょっと微妙な味わいのあるPVを是非お楽しみ下さい。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(チア風合いの手)ポップ偏差値合計88786758562
2014.01.18
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アイドルポップの世界(5) 【もうすぐランクイン】大場久美子 / スプリング・サンバ '79 作曲和泉常寛 編曲萩田光雄アイドル・ポップをサンバ風に味付けしてみました、という作品。編曲の萩田光雄氏は音壁アイドルポップの名曲「北原佐和子 / 悲しきカレッジ・ボーイ」、「井森美幸 / 99粒の涙」、他にもフィリー風アイドルポップ「桑江知子 / 永遠の朝」などなど当ブログでもお馴染みの名アレンジャー。アイドルポップ、しかも大場久美子の曲ということもあり本場の一線級グルーヴとはかけ離れた内容だけれども、サンバのエッセンスを程よく取り入れうまく纏められていますね。特に「AH YEAH, OH YEAH, AH YEAH」という合いの手のアレンジは秀逸で味わい深くクセになりそう。メロディが暗めなのが残念だけど、なかなかキャッチーな内容でアイドルポップの隠れた名曲の一つと言えるでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。水着姿で胸を揺らしながら歌って踊るライブ版はファンには堪らないかも。
2013.12.15
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アニソンポップの世界(4) 【 ポップ偏差値 62 】神のみぞ知り隊 / コイノシルシ '10 作曲須田悦弘 編曲前口渉 「神のみぞ知るセカイ」テレビアニメ「神のみぞ知るセカイ」のエンディングテーマ。神のみぞ知り隊は伊藤かな恵,竹達彩奈,悠木碧,東山奈央,花澤香菜の5人の女性声優。各ソロ中心のものや駆け魂隊バージョンなどがあるようです。曲はテンポは速いけどメロディは情緒的で全体的にセンチメンタルな雰囲気に包まれています。既聴感の高いサビメロが秀逸で如何にも日本人の琴線に触れそう。青春時代の若い男女の出会って間もない頃の恋愛模様が切なく甘酸っぱく描かれていて、思わず「10代の恋愛っていいよねえ」とノステルジックに感傷に浸ってしまいます。各バージョンとも聴き比べてみましたが、ヴォーカルは特に目立って魅力的な人がいる訳ではないのが残念。そのかわり本バージョンで代わる代わるリードを取るアレンジは大正解で、リードが代わるたびに新鮮な味わいが有り、各人の魅力がそれぞれ2倍増しになっている感じ。更にユニゾンやハーモニーも多様され、それぞれが魅力的かつ効果的で全体としてヴォーカル・アレンジの素晴らしさが際立っています。最後に「ランラン、ラーラーラー」で締めるところも泣かせるね。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(ハーモニー)ポップ偏差値合計68676978562
2013.10.24
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アイドルポップの世界(4) 【 ポップ偏差値 60 】ともさかりえ / くしゃみ '96 作曲山口美央子 編曲西平彰ともさかりえの2ndシングル。曲調はオールドスタイルのロックンロールって感じだけど、ポップにアレンジされたコーラスにより90年代でも十分通用する現代風アイドルポップに仕上がっています。冒頭から弾ける撥水性の高いコーラスやサビメロの高揚感、爽快感はなかなかのもの。サビだけでなく、なだらかなAメロ、Bメロ、間奏部分のグルーヴ感、途中転調し意外性を感じさせるCメロと聴き所は多く完成度の高さを感じさせます。全体として明るく楽しく華やかな雰囲気がイイね。「ニコニコ動画」でPVが見れます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(ポップなコーラス)ポップ偏差値合計77767777560
2013.08.03
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アイドルポップの世界(5) 【もうすぐランクイン】岡田有希子 / - DREAMING GIRL - 恋、はじめまして '84 作曲竹内まりや 編曲萩田光雄 悲劇のアイドル岡田有希子の3RDシングル。作曲は竹内まりやで如何にも彼女らしい温和で明るく洋楽テイストのある曲です。編曲は萩田光雄で、当ブログ既出の「北原佐和子 / 悲しきカレッジ・ボーイ」、「井森美幸 / 99粒の涙」ほどの音壁アレンジでは無いけれど、イントロのエコー感のあるエレピの音色がいいアクセントになっています。岡田有希子の唱法も程よく可愛らしさを曲調した甘えた感じがアイドルっぽくてイイですね。元気一杯って曲ではないけれど、和める80'Sアイドルポップの良曲です。「YOU TUBE」でPVが見れます。
2013.07.09
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アニソンポップの世界(4) アイドルマスターの世界【 ポップ偏差値 62 】高槻やよい(仁後真耶子) / GO MY WAY!!(M@STER VERSION) '07 作曲編曲NBGI(神前暁) 「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 02」収録 アイドル育成ゲーム「アイドルマスター」内のキャラクター、高槻やよいの持ち歌。スピード感のある明るく楽しい曲で、その前向きな歌詞も相まって元気を分け与えてくれる曲ですね。キャッチーなサビメロも魅力的ですが、快活な合いの手、煌びやかなアレンジなど華やかな雰囲気に溢れているのがイイのです。作曲/編曲は、同じ高槻やよいの「キラメキラリ」でもお馴染みの神前暁(こうさきさとる)氏。当ブログで取り上げた他の神前氏の作品としては、「もってけ!セーラーふく」、「SOMEONE ELSE」などがありますが、その他にも「最大聖地カーニバル」、「恋のミクル伝説」、「帰り道」、「星くず☆うぃっちメルル」といったスーパーポップなアニソン/電波ソングを数多く手掛けており、21世紀以降のこの分野における最も成功した偉大な音楽家と言えるでしょう。次々とヒットを飛ばすキャッチーなメロディを生み出す作曲能力も素晴らしいのですが、編曲における斬新で豊富なアイデアの数々にも嫉妬を覚えてしまうほど。そして更に誰も追随出来ない超高度なポップセンスをも兼ね揃えており、まだ現役でいながら既に神格化された存在に達していると言っても過言ではないでしょうね。氏の今後の益々の活躍を期待しています。「YOU TUBE」で聴けます。高槻やよいの可愛らしい踊りもイイね!明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(前向きさ)ポップ偏差値合計87777768562
2013.06.11
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アニソンポップの世界(7) 【もうすぐランクイン】DELIGHTSTYLE / 愛☆PROMISE '12 作曲彩木蔵葉 編曲彩木蔵葉、rino@FancyZoo 「四畳半プリンセス」主題歌 四畳半ラブコマコメディPCゲーム「四畳半プリンセス」主題歌で、予約キャンペーン特典「四畳半で君と聴きたいSound Track CD」収録。スピード感のあるテンションの高いガールズ・ロック。ちょっと青臭い感じのメロディで100%感情移入できるか?というと私のような年代の者には苦しいものがありますが、サビの盛り上がりはなかなかのものがありますね。では何故当ブログで取り上げるのかってことになりますが、それは随所に挿入されている明るく元気いっぱいな合いの手をお聞き頂ければお分かり頂けるかと。ヴォーカル以上のハイテンションで「ゴー!ゴー!」等と盛り上げる合いの手の瑞々しさは萌え声な電波ソングの歌姫たちに勝るとも劣らない魅力が有ります。特に「FRIPSIDE NAO PROJECT! / せな★せな@Surprise!! 」における「1・2・3★ハイ!」の変形版とも言える「ウウゥー、サン、ハイ!」部分の爆発的なグルーヴィーさ加減は特筆もの。歴史まだ浅い合いの手ポップ文化に、また一つ偉大な金字塔が立てられたと言ってよいでしょう。「革新的なことは全て60年代にやられてしまった。」なんて言葉をロックミュージシャンの口から聞くことがあるけど、電波ソングやアニソンにおける「合いの手」文化はまだ始まったばかり。今なら誰でも先駆者となり、歴史に大きく名を残すことが可能です。ミュージシャン、「合いの手」クリエイターの皆さん、がんばって!「YOU TUBE」で聴けます。なお、いま現在フルバージョンは未公開だそうです。早く聴いてみたいものですね。
2013.05.25
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アニソンポップの世界(6) 【 ポップ偏差値 60 】喜多村英梨 / Taste of Paradise '11 作曲編曲山口朗彦 「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」テレビアニメ「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」のOP主題歌。なかなか威勢のいい明るめのガールズ・ロックという感じですが、随所に挿入されている合いの手がポップでイイ。いきなり始まるサビ部分のメロディはテンションが高く、一気に曲を盛り上げます。そして当然歌い手の喜多村英梨さんによるものと思われる「Please teach me sweet shine kiss.」という合いの手が入るのですが、ここの部分がこの曲のハイライト。抑揚の無い抑制の効いたフレーズですが、早口でテンポ良く可愛らしいエナメル質の萌え声でバッチリ決めていて実に魅力的なフレーズです。よくぞ考え、作り上げたなあと感心してしまう一方、まだ始まって間もないポップスにおける「合いの手」文化の無限の可能性を感じさせてくれますネ。この曲は他にも合いの手が豊富に挿入されていて嬉しい限りですが、特に「It's not vice」部分の瑞々しい弾けっぷりが素晴らしいです。「ニコニコ動画」で聴けます。オープニングアニメはこちらで。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(合いの手)ポップ偏差値合計78686668560
2013.03.14
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アイドルポップの世界(3) 【 ポップ偏差値 61 】石川秀美 / 妖精時代 '82 小田裕一郎作曲 萩田光雄編曲 「松田聖子/裸足の季節、青い珊瑚礁、風は秋色」、「沢田富美子/風のシルエット」そして「石川秀美 / 涙のペーパームーン」と80年代アイドルポップの数々の名曲を作り出してきた小田裕一郎氏。当時リアルタイムで松田聖子のスーパーポップ3連発を聴いた時はロック少年であった私にさえ衝撃的だったけど、あれから30年を経た現在に到るまで未だ彼を超えるアイドル・ポップ・クリエイターが出現しないというのも凄い。今にして思えば世紀の名作曲家の全盛期を肌で感じられた幸せなひと時だったということでしょうね。この曲は小田氏が松田聖子の次に、聖子に続いて多くの作品を手掛けた石川秀美の82年のデビュー曲。ちょっと幼稚な雰囲気もあるけど、高音部でなだらかに伸びやかに描かれるメロディラインが如何にも小田裕一郎しています。空高く舞い上がるストリングスの高揚感、キャッチーでテンションの高いサビのフレーズ、明るく夢のある世界観など80年代アイドルポップを代表するポップな名曲の一つと言えましょう。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(小田裕一郎節)ポップ偏差値合計78866868461
2013.02.25
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アニソンポップの世界(4) 【 ポップ偏差値 62 】金月真美 / DO YOU REMEMBER ME '99 作曲加藤和彦 編曲岩崎元是 CDS「トワイライト・アヴェニュー」収録加藤和彦作曲による1980年のアイドル歌謡の名曲「YUKI(岡崎友紀) / DO YOU REMEMBER ME」のカバー。オリジナル自体ウォール・オブ・サウンドですが、このカバーではより現代風で派手なサウンドに仕上げています。岡崎友紀版は名曲の誉れ高い憂いを帯びたメロディに生音を中心にした音壁、そしてエコー処理を施したヴォーカルとで一種独特の世界を作っていますね。一方の金月真美版はカスタネットを入れ、エレピの綺麗な音色を際立たせ、高音部から重低音にまで幅広く、バランス良く築きあげられた音壁がとても心地良い出来となっています。20年の時を経た生音主体の音壁と機械音主体の音壁ということでじっくり聞き比べてみると面白いと思います。編曲は1990年代に多くのウォール・オブ・サウンド仕立ての名曲を世に送り出し一世を風靡した岩崎元是氏。私は彼の作った多くのアニソン/女性声優さん向けの音壁曲が大好きなのですが、近年は手掛けられることが無くなってしまい非常に残念。ただ今年は「往年の名曲の音壁アレンジ」(岩崎元是ファンの掲示板より)を考えられているそうなので、その中にこちらの金月真美さんなど女性ヴォーカルものも入れてもらえるといいな、なんて思ってます。みんなで岩崎元是Pにドンドン音壁曲をリクエストしよう!「YUKI(岡崎友紀) / DO YOU REMEMBER ME」「金月真美 / DO YOU REMEMBER ME 」
2013.01.28
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穂口雄右氏インタビュー ご自身の作品(アイドルポップ名曲)を語る 作曲家の穂口雄右先生のメール・インタビューの第3回目になります。当ブログにとってアイドル以上にアイドルとも言える穂口先生ご自身によるアイドルポップの歴史的名曲を紐解く貴重なインタビュー(解説)をどうぞ。 【第3回】 トライアングル / トライアングルラブレター '78 穂口雄右作曲編曲 Q(zouky): この曲の発表に到るまでの経緯を教えて下さい。A(穂口雄右氏): さて、いよいよ今回は、あの伝説の「トライアングル・ラブレター」です。「なにが伝説か?」と問われれば、すなわち、あの「キャンディーズフォロワー女性3人グループ全員玉砕アイドル史」の象徴として、そう、涙なしでは語れないトライアングルのデビューシングル制作の秘話。もっとも誰も聞きたくないでしょうから、一生秘密でも問題ないのですが、どうも世の中には物好きな方、つまり、例によってzoukyさんのような方もいらっしゃるので、全国の総勢およそ1、2名の皆様に特別に大公開を致します。ことの始まりは松崎*(あのキャンディーズの大プロデューサーにして私のバンド戦友)からの一本の電話。電話に出るなり松崎が「おとうさん、やるよ」なぜか彼は私を、おとうさんと呼ぶ、しかし私には子供もいないし、ましてや彼の父親ではないので、なぜそう呼ぶのかははなはだ疑問であるが、それはともかく、私は即座に下記のような当然の反応を返した。私「何を?」松崎「ジュニア」私「ジュニアって?」松崎「キャンディーズジュニア」私「え!キャンディーズに子供がいたのか?」松崎「おまえ、なにネボケてんだよ、新しい3人組だよ、つまり妹分」私「ちょっと、それ、止めようよ」松崎「もう決定だから、頼むよ」これって、覚えのある展開である。そうあの「夏が来た!」の悪夢*。松崎としても上層部の絶対命令で拒絶不能。私としては松崎が困る事は出来ないので、自動的に全面参加に突入致しました。さて、覚悟が決まっての打合せは、キャンの時と同じように音域確認が初対面。しかしここでも、はたと我に返って後悔の第一幕。もちろん、可愛かったですよ3人とも、明るくて、素直で。でも当然過ぎるので改めて言うと、ミキもスーもランも居ない。3人とも普通に歌えることは間違いなく、いやむしろ、こと個々の歌唱力に関して言えばキャンディーズのデビュー当時よりも上ではある。しかし恐ろしいことに、絶対音感のミキ、音質抜群のスー、輝くファルセットのラン、の強力3ウエポンなしでの、丸腰での戦いを覚悟しなければならなかった。次に、クーコ、ミッチ、マミ。この3人の中で誰をセンターとするのか、と考えた時。確かに甲乙丙も付け難い。裏を返すと誰でも良いとの見方もあったとは思うが、私は強くマミさんを推薦した。何故なら、マミさんならキャンディーズの特徴を少しでも継承できると思ったからです。すなわち、奥ゆかしく、本来は目立つことが苦手で、なにより恥を知っている。これらは、簡単なようで難しい要素で、とりわけ芸能界でこれらの要素を強く持っている逸材を捜す事は一般的に困難である。ご承知の通り、おおむね皆さん目立ちたがり屋で、当然のように恥をものともしない強者揃い。その点、キャンディーズは伝説の「普通の女の子に戻りたい」が象徴しているように、全員が恥を知る普通の女の子であった。話をトライアングルに戻すと、デビュー時にマミさんのセンターを実現することが出来なかった。これが後悔の第二幕。しばらくして、島武実さんの歌詞が届いた。凄い! 何が凄いってポップ感がハンパない。「電話線に乗ってあなたのところへ」34年前の大昔ですよ。パソコンさえ満足になかった時代ゆえ、当然ながらEメールなどは影も形もありません。私はその時代を超えたスピード感にしびれました。なにしろ、可愛い女の子3人がラブレターを握りしめ、ミニスカートをひるがえして、電話線の上を滑るように、全力で走って行くイメージにノックアウト。これは負けられないと、散々考えましたね。キャンディーズジュニアならなおさら、キャンディーズと同じではダメだし、キャンディーズ作品より印象的な曲にしないと完敗に終わることはすでに確定事項。そこで、こうなったらもう、臆面もなくポップロックで、思いっきり明るく行こうと決めて、必殺の「ドミソド作戦」。そう「トライアングル・ラブレター」の出だしは「ドミソド」正確に言うと「ドッドミソッソドッド」。この作戦、普通はかなり効くんですよ。もしも本家が歌ったら大ヒット間違いなしの隠し技ですから。しかしながら、結果は皆さんご承知の通り。でもですよ、冷静になって深く考えて下さい。よくよく考えて見ると、この「トライアングル・ラブレター」はオリコン最高順位28位。これ凄いことですよ。な・ぜ・な・ら、あのキャンディーズの伝説のデビュー曲「あなたに夢中」ですらオリコン最高順位36位でしたから。デビュー時のオリコンランキングを拠り所にすれば、明らかにトライアングルの圧勝です。では、何故こんなことに。何を隠そう、プロジェクトの間違いは、デビュー曲に期待し過ぎたこと、したがって28位と健闘したにもかかわらず、何故かずいぶんとガッカリして、2ndシングルをアルバムからカットしたことです。アルバム用はあくまでもアルバム用なので、「トライアングル・ラブレター」よりも上位を目指すためには、さらなる隠し技を用意する必要があったのです。例えば「ラソミラソミラソミラソミレミソラドレドレド」これ本当です。ちなみに一つ目のレはレ#、つまりブルーノートですがリズムとコードは企業秘密です。あしからず。話を元に戻すと、「2ndシングルに新曲を」と提案する暇もなく「0のメルヘン」が2ndシングルに決定。これが後悔の第三幕、すなわち「トライアングル後悔」の完結です。ところが、そんな「トライアングル・ラブレター」が、作者もそろそろ地獄から呼ばれそうな今日この頃になって、俄にひそかなブームになっているという異常現象を知り、張本人としてはもう、歳がいもなく喜々としているのであります。なんと言っても1978年の強度挫折作品が、2012年に人類の記憶に残っているだけでも嬉しいのに、人によっては「トライアングル・ラブレターは日本ポップス史上の最高秀作である」とまで言い切り、しかも公言しくれているのでたまりません。もちろん、支持者が熱狂的な超変人約1名だとしても、言葉にできない喜びを感じてつつ、今明確に言葉にしている自分を感じています。さて、伝説の「トライアングル・ラブレター」について、皆さんはどのような印象をお持ちですか? 良いと思った方は、思いを大声で表明して下さい。また良くないと思った方は、思いを心に秘めて生涯を全うされますようお願い申し上げます。いずれに致しましても、いろいろとお騒がせをしておりますが、今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。Q(zouky): 大成功したキャンディーズの後釜という難しい立場をふまえ、苦心された様子が伺えました。また、この曲のポップ度の高さは歌詞のポップ感からも来ていることが分かり面白かったです。音楽的に何をもって成功したかと言うと、それは人それぞれだと思うのですが、個人的にこの曲がアイドルポップ史上に残るポップな名曲であることに疑う余地はありません。素晴らしい曲を有難うございました。*編集注1:松崎澄夫氏=GSバンド「アウト・キャスト」の元メンバー、キャンディーズの元プロデューサー。*編集注2:「夏が来た!」の悪夢=「穂口雄右 キャンディーズとの別れ」をご参照下さい。70'Sガールグループの醍醐味 トライアングル / トライアングルラブレター 穂口雄右氏インタビュー 穂口雄右氏インタビュー【第1回】フィーバー / 熱い気分のさめないうちに穂口雄右氏インタビュー【第2回】林寛子 / 素敵なラブリーボーイ 【 リンク 】 株式会社ミュージックゲート 代表者プロフィール(穂口雄右)穂口雄右 - Wikipedia穂口雄右 (Yusuke_Hoguchi) on Twitter
2012.12.06
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アニソンポップの世界(7) 電波ポップの世界(2)【もうすぐランクイン】藤原鞠菜 / 革命★キッス! Kiss! Kiss! Revolution! '07 作曲磯村カイ「絶対★妹至上主義!!」主題歌当ブログで既に取り上げた「井上みゆ / 1×8 ラブバレット」でお馴染みの磯村カイ氏が、やはり既出の「ラジカル☆キッス・イノベーション!」に先駆けて藤原鞠菜嬢と組み、手掛けていた電波ソング。相変わらず機械臭の強いユーロビートだけど、明るく元気な曲調と藤原鞠菜嬢の可愛らしい歌声で魅力的な内容に仕上がっている。ちょっとトーンダウンするBメロ部分が惜しいけど、サビメロの早口っぷりや快活な感じはなかなかのもの。間奏部分で聞ける「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」の瑞々しさがまたね。メーカー(脳内彼女)の公式ページから通常VERSIONがダウンロード出来ます。「YOU TUBE」でも聴けますよ。
2012.11.24
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穂口雄右氏インタビュー ご自身の作品(アイドルポップ名曲)を語る 作曲家の穂口雄右先生のメール・インタビューの第2回目になります。当ブログにとってアイドル以上にアイドルとも言える穂口先生ご自身によるアイドルポップの歴史的名曲を紐解く貴重なインタビュー(解説)をどうぞ。 【第2回】 林寛子 / 素敵なラブリーボーイ '75 作詞千家和也 穂口雄右作曲編曲Q(zouky): なんとも洒落たフレーズや洗練されたメロディラインですね?A(穂口雄右氏): 「素敵なラブリーボーイ」は良く頑張りました。なにしろ林寛子さんと小泉今日子さんのお2人で全部で2回のスマッシュヒット。残念ながら大ヒットにはほど遠い順位でしたが、林寛子さんが31位、小泉今日子さん19位とまずまずの成績で、合算すればベストテンと同等の頑張りです。 それにしても、デビューからなぜか低迷していたあの林寛子さんをベスト31まで押し上げたのはそれだけで敢闘賞もの。それまではどうも重たくて、いえ、体重ではなく曲調が。それで担当ディレクターが「年下の男の子」を聞いて閃いた。「そうだ、彼女にも明るい曲を」と極めて単純な発想で千家・穂口コンビに白羽の矢を立てたようです。 頼まれてから彼女の歌を再試聴したところ年齢の割になかなかの歌唱力。これなら少々の無理はOKと踏んであのリーピングメロ、サビ出でいきなりの6度跳躍連続技は聴く方は快適でも歌う方は結構大変なところを彼女は当然なんなくクリアー。当時は彼女の恐ろしさを知る由もなく、ひたすら可憐な美少女と信じて、知らぬが仏の書きたい放題で無邪気に作ったのが良かったようです。知っていたら私のメロも重くなったかも知れません。 さて、「洗練されたメロディーラインですね?」との嬉しいお言葉にお応えして、メロディー創作法の蘊蓄を一言。なぜ「素敵なラブリーボーイ」のメロディーが快適か? ここには深い訳があります。何を隠そう、それはメロディーラインのプロポーションが快適だから。暮らしも人間もプロポーションが良ければ快適だし見ても気持ちが良い。ならば音楽もと言う訳で当時いろいろと研究したところ、やはりプロポーションが調っている音楽は聴いてて気持ちが良いし何回聴いても飽きない。 ところが音楽にはプロポーションを調えるべき要素が膨大にあって、全部を説明するには少なくとも500ページは必要なので、ここではメロディーのプロポーションを調える方法の中のたった一つだけを大公開。はじめに自慢をしておきますが、一つの簡単なメロディを作るために、アレンジも含めた膨大なプロポーションを予め想定します。そしてメロディーのプロポーションは「いろは」の「い」であることを忘れないで下さい。 そう、メロディは大別して次の3つのタイプに分類できる。メロディック、ハーモニック、リズミック、そしてこの3つのタイプのメロディーを1曲の中にバランス良く配分すると、メロディーのプロポーションが調って聴いても気持ち良く、しかも長持ちするメロディーになります。そして 「素敵なラブリーボーイ」は、サビはハーモニックに続いてリズミック、Aメロになるとメロディック、など注意深くプロポーションを調えてあります。興味のある方はゆっくりと研究して下さい。ところで貴方は、どちらの「特別な男の子」になりたいですか?「林寛子さんの特別な男の子」か? それとも「小泉今日子さんの特別な男の子」か?私はなぜかどうしてもやっぱり「林寛子さん!!」いえ、あの、誤解しないで下さい「素敵なラブリーボーイ」の歌唱時限定です。どうぞ悪しからず、今後ともよろしくお願い申し上げます。Q(zouky): これ程のメロディの完成には、やはり緻密な計算があったのですね。因みに個人的にはダイナミックでロック色の濃い林さん版が大好きですが、小泉今日子さんのファンの方でも林さん版の良さに気づいてくれる方もいるようですよ。どうも有難うございました。パンチが効いてて 第4位 林寛子 素敵なラブリーボーイ 穂口雄右作曲 穂口雄右氏インタビュー【第1回】フィーバー / 熱い気分のさめないうちに
2012.08.09
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アニソンポップの世界(7) 【もうすぐランクイン】RITA / TO YOUR KISS! '11 作曲編曲天道紅緒 ARIEL WAVEプロデュース 強気なヒロインと学園生活を送る恋愛アドベンチャーゲーム「つよきす3学期」EDテーマで「つよきす3学期」同梱特典非売品CD「VOCAL & ORIGINAL SOUND TRACK」収録曲。イントロで元気のいいチアコールが入るチアポップで、当ブログで取り上げるのは、「五條真由美 / ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!」、「KOTOKO / LILIES LINE」、「門脇舞以&沢城みゆき / ふれふれっぽんぽん!」に続いて4曲目ですね。冒頭のチアコールは『Hey! Just do it! Tsuyokiss! Hi! Come on baby! Tsuyokiss! OK! Yes We can do it! Tsuyokiss! Wow! Hey! Everybody says Tsuyokiss! Now!』。瑞々しく可愛らしい声優声で溌剌と発声されるここでのチアコールは、当然と言えば当然ですが現実のチアリーダー達では有り得ない程の素晴らしい出来栄え。思わずここの部分だけ何度も聴き返してしまう程です。曲の方はテンポは速いものの、残念ながらメロディはポップさに欠け、折角のRITA嬢の歌声も湿りがち。特に部分的に裏声に転じる唱法は個人的に嫌いなだけに、実に惜しく感じます。折角のチアポップなんだから、もっと明るく元気に爽やかに作って欲しかったですね。とはいえ、こうした溌剌としたチアコール入りアニソンが増えるのは歓迎すべきこと。これからもドンドン作って欲しいものですね。「ニコニコ動画」で聴けます。
2012.07.28
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アイドルポップの世界(4) 【 ポップ偏差値 60 】兵藤まこ / 片思いツイスト '81 作曲編曲穂口雄右明るく爽やかな60年代風アイドルポップ。タイトルにツイストと付くからこの「タタッ、タ」というドラム・パターンをツイスト風と言うのかも知れませんね。確かにツイストの生みの親と言われるCHUBBY CHECKERの「TWIST IT UP」を聴いてみるとイントロのドラムパターンは似てますね。そんな軽快なリズムに乗ってメロディも明るく爽やかで、アメリカ西海岸の乾いた空気を感じさせます。兵藤まこさんは三枚のシングルを残して以降は声優として活躍されていたようですが、成る程納得と思わせる可愛らしい声をしていますね。ところでイントロや間奏のバックのメロディが79年の「BIBI / スカイ・ピクニック」の間奏と似てるなあ、と思ったら作曲編曲は同じ穂口雄右氏だったんですねえ。いや決して先日インタビューを受けて頂いたからこの曲を取り上げた訳ではないのですが。先ほどこの曲の下調べをしていたら穂口氏のクレジットを目にして驚いたばかり。個人的に穂口作品との相性が良すぎて困りますね。「ニコニコ動画」でテレビ出演時のショート・バージョンが見れます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(ツイスト)ポップ偏差値合計86766877560
2012.06.26
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「恋はあせらず」トラックの世界(2) アニソンポップの世界(7) 【 ポップ偏差値 59 】伊瀬茉莉也(峰理子) / Ring a ding on.理子りん '11 作曲編曲manzo 「緋弾のアリア」 TVアニメ「緋弾のアリア」の登場人物、峰理子のキャラクターソングで、「恋はあせらず」トラック。ブルーレイ・ディスク「緋弾のアリア BULLET3」の初回生産特典「キャラクターソングCD《理子》& BGM集」収録曲。明るいお馬鹿キャラと言う設定通りのポップな曲です。因みにルパン三世のグラマー美女、峰不二子の娘らしいです。曲の方ですが、グロッケンが奏でる華やかなイントロは、同じハリーラブの「桑田佳祐 / 悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」辺りを意識した感じ。曲の展開がごちゃついた感じでハリーラブ特有の疾走感に欠ける嫌いはあるけど、サビ部分の歯切れの良さや盛り上がりはなかなかのもの。更にオールディーズ・ポップなどでよく聞かれる「Ring a ding dong」というフレーズをもじったタイトルの「Ring a ding on.理子りん」という部分はアイデア賞もので、可愛らしくポップな語感が素晴らしい。ただ折角のこの萌えフレーズが一度しか聴けないのが残念だね。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(萌えフレーズ)ポップ偏差値合計77666778559
2012.05.05
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