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2025年03月22日
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一気に春めいてきて、テレビではお花見予報もし始めましたね。
一昨年(2023年)に続き、昨年(2024年)も吉野山にお花見に行ったのですが、日記を下書きのまま放置しておりました。
もうすぐお花見のシーズン突入ということで、1年遅れではありますが、昨年書いた記事をアップさせていただきます。

↓ 以下、 2024年の日記 です。



2024年(令和6年)4月7日の日曜日、今年も娘と一緒に奈良県の吉野山にお花見に行ってきました。
前回 ​は吉野駅からバスを乗り継いで奥千本まで足を伸ばしましたが、今回は吉野駅からロープウェイで下千本七曲りの上まで上り、中千本まで歩きました。

吉野山へは何度か行ったことがありますので、最近はただ桜を見に行くだけではなくなにかしら「目的」を設定してお花見に行くことにしています。
2023年の目的は、「奥千本の金峯神社と上千本の水分神社で御朱印を拝受すること」でした。
2024年の目的は、 ​「賞味時間10分で有名な『中井春風堂の吉野本葛もちと吉野本葛切り』を食べる」​ ​こと​ と、 「絶景の桜が見えるお食事処で昼食を食べる」 ​こと​ と、2023年は電車の時間の関係で諦めた 「吉野駅前のお店の『さくらとよもぎのソフトクリーム』を食べる」 ​こと​ という、 ​​ 食い気に振り切った設定 ​​ にしました。

さて、吉野へはいつも通り近鉄電車で行きました。終点の吉野駅に到着したのは前回と同じ午前8時頃。
その時は、まず駅を出るとトイレに行ってからバス待ちの列に並びましたが、今回はロープウェイに乗る予定だったので、トイレはパスし、一直線にロープウェイ待ちの列に並びに行きました。
その甲斐(?)があって、その時停まっていたロープウェイにぎりぎりすべり込んで乗車することが出来ました。
乗車時間は3分ほどです。日本最古のロープウェイだけに、揺れるとちょっと不安になりますが、あっという間に(吉野山)山上駅に到着。
山上駅の脇にはトイレがあるので、まずおトイレへ。
ん…? まだ掃除前だったようですしょんぼりが、とりあえずそこでおトイレをすませ、気を取り直して、いざ出発。

まだ朝早いので、開いてないお店や準備中の露店もありますが、徐々にテンションが上がっていきます。
桜を見るだけなら自宅近くの公園や道路沿いの桜並木を見るだけでも十分ですが、やはり人混みや露店など、お花見ならではの雰囲気がないと気分が上がりません。

金峯山寺蔵王堂に寄ります。



ただ今、金峯山寺の国宝仁王門は大修理中です。

『門内に安置されておりました重要文化財の金剛力士立像2体が、造立以来初めて吉野山からお出ましになって、現在は奈良国立博物館の仏像館にて展覧されています』


だそうです。

蔵王堂の秘仏ご本尊「金剛蔵王大権現」は特別御開帳中です。(※注 ↓ 2024年の情報です)

期  間 : 令和6年3月23日(土) ~ 5月6日(月)

拝観時間 : 午前8時30分~午後4時(法要等により一時的に入堂を制限する場合があります。)

特別拝観料: 大人1,600円・中高生1,200円・小学生800円(団体割引あり)

​​


蔵王大権現は、怒髪天を衝く憤怒の表情の青色の仏様で、とても迫力があります。
以前何度かお参りさせていただいたことがあるので、今回は拝観をせずに外からのお参りだけにします。



お線香を上げてお参り。



道路へ戻って歩き始めると、ほどなく ​吉野本葛で有名な 「中井春風堂」 さんの店の前に来ました。
店前にはすでに予約をするために、もう何人も待っておられます。
私たちも予約するために列に並びました。
予約は店頭だけで受け付けているようで、午前9時頃から受付開始とのこと。
並んだのは9時前でしたが、もうすでに予約表はこんな状態。



どうやら、前日「吉野山お宿」に泊まられた方のみ、翌日の予約を出来るようです。



9時になり、予約の受付が始まりましたが、最短の時間帯の予約が次々に埋まっていきます。
私たちの順番が回って来たときには、最短で12時半とのことでしたので、その時間帯で予約。

次に行ったのは、 ​一目千本で有名な 「吉水神社」 です。






これが「一目千本」と言われる景色です。↓ 素晴らしいです。大笑い



御朱印もゲット。







次に向かったのは、中千本公園。



以前はよくこのあたりでお弁当を開きましたが、今回はお店で食べることにしているため、お弁当は持ってきていません。
しばしベンチに座って、景色を堪能。



さて、少し早いですが、混まないうちにお食事処へ。
今回の目的の一つは「桜の見えるお食事処でお昼を食べる」なので、希望に合うお店を探します。

吉野山は尾根を走るメイン道路の谷側にお店が並んでいます。
玄関は道沿いにありますが、その玄関は1階に見えても1階ではありません。
建物が斜面というか…崖に建っているため、玄関のある階の下に、まだ階があります。いわゆる「吉野建(よしのだて)」という造りの建物です。つまり表から見ると1階建てでも、裏から見ると2階建てだったりするのです。

食事の出来るお店の多くは、谷側の窓から向かいの山の桜の絶景を見ることが出来るようになっています。
そういう景色を見ながらお食事できるお店は、中千本公園の方に近いお店に多いです。
そこで見つけたのが ​「坂本屋」​ というお店。
表のショーウインドウに飾ってある釜めしのサンプルが気になって、このお店に決めました。
午前10時20分頃に、お席の順番表に名前を書き、待つこと20分ほど。
名前を呼ばれて席に案内されると、ラッキー!!! 窓際のお席です。
窓越しに見事な桜が見えます。願いが叶いました!





釜めしは25分ほどかかるそうで、11時10分頃に運ばれてきました。
大和地鶏の釜めしセットです。 美味しかったですぺろり


​​

私たちがお店を出る時には、かなりの順番待ちのお客さんの列が出来ていました。早めに行って正解でした。
さて、腹ごしらえはすみましたが、もう一つの目的である賞味時間10分の吉野本葛切りと吉野本葛もちの予約時間までは、まだ少し時間があります。

中井春風堂は蔵王堂の近くですから、そちらに向かって歩いている途中、左側に上に上がる階段と 「韋駄天山」 という案内が。
「?」
行ったことがないので、興味を惹かれて階段を昇ってみました。
山というより、小高い丘という感じで、上にはベンチが何個かと、小さなお堂のようなものがあります。
狭い場所ですが、なかなか見晴らしがいいです。
蔵王堂も見えます。人が少ないのでベンチで休憩して、時間調整。









予約時間の12時半の5分ほど前に、満を持して 「中井春風堂」 へ!

小さなお店で席数は多くないですが、きれいだし、なんともいい感じのお店でした。
私たちは予約順の関係で窓側のカウンター席は取れませんでしたが、カウンター席だと窓から桜を眺めながら、葛切りと葛もちを楽しむことができます。




店内にずらりと飾られているガンダムにびっくり!
どうやら店主さまのご趣味のようですね。



ガンダムの陳列棚の下には目の大きなお人形のコレクションもありました。(お人形が苦手な人のためへの心遣いで、カーテンで隠されていました)


他にも精密な木工模型もあります。









これらを見させていただいているだけでも楽しいです。

さて、しばらく待つと 「吉野本葛切り」 「吉野本葛もち」 の登場!






葛切りも葛もちもどちらも820円で、予約時に注文もしておきます。葛切りと葛もちを注文しておきましたが、二人で行ったのでちゃんとどちらも楽しめるように、最初から二人分に分けてくれてあります。
透明でとてもきれいです。



お味の方は、ほんのりとした甘さがあり、きなこや黒蜜やぽん酢をつけてもとても美味しかったです。
特に葛切りの方は、もちもちしててなんとも言えない良い食感でした。


目的を達したので、いつもの蔵王堂仁王門前の和菓子屋さんでお土産を買い、帰路へ。




ようやく吉野駅まで下りてきました。
今年こそは念願の「さくらとよもぎのソフトクリーム」を食べます。
予想を裏切らず、とても美味しかったです。ぺろり



今回の吉野山お花見は「食」に振り切っていましたが、どれも満足の結果になりました。

さて、次回のお花見はどんなテーマで楽しむか……今から楽しみです。 ​​ ​​






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最終更新日  2025年03月22日 14時04分07秒


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