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1月1日施行の風俗営業適正化法の政令改正ですが、ラブホテルの譲渡(売却)について説明してみます。基本的に経営形態は、個人事業の場合と法人の場合があります。個人事業の場合、今の経営者が辞めて別の方にホテルを譲渡(売却)した場合、今の経営者の方は廃業して、新たに経営を始める方が新規の届出をする、ということになります。よく「名義変更」という言葉を聞きますが、風俗営業適正化法上の扱いは「変更」ではなく「新規」。なので、新たに営業開始の届出をする必要があります。しかし、新規に届出をするとなると、今度はそのラブホテルが風俗営業適正化法上の要件を満たしているかどうか、が問題になります。その中でも特に、立地が県や市の条例で禁止されている場所であるなら、新規の届出はできません。その場合は、4号営業を廃止して、通常のホテルということでしか営業できないことになります。つまりラブホテルの譲渡は実質不可能、ということです。今回の政令改正の対象となっている「類似ラブホテル」は、そのほとんどが禁止区域に建っているケースだと思いますので、そうであれば、今回の政令改正で届出をして、4号営業になった後ではラブホテルとしての譲渡はできません。営業は、今の経営者一代限り、となります。ですので、現在個人事業として経営なさっている方で、将来ラブホテルとしての売却をお考えであれば、年内に法人化し、ホテルの経営は法人が行うことにして、将来会社とホテルをパッケージで売却するしか方法はありません。もちろん、現在持っている旅館業の許可も、法人として新たに取り直す必要があります。それも年内に、です。
2010年11月08日
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1月5日のブログに書いたのですが、献体している父の遺体を、いよいよ解剖実習に使うということで、面会できるのは2月末まで、という通知が長崎大学医学部より来ましたので、2月29日に長崎大学に行ってきました。どんなところで面会するのかと思ったら、普通の霊安室でした。この棺の中に、親父の遺体があります。終わったら中の電話でご連絡ください、と言って大学の方は、霊安室を出て行き、部屋の中には私だけ。どんな風になっているのかと棺の中を見てみたら、亡くなったとき棺に入れられたのと、ほとんど同じ状態でした。変わっている点と言えば、エンバーミングされて血液がないので、皮膚の色が灰色になっている点だけ。後は、今、目を開けても全然おかしくないくらい、状態は変わっていませんでした。触ってみると、冷蔵室に入れられて保管されていたらしく冷たい。都市伝説にもなっているホルマリンプールに漬けられているような、ホルマリンの匂いは一切しませんでした。霊安室に私一人いても、特にすることもないので、一通り父の顔を見納めすると、10分ほどで職員の方に連絡して帰ることにしました。父の顔の写真も撮ったのですが、さすがに、気持ち悪いと思う方もいるかもしれないので、ここにはアップしません。ですが、献体を考えていらっしゃる方や、身内の方が献体なさっている方でしたら、写真をお見せすることも可能ですので、ご連絡ください。
2012年04月11日
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先週、大宮に行ったときの話しです。大宮に、大宮の人なら誰でも知っているいづみやという居酒屋が、駅東口前にあります。私が大宮にいた20年前には、コップ酒1杯80円、モツ煮込み120円と、200円で飲めて、しかも昼間っから開いているブルーカラー御用達の店。ここの店で刺身を食べると仲間から「お前勇気があるな~」と言われたり、何度か店の人から「学生さんはこんなところに来ちゃいけない!」と怒られた経験のある、そんな店です。ブルーカラーに客層を絞る・・・考えてみれば、実は私はこのころ既にランチェスター戦略に出会っていたのかもしれません?!ところで、ここのモツ煮込みは、間違いなく天下一品の味!独特のタレで何日も煮込んだモツは、臭みとモツ独特のゴムのような弾力感が無くなって、トロトロに煮込んだチャーシューのように柔らかい食感。さらに野菜とコンニャクがマッチして、メチャクチャ美味しいのです。しかも安い。そのいずみやの支店が、実は大宮の東町、氷川神社の参道沿いに一軒あります。大宮在住時はよく通っていたのですが、今回20年ぶりに伺ってみました。やはりモツ煮込みは健在。味もそのままで、嬉しくなりました。他に食べたのは、テッポー炒め。これはモツを辛く炒めたもの。そしてガツ七味和え。これは、ガツ(胃)とキュウリを七味で和えたもの。どちらも、以前は無かったように記憶しているのですが、けっこう美味。でもやはり、モツ煮込みが一番ですね。しかし、駅前の本店も、ここ氷川参道店も、観光客が来るような店ではなく、地元の人でもどちからというとブルーカラー系の人が客としては多いようなお店なので、B級を通り越してC級グルメと呼ぶのがまさに相応しいような感じです。帰り際にマスターから、お土産用にとモツ煮込みをパックに入れていただきました。でも、帰りの飛行機では、パックがひっくり返って散乱しないかとヒヤヒヤものでしたが。
2010年03月14日
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風俗営業適正化法の政令改正に伴う4号営業の届出について、私の事務所への問い合わせの中で必ずと言っていいほど尋ねられるのが、将来のホテルの譲渡(売買)に関しての質問。というのも、私の事務所に依頼されている方の多くが、元々からそのホテルを経営していたのではなく、別に事業をやっていて、途中からそのホテルを買い受けて経営している方のためです。本業が別にあるため、できれば将来資産価値が上がったところで、売却したいと考えるのは、事業主として当然のことです。ここで、今回の届出の対象となる「既得権営業」のラブホテルの譲渡(売買)について、再度まとめてみます。まず個人営業の場合は、将来の譲渡が一切出来ません。相続もダメ。強いて他人に譲渡したり、相続の対象とするのなら、ラブホテルを廃業して施設を改築し、普通のホテルとしてからでないと譲渡したり、相続の対象とすることができません。法人経営の場合は、法人丸ごとセットでの譲渡であれば可能です。合併や分割では、ホテルの経営権を他社に譲ることはできません。ただこのとき問題となるのが、その法人が他の事業も行っているケース。たとえば、株式会社Aが建設業とラブホテルの両方を事業として行っていて、事業の本体は建設業の方で、ラブホテルは副業的なものであったとします。この場合、ラブホテルを譲渡しようとしたら、会社丸ごとでないと譲渡できないので、本体の建設業も合わせての形でないと譲渡できないことになります。それは困る、建設業は自分の元に残したい、ということであれば、ホテルを譲渡する前に別法人のB株式会社を作り、建設業の部分をB株式会社に譲渡。そして組織の本体もB株式会社へ。それから残った株式会社Aとホテルをセットで譲渡するという方法にならざるを得ません。ただし、周囲に本体の建設業が株式会社AからB株式会社に移った、ということを告知する必要が生じるでしょうし、建設業の許可があれば、それもB株式会社で取り直し、ということになります。もし、それも困る、あくまで株式会社Aで建設業を続けたい、ということであれば、ラブホテルを廃業し、施設を改築して、普通のホテルとして経営するのならば、ホテルのみの譲渡も可能になります。「風俗営業適正化法」の政令改正対策についての詳細は→こちら
2011年01月03日
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29日夜中に父が急逝しました。享年84歳。ところで父は生前「献体」の登録をしていました。献体についての詳しいサイト→財団法人日本篤志献体協会献体登録そのものについては、上記のサイトを始め、結構あちこちに説明がしてあるようなのですが、献体登録をしている人が亡くなった場合の対応等について書かれたサイトは、案外少ないようなので、献体登録している方、またはそのご家族のために、死亡後のことについて備忘録的に書いてみることにします。まず最初に書いておかなければいけないことは、一般的にウワサになっているような「献体した人の遺体は、大学病院の地下のホルマリンプールでプカプカ浮いている」ようなことはあり得ない、ということです。さて、生前父から献体登録したい、という希望を聞き、私は私自身が臓器提供意思表示カードを持っているくらいなので一も二もなく、他の家族も本人が望むのなら、ということで特に反対もなく父の献体登録に同意していました。父が登録したのは、長崎大学の「余光会」という団体。生前父から、自分が死んだらここに連絡してくれ、と余光会の事務局などを教えてもらってはいたものの、いつ死ぬか分からないわけですから、ほとんど聞き流しの状態。しかも父は整理が下手で、関係書類をメチャクチャ散らかしていたので、どこに何があるかまったく分かっていませんでした。父が亡くなったのは病院で。病院から連絡を受け、私が父を引き取りに行ったのですが、真夜中のことでもあり、余光会の連絡先も分からないので、翌朝になったら連絡しようと、とりあえず、葬儀社に斎場への運搬を頼みました。ところが、病院の看護師が急に、献体登録している人は葬儀社に引き渡したらダメなんじゃないか、すぐ大学に引き渡さないといけないのじゃないか、と言い出しましたので、急遽、葬儀社をキャンセル。父が入居していた老人ホームに向かい、余光会の連絡先を探してみることにしました。ところが前述したとおり、父の部屋はさんざん散らかってどこに何があるか分からない状態。その中で、書類や本をひっくり返して余光会の連絡先が書かれたものを探したのですが、いくら探しても分からないので、ダメ元で長崎大学医学部に電話をかけてみました。すると自動音声応答の最後に、「余光会の夜間の連絡先は・・・・・」というアナウンスが流れ、携帯の電話番号が。それでやっと連絡を取ることができました。夜間は、長崎市内の葬儀社に対応を委託しているようで、その葬儀社の方が登録者名簿の中から父の名前を探し出してくれて、丁寧に応対してくれました。そこで取りあえずわかったことは以下の点。1.遺体の引き取りは、通常の葬儀が終わった後でも可能。2.今すぐ病院から長崎大学の方に遺体を引き取ることも可能。その場合、搬送費用は全額大学側が負担。3.葬儀が終わった後に遺体を引き渡す場合は、葬儀会場から長崎大学までの搬送費用を大学側が負担。病院から葬儀会場までの搬送費用は、遺族側が負担。4.今すぐ病院から長崎大学に遺体を引き取る場合は、とりあえず長崎大学から委託を受けている葬儀社が搬送し、翌朝大学が開くとすぐ遺体を大学側に引き渡すので、遺体との対面はそれまでの間しかない、ということになる。5.葬儀会場まで搬送する場合は、遺体の保存方法などについて、こちらの葬儀社に長崎大学から委託を受けている葬儀社が指示を出す。それ以外は、こちらの葬儀社に任せても大丈夫。葬儀の後に遺体を引き渡すことも可能、ということが分かったので、一度キャンセルした葬儀社に再度依頼し、病院から父の地元の葬儀場に搬送してもらうことにしました。(続きは明日)
2010年07月05日
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私が通っている香椎のLBジムの会長のブログで知った動画です。アメリカの飲酒運転防止CM以下はyoutubeのコメント欄に書いてある和訳。「私はジャクリーン・サブリード(Jacqueline Saburido)。これは、飲酒運転のドライバーに衝突される前の私の写真。火に包まれる前の、二人の友達が死ぬ前の、40回以上の手術を受ける前の。これは、私の生活が大学の他のみんなと変わりなかった頃の私。これが、飲酒運転のドライバーに衝突された後の私。」震災後に流されたACのCMに苦情が出ているそうですが、それならこういったCMも流せばいいのに、と思います。
2011年03月29日
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私が以前勤務していたカステラ本家福砂屋が今年400周年を迎えたとのことです。福砂屋400周年記念サイト400周年記念の商品も販売されるようで、わたくしも29日福岡で販売開始になったビスコチョを買いました。長崎本店の方では記念の波佐見焼とのセットも販売されたようですが、こちらは早々に売り切れたようです。長崎の諫早には新工場もできるとのこと。小さいころから食べ親しんだ福砂屋に一時期勤務でき、さらに発展し続けていることは嬉しい限りです。
2024年10月31日
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